運営者プロフィール

森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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2023年版売上アップが狙えるホームページの作り方!売れるサイト制作のコツ

  • 売れるホームページってどんなホームページなの?
  • ホームページを作っても成果がでないのはなぜ?
  • ホームページの売上を上げるコツが知りたい!

ホームページを作成したものの、なかなか成果が上がらなくて悩んでいる方は多いはずです。

ただ単にホームページを作成しただけでは期待する効果は得られません。

売れるホームページには売上を上げるためのさまざまな工夫があるので、しっかりと理解した上で作成することが大切です。

では、売れるホームページを作るにはどのような工夫をしたらいいのでしょうか?

まずはホームページの新規訪問者を増やすことが大切です。

そこからリピート訪問者を増やし、成約率を上げるためにさらに工夫をしていきます。

今回はホームページで売上が上がる仕組み売れるホームページにするための改善方法などを中心に紹介しています。

さらにホームページでの売上アップを成功に導くためのコツも紹介しますので、ぜひ今後の参考にしてくださいね。

最後まで読んでいただければ今あるホームページの改善点を見つけ出すことができ、成果をあげられるようになりますよ。

目次

【2023年最新】ホームページの売上アップに関する調査結果

まずは、ホームページについて現状を知るために、弊社で実施した2023年最新の売上アップに関する具体的な調査の結果をもとに考察していきましょう。

売上アップはもちろんのこと、自社の商品をたくさんの人たちに届けたい、知ってもらいたいと願っている経営者にとってはとても参考になるデータです。

結果と考察①79%の人が売上アップに苦戦している

アンケート結果では、ホームページからの売上が2022年と比較して「下がっている」と回答した人が、全体の26%いることが判明しました。

そして、「変わらない」と答えた人は半数以上。

つまり、売上アップできていない人が8割近くもいるということです。

ホームページをまだ持っていない方の多くは、「ホームページを作れば売上が上がる」と考える人も少なくありません。

しかし、この調査結果からも分かる通り、ホームページからの売上を上げることに苦戦している人は多いのが現状です。

もしあなたもその一人であるならば、この記事で解説する改善策を実施してみることをおすすめします。

※自社アンケートに基づく表示

結果と考察②新規顧客を増やす施策は64%以上が行っている

続いて、ホームページの改善施策について尋ねると、「新規顧客を増やす施策」を実施した人が半数以上います。

次に多い「リピーターを増やす施策」よりも、20%も多くの人がホームページから新規客を取り込みたいことがわかります。

つまり、ホームページは新規客のためのものであり、彼らにアクションを起こさせるためにどんな工夫を凝らすか、どのように差別化するかといったことが課題となっていくでしょう。

さまざまな改善ポイントについては後述していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

※自社アンケートに基づく表示

結果と考察③売上を伸ばすためにさまざまなメディアを活用

売上を伸ばすためには、商品やサービスを知らせていく必要があります。

その一つがホームページですが、それをみてもらうために他のメディアとの連携は欠かせません。

もっともよく使うメディアを調査すると、圧倒数はTwitter(ツイッター)55%と、次ぐInstagram(インスタグラム)46%でした。

その後に続く媒体もオンラインのもので、以前、広告媒体として利用されてきたチラシ、DMはがき、テレビなどよりも活用されていることがわかりました。

新聞、雑誌、ラジオ、テレビと言われたマスコミ4媒体が、今やオンライン広告を下回る時代ですから、オンライン媒体をどう駆使していくかが売上アップの鍵と言えるかもしれません。

※自社アンケートに基づく表示

結果と考察④ホームページ制作は外注するのが一般的

現代のプロモーションに欠かせないホームページですが、単に作っただけでは売上につながりません。

いかに売上につなげるかは、さまざまな要素がセオリーに合わせて配置されるなど、ある程度の知識が必要です。

そのため、アンケート結果でも「外部の専門業者に外注した」が39%で、他の回答より大きく上回っています。

これはホームページの専門知識と制作時間を考えると間違った取り組みではありませんが、売上アップを検討してホームページを改善をしようとするときに、外注がハードルとなることがあります。

それは、「ここのデザインを変えたい」「サイトの設計を変更したい」といった一部分の修正でも、他社に依頼するとコストや時間がかかるために躊躇してしまうことがあるからです。

ホームページはオウンドメディアですから、自社または自分である程度、修正・改善といったハンドリングができるようになるといいですね。

コストを抑えつつ、好きな時に好きなように改善できれば、売上をコントロールしやすくなります。

※自社アンケートに基づく表示

なぜホームページを改善しても売上が伸びないのか?3つの原因

売上を伸ばすためにさまざまなアプローチでホームページを改善したけど、売上にはつながらなかった…、そんな経験をした人も多いでしょう。

そこで、本章ではホームページを改善しても売上が伸びない3つの原因を考察してみました。

理由①顧客の教育ができていないから

お客さんの意識にはいくつかの段階があり、「今すぐ客」「お悩み客」「そのうち客」「まだまだ客」に分けることができます。

「今すぐ客」は、商品を必要と思っていて購買欲求も高く、今すぐ商品を欲しているお客さんのことです。

「お悩み客」は、商品が必要とはわかっているものの、価格が高くて今は買えないなど悩んでいるお客さんです。

「そのうち客」は購買意欲はあるけど、必要性をあまり感じていないお客さんのこと。

市場の8割ほどを占めていると言われている「まだまだ客」は、商品を知ったばかりなどで知識が乏しく、購買欲求も必要性も感じていないお客さんのことです。

ホームページが売上につながらない原因のひとつには、今すぐ客ばかりをターゲットにしたサイト設計になっていることがあります。

それでは他の意識レベルのお客さんには響かないため、意識を高めていく要素を取り入れたサイトにする必要があります。

詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

顧客の教育は、売れるホームページにしていく対策に欠かせないものであることがわかっていただけると思います。

理由②ユーザーがファンになっていないから

あなたの商品やサービスに夢中になってくれるユーザーはどのくらいいるでしょうか?

どんなに優れたホームページを作ってみても、また細かな改善をしてみても、商品やサービスを購入したユーザーが、こんなものか…と満足していなかったら、それらは多くの人へと広がってはいきません。

もちろん、売上にもつながりません。

ですから、「この商品を使ったら、こんなに素晴らしい状態になった!」「このサービスを受けたら、人生が変わった!」など顧客体験価値を高めていかないといけません。

そうすることで、ユーザーは熱狂的なファンになっていき、商品を定期的に、しかも大量に購入するようになるのです。

一人のユーザーからより多くの売上を立てることができるようになれば、売上も必然的に伸びます。

いち購買者から、自社や自分、商品やサービスのファンになることに関しては、こちらの記事で詳しく述べています。

理由③競合との差別化ができていないから

ホームページを改善しようと取り組んでいる時、多くの場合は、自社サイトの問題改善や課題に注意が置かれています。

ですが、商品やサービスを購入してくれるお客さんのことを考えないと売上アップというそもそもの目的を果たすことができません。

お客さんは常にいくつかある選択肢から商品やサービスを選んでいます。

なので、彼らが何を必要としているか、どのような悩みを持っているかなどを的確に捉えることは大事なポイント。

サイト改善に取り組むときは、自社商品やサービスを売り込むことから一歩引いた目線で、良し悪しを判断してみましょう。

顧客目線については、詳しくこちらでお伝えしています。参考にしてみてください。

売れるホームページはなにが違う?売上の計算式を解説

一口に「売れるホームページ」と言っても業種や人によってその定義はさまざまです。

この記事で言う「売れるホームページ」とは、そのホームページで売上(収入)をあげることができるホームページのことを言います。

今回の記事では以下の計算式をもとに解説していきます。

売上=(新規訪問者の数+リピート訪問者の数)×成約率×商品1個あたりの単価×1回あたりの購入商品の点数

売上を構成しているこれらの要素が高い水準にないと、売れるホームページにはなりません。

まず「新規訪問者」「リピート訪問者」を増やすことで見込み顧客が増えていきます。そして、「成約率」を上げることで売上がたちます。

さらに、「成約した顧客の商品1個あたりの単価」「1回あたりの購入商品の点数」が増えることで売上が上がっていきます。

売れているホームページは、売上をあげるための要素が高い数値になっているのですね。

では、どうやってこれらの数字を上げていけばいいのか、その工夫の仕方を次の章でご紹介していきます。

ホームページで売上が上がる5つの仕組みと21の改善方法

前述したとおり、売上を上げるためには売上を構成している以下の要素ひとつひとつの数値をあげていくことが大切です。

どれかひとつでも欠けてしまったら売上アップには繋がりません。

では、それぞれの数字を上げるためにはどのような工夫をすればいいのか、具体的にみていきましょう。

改善①新規訪問者を増やすための工夫

ホームページは、「作れば見てもらえる」と思っている人もいるでしょう。

確かにホームページがあれば見てくれる人はいますが、作っただけでは新規訪問者が増えることはありません。

新規訪問者数を増やすためにはリンクの整理SEO対策最新情報の更新などさまざまな工夫が必要となってきます。

さらに有益なコンテンツ作りSNSを使った宣伝活動も欠かせません。

次はどのように新規訪問者を増やしていくのか詳しく解説していきます。

具体策1:リンクを整理する

リンクには、自分のサイト内のページとページをつなぐ「内部リンク」と他の人のサイトと自分のサイトをつなぐ「外部リンク」があります。

新規訪問者数を増やすためにはホームページ内の関連するページ同士をリンクでつなぎ「内部リンク」の整理を行いましょう。

内部リンクを整理することで訪問した人が見やすくなります。

たとえばセット商品のページをみていて「単品の詳細を見たい」と思ったとしましょう。そんな時ページ内に単品商品のページにつながるリンクを貼っておけば、訪問者も迷わずそのページに移動できますよね。

分かりやすい内部リンクがあることで必要な情報をスムーズに見ることができ、ホームページを訪れた人の離脱率を下げることができるのですね。

さらに内部リンクを整理することでSEO対策にも繋がるという嬉しいメリットもあります。

グーグルなどの検索エンジンは検索順位を決めるのにホームページ内を巡回して情報を集めています。その際ホームページの内部リンクをたどりながら巡回しているため、検索エンジンにもわかりやすいページにしておくと、サイトの評価もあがるのですよ。

内部リンクをしっかりと整理してホームページを訪れた人が見やすいページを作りましょう。

具体策2:SEO対策をする

ホームページの訪問者の多くは、Google(グーグル)やYahoo!(ヤフー)などの検索エンジンを経由してやってきます。

SEO対策というのは、Google(グーグル)やYahoo!(ヤフー)などで検索した際にホームページを上位表示をさせるための対策のことです。

みなさんもGoogle(グーグル)やYahoo!(ヤフー)でいろんなことを検索しますよね。

ほとんどの人は表示されたサイトを上から順番に見ていく傾向があり、検索した人の80%は1ページ目までしか見ないと言われています。

つまり、ホームページを検索エンジンの上位に表示させることができれば、自然と新規訪問者数も増えていくわけですね。

具体的なSEO対策としては、訪問者が検索しそうなキーワードをタイトルや本文に入れ込んでいくのが効果的です。

また、SEO対策を専門としている業者もありますので、プロにお任せするのもひとつの方法ですよ。

具体策3:最新の情報へと更新する

新規訪問者を増やすためには、ホームページで常に最新の情報を発信する必要があります。

当然ですが、1度ホームページを作ってそのまま更新していなければ古い情報のままでコンテンツ量(情報量)も増えません。

情報量が少ないと検索エンジンでの評価がどんどん落ちる原因にもなります。

評価が落ちれば表示される順位も下がるので、ホームページの存在を知る人が少なくなります。その結果、新規訪問者数の減少に繋がるのですね。

新規訪問者数を増やすためには、検索結果の順位を少しでも上げておくことが大切です。

そのためにも常に最新の情報を更新し、コンテンツ量(情報量)を増やしていきましょう。

また、ホームページを訪れる人にとっても新しい情報が追加されていることで、「このサイトはこれからも役に立ちそう!」という期待を持ってもらうことができます。

新しい情報を更新することでホームページに対する信用度も上がりますので、リピーターの訪問者数アップも期待できますよ。

具体策4:有益なコンテンツを提供する

ホームページを見ようと思う理由には「見た目が整っている」「デザインがオシャレ」などさまざまな理由がありますよね。

しかし、1番の理由は自分にとって有益なコンテンツがあるからではないでしょうか。

新規訪問者数を増やすためには、訪問者が求めている情報を提供することが重要です。

ニーズに合った有益なコンテンツを提供することで、ホームページへの信頼度が上がり、新規訪問してくれる人が増えるのですね。

訪問者にとって有益なコンテンツを提供するためには、訪問者がどんなコンテンツを求めているかを知る必要があります。

訪問者が検索するキーワードをしっかりとリサーチして、そこから提供すべきコンテンツを考えていくといいですよ。

具体策5:SNSで宣伝活動をする

今や流行はSNSから生まれると言っても過言ではありません。多くの人がTwitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム)、LINE(ライン)、Facebook(フェイスブック)といったSNSを利用しています。

これらのSNSを使って宣伝をすることでより多くの人に会社や商品を知ってもらうことができます。そのため新規訪問者数を増やすのには最適なんですよ。

たとえば、Twitter(ツイッター)で商品の宣伝をした場合、フォロワーの目にはもちろんとまりますよね。さらに、リツイートされればどんどんと拡散されていきます。

どんどん拡散されることで商品やサービスの認知度も上がり、興味を持った人がホームページを訪れてくれるというわけですね。

SNSは低コストで気軽に情報を発信できるので、うまく連携することで新規訪問者数を伸ばすことができますよ。

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

改善②リピート訪問者を増やすための工夫

新規訪問者と併せて、リピート訪問者も増やしていきましょう。

なぜなら、リピート訪問者は商品やサービスを知ったうえで再度ホームページを訪れているので購入に繋がりやすいからです。リピート訪問が増えることで売上アップが期待できるのですね。

リピート訪問者を増やすためには、また訪れたいと思ってもらえるような豊富なコンテンツや飽きさせない仕掛けが必要です。

実際にどのような方法でリピート訪問者を増やすのかを見ていきましょう。

具体策6:豊富なコンテンツがあることをアピールする

ユーザーがホームページをリピート訪問する理由は、もっと知りたいことがあったり、新しい情報をキャッチしたいからです。

豊富なコンテンツはユーザーの興味を惹き、リピート率をあげてくれるので非常に効果的です。

ユーザーが読み切れないほどのたくさんの有益なコンテンツが用意されていれば、かなり高い確率でリピート訪問してもらえます。

ただし、むやみやたらとコンテンツを作ればいいというわけではありません。

大切なのは「このサイトをまた見たい!」と思ってもらうことです。

ユーザーがどんな情報を必要としているのかをしっかりとリサーチし、求めているものを提供することが大切です。

定期的に更新し、最新情報をアップするなどしてコンテンツを増やしていきましょう。そうすることでリピート訪問者にとって「ここならほしい情報が詰まっている」と思ってもらうことができますよ。

具体策7:飽きさせない仕掛けをつくる

リピート訪問者の多いホームページは、情報が豊富だったり、最新の情報を発信しているのが特徴です。

しかし、それ以外にもホームページを訪れた人が「面白い」と感じる仕掛けがあるのもリピート訪問者が多いホームページの特徴です。

Google(グーグル)で検索した際に、記念日や季節の行事に合わせてGoogle(グーグル)のロゴがさまざまなデザインに変わっていますよね。これは「Doodle(ドゥードゥル)」と言う仕掛けです。

ホームページを訪れる際にいつもと違うデザインになっていることで、また見たいなと思ってもらえるような仕掛けになっていますね。

また、LINE(ライン)のスタンプでもおなじみの「けたくま」というサイトもイラストをクリックすると面白い動きをするという仕組みが人気となっています。

他にもホームページを訪れるといきなりクイズがでてきたり、謎解きするという仕掛けがあるサイトもありますよ。

このようにまた訪れたいと思ってもらえるような飽きさせない仕掛けをつくることがリピート訪問者数を増やすポイントなのですね。

具体策8:セールを開催する

セールを開催することでもリピート訪問者を獲得することができます。

初めてホームページを訪問して商品やサービスを購入した人に、再度リピート購入してもらえる確率が高いのもセールです。

定価よりも安くなっていると「買っておこうかな」「もう1回使ってみようかな」と興味を惹かれ、ホームページを訪れたくなりますよね。

普段よりも価格が安くなっているというのはお客さまにとっては魅力的で、集客効果も高いのが特徴です。

年に数回決まった時期にセールを開催する計画を経て、ホームページ上で告知しておくといいですよ。

セールやキャンペーンなどのイベントを定期的に開催することで、リピート訪問者数を増やしていきましょう。

改善③成約率を上げるための工夫

新規訪問者やリピート訪問者が増えても、成約率が上がらないと意味がありませんよね。

成約率を上げるためには、ホームページの訪問者が行動を起こしたくなるような工夫をすることが必要です。

次は成約率を上げるための工夫を6つ紹介します。なかなか商品の成約率が上がらないという人はぜひ実践してみてください。

具体策9:購入ボタンを目立たせる

購入ボタンを目立たせることで、成約率アップが期待できます。

ホームページには、商品やサービスを購入・申し込みするためのボタンがありますよね。

しかし、いざ購入しようと思っても購入ボタンが分かりづらければ購入を諦めてしまう可能性もあります。

そのため購入したいと思った人が迷わずに購入できるような、分かりやすい購入ボタンにする必要があるのです。

購入ボタンを目立たせるための工夫として、以下の点を意識するといいですよ。

目立つ「赤色」や安心感を与える「緑色」などがおすすめです。
ボタンの周りの色に負けないような存在感のある目立つ色にしましょう。
サイズスマホで表示されるサイズも考えながら大きめがいいでしょう。
テキスト「今なら送料無料!」「●枚買ったら1枚プレゼント!」など、ボタン周辺に購入したくなるような言葉を入れる。
配置場所ページの1番下においたり、べージのどの部分からでも購入ボタンにジャンプできるようなボタンを置くなど。

購入ボタンを押すか押さないかで売上になるかならないかも決まります。

ホームページを訪れた人がスムーズに購入まで進めるように一目で分かるような購入ボタンにしましょう。

具体策10:取って欲しい行動を明確に伝える

成約率をあげるためには、ホームページを訪問した人に対してどのような行動をしてほしいのかを明確にすることが必要です。

ホームページを訪れた際に「お試ししてみる/まずはお試しから」「無料資料請求」といったボタンやバナーを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ホームページを訪問した人をこちら側が取ってほしい行動へと誘導するためのテキストや画像のことをCTA(コールトゥーアクション)と言います。

ホームページにきて何をしてほしいのかわかりやすくはっきりと伝えることで、訪問した人も行動を起こしやすいのですね。

思わず訪問者がクリックしたくなるようなレイアウトやデザイン、緊急性が感じられるような「●人さま限定」「1ヶ月限定」といった言葉を添えるのも効果的ですよ。

具体策11:心を動かすキャッチコピーをつくる

キャッチコピーは宣伝文句です。

ホームページに訪れた人の心を動かすキャッチコピーをつくれば、購買意欲をさらに高めることができます。

実際にキャッチコピーを変えただけで成約率を大幅に上げることに成功したケースもたくさんあるんですよ。

心を動かすキャッチコピーを作るためには、まずはターゲットを明確にしましょう。そしてターゲットが商品を購入することでどんな未来が待っているのかを伝えるのです。

たとえば、白髪で悩んでいる人をターゲットにしたヘアカラートリートメントを販売したいとします。

「このヘアカラートリートメントなら白髪を短時間でケアして見た目年齢-5歳を叶えてくれる!」

というように、白髪をケアすることで見た目年齢を若くすることができるという未来を想像させてあげるのです。

また、「モニターでも98%が効果を実感している!」のように数字を使って具体的な効果をイメージさせるのもいいですね。

成約率を上げるために、魅力的なキャッチコピーを考えましょう。

具体策12:ベネフィットをしっかりと伝える

商品やサービスを購入することで得られるベネフィットをしっかりと伝えることは成約率を上げるうえでは欠かせません。

ベネフィットは商品やサービスを手にすることで購入者がどのようなことを得られるのかといったことを指します。

メリットのように思われがちですが、メリットは商品の特徴を説明しているものなのでベネフィットとは違います。

たとえば、シミに効く美容液を購入したいと思ったときに「シワが改善できる」「肌が潤う」といったメリットがありますよね。

そしてメリットの先に「若々しい肌を手にいれる」「表情が明るくなる」「綺麗になれる」といったベネフィットがあるのです。

つまり、商品やサービスを通して得られる体験や未来のために商品やサービスを購入するのですね。商品は最終目的へ向かうひとつの通過点にすぎません。

ベネフィットがしっかりと伝わるメッセージを作れば、成約率アップに繋がりますよ。

具体策13:メルマガ広告を活用する

成約率アップのために、メルマガ広告を活用するのも効果的です。

メルマガ広告というのは、メールマガジンの上に表示されている広告のことです。

既存のメルマガに広告を出させてもらうだけですから、自らメルマガを運用することなく広告を出すことができます。

メルマガ広告を活用することで、ターゲットを絞れたり、広告からの流入をスムーズに行えるというメリットがあります。配信リストを準備する必要もないので導入しやすいのもいい点ですね。

メルマガ広告の料金の相場は以下の通りです。

スクロールできます
課金方式料金詳細
クリック課金1クリック300~800円広告がクリックされると広告料が発生する
配信課金1件あたり5~100円広告の配信数に応じて広告料が決まる
一斉配信契約配信数×0.1~2円メルマガ購読者全員に広告を出す

メルマガ広告で商品やサービスに興味や関心を持ってもらえれば、ホームページを訪れた時の成約率も高くなりますよ。

具体策14:信頼感や安心感をプラスする

ホームページを訪れた人に信頼感や安心感を与えられないと、なかなか成約には結びつきません。特に通販でしか販売されていない商品はなおさらです。

商品やサービスを購入する際、口コミを参考にする人は多いですよね。これは、商品やサービスを購入するのに、失敗したくないという心理が働いているからです。

そのため信頼感や安心感のあるホームページは成約率が上がるのです。

信頼感や安心感をプラスする方法は、実際に利用した人の口コミや感想を掲載するという方法のほか、有名な人や協会からの推薦文なども効果的です。

「〇〇教授推薦!」「〇〇認定」のようにしっかりと裏付けされたものだとかなり信頼感は増しますよね。

コンテストなどで何かの賞を獲っている場合なども有効です。

信頼感や安心感をプラスできる情報はホームページに掲載していきましょう。

改善④商品の単価を上げるための工夫

商品やサービスの成約に繋げることができたら、次は商品の単価を上げることが必要です。

ただ単に商品の単価だけを上げるだけでは客離れがおこることは想像がつきますよね。

商品やサービスの強みをアピールしたり、アフターサービスの充実といった購入者にとって価値があることを理解してもらうことで初めて単価を上げることができます。

次は単価を上げるための4つの工夫について見ていきましょう。

具体策15:お客さまの口コミを載せる

実際に商品やサービスを購入している人の声は何よりも説得力がありますよね。

商品やサービスを利用した人の生の声なので、より信頼度も上がります。

商品の単価が上がったとしても、それでも買ってみる価値があるということを口コミが語ってくれるのですね。

インターネットの普及で今やスマホさえあればさまざまな情報を得ることができます。そのため購入する人もいろんな情報を自分で集めてから購入をするケースが増えています。

お客さまの口コミで高評価を得ることができれば、商品の単価もあげやすくなりますよ。

ただし、ステルスマーケティングを行うと一気に信用を失う可能性がありますので、本当のお客さまの口コミを載せるようにしてくださいね。

具体策16:強みをアピールする

商品の単価を上げるために、商品やサービスの強みをアピールしましょう。強みは、他社の製品やサービスと比較して優れている部分ですね。

たとえばサプリメントや化粧品を販売しているページでは、他社と同じ成分を配合していても、その配合量に差があることをアピールしていますよね。

ほかにも「独自成分配合」といった他にはない部分をアピールしている企業もあります。

商品やサービスの強みをアピールすることで、しっかりと価値を理解してもらい、単価を上げられるのです。

自社製品やサービスの強みをうまくアピールして、他社との差別化を図ってくださいね。

具体策17:アフターサービスを充実させる

商品やサービスを購入した際、アフターサービスが充実していると満足度は高くなりますよね。

満足度の高い商品ならば、他の商品と比べて値段が高くても購入するという人はたくさんいます。

そのためアフターサービスを充実させることは単価を上げる上では重要なのです。

充実したアフターサービスとはどのような内容なのか具体例を見てみましょう。

  • 保証や修理可能期間を延長する
  • 商品の使い方をサポートする
  • 返品のしやすさをアピールする
  • クレーム対応の強化

アフターサービスにもいろいろな種類がありますが、中でもクレーム対応の強化は必須です。なぜなら、クレーム対応の仕方が今後の売上を左右する可能性もあるからです。

お客さまが満足のいく対応をすれば、リピーターになったりいい口コミを広げてくれます。クレーム対応の強化はぜひ行ってくださいね。

具体策18:実績を伝える

自分や自社が提供しているサービスや商品が、どれだけ売れたり利用されているのか、その実績を伝えましょう。

実績を伝えることで、サービスや商品に対する信頼度が高くなります。

ホームページで以下のような文章が書かれているのを見た方も多いのではないでしょうか。

  • 累計販売数宇〇〇万個突破!
  • 〇〇賞△年連続受賞!
  • 〇〇〇〇ランキング1位獲得!

しっかりとした実績は見る側に安心感を与えます。

商品やサービスの実績はそのまま商品やサービスの価値に繋がりますので、単価を上げる場合はしっかりと実績を伝えるようにしましょう。

改善⑤1回あたりの購入点数を増やすための工夫

購入者が1回あたりに購入する点数が増えれば、その分だけ売上もアップします。

1度の買い物でより多くの商品を購入してもらうためには、まとめ買いでのお得感を出したり、回遊率を高める、セット商品をつくるといった方法があります。

具体的にどのような工夫を行うのかご紹介しますので、ぜひご覧ください。

具体策19:まとめ買いでのお得感をアピールする

食品や衣料品、化粧品などさまざまな商品で「まとめ買い」するとお買い得になるキャンペーンがありますよね。

皆さんも1個だけ購入しようと思っていたのに、まとめ買いでお得になるからとつい点数を増やしたことはありませんか?

まとめ買いだと1点当たりの単価が安くなるのでお得感があり、購入点数が増える傾向にあります。

なので、まとめ買いでのお得感を強くアピールすることで購入点数を増やすことができるのですね。

1点あたりの単価は安くなりますが、まとめ買いでトータルの売上はあがりますのでお得感がしっかりと伝わるように情報発信していくのがポイントですよ。

具体策20:回遊率を高める

回遊率とは、ホームページを訪れた人が1回の訪問あたりどのくらいのページを見ているのかのことです。

回遊率が高いということは、1回の訪問でホームページ内のいろんなページにアクセスしてくれているということです。なので、回遊率の高いホームページはかなり高感度が高く良いサイトだと考えられるのですね。

回遊率が高くなれば、ホームページ内のほかのページを見てもらえるので、1つの商品だけでなくいろいろな商品を目にしてもらえます。そのため1回あたりの購入点数が増えるのです。

ホームページを訪れた人にサイト内のほかのページを見てもらうためには、お客さまのニーズに合った良質なコンテンツを作成することが重要ですよ。

また、記事を読み終わったら自然な流れで次のアクションを起こせるような導線づくりもポイントです。次のコンテンツにつながるような配置をしたり、サイトの中で人気のコンテンツをランキング形式で紹介するのもおすすめですよ。

具体策21:セット商品をつくる

セット商品にして販売することで1回の購入点数を増やすことができます。よく見かける「〇点セット」のようなものですね。

具体例をあげると、春先によく聞く「新入社員応援セット」などです。
スーツやパンツ、ジャケット、シャツ、カバンなどがセットになっており、そのセットを購入すればすぐに会社に行ける内容です。

お客さまにとって価値のある商品であることに加え、セットにすることでお得感がありますよね。

魅力的なセット商品を作り、1回あたりの購入点数を増やしていきましょう。

10倍売れるホームページを作成する!

ホームページでの売上を上げたいけど、どうしていいのかわからないという方も多いはずです。 

売上を上げるためには作成したホームページの中身を見直す必要があります。

ここでは売上アップに繋がるホームページ作成のコツを紹介します。

すでにホームページをお持ちの方は、ひとつひとつ実際のホームページと比較してみてください。

この記事でのポイントを押さえれば、10倍売れるホームページができますよ。

運営の目的を明確にする

売れるホームページは目的が明確です。

はっきりとした目的もなく作成されたホームページでは、見る側に何も伝わりません。

ホームページを訪れた人も「このサイトは何のサイト?」「何が言いたいの?」と感じ、離脱する可能性が高くなります。当然、見る側に伝わらないホームページでは利益が発生することもないでしょう。

ただただホームページの維持費だけがかかることになってしまいます。

対して、明確な目的を持ったホームページは、その目的に合わせて必要なコンテンツが用意されています。

有益な情報が豊富にあればホームページを訪れた人は興味をもち、こちらがとってほしい行動を起こす可能性が高くなります。

商品の販促/会社の認知度アップ/求人/新規顧客開拓/店舗集客/資料請求/問い合わせといった目的を明確にし、目的に合ったホームページを作っていきましょう。

ホームページの必要性や目的についてはこちらの記事でさらに詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

ブレないコンセプトを設計する

ブレないコンセプトがあることも、売れるホームページにおいてはとても重要なポイントです。

コンセプトがころころと変わってしまっては、一体なにを伝えたいホームページなのか分かりませんよね。

もちろん伝えたいことが分からないホームページでは商品やサービスは売れないでしょう。

どんな商品やサービスを誰に対して提供していくのか、コンセプトを明確にすることで訪れた人の心に届くホームページを作成することができるのですね。

しっかりとブレないコンセプトを持つことで、他のホームページとの差別化も図れますよ。

差別化できるコンセプト作りに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。コンセプト作りに困っている方は参考にしてみてくださいね。

サイトマップの設計に力を入れる

ホームページを使って売上をあげるためには、サイトマップ(構成図)の設計に力を入れましょう。

サイトマップ(構成図)がしっかりとしたものであればあるほど、ホームページ制作がスムーズに進みます。

さらにホームページを訪れた人にとっても使いやすくなるというメリットもあります。

ホームページを訪れた人に効率的に情報を届けるためにも、ホームページ全体やそれぞれのページを分かりやすく設置していくことが大切ですよ。

サイトマップ(構成図)の作り方が知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。サイトマップ(構成図)作成のコツやおすすめの作成ツールについて紹介しているので、参考になるはずですよ。

リッチなWEBコンテンツを作る

ホームページを見に来る人は、自分にとって有益な情報が載っているサイトを求めています。

訪問者のニーズを満たすためには、コンテンツを充実させることが必須です。

ホームページに来た人が必要としている情報はもちろん、「これを知っておくといいよ」というプラスαの情報もあるとよりいいページになりますね。

ホームページのコンテンツが充実すると、ホームページ自体の信頼度もあがり集客力のアップにもつながりますよ。さらにリピーター獲得にもつながるなど多くのメリットがあります。

コンテンツを充実させてお客さまにとって魅力的なホームページを作りましょう。

わかりやすいトップページを作る

トップページとは、ホームページを開いたときに1番最初に目にするページです。

ホームページを訪れた人がひと目見て自分に必要なページなのかが分かるトップページにすることが売上アップに繋がります。

なぜなら、たくさんのコンテンツを作っても、トップページが分かりづらければ先に進むことなく離脱してしまうからです。

たとえば「資料請求はこちら」「キャンペーン応募はこちら」というように、わかりやすく表示してあげましょう。

ホームページを訪れた人がほしい情報ページへと流れていけるように、導線を作ることが大切ですよ。

トップページの作り方やコツはこちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

コミュニケーションを増やす

ホームページを閲覧しているユーザーは、商品やサービスに対する疑問や不明点をもったら、すぐその場で解消したいものです。

それに応じてくれる自動チャットボットなどのコミュニケーションツールは、ユーザーを安心させてホームページに留まらせる要素になります。

これはストレスなくホームページを回遊してもらう施策とも言えるでしょう。

ユーザーにとっては嬉しいサービスとなり、売上アップにつながるきっかけになるかもしれません。

口コミ評価制度を導入する

Amazonや楽天などが取り入れている口コミ制度は、ぜひ取り入れていきましょう。

実際に商品を買ったり、サービスを受けたりした顧客からの生の声は有益な情報です。

なぜなら、それらはユーザーが実際に商品やサービスを購入してみた感想や体験であり、商品やサービスの良さを証明するものだからです。

購入を検討しているユーザーは、すでに購入したユーザーと同じお客さんの立場。

先に使用した人たちの話を聞くことで、この商品を買ってみよう、サービスを受けてみようという気持ちになります。

口コミの役割は、商品やサービスの購入に関して安心感を与え、購買意欲を高めるものですから、ユーザーが読みやすい設定にして掲載しましょう。

ネット決済のハードルを下げる

購入ステップの最後は決済ですが、ここにハードルがあると購入に至らないケースが多々あります。

例えば、クレジットカードを持っていない、現金のやり取りはしたくない人は、決済方法がそれらしかないと購入意欲がさっと失せてしまうでしょう。

商品やサービスはたくさんあります。

ですから、障害が生じたら、すぐに類似品を探すことができる現状を心得ておいてくださいね。

そこで、今注目されているAmazon PayやPaypalなどを導入して、ネット決済のハードルを下げてみるのもアイディアですよ。

WEB広告を利用する

WEB広告は、インターネット上のさまざまな場所に掲載されている広告で、自社商品やサービスに興味がある人にこちらからアプローチができる点が魅力です。

そのほかWEB広告のメリットは、手軽にターゲティングできること、効果測定が行いやすいことなどがあります。

また、広告内容や配信設定の調整も簡単に行えるため、よい結果を生み出すプロモーションを行うことも利点です。

広告費用は多種多様ですが、低価格から設定できるものもあり、幅広く周知できる点ではオフラインの広告より価格が抑えられていると言えるかもしれません。

アクセス解析で最優先課題を見つける

「インターネットに書かれていたから」「多くの人がそう言っているから」などの理由で、ホームページを修正するのは危険です。

売上につながらず、度重なる修正などからコストや時間、労力を大幅に奪われる可能性があります。

的確に改善するためには、比較できる数値やデータといったさまざまな角度からの情報が必要です。

例えば、ページビュー数やスクロール数などのデータ計測が容易になったり、WEBサイトとアプリを行ったり来たりするユーザーの行動分析が可能なGA4などのアクセス解析ツールを導入することで、優先度の高い課題を見つけることができます。

売上につながらない要因を把握できれば、改善にも容易に取り組めるでしょう。

まとめ

多くの人がホームページで売上アップができない悩みを抱えています。

その理由は、

  • 顧客の意識を教育できていない
  • ユーザーがファンになっていない
  • 顧客目線を取り入れていない

といったことでしょう。

そして、訪問者を増やし、売上につながるホームページにするためには、ホームページをただ作るのではなくさまざまな工夫が必要なことが分かったと思います。

それでは、この記事で紹介した売れるホームページにするための工夫を簡単にまとめます。

  • 新規訪問者を増やすために内部リンクの整理やSEO対策、情報の更新が必要
  • 豊富なコンテンツ作りやまた見たくなる仕掛け作りがリピーターを増やすポイント
  • ユーザーに取ってほしい行動を明確にし、目立つ購入ボタンの設置で成約率アップに繋げる
  • 商品単価を上げるため、商品やサービスの強みをアピールしたり、アフターサービスを充実させることが大切
  • お得なまとめ買いやセット商品の販売で1回あたりの購入点数を増やす

ホームページでの売上がなかなかあがらないという人は、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてください。

商品単価を上げるため、商品やサービスの強みをアピールしたり、アフターサービスをポイントを押さえてホームページを作ることで、売上アップにつながるホームぺージが作れますよ。

アンケート調査の概要

当サイトが独自に調査したアンケートの概要です。ご参照して、今後のホームページ作りにご活用ください。

調査元:仕組み化学習サイト「シクミ」による独自調査
調査人数:100名(男性59名女性41名)
調査対象:全国の20代~60代の男女
調査期間:2023年3月6日(月)〜2023年3月10日(金)
調査方法:インターネットリサーチ

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