【具体例あり】再来店メールで押さえるべき5つのポイント!再来店につながる接客も紹介
- なぜ再来店を促すの?
- 再来店を促すメールや接客のポイントは?
- 再来店を促すときの注意点を教えて!
再来店を促すためにメールを送る際、「どんな言葉を使えばいいのか」「特典はつけたほうがいいのか」など悩みますよね。
コツやポイントを押さえれば絶対という訳ではありませんが、再来店を促すメールには開封率を上げる工夫がされています。
この記事では、再来店を促すメールのポイントを具体例をあげて紹介しています。
お客さまに「また来たい!」と思ってもらえる接客のポイントも解説しているので、初回から次の来店につながらないと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜ再来店を促すことが大切なのか?
ズバリ、再来店を促すことがリピーターの獲得につながり、コストカットが期待できるからです。
新規顧客の獲得には、マーケティングや周知させるための宣伝にコストがかかります。
実際にマーケティングでは「1:5の法則」と言われ、既存顧客の維持のコストと比べると、新規顧客の獲得は5倍のコストがかかるとされていますよ。
再来店を促すことで、多くのお客さまがリピーターになれば、広告宣伝費や集客コストなどを抑えられるでしょう。
またリピーターになってくれたお客さまは、特別な日でなくても再来店してくれて、何度も商品やサービスを購入してくれる可能性が高くなります。
顧客生涯価値「LTV」を上げることにもつながり、安定した売上、客単価やサービス内容の改善なども期待できるでしょう。
再来店を促すことは、リピーターやファンを増やすための第一歩なのです。
LTVについては、こちらの記事にまとめたのでぜひ参考にしてください。
【例文あり】再来店メールで押さえるべき5つのポイント
再来店のメールを出しても、読まれなくては意味がないですよね。
なので再来店のメールは迷惑メールだと間違われないことや、「読みたい!」と思わせる、お客さまの心に刺さる言葉を使うことがポイントです。
ここでは、お客さまを「またお店に行こう」という気持ちにさせるメールのポイントを、具体例をあげて説明します。
- ポイント①一目見て内容が分かるタイトルをつける
- ポイント②店舗名や企業名だけではなく担当者名を入れる
- ポイント③お客さまの名前をメールに入れる
- ポイント④来店時のことに触れる情報を入れる
- ポイント⑤再来店を促す言葉を最後に入れる
ポイント①一目見て内容が分かるタイトルをつける
再来店を促すメールには、一目見て内容の分かるタイトルをつけお客さまの興味関心を惹き、開封率を上げることが大事です。
先ほど、再来店のメールは読まれなければ意味がないと、お伝えしましたね。
タイトルには、メールを受け取ったお客さまがぱっと見ただけで理解できる言葉や、関心を高める言葉を使いましょう。
たとえば、再来店を促すメールでは下記などの言葉がタイトルに使われますよ。
- お誕生日月限定、特別割引のご案内
- 【来店特典あり】
- ●日●時まで使えるクーポン配布中
- 来店で最大10,000ポイント追加キャンペーン実施中
また数字を使って、具体的にどれくらいお得になるのかをアピールしたり、時間や期間の制限などを設けたりするとお客さまは「今、確認してみよう」と行動しやすくなります。
メールのタイトルで再来店を促していることがわかること、再来店でお客さまが得られるメリットをアピールすることがポイントです。
ポイント②店舗名や企業名だけではなく担当者名を入れる
お店からのメールより、顔を合わせたことのある店員からのメールのほうが読んでみようという気になります。
なので再来店を促すメールを送る際は、担当者の名前を入れることもポイントです。
A時計店と申します/先日はご来店いただきありがとうございました
A時計店 田中と申します/先日はご来店いただきありがとうございました
この挨拶文の違いは担当者名の有無だけですが、読み比べてみると担当者名が入っている方が親近感がわきますね。
また、お客さまの中にはサービスや商品について問い合わせをしたいと考えていても、「どこの誰に」問い合わせをしたらいいのかが分からず、めんどくさくなってしまう人もいます。
担当者や問い合わせ先をしっかりメールに記載しておけば、問い合わせが再来店のきっかけになるケースもあるでしょう。
こちらの記事には、問い合わせがしやすいホームページについて紹介しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
ポイント③お客さまの名前をメールに入れる
宛名を入れることも、再来店のメールを作る際のポイントですよ。
「こんにちは、●●さん」「●●様」など、誰に向けたメッセージなのかをしっかり書くと、お客さまが自分ごととして捉えやすくなるからです。
実生活でも誰かを呼び止める際は、「●●さん、ちょっといいかな?」と相手の名前を使いますよね。
再来店を促すメールでも同じように、相手に読んでもらうためには、誰に向けた発信なのかをしっかり書きましょう。
ポイント④来店時のことに触れる情報を入れる
再来店を促すメールでは、特別感をだすこともポイントです。
「覚えてもらっている」「お客として大切にしてくれている」と感じるからこそ、お客さまは「また行ってみようかな」となります。
メールで特別感をだすなら、下記のように来店時のことに触れる情報を入れるのがおすすめです。
●●様、先日は雨の中ご来店いただきありがとうございました
お子様の発表会5月でしたね、お話聞けるの楽しみにしています
また下記のように、前回の来店で会話した内容から、新しい提案をするのもいいでしょう。
気になるとおしゃっていた●●の新型が、来月に発売予定です。来月10日~はキャンペーンも実施予定ですので、ぜひお越しください。
再来店を促すメールには、その後をフォローを加えつつ、特別感をだすことがポイントです。
ポイント⑤再来店を促す言葉を最後に入れる
メールの最後には「またのご来店を心待ちにしております」と、お店に来て欲しいという気持ちをストレートに伝えることが大事です。
何をして欲しいのかを伝えなければ、基本的にお客さまは行動してくれません。
さらにお客さまに今すぐ行動してもらうには、スムーズな誘導が大切です。
「ご予約はインターネットでも受け付けています」「来店予約の電話はこちら」など、すぐに再来店につながる予約が取れる流れをつくりましょう。
ストレスなくお客さまが行動できる動線を用意したうえで、何をして欲しくてこのメールを送ったのか、しっかりと言葉で伝えることがポイントです。
再来店につながる3つの接客のポイント
お店の接客に対してどのように感じるかは、お客さま個人で違います。
なので再来店につながる接客では、お客さまを見極めることがポイントです。
ここからは、再来店につながる接客のポイントを具体例を見ながら考えていきましょう。
ポイント①来店時にお客さまとコミュニケーションを取る
来店されたお客さまとのコミュニケーションを取ることで、お客さまのことを深く知ることができます。
特別なことをしなくても、マニュアルを基本に柔軟な対応ができれば、接客で他のお店との差別化も期待できるでしょう。
たとえばサロンでお客さまが夏の旅行の計画を話していたら、旅行先でも簡単にできる日焼けした髪やお肌のメンテナンスの提案ができますね。
日焼けケアに特化したメニューを用意しておけば、旅行後の再来店も期待できるでしょう。
ただし、お店の人との会話を好まない人もいるので、コミュニケーションの取り方には注意が必要です。
美容室やサロンなら、初回アンケートで会話の量についても聞いておくと安心ですね。
再来店につながる接客では、お客さまのタイプに合わせたコミュニケーションを取ることが大事です。
ポイント②プロとしての提案やアドバイスを行う
再来店につなげる接客では、プロの目線でお客さまの商品やサービスの購入をサポートすることも大事です。
お客さまが抱える疑問や悩んでいる問題を解決するために、プロだからこそできる提案やアドバイスを行いましょう。
「あの店のスタッフは知識があるから」「面白いアドバイスをくれるから」など、お店の人の接客は、お客さまにとっては再来店をする理由になります。
ポイント③最後のお見送りを大事にする
「終わりよければ全て良し」という言葉があるように、良い印象で終わることが再来店につながる接客のポイントになります。
接客で最後の印象となるのが、お会計やお見送りです。
迷惑をかけたなら、再度しっかりと謝罪をしたり、「ありがとうございました。またお越しください。」と伝えたりなど、最後まで丁寧に対応することが大切ですよ。
お客さまが最後にお店を出るときのお見送りが好印象であれば、お店自体にも良い印象を持ってもらえ、再来店につながるでしょう。
最後の印象が大事だと分かるピークエンドの法則について、こちらの記事に詳しくまとめたのでご覧ください。
【注意点】再来店を促す際にしてはいけない3つのこと
再来店にこだわり過ぎて、しつこく誘い続けると、かえって客足が遠のいてしまうので注意しましょう。
より詳しく、再来店を促す際にしてはいけないことを説明していきます。
注意点①無理な売り込みをする
再来店を促す際に、してはいけないこと1つめは無理な売り込みです。
再来店を促す際に無理な売り込みをすると、お客さまは「お店に行けば買わされる」「勧誘がしつこい」と考えてしまい、来店を控えるようになるでしょう。
売上につなげるためには再来店してもらうことが必要ですが、露骨に売り込みをすると逆効果なので注意してくださいね。
お客さまに購入してもらう、リピーターやファンになってもらうには、信頼関係ができていることが大切です。
再来店を促す際は、無理な売り込みよりも、店舗担当者がお客さまに会いたいという気持ちを伝えることやオファーをつけるなど、関係性を築く工夫をしましょう。
注意点②すべての顧客層に同じ対応をする
再来店を促す際に、してはいけないこと2つめは、アプローチの仕方を統一することです。
再来店を促したいお客さまには、下記などのタイプがありますね。
- 前回が初めての来店だったお客さま
- リピーター
- 休眠顧客
休眠顧客とは昔はよく来てくれていたけど、最近の来店がないお客さまのことです。
極端ですが、「来店が半年以上あいているお客さまへ」とメールを出した場合、休眠顧客には刺さりますが、リピーターや前回の来店が最近のお客さまには響きません。
再来店を促す際は、お客さまのタイプに合わせることで、効果が期待できるのです。
注意点③タイミングや頻度を考えずに再来店を促す
再来店を促す際に、してはいけないこと3つめは、高頻度でアプローチすることです。
お客さまが再来店をしてくれるのは、商品・サービスを必要とするときですよね。
必要としないときに何度も再来店を促すメールがくれば、お客さまは「登録解除しておこうかな」と考えてしまいます。
たとえば、先週に新型のレンジを買ったお客さまが、次の週もレンジを「買おう!」と考えることは稀ですよね。
次の週に再来店を促すよりも、季節のセール情報やレンジのマメ知識などで関係を保ちつつ、半年後に「無料点検」として再来店を促すほうがいいでしょう。
季節のセール情報やレンジのマメ知識などで関係を保つとお伝えしましたが、このようなニュースレターは、程よい頻度が大切です。
自分のお客さまに合わせて、週に1通、月1など調整し、読んでもらいやすい頻度で送りましょう。
再来店を促す際は、お客さまが欲しくなるタイミングで、良い情報やオファーを提示してあげることが大切ですよ。
お客さまに再来店してもらうためにおすすめの施策とは?
お客さまに再来店してもらうには、お客さまが「また来店したい」と考えるきっかけを作ることが大事です。
たとえば、割引やキャンペーン、ポイントを貯めるなどはお得感があり、お客さまが魅力に感じ再来店の可能性が高くなります。
SNSをフォローやお友達登録してもらい、お店の情報を見てもらえる機会を増やすのもいいでしょう。
SNSにもさまざまな種類があり、他にもブログやホームページ、Googleマップの口コミなど、集客に活用できるツールはたくさんありますよ。
ぜひ各ツールを上手に活用しながら、リピーターやファンを作ったり、お客さまの「行ってみたい」「買いたいな」などの意欲を高めたりしましょう。
まとめ
この記事では、顧客に再来店を促す方法を紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- 再来店の顧客は集客コストが抑えられリピーターとして利益も生む
- 再来店をメールで促すポイントは、開封したくなるタイトルをつけること
- 再来店をメールで促すときは店舗担当者名を入れて親近感を出すことがポイント
- 予約のためのURLを入れておくのも、メールで再来店を促すポイント
- 接客で再来店を促すときは、お客さまに合わせたコミュニケーションやアドバイスで信頼を得るのがポイント
- 無理な売り込みやタイミング・頻度を考えずに再来店を促してはいけない
再来店を促したいと考えた際に、分析すべきなのは、自分のお客さまのことです。
どれくらいの頻度でメールを送るのがベストなのか、どのような言葉に共感してくれるのかなど、自分のお客さまに合わせたアプローチをしていきましょう。