セルフイメージの心理学的な意味とは?仕事や恋愛に影響する自己イメージの作り方
- セルフイメージを変えたら生き方が変わった!
- セルフイメージが低いとどうなるの?
- セルフイメージの正しい高め方を知りたい!
最近、雑誌やテレビなどでよく聞くようになったセルフイメージという言葉ですが、詳しくは分からないという声もよく聞きます。
セルフイメージ(self‐image)とは、自分が持っている自分に対するイメージのことです。日本語にすると自己認識になりますが、もっと言えば「自分自身への思い込み」とも言えます。
この記事ではセルフイメージを高める方法や注意点などをまとめています。セルフイメージの意味や高め方を知れば、仕事や恋愛にも良い影響が生まれてきますよ。
セルフイメージを書き換えて、仕事も私生活も充実した誇れる自分を目指しましょう。
セルフイメージの心理学的な意味とは?
セルフイメージは心理学的には『人格形成の基本となるもの』とされています。
人は「自分のことは自分が一番よく分かっている」と思っていますよね。これは「自分が思っている自分こそが真実である」ということにもなります。
他人がいくら「あなたは仕事ができる」と評価しても、あなた自身が「自分は仕事ができない」と評価していればそれがあなたにとっての真実になります。
そして、人は真実だと思う方へ自分自身の言動を寄せていくことが心理学で分かっています。
「自分は仕事ができない」という自己認識を持っていると、仕事ができない自分を真実にするために無意識に能力を低下させてしまうのです。
一方で、「自分は仕事ができる」と思っている人は、一度や二度失敗しても仕事を成功させてこそ自分の思う真実に近付くため、努力をし続けることができます。
心理学において、ポジティブな思考は精神面に前向きな影響を与え、人生を健康的に明るく生きやすくすることが分かっていますよ。
もう少しセルフイメージについて詳しくみていきましょう。
日本語でセルフイメージ=自己認識は間違い?
冒頭で、セルフイメージは日本語に置き換えると自己認識だと言いました。しかし、セルフイメージは必ずしも自己認識のみとは言い切れません。
人は、他人が感じているであろう自分への認識を意識し、そのように振る舞ったりすることがあるからです。
例えば、「あなたは優しい人」と周囲から言われたり思われていることを知っていると、意識/無意識に関わらず優しい自分であろうとする時があるのではないでしょうか。
つまりセルフイメージには自己認識だけではなく、他者認識も含まれることがあるということですね。
セルフイメージと自己肯定感の関係性は?
セルフイメージと自己肯定感は似たように捉えられることが多いのですが、厳密に言うと違います。
自己肯定感は「どんな自分でもそれが自分」「今の自分で良い」と自分を大切に思える感覚という意味なので、セルフイメージとは似て非なるものです。
しかし、セルフイメージと自己肯定感には密接な関係があります。
例えば自己肯定感が低い人はセルフイメージもネガティブなものが多く、何かに成功してもそれが自己肯定に繋がりません。「自分は仕事ができない人だから、たまたま成功したんだ」と、自信や自分に対するプラスなイメージがないのです。
これに対し、自己肯定感が高い人はおのずとセルフイメージもポジティブなものが多くなります。
ただし、自己肯定感の低い方でもセルフイメージを高めることで、自己肯定感も高めていくことができますよ。セルフイメージと自己肯定感は違うものですが、互いに作用しあっているのです。
セルフイメージはどのように作られる?
セルフイメージは過去の経験と、経験に伴った「思い込み」によって構築されます。
子供の時にテストで高得点を取り、親や先生から「あなたは頭の良い子ね」と褒められていた人は「自分は頭が良い」というセルフイメージを持ちやすくなります。
親に虐待されたり学校で仲間外れにされた経験がある人は、「自分は誰からも必要とされていない」「自分は価値のない人間なんだ」と思い込み、マイナスのセルフイメージを持ちやすくなってしまいます。
つまり、セルフイメージは生まれてから今までの育った環境や人間関係が大きく影響しているのです。
なぜ、セルフイメージが高いと良いのか?
セルフイメージを高めると人生が変わると言われるのは、人生において欠かすことのできない仕事・恋愛・お金に対する影響が強いからです。
セルフイメージが低いよりも高い方が生きやすいことは何となく分かっても、高めることでどのような変化があるのか具体的に知りたいですよね。
そこでここでは、セルフイメージの仕事・恋愛・お金への影響をまとめました。
影響①仕事への影響
「自分は仕事ができない」というセルフイメージを持っていると、失敗を恐れて挑戦を拒むようになります。
それは会社にとって「言われたことしかできない」「自分から動けない」社員を抱えていることになりますよね。
当然ながら評価は下がり、昇進のチャンスも消えてしまいます。そうするとますます「自分は価値がない」とセルフイメージを低下させてしまうことになるでしょう。
しかし、セルフイメージを変えることで発言や行動が前向きになれば、周囲の見方も変わってきます。やる気のある社員にはどんどん仕事が回り、チャンスを得ることができるからです。
チャンスをもらう回数が多いほど、評価は上がりやすくなります。
仕事で失敗してしまったときに「自分はやればできる人!」と頑張れるか、「やっぱり自分はダメな人だ」と諦めてしまうかはセルフイメージで変わってくるのです。
影響②恋愛への影響
「自分はモテない」というセルフイメージを持っている人は、「モテないのにオシャレやメイクをしても無駄」と考えてしまいがちです。
また「オシャレやメイクに無頓着な自分と話していても楽しくないはず」と、異性とのコミュニケーションも諦めてしまうケースもあります。
このような状態で恋愛関係に発展するのは難しいですよね。モテない自分が自分の真実だと思っているかぎり、ここから抜け出すことはできません。
まずは「モテない自分だから努力しても無駄だ」と思わず、オシャレやメイクを楽しんでみてはいかがでしょうか。
セルフイメージを高めると、恋愛にも自信が持てるようになりますよ。
影響③お金への影響
セルフイメージはお金にも大きく影響します。
お金を持っている人は「お金持ちの自分」をしっかりとイメージできています。それ相応のものを身に着けたり、振る舞いかたをするので、周りからもお金持ちと認識されているでしょう。
一方で「お金をたくさん稼がなきゃ」と、お金だけに囚われたマイナスのセルフイメージを持っている人は、本当の原因にたどりつけません。
例えば貯金を増やすには支出を減らし収入を増やす必要がありますが、収入が低いと「支出を減らしても無駄」と思ってしまい、結局、必要以上にお金を使いすぎてしまうことがあります。
お金が増えないのは収入の低さではなく、無駄使いこそが本当の原因であることにたどり着けないのです。
また、無駄使いの体質を改善しても思うように貯金が増えなければ、今度は収入を増やす方法を考え始めるでしょう。これでは、お金に囚われたセルフイメージから抜け出せません。
「お金持ちの自分」といったセルフイメージを持っていればお金に使われる人にはならず、お金を使う人になれるはずです。セルフイメージを高めると、お金にも良い影響がありますよ。
セルフイメージが低いことでどんな影響がある?
セルフイメージが低いと自分の人生を暗く淋しいものにするだけではなく、時には他人にも悪い影響を与えてしまうことがあります。
なぜならセルフイメージが低い人の中には、プライドが異常に高い人がいるからです。自分の自信のなさを隠すためにわざと威張ったり、高圧的な態度をすることで無意識に自分を守っているのだと言われています。
セルフイメージが低いままだと、将来はお店で店員に怒鳴り散らす迷惑な人になる可能性があるということですね。
また、セルフイメージが低いと目の前に来たチャンスを逃しやすくなります。「自分には無理だろう」「こんな自分では成功できるはずがない」と思い、チャンスを掴むことよりも失敗しないことを選ぶようになるのです。
いつしかチャンスが巡ってくることすらなくなった時、ますます「自分には這い上がるチャンスすら与えられない」と悪いセルフイメージを持ってしまうでしょう。
セルフイメージが低いままでは、人生が上向きになることはないのです。
セルフイメージを書き換える6つの方法
セルフイメージを高める重要性については理解できたものの、これまでの経験によって構築されたセルフイメージを簡単に変えることは難しそうですよね。
セルフイメージを変えるには、経験によって生まれた「思い込み」を書き換えていく作業をする必要があります。
具体的にどのようなことをすればよいのか、6つの方法にまとめてご紹介します。
方法①リストを作る
セルフイメージが低い人は自分のことを不幸だと思っています。
「できなかったこと」「してもらえなかったこと」ばかりが記憶に残っているので、まずはこの記憶が本当に正しいものなのか確かめてみましょう。
確かめるためにはリストを作ることが大切です。思い浮かべるだけではなく文字にすることで、情報を整理してください。文字にすれば頭の中だけで処理されず、目で見て確かめることができますよ。
リストには次のことを書き出していきましょう。
具体策:ツイていたことを思い出す
まずはツイていた、これはラッキーだったと思ったことを書いてみましょう。どんなに小さなことでも構いません。自分の人生が不幸ばかりだと思っていたのに、案外そうではないことに気づくはずです。
例えば「小学生の時、水たまりにハマりそうになって間一髪よけて靴が濡れなかった」なんてことでもいいです。「結婚できた」「子供が生まれた」もいいでしょう。
何も思い浮かばないという人でも、「今日まで健康に生きている」ことはツイているのではないでしょうか。1つもないなんてことはありません。
必ずあなたにもツイていたことラッキーだったことがありますよ。今までを振り返りながら書きだしていきましょう。
具体策:チャレンジしたことを思い出す
次に書きだしたいのが「チャレンジしたこと」です。自分は挑戦もできない臆病者だと思っていませんか。
そんなことはありません。人は必ず何かに挑戦しながら生きています。
「苦手な食べ物を克服した」「高校を受験した」など挑戦したことが必ず1つはあります。また挑戦はしたけれど失敗してしまっても構いませんし、挑戦の途中でもOKですよ。
例えば今、この記事を読みながらセルフイメージを変えようと思っているあなたも、挑戦の真っ只中にいますよね。
チャレンジしたこともリストへ加えていきましょう。
具体策:誰かがしてくれたことを思い出す
最後にリストアップするのは「誰かがしてくれたこと」です。
「ハンカチをなくして探していたら、一緒に探してくれた」「誕生日をお祝いしてくれた」など誰かがしてくれたことを出来るだけ具体的に思い出してみてください。
他人に何かをしてもらうと、自分が大切にされているような温かい感覚に包まれますよね。その感覚は必ず味わっているはずです。
会社や私生活で「ありがとう」と言った時を思い出して、誰かがしてくれたことを書きだしていきましょう。
方法②肯定的な思考を意識する
セルフイメージの書き換えには、肯定的な思考を意識するのが大切です。人は誰でも挑戦の前には怖気づいてしまうものですよね。
その時に「怖気づいている自分はダメな人間なんだ」「挑戦したってきっと失敗する」と思ってしまってもそこで諦めたり自分を責めないでください。
「怖気づきながらも逃げないでいるじゃないか」「やれば絶対に成功する。やらなければ何も変わらない」とポジティブな思考に変えていきましょう。
ネガティブなことを思ってしまうのが悪いのではなく、それに捉われてしまうと身動きが取れなくなってしまうのが人生においてマイナスになるのです。
ネガティブな思考がでてきたら意識をしてポジティブに変えていくことが大切なのですが、そのためにはどのようなことをすると良いのでしょうか。
具体策:叶えたい未来を具体的に宣言する
今のあなたのセルフイメージは過去の経験の積み重ねによって作られたものです。
もし、あなたが自分のセルフイメージを低く認識しているのではあれば、辛い経験や経験による思い込みによってそうならざるを得なかったのかもしれません。
しかし、過去は変えられませんが未来は変えられます。未来のセルフイメージは今のあなたが作りだせますよね。
あなたが人生をどう生きたいのか、どんな人になっていきたいのかを言葉にしてみましょう。
人は一日に4〜6万回ものセルフトークをしていると言われています。セルフトークとは自分のなかでの会話のことを指し、実際に言葉にするだけではなく心のなかで思うことも含まれています。
仮にその4〜6万回のセルフトークが全てネガティブなものばかりだったら、そこから前向きな発想や感情に持っていくのは難しいですよね。
そこに気づくことができれば、まずはそれを変えようと思えるはずです。セルフトークを意図的に明るくポジティブに変えてみましょう。
そして、一人になった時や鏡の前などに前向きな明るい言葉をかけてみてください。鏡の前の自分が、挫けそうになった心を励ましてくれるでしょう。
具体策:自分の行動を制限しない
セルフイメージの書き換えを行う時は、新しく成功経験を積むのが良いです。とは言え、いきなり大きいことを始めるのはNGですよ。
小さな成功体験を積んでいくことで、少しずつ大きなことにも挑戦していけるようになります。
例えば「違う道を選んで帰ってみる」「書類作成にちょっとした工夫を入れてみた」などで構いません。
こうした小さな「いつもとは違うこと」を取り入れていくことで、「次はこうしてみよう」「ここまでならできるかも」と行動の制限の上限が上がっていきます。
具体策:自分に肩書をつける
小学生の時、クラス委員に選ばれた人がクラスをまとめようと率先して動いたり、ふざけている同級生を注意する場面を目撃したことはないでしょうか。
幼い兄弟・姉妹がいる長男・長女の人は、親の代わりに自分が親らしいことをしなくてはと頑張ったりしますよね。
人は肩書を持つとその肩書通りに動こうとする習性があります。これは心理学でも実証されていて、アメリカの心理学者が行った『監獄実験』の話が有名ですね。
『監獄実験』ではアメリカ・スタンフォード大学の心理学者フィリップ・ジンバルドーが、心身ともに健康な21人の被験者を集め、11人を看守役に10人を囚人役に仕立てました。
日が経つにつれ、特に明確な指示を与えられていなかったはずの看守役は囚人役に対して高圧的な態度をとるようになったのです。囚人役は看守役に反抗したり、精神的に追い詰められてしまう人が続出してしまいます。
そのため実際に監獄でカウンセリングをしており、実験でも囚人役をしていた牧師がこれ以上は危険と判断。実験は2週間の予定でしたが、6日目に中止を決定しました。
この実験では、実験前の被験者は何の肩書も持っていなかったにも関わらず、与えられた肩書によって人が変わったようになってしまうことが分かったのです。
セルフイメージの書き換えでも、自分自身で自分の肩書を決めることで自分を変えていくことができます。
ビジネスマンであれば、自分に「上司や同僚からの信頼が厚いバリバリのビジネスマン」という肩書をつけてみましょう。
その肩書に対して思い浮かぶ振る舞いを実際に行っていくことで、本当にバリバリのビジネスマンになれるかもしれません。
方法③自分に贈り物をする
大切な家族や友達に喜んでもらいたくてプレゼントを贈ることがありますよね。それと同じように、自分にも贈り物をしてみましょう。
贈り物が必ずしも高価である必要はありませんが、高級腕時計やブランドアクセサリーなどは「自分はこういうものを身に着けてもよい」と自信に繋がるのであればOKです。
人に見せびらかすために購入するわけではないので、見栄を張る必要はありません。品質の良いものや価値のあるものを自分に贈ることは、自分自身を家族や友達と同等に大切に扱っているということになります。
欲しいものを見境なく買うのではなく、プレゼントを贈ることで自分自身が自分を大切にしているという自覚を得ることが重要ですよ。
そうやって価値のある自分へと、セルフイメージを書き換えていきましょう。
方法④周りの環境を変える
『類は友を呼ぶ』という言葉がある通り、人は似ている人と集まりやすいと言われています。オシャレが好きな人は流行に敏感な人と気が合うと感じますし、アイドルのオタクはオタク間の結束が固いですよね。
これと同様に、自己肯定感の高い人の周囲には自然と自己肯定感の高い人が集まりやすくなり、反対に自己肯定感の低い人の周囲は自己肯定感の低い人が集まりやすくなります。
自分のセルフイメージを変えようと思ってもなかなか思うようにいかない場合は、周囲の環境に目を向けてみてください。
「自分なんて努力をしても仕方ない」「どうせ頑張っても意味がない」など、ネガティブな言動をする人が多いならその環境から離れることが必要です。
その上で、自分が目指す形や憧れを体現している人の集まりに積極的に参加してみましょう。
環境を変えることで、これまでとは違う人との出会いや新しい価値観に触れることができ、セルフイメージを書き換えていくことができます。
方法⑤理想の人を目指す「NLPのモデリング技法」を活用する
NLP(Neuro Linguistic Programming=神経言語プログラミング)は、アメリカ・カリフォルニア大学のリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが提唱した心理学や心理療法です。
NLPのモデリング技法ではNLPを元に自分のプログラミングの構造を明らかにし、理想に近付くように修正する方法になりますよ。
NLPのモデリング技法の詳しい内容については、別記事にてご紹介しているのでこちらをご覧ください。
方法⑥余裕を持って行動する
セルフイメージの書き換えには余裕が必要になります。
心に余裕がないと他人に優しくできないとよく言いますが、他人だけではなく自分にも優しくなれません。
イライラしている人に腹が立ったり、愚痴が多い状態というのは自分の心を自分で痛めつけていることにも繋がりますよね。
また、余裕を持つのは心だけではなく物理的にも必要です。
具体的には、急がない、走らないことです。例えば電車に乗るためや待ち合わせ場所に向かうために急いだり走ったりしていませんか。
そういった行動は、自分よりも電車に乗ることや待ち合わせ場所で待っている人を優先させ、無意識に自分を二の次にしてしまっています。
時間に遅れないように早くでる余裕を持ち、ゆっくりと歩いて目的を遂げることで自分を大切にしているという感覚を得られますよ。
セルフイメージを高める際に注意すべき3つのこと
ここまでセルフイメージを高める方法をご紹介してきました。セルフイメージを高めれば高めるほど、自分の人生を良い方向に変えられるはずです。
「実践してみようかな?」とチャレンジ精神を刺激された方も多いのではないでしょうか。
しかし、セルフイメージを高める際には注意も必要です。ここでは3つの注意点を紹介するので、セルフイメージを高める際に意識しておきましょう。
注意点①セルフイメージが全てではない
セルフイメージを高めることさえ出来れば、自分が変わり人生も変わるというものではありません。
世の中の成功者が成功しているのはセルフイメージが高いから、だけではないですよね。
成功者はセルフイメージ以外にも様々な努力をしていますし、常に新しい情報を取り入れて実践しています。
セルフイメージはあくまでも成功するための一つの手段に過ぎないと考え、セルフイメージのみに依存するのは止めましょう。
注意点②セルフイメージは高ければ高いほど良いは嘘?
セルフイメージは高ければ高いほど良いというのは嘘です。
セルフイメージが高くなりすぎると、自分は特別な人間だと勘違いをしたり傲慢になりやすくなります。
また、理想とする自分が高くなりすぎてしまい、現実の自分とのギャップを埋められずに自己否定感が強くなってしまう危険性もあります。
セルフイメージは自分に対する評価の低さから自分を救う手段であり、心の安定を図るものと捉えることが大切です。
自分にとってちょうどよいセルフイメージの高さを探していきましょう。
注意点③セルフイメージはすぐには書き換えられない
セルフイメージは「変えよう」と思ってすぐに変えられるものではありません。
セルフイメージは過去の経験や思い込みによって構築されたものです。新しく作り直すのは、容易ではありませんよね。
セルフイメージを変えるのは時間がかかると考え、コツコツと気長に取り組むようにしましょう。
セルフイメージの管理におすすめのアプリ
セルフイメージの書き換えには、自分がどのような理想を描いているのか、自分の目指すものや欲しいものなどを明確にしておくことが必要です。
効率的にセルフイメージを管理するには意識するだけではなく、文字などによって視覚的に確認できることも欠かせません。
そこでここでは、セルフイメージの管理におすすめのアプリを2つご紹介します。
MY BUCKET LIST 100
「MY BUCKET LIST 100」は、あなたのやってみたいことや叶えたいことを一覧で管理できるアプリです。
リストをカテゴリー別に分けたり、リストごとに期日を設定してアラートで通知することもできますよ。
理想とすることを言語化/可視化/行動の細分化することで、夢の実現をサポートしてくれます。
iPhone版:App Store「MY BUCKET LIST 100」
セルフノート
「セルフノート」は、引き寄せの法則をみんなで楽しみながら実行できるアプリです。
自分の願いをみんなに応援してもらったり、みんなの望みを参考にすることもできます。
願いを言語化するだけではなく、背景も願いに合ったものにカスタマイズができるので、より気持ちに寄り添った実りのある時間を体感できますよ。
iPhone版:App Store「セルフノート」
Android版:Google play「セルフノート」
まとめ
セルフイメージとは人格形成の基本となるもので、理想を持つことで自分自身で変えていくことができます。
最後にこの記事の要点をまとめていきます。
- セルフイメージと自己肯定感は似て非なるものだが、自己肯定感が高い人はセルフイメージも高い傾向にある
- セルフイメージは過去の経験と思い込みによって構築される
- セルフイメージが高いと仕事・恋愛・お金に良い影響を与える
- セルフイメージの書き換えには「ツイていたことを思い出す」「チャレンジしたことを思い出す」「誰かがしてくれたことを思い出す」「叶えたい未来を具体的に宣言する」「自分の行動を制限しない」「自分の肩書を作る」の6つの方法がある
- セルフイメージを高める時には「セルフイメージが全てではないこと」「セルフイメージは高めれば高めるほど良いわけではないこと」「セルフイメージはすぐには変えられないこと」を知っておくことが大切
セルフイメージを高めると家族や友達、会社や社会に対して感謝する気持ちが芽生えやすくなり、ちょっとのことでイライラすることがなくなります。
幸せを実感しながら生きていくために、セルフイメージの書き換えを行ってみましょう。