ライフワークとは?ライフワークの意味や見つけ方を徹底解説
- ライフワークってどんな意味?
- 自分のライフワークを見つけたい!
- ライフワークと趣味は何が違うの?
人生100年時代と言われる現代において、充実した楽しい人生を過ごすために重要なのが「ライフワーク」です。
ただ自分のライフワークをどうやって見つけたらいいのかが分からない方も多いですよね。
それ以前に「そもそもライフワークってなに?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ライフワークの意味や使い方を解説していきます。
ライフワークを見つけるための7つの質問も紹介しているので、自分のライフワークを見つけたいと思っている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
ライフワークとは何?言葉の意味や使い方を解説
ライフワークとは、人生をかけて生涯取り組んでいく仕事や趣味のことを言います。
ライフ(life)はその人の人生、ワーク(work)は働くことを意味しますよね。
ただライフワークが指すワーク(work)とは仕事だけではなく、さまざまな意味で活動することを指しています。
その人にとっての生きがいとなる活動のことで、仕事においては「天職」が1番近い言葉でしょう。
ここではライフワークについてより理解を深めるために、言葉の使い方や意味、ライフワークと似た言葉との違いについて説明していきます。
ライフワークという言葉を使った具体例から解説
実際にライフワークという言葉はどのように使われるのか、具体例をあげて見てみましょう。
たとえば、「料理研究家というライフワークをこれからも極めて行きたいと思う」という使い方の場合は仕事を意味します。
趣味や生きがいとなる活動という意味であれば「趣味のカメラで世界中に写真を撮りに行くことが、ライフワークとなっている」などですね。
「好きで描いていた絵画をライフワークにしていたら、今では仕事として成立している」という使い方なら、まさしく「天職」という意味合いです。
ライフワークの意味するものが仕事のことなのか趣味や活動のことなのかは使う人によって異なりますが、生涯取り組んでいくという点で共通していることが分かりますね。
趣味や仕事との違いは?
趣味と仕事のどちらの意味にも使えるライフワークですが、単なる趣味や仕事とは大きな違いがあります。
それは生涯において人生を費やすことができるかどうかという点です。
余暇の楽しみや気が向いたときに行うことは趣味であり、ライフワークではありません。
同じく仕事に関しても、生きていくためや趣味を楽しむためといった別の目的のために仕事を行っている場合などはライフワークとは言えませんね。
時間を作って取り組み、生涯をかけて続けていくことがライフワークなので、ライフワークを行うことは生きていくことと同等と言えるでしょう。
「ライフワークバランス」「ライスワーク」との違いは?
ライフワークと似た言葉に「ライフワークバランス」と「ライスワーク」がありますが、それぞれ意味は異なります。
「ライフワークバランス」とは、文字通り仕事と生活のバランスのことです。
仕事と生活どちらかに力を入れるのではなく、どちらも両立させて調和を取りましょうという意味ですね。
一方「ライスワーク」は、ご飯(ライス)を食べるために働くことを言います。
生活をしていくため、ご飯を食べるためにする仕事のことで、ライスワークをしている人がほとんどではないでしょうか。
ただし、もともとはライスワークだった仕事が、取り組んでいく中でライフワークとなっている人もいますね。
言葉は似ていても「ライフワーク」と「ライフワークバランス」「ライフワーク」は別の意味を指すので混同しないように覚えておきましょう。
7つの質問で幸せに生きられるライフワークを見つけよう
みんながみんなライフワークを持って生きているわけではありません。
ライフワークを見つけようと思ってもどうすればいいのか分からない方も多いでしょう。
ライフワークを見つけるためには自分の好きなことや嫌いなこと、心が動くことなどを知り、自分自身について深く理解することが大切です。
ここではライフワークを見つけるための質問を7つまとめました。
質問の答えを考える中で、ライフワークを探すヒントが見つかりますよ。
- 質問①死ぬ前にやりたいことは?
- 質問②嫌いなことややりたくないことは?
- 質問③今までに挑戦したかったけどあきらめたことは?
- 質問④趣味を仕事にできる?
- 質問⑤自分の行動で誰かに喜ばれたことは?
- 質問⑥心から楽しいと思えたことは?
- 質問⑦生きるためのお金が十分あってもやりたいと思うことは?
質問①死ぬ前にやりたいことは?
死ぬ前にやっておきたいことをリストアップすると、自分が何をしたいのか方向性が見えてきます。
極端な例ですが、自分の人生が残り半年だとしたら、自分のやりたいことをやって後悔しないように生きようと思いますよね。
やりたいことの中でも優先順位の高いもの、本当にやりたいものを考えて行動するでしょう。
自分が死ぬ前にやりたいことは何なのかを考えればライフワークが見つかりやすくなりますよ。
質問②嫌いなことややりたくないことは?
やりたいことが見つからない場合は、逆に嫌いなことややりたくないことをリストアップしてみましょう。
嫌いなことをリストアップして順番にやめていくと、自分の好きなことだけが残りますよね。
すると自分が本当に好きなものややりたいことが見えてきます。
たとえば満員電車に乗ることが嫌なら時間を早めたり、移動手段を自転車に変えることで、見える景色や環境の変化があります。
見える景色や環境が変われば、その中から新たに自分の好きなものや楽しいと思えるものが出てくるケースもありますよ。
ライフワークを見つけたくても自分が何をやりたいのかが分からないという人は、まずは1つずつ嫌いなことをやめて、残ったものに目を向けてみましょう。
質問③今までに挑戦したかったけどあきらめたことは?
人生において、やりたかったけどできなかったことや事情があってあきらめてしまったことを考えましょう。
過去の自分が挑戦したくてもあきらめてしまったことには、自分が楽しみを感じるものや興味を抱くものが隠れています。
なので過去にあきらめたことを考えてみると、自分自身がやりたいことがなんなのかが見えやすくなります。
また、過去の自分には出来なかったとしても、今の自分なら情熱を持ってできそうというものもあるでしょう。
過去にあきらめたものに今からチャレンジすることもライフワークを見つけるのに有効ですよ。
質問④趣味を仕事にできる?
自分の趣味を仕事にできないか考えてみるのもいいでしょう。
趣味は自分の好きなことなので、一生懸命になれますよね。
好きで一生懸命に取り組めるものならば、生涯続けていく仕事にもぴったりです。
最近ではSNSの普及により好きなことを仕事にする人も増えてきています。
SNSを活用すれば気軽に自分から発信できるので、趣味を仕事にできる可能性も高いのですね。
趣味を本業にするために資格を取ってみたり、レベルアップするための勉強をしてみるとより充実したライフワークにすることができます。
自分の趣味と向き合い、生涯の仕事にしていけるかを考えるのもライフワークを見つける方法のひとつですよ。
質問⑤自分の行動で誰かに喜ばれたことは?
自分のした行動で誰かに感謝されたり、喜んでもらった経験をした方は多いでしょう。
どんなときに相手が喜んでくれたのかを思い出すことで、自分の才能を見つけ出すことができます。
相手から感謝をされることは、自分の得意なことや自分自身の魅力につながっているからです。
人の役に立つことができるのは魅力の1つです。
「ありがとう」と言ってくれた人がどんな人だったのか、どんなシチュエーションで感謝されたのかを思い出し、自分の魅力や才能のある部分を見つけましょう。
自分の魅力や才能を活かせることを見つければ、生涯続けられるライフワークにもなり得ますよ。
質問⑥心から楽しいと思えたことは?
本当に楽しかったと思える思い出の中から、ライフワークを見つけられる可能性があります。
ライフワークは生涯取り組んでいく趣味や仕事なので、モチベーションを保てないと続けられません。
好きなことや楽しいと思えることはモチベーションの源泉となるため、ライフワークとして続けていくのにいいわけです。
大人になってからの思い出よりも子供のころに夢中になっていたことを思い出してみましょう。
子供のころに夢中になっていたことは、単純に「好き」「楽しい」「幸せ」といった感情から夢中になることがほとんどです。
本当に自分の好きなことが見えてくるので、その中に天職となるものを見つけることもできるでしょう。
楽しいことは次から次へと色んな発想が生まれるので、本当に楽しいと思えることがライフワークを見つける近道ですよ。
質問⑦生きるためのお金が十分あってもやりたいと思うことは?
生きていくためのお金に余裕があるのに、それでもやりたいと思えることが本当に自分がやりたいことです。
たとえば、働かなくても生きるためのお金が十分あったとしたら、仕事を辞めようと思う人もいるでしょう。
仕事を辞めたいと思っているのなら、その仕事はお金を稼ぐためのライスワークですね。
お金があっても、生涯続けていくことができ、生きがいを持って取り組めるのがライフワークです。
自分にとって何が大切なのか、自分自身の価値観を知ることが重要なポイントですよ。
働き方の多様化に見るライフワークの重要性
近年ではテレワークや副業の自由化など働き方も多様化しています。
インターネットの普及により、SNSやブログなどで自分のスキルを見てもらえる環境になったことも、働き方の多様化の1つですね。
好きなことを仕事にできる環境が広がったことで、ライフワークを重要視する人が増えています。
ただ働くのではなく、どうしたら自分が望むものが手に入るのかを考えて生きる人が多くなったからですね。
働き方の多様化によって働くことへの価値観が変わってきているからこそ、ライフワークを持って充実した人生を歩むことが求められているわけです。
まとめ
最後に、この記事で紹介したライフワークの意味や見つけ方をまとめます。
- ライフワークとは、生涯続けていく仕事や趣味のこと
- ライフワークを見つけるには、自分自身の価値観を知ることが重要
- やりたいことをリストアップしたり、過去に挑戦してあきらめたことはないかを考えるとライフワークが見つかりやすい
- 誰かに喜ばれたことや心から楽しいと思えること、働かなくてもいいくらいのお金があってもやりたいことにもライフワークのヒントがある
- 働き方が多様化してきた今だからこそ、ライフワークの重要性が注目されている
ライフワークを見つければ、今よりも充実感のある人生を送れるようになります。
この記事を参考に、やってみたいと思ったことにはどんどんチャレンジし、自分のライフワークを見つけてみてくださいね。