早起きができない人の特徴とは?習慣化するための4つのコツ
- 何度も目覚ましを鳴らしているのに起きられないのはなぜ?
- 朝起きられないのは社会人としての自覚が足りないから?
- どうしたら朝早く起きられるの?
時間を守ることは社会人としての最低限のルールですが、早起きを苦手としている人もいます。
早起きできれば仕事や勉強の効率があがったり、心の余裕にもつながるので、どうにか早起きを習慣にしたいと考えている方も多いでしょう。
何気なくしている生活習慣や自分の睡眠について見直すと、早起きできない悩みを解決できます。
この記事では朝起きられない原因や改善すべき生活習慣、早起きを得意にするコツを紹介しています。
早起きができるようになると、目覚めが良くなるだけではなく、起きている時間を有意義に過ごせるようになりますよ。
それでは苦手な早起きについて一緒に考えていきましょう。
どうしても早起きできない人の特徴とは?
試行錯誤をして早く起きられるように努力しているのになかなか早起きができない人は、朝スッキリ目覚められない行動をしている傾向にあります。
朝早く起きることばかり気にしてしまい、自分自身が起きられない原因を作っていることに気づいていないことが多いです。
ここでは早起きが出来ない人の3つの特徴を紹介します。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴①布団に入ってからスマホを見ている
寝ようと思って布団に入ったのについついスマホを見てしまい、知らず知らずのうちに夜更かしをしてしまった経験がある方も多いですよね。
早起きが出来ない人の特徴は、布団に入ってからスマホでメールや動画、ゲームなどを見ていることです。
寝る前にメールやゲームに熱中すると興奮して脳が覚醒した状態になってしまいます。
さらにスマホのブルーライトを浴びると体が昼間と勘違いし、眠るためのホルモンが分泌されなくなるとされていますよ。
布団に入ってからスマホを見ていると眠りの妨げになり、結果的に朝も起きられないのです。
普段からスマホは就寝時間の1時間前までと決めておくとスムーズに眠りにつくことができ、朝もスッキリと目覚めやすくなりますよ。
特徴②目覚まし時計のスヌーズ機能を使っている
目覚まし時計のスヌーズ機能を使って起きようと努力している人に限って、朝早く起きられません。
なぜならスヌーズ機能を使っている人は、繰り返しアラームが鳴ることに甘えて二度寝三度寝をしていることが多いからです。
さらに睡眠サイクルの観点から見ても、スヌーズ機能を使うと早起きがしづらくなってしまいます。
人には睡眠サイクルがあり、脳も身体も眠っている状態の「ノンレム睡眠」と身体は眠っていて脳が起きている状態の「レム睡眠」を交互に繰り返しています。
浅い眠りにある「レム睡眠」の時が起きやすいタイミングですが、二度寝をするとまた深い眠りの「ノンレム睡眠」となってしまいます。
脳が眠っている状態だと目覚ましのアラームが鳴ってもスッキリと起きられず、またアラームを止めて眠るという悪循環になるわけですね。
目覚まし時計の効果的な使い方はスヌーズ機能をオフにし、起き上がらないと届かない場所に目覚まし時計を置くことです。
低血圧など身体的な理由から朝起き上がることに時間がかかる方は、意識的に体を動かしたり深呼吸をしたりすると脳が目覚めやすくなりますよ。
特徴③休日に寝だめしている
平日の足りない睡眠時間を補うために休みの日にまとめて寝ようと考えている方も、早く起きるのが得意ではありません。
なぜなら休日に寝だめをすると睡眠サイクルが乱れてしまうからです。
人は日光を浴びてから16時間後に、眠りを促す「メラトニン」というホルモンの分泌が始まり眠りにつけるようになるとされています。
休日だからと言って日光を浴びずに遅い時間まで寝てしまうと、メラトニンの分泌が遅れ寝つきが悪くなってしまうのですね。
するとその分、朝の目覚めも悪くなってしまいます。
体を休める時間も大切ですが、休日と平日で極端にバランスの崩れた生活をすることは避けましょう。
どんなに早く寝ても早起きできない4つの原因
翌日に備えて早く寝たとしても早起きできるとは限りません。
というのも、朝の目覚めが悪く早起きできないのには原因があるからです。
ここでは早起きできない4つの原因を紹介します。
早く起きられないとお悩みの方は、思い当たる原因がないか考えてみましょう。
原因①残業続きで睡眠負債を抱えている
夜遅くまで仕事をしていたり、上司や同僚との飲み会で睡眠不足になる生活習慣が早起きできない原因です。
睡眠不足が蓄積されると睡眠負債を抱えて心も身体も疲れてしまいます。
心と身体が疲れた状態だと、頑張って起きようと思ってもなかなか起きられませんよね。
早く起きなければいけない日の前日だけ早く寝たとしても、睡眠負債により体が疲弊しているため起きることができません。
規則正しく生活し、常日頃からの睡眠不足を解消することが早起きするためには必要ですよ。
原因②睡眠の質が悪い
早く起きたくても起きられないのは、睡眠の質が低下していることも原因のひとつです。
特に寝るときにいびきをかいている方や寝る前にアルコールを摂取する方は、眠りが浅くなる傾向にあります。
眠りが浅くなると十分な睡眠が取れず、倦怠感や日中に強い眠気などを引き起こす原因になります。
睡眠の質が悪くなると疲労回復も遅れてしまうため、さらに目覚めが悪くなり悪循環です。
いびきをかいているかどうかアプリで調べることもできますので、一度確認してみましょう。
原因③生活習慣が乱れている
毎日寝る時間や起きる時間、食事の時間などが違う不規則な生活習慣を送ることも早起きができない原因になります。
不規則な生活習慣を送ると体内時計が狂ってしまい睡眠にも影響してくるからです。
たとえば翌日早く起きなければいけないからと言って、必要以上に早く寝ると睡眠のリズムが崩れてしまい途中で目覚めてしまうことがありますよね。
就寝時間や起床時間だけを気にするのではなく、1日を通して生活リズムを整えることが早起きするためのポイントです。
寝る時間は自分が心地よく眠れる睡眠時間に合わせて、起きる時間から逆算して考えるといいでしょう。
寝る3時間前までには食事を済ませ、湯冷めをしない程度の時間に入浴をするなど、無理のない範囲で生活リズムも決めておくとさらに目覚めがよくなりますよ。
原因④ストレスがたまりすぎている
ストレスがたまりすぎていることも起きられない原因として挙げられます。
ストレスが溜まり心や体が疲れていると寝ている間も緊張状態となり、リラックスできないからです。
またストレス解消のために深酒をすることも睡眠の質を悪化させるので、余計に起きられなくなります。
早起きするためにはストレスの原因から離れて過ごす時間を確保したり、運動で体を動かしたりして、ストレスの解消に努めることが大切ですよ。
【社会人】早起きが得意になる4つのコツ
どれだけ真面目に働いていても朝起きられず遅刻してしまっては、社会人として失格と思われ自分の評価を下げてしまいます。
ここからは早起きに対する苦手意識を変えるため、早起きが得意になるコツについて考えていきましょう。
早起きが得意になるコツは4つあります。
無理なくできることから取り入れていくと、早起きできない悩みを解決することができますよ。
それぞれのコツについて詳しくみていきましょう。
コツ①15分の昼寝を取り入れる
早起きが得意になるために、15分程度の昼寝時間を取り入れましょう。
なぜなら、昼寝をすると朝起きられない原因となっている睡眠負債やストレスを減らせるからです。
多くの人は午前中に働いた疲れが昼食後に眠気として現れるのですが、その眠気に反して仕事をしていると集中力や判断力低下のために、ミスや作業効率が低下してしまいますよね。
その結果、残業が増え睡眠負債やストレスを抱えてしまうことになるのです。
脳をリラックスさせる効果のある昼寝を取り入れると、集中力や判断力を向上させストレスの原因を作らないことに繋がるのでおすすめですよ。
最近では積極的に昼寝や休息時間を確保する会社も増えています。
ですが、まだまだ昼寝に対する理解度は低く、簡単には理解を得られない場合もあるでしょう。
昼寝への理解が得られない場合は、休憩時間の一部をリラックスする時間に充てたり、アイマスクをして少しの間目を閉じたりするだけでも効果が期待できるので、ぜひ一度試してみてください。
コツ②寝る時間を固定する
早起きが得意になる2つ目のコツは、意識的に寝る時間を決めておくことです。
前もって寝る時間を決めておくと、早起きができない原因である夜更かしに効果的です。
決まった時間までに寝て起きることが習慣化できれば、体が自然と寝る時間と起きる時間を覚えてくれますよ。
人それぞれ睡眠リズムが違うため必要な睡眠時間はさまざまです。
自分の睡眠時間を把握できる便利なアプリもあるので、利用してみましょう。
コツ③起きる時間は15分単位で調整していく
起きる時間を15分単位で調整していくことも、早く起きるためのコツです。
早起きできずに悩んでいる方に、明日から毎日1時間早く起きるように伝えてもハードルが高く難しいですよね。
無理して起きることでストレスをためてしまっては逆効果です。
まずは決めている時間に1回で起きる事に挑戦し、クリアできれば15分早め、またクリアできれば15分と、小さなステップを踏んでいきましょう。
一気に起きる時間を早めるのではなく、少しずつクリアして自信をつけていくといずれ自然と早起きができるようになりますよ。
コツ④早起きできない日があってもやめない
最初のうちは早起きできない日が多くなってしまい「自分には早起きはできない」と諦めたくなる場合もあるでしょう。
しかし、早起きができない日があったとしてもそこで諦めるのではなく、続けて努力をすることが大切ですよ。
早起きは3日続けば習慣になると言われていますので、1日や2日くらい上手くいかなくても継続して挑戦すれば身につけられます。
早起きが習慣化するまでは、早起きできない日があってもまずは続けていくことを意識してください。
ただし、早起きできない日が3日以上続いてしまうと元の生活リズムに戻ってしまい、早起きしづらくなってしまうので気をつけましょう。
まとめ
早起きができない原因と早起きが得意になるコツについて紹介してきました。
最後に簡単にこの記事の内容をまとめます。
- 早く起きられない人は、何気なく行ってきた習慣や行動が原因になっている
- 早く起きるには睡眠時間や睡眠の質、生活習慣などを見直すことが大切
- 起きる時間を15分単位で調整するなど小さなステップで無理のない範囲で始める
- 15分の昼寝を取り入れたり、寝る時間を固定すると早起きがしやすくなる
- どんな人でも早起きが習慣になるまでには最低3日かかるので1日の失敗だけで諦めない
早起きが得意になると、睡眠の質も生活習慣も改善され時間をより有意義に使うことができ、社会人としても一歩成長できますよ。
習慣を変えることは簡単なことではありません。
ですが、諦めずに向き合っていけば解決できるので、ぜひこの記事の早起きのコツを実践してみてくださいね。