【体験談あり】アパレルの開業(起業)が失敗する理由と成功の鍵
- アパレル開業は失敗しやすい?
- アパレルショップで成功できる方法を知りたい!
- アパレル起業に必要な準備とは?
アパレルショップを開業したいけれど、どうしたらうまくいくか不安ですよね。
この記事では、アパレル開業が失敗する原因や成功する鍵などを詳しく紹介しています。
開業する手順といった基本的なことから、近年増えてきたアパレルならではの起業方法や購買方法も紹介しています。
しっかりとアパレル開業の準備をしておけば、失敗のリスクを軽減するだけでなく、売上アップや長続きするショップ経営が見込めます。
ぜひアパレル開業や集客を考える際の参考にしてくださいね。
【失敗談】アパレルの開業(起業)に失敗した人の実例を紹介
ここではアパレルの開業で失敗した方の体験談を紹介します。
アパレル開業のよくある失敗の要因として、品質の良さをアピールすることができず、ターゲットに合った価格で商品を提供できなかったことがあげられます。
失敗談を参考に、開業前に価格の設定やターゲットの設定などを明確にしておきましょう。
失敗談①需要予測や販売計画の甘さから失敗した30代女性
紹介するのは品質がよく、扱う商品の話題性もありそうとアパレルを開業したものの、需要予測や販売計画ができていなかったことで失敗してしまった30代女性の例です。
海外からの送料や元々の服の価格が高価であるため、在庫を抱えることもできず発送が遅くなったりなど問題が生じています。
どんな状況で失敗をしてしまったのか具体的に見ていきましょう。
- 30代女性アパレルショップオーナーの例:開業(起業)に失敗した経緯
- 30代女性アパレルショップオーナーの例:開業(起業)に失敗した理由は?
- 30代女性アパレルショップオーナーの例:失敗から学んだ開業(起業)に必要なこととは?
30代女性アパレルショップオーナーの例:開業(起業)に失敗した経緯
韓国にデザイナーの知り合いがいたので、そのデザイナーから直接送ってもらうかたちでアパレルを開業しました。
生地などの品質がとても良いもので、韓国ドラマの俳優やアイドルなども着用しているブランドだったため、ちょっとはやっていけるんじゃないかと期待し起業しました。
ですが、なかなか売れなく1年で諦めました。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
30代女性アパレルショップオーナーの例:開業(起業)に失敗した理由は?
韓国からの送料が非常に高くついたことです。
品質が良かったので金額も高く、資金に余裕もなかったので在庫を抱えることができず、発送も2週間くらいかかる設定で販売していました。
お客さんのなかには「すぐ届かないなら諦める」って方もいたんじゃないかなと思います。
商品の金額も高かったので、ネットではなかなか買いづらい方もいたんだと思います。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
30代女性アパレルショップオーナーの例:失敗から学んだ開業(起業)に必要なこととは?
韓国では「韓国ドラマの俳優やアイドルが着ていた!」と知られていたので、すごく売れている印象があったのですが、日本ではそれだけでは高いものはなかなか買ってもらえないことがわかりました。
アパレルショップの持っている付加価値だったり、信頼度がプラスで必要だったのかなと思います。
ポップアップなど実際に見たり着たりしてもらえたら、質の良さがわかるので、販売方法も工夫したら失敗しなかったのかなと思っています。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
【基本】アパレル開業・起業の3つのビジネス形態
アパレルの開業を順調に始めるためには、自分の求めるアパレルショップがどのようなタイプのショップなのか明確にすることが大切です。
ビジネスの形態としては3つのタイプがあるので、詳しく見ていきましょう。
どのビジネス形態にしても、実店舗を構えるのであれば、グーグルビジネスプロフィールへの登録をおすすめします。
登録の仕方や、「そもそもグーグルビジネスプロフィールって何?」などをこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ビジネス形態①セレクトショップを開業する
アパレル起業のビジネス形態の1つ目は、セレクトショップを開業することです。
セレクトショップは仕入れ商品がメインのため、工場で生産する手間や在庫リスクがないのがメリットです。
他のブランドの洋服を仕入れて販売するタイプの店舗のため、軸となるコンセプトを設定しないと様々なテイストが混在してしまってショップに雑多な印象を持たれてしまいます。
そのため最初にコンセプトを設定し、次にターゲットの設定をしっかりすることが大切です。
また、いかに良いものを低価格で仕入れるかもポイントになってきます。
セレクトショップの開業は、経営ノウハウや仕入れ先との交渉力などが必要となるビジネス形態です。
ビジネス形態②オリジナルブランドを立ち上げる
ビジネス形態の2つ目はオリジナルブランドを立ち上げることです。
以前はオリジナルブランドを立ち上げるために資金は100万円以上必要であったり業者を自分で探したり、パタンナーや縫製する職人を探す必要がありました。
しかし、今は縫製やパタンナーの職人が少ないロット数からでも商品を作ってくれるサイトがあるため手軽にオリジナルブランドを立ち上げることができますよ。
たとえば以下のサイトは、オリジナル商品作りにおすすめです。
- nutte(ヌッテ)
- shitateru(シタテル)
- ものづくり工房
さらに、型が決まっている商品でデザインのみをオリジナルにする場合は以下のサイトをチェックしてみましょう。
- オリジナルプリント.jp
- スウェット.jp
- fabme
オリジナルブランドを立ち上げることも、アパレル開業で検討したいビジネス形態のひとつです。
ビジネス形態③フランチャイズで開業する
アパレル開業のビジネス形態3つ目は、フランチャイズでの開業です。
フランチャイズに加盟するメリットとしては、本部から経営ノウハウを学びながらお店をやっていけることです。
加盟店は本部から教えてもらうことが前提のため、アパレルは好きだけれど経営者としてやっていけるか不安な初心者や未経験者におすすめの形態ですね。
アパレルでフランチャイズを展開している企業を調べてみると、アパレルの加盟金として500万円ほどが必要で、内装費として200万円必要としています。
また、フランチャイズ経営として加盟店が本部に支払うのがロイヤリティといい、定期的な支払い義務が生じます。
資本金や運営コストとしてある程度のお金が必要ですが、アパレルのフランチャイズはすでにショップの認知度があることが多いため、集客もゼロからのスタートではないことが特徴です。
大きな規模の店の経営をしていきたい、有名なメーカーが培ってきた知識やノウハウなどのサポートを受けながらショップを成長させていきたいと考える人が向いていますね。
アパレルが潰れるのはなぜ?アパレルの開業・起業に失敗する原因4選
ここではアパレルの開業や起業に失敗する原因を4つのパターンにまとめました。
開業前に経営がうまくいくか不安ですよね。
失敗の原因を知っておくことで、経営する上で大切なポイントがみえてきます。
開業前に失敗のリスクを高めていないかチェックしながら準備を進めていきましょう。
原因①顧客のニーズを捉えられていない
失敗の原因としてよくあるのは、お客さまのニーズが捉えられていないことが挙げられます。
自分の好きな洋服=他の人が好きとは限りません。
自分のセンスに自信があっても少しのニュアンスでデザインが好まれなかったり、お客さまに上手くアパレルのコンセプトを届けられなかったりしますよ。
売上が見込める、需要のある商品かを見極められないと、自分よがりのアパレル開業となってしまい長く続かない可能性が高いです。
原因②在庫を抱えすぎている
アパレル開業では在庫を抱えることも失敗の原因です。
在庫を抱えると、在庫を管理するために倉庫が必要になり維持費がかかってきます。
その上、維持費が足を引っ張って新商品に資金が掛けづらくなってきますね。
過剰在庫によって資金が乏しくなると、品質の維持や流行を捉えるのが難しくなり、お客さま離れや開業失敗となるのです。
原因③集客やリピーター獲得ができていない
アパレル開業の失敗理由として、集客やリピーター獲得ができていないことも挙げられます。
品質の良い洋服を置いておいたとしても、集客できず販売できなければ古いデザインとなり、過剰在庫となって経営を圧迫します。
つまりアパレル開業の失敗を防ぐには、売り切ることのできる集客システムが必要なのです。
集客について考えなしに起業すると、失敗するリスクを高めるので注意してください。
原因④実店舗だけで販売をしている
アパレル開業が失敗する原因の4つ目は実店舗だけで販売をしていることです。
実店舗はお客さまとのコミュニケーションが取れ、実際に商品を手に取ったり試着できるのが良い点です。
しかし、営業時間も限られており立地の良し悪しも売り上げに直接影響します。
さらにネットでの購入は年々増えているため、実店舗だけの販売では販路拡大が難しいのです。
アパレルの開業(起業)が成功するための5つの鍵
次はどうやって経営を軌道にのせていけるかを見ていきましょう。
成功する鍵は5つありますよ。では詳しく見ていきましょう。
- 成功の鍵①ブランドコンセプトとターゲットを明確にする
- 成功の鍵②販売計画を綿密に立てる
- 成功の鍵③お客さんやリピーターになってもらえる工夫をする
- 成功の鍵④ネットショップを活用する
- 成功の鍵⑤潜在ニーズを分析する
成功の鍵①ブランドコンセプトとターゲットを明確にする
成功のカギの一つ目はブランドコンセプトの明確化とターゲットを明確にすることです。
コンセプトやターゲットを細かく設定することで、ターゲットのニーズをとらえたアプローチができます。
また過剰在庫を売るために「在庫一斉セール」をやるケースでは、長期にわたって値下げをすることでコンセプトがぶれたり、ブランドイメージが低下するリスクに配慮してください。
ここでは各ターゲットを想定してアプローチ方法を見てみましょう。
20〜30代の若年層の女性をターゲットにする場合
20代や30代は働き始めることで自立が求められる年代です。
大人に1歩近づいたような落ち着きと、流行りのデザインを取り入れることができるコンセプトが必要です。
この年代のお客様には砕けすぎず、10代とは違った変化を感じさせるために安く見られないようなアイテムが求められますよ。
また、買いやすい価格であることも大切です。価格がお手頃であることを、ポップやボードなどでアピールしましょう。
20代〜30代の若年層の女性をターゲットにする場合は、品質の上質感がありつつも地味になりすぎずかわいらしさの残るファッションを前面に出すことがポイントです。
40代以上の大人女性をターゲットにする場合
体型や肌の変化などが表れる40代は品質によって、低価格の洋服やハイブランド品を取り入れたりなど状況に応じて洋服を選びます。
選ぶ際は素材や質にこだわるため、安いものであっても高見えするなど安っぽく見えないことが大切です。
40代以上の大人女性をターゲットにする場合のコンセプトを考える際は、日常を大切にしながらも、上質感を出すことがポイントですね。
赤ちゃんや子供がいるママをターゲットにする場合
赤ちゃんや子どもがいるママには、子供服としてサイズアウトが早いので価格が手頃であるものが好まれます。
外遊びに使って汚れることが多いため洗濯のしやすさや、へたれにくさもポイントです。
赤ちゃんや子供がいるママをターゲットにする場合のコンセプトは、手ごろな価格と安心して着用させられる品質の良さがポイントになりますね。
成功の鍵②販売計画を綿密に立てる
アパレル開業では、売上目標を達成するために緻密に計画を立てていくことが大切です。
事業を進める上で重要になるのが、販売計画です。
事前に販売計画を立てることで企業自体小規模でやっていくのか、従業員が必要なのかなど全体の見通しが立ちやすく、方向性や資金の動きがわかってきます。
販売計画では、だれが/何を/どこで/どのように/販売条件/時間などの詳細を決めておきましょう。
売上目標や数量目標を決めることで、何をどれくらい売ったら目標を達成できるのかが明確になります。
しっかりとした販売計画があれば、多少のトラブルがあった時も対応に追われるだけにならず柔軟に対応できますよ。
販売計画を立てる際には、商品やお店のキャッチコピー作りもしておくと、お客さまに共感されやすくなります。
買いたくなるキャッチコピーの作り方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。
成功の鍵③お客さんやリピーターになってもらえる工夫をする
リピーターを増やせれば売上が安定します。
ここで覚えておきたいのは「2:8の法則」です。
売上の8割は2割のリピーターがつくっているという意味ですが、リピーターの満足度を高めることができれば、安定した経営になっていきますよ。
お客さまの満足度を高めることでリピーターとなり、ファンになってもらうことで購入額や購買頻度も多くなるからです。
安定した売り上げを作り、次の販売サイクルにつなげるためにもリピーター集客は注力しておきましょう。
ここではリピーターの集客に活用できる3つのアイデアを紹介します。
集客アイデア①SNSで情報発信を行う
集客アイデアの1つ目はSNSでの情報発信に注力することです。
多くの人が利用するSNSを使い、インスタやフェイスブックで新商品の案内やセールなどのお店の情報をマメに発信して集客や購買につなげていきましょう。
こちらの記事でSNSやインスタグラムを使った集客方法について詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
集客アイデア②メルマガ配信を行う
メルマガはお客様の共感が得やすくファンになってもらいやすい媒体です。
SNSは友人とのやり取りや情報収集の1つとして使われるため、長い文章は読んでもらいにくいですよね。
しかしメルマガは読むことが前提になるため、洋服への思いやどうしてショップ起業に至ったのかなどを伝えることができ共感を得られます。
また、洋服を選ぶ時のコーディネートのコツなど参考になる情報も加えるとファンになってもらいやすく、洋服について相談できるショップとして認識されます。
ぜひ、メルマガをファンづくりのためのツールとして活用してくださいね。
メルマガの始め方や書き方などをこちらの記事で詳しく載せていますのでぜひ参考にしてください。
集客アイデア③クーポンを発行する
お得なクーポンを発行することで、来店を促すことも集客アイデアで効果的な1つの方法です。
近年増えてきたのは、お誕生日クーポンの発行です。
たとえば楽天は誕生日月に100〜700円分の楽天ポイントを会員ランクによって付与しています。
H&Mも会員アプリやWebサイトで会員になって誕生日を登録すると、誕生日月に好きなアイテム1点が25%offの割引になります。
割引セールばかりをしてしまうとブランドの信用が下がりますが、誕生日という特別な日を割引することでブランドイメージ低下にもならず購買につなげることができます。
誕生日や結婚記念日、お客様の特別な日を設定してもらうなど顧客満足度を上げる策として有効な策です。
成功の鍵④ネットショップを活用する
最初に紹介しましたが、実店舗だけではなくネットショップの活用も大切です。
ネットショップとしては、ホームページや自社のECサイト、大手ECサイトの利用やフリマアプリを使うなどが挙げられます。
ネットショップは初期費用やランニングコストを抑えられるのがメリットです。
実店舗ではテナント代や光熱費などが最低限かかり、それに加えて従業員なども必要になってきます。
売り上げが少ない月でもお店を開いているだけでランニングコストがかかってくるため負荷が大きいですね。
しかしネットショップを活用することで営業時間や立地などの条件を気にせず経営できます。
お客さまもお店に来店しなくても、気に入った洋服を手に入れることができるためネットショップを活用するメリットは大きいですよ。
ユニクロなどもアプリ限定品などを作ることで、ネットからの購入を促していますよ。
ネットショップでは「あなたへのおすすめ」「この商品を見た人によく見られている商品」なども簡単に提案できるので、検討中の商品にあわせて別商品の購入を検討してもらうクロスセルの仕組み作りもできます。
ネットショップを流行らせるためのコツをこちらの記事に紹介していますので、ぜひご覧ください。
成功の鍵⑤潜在ニーズを分析する
アパレル開業を成功させるために、お客さまのニーズをしっかりと満たしていきましょう。
たとえばニーズには「高い服を着ているとみられたい」「安くても流行を取り入れた洋服が着たい」などがあります。
しかしニーズだけをみて高い服を提供したり、流行のデザインを取り入れた洋服を売っていてもお客さまは買ってくれません。
表面的なニーズの裏に隠れる、その服を選ぶ根本的な理由を分析し提供することが大切です。
たとえば「高い服を着ているとみられたい」という人は、「存在感がない自分を不安に思っているため高い服を着ることで安心したい」という欲求があると考えられますね。
「安くても流行を取り入れた洋服が着たい」という人は、「周りの人と同じでいたい」「置いて行かれたくない」という潜在的な欲求があります。
普段見るSNSや新聞、ニュースなど何気ない情報の中にお客様のニーズが隠れていますよ。
お客様アンケートやSNSの投稿、会話、行動データから、どうしてそのような服が欲しいのかという潜在ニーズまで掘り下げましょう。
【Q&A】アパレル開業・起業でよくある質問まとめ
アパレル開業や起業にはやらなければいけないことや気になることがありますよね。
こちらではアパレルの開業や起業を考える上でよくある質問をまとめました。
アパレル開業や起業に関しての不安を少なくしていきましょう。
- アパレルブランドの開業方法とは?
- アパレルを開業するには何から始めたらいい?開業の手順とは?
- アパレルの仕入れ先はどうやって見つける?
- アパレルブランドの立上げに必要な資格は?
- アパレルの開業資金はどのくらい?
- アパレル起業は儲かる?平均年収は?
アパレルブランドの開業方法とは?
- 実店舗
- ネットショップ
- ポップアップストア、ショールーミング
- イベントやフリーマーケットへの出店
アパレル開業で資金面の余裕があって取り扱い商品の品質やコミュニケーションに自信がある方は、直接お客様に来店いただいて確かめてもらえる実店舗経営が向いています。
ネットショップは使用料の無料のサイトがあったり、購入によって手数料を支払うシステムがあるため、低予算ででもショップを開業したい方向けですね。
限られた期間ででもお店を出して商品の良さを認知してほしい方には、フリーマーケットや、ポップアップストアという期間限定の出店方法もあります。
また、品質を確かめられる実店舗を出したいけれど大きなテナントまでは借りられない方には、手に取った商品をECサイトで購入できる「ショールーミング」というやり方もありますよ。
自分の目的や資本金に合った出店方法を考えていきましょう。
アパレルを開業するには何から始めたらいい?開業の手順とは?
- コンセプトの決定
- ブランド名の決定 商標登録
- 市場調査や商圏調査を行う
- 店舗物件の選定や立地の調査
- 事業計画書作成
- 資金調達
- 店舗デザインや看板デザインの決定
- 商品の仕入れや商品作成
- 行政へ開業の許認可と届出
- 宣伝、集客
- 開店
大まかにいうと、上記が開業の手順になります。
コンセプトの決定やブランド名、商品の仕入れなどのほかに開業に伴って事業の計画書や開業の届け出なども必要です。
多くの項目はありますがいつまでに開店をしたいかゴールを決めた上でスケジュールを決めて一歩一歩開業に近づいていきましょう。
アパレルの仕入れ先はどうやって見つける?
- メーカー
- 問屋街
- 卸問屋サイト
- 展示会
アパレルの仕入れ先としてこの4つの方法があります。
商品の品質や細やかなデザインなどを確認するには直接、問屋街や展示会などでの商品の確認が安心ですね。
しかし問屋街のなかにはロットでしか販売しないところもあり、初めての起業でハードルが高く感じられるでしょう。
それに対してネットの卸問屋サイトなら開業を始めたばかりでも始めやすいシステムになっています。
登録無料のものや卸問屋のサイトからお客様に直接商品を発送してもらえるサイトもあるため、業者やお客様とのやり取りに慣れていない方でも安心ですね。
アパレルブランドの立上げに必要な資格は?
開業に必要な資格は特にありません。
ただ、ユーズドの洋服を扱う場合は古物商許可証が必要なので注意してください。
資格が必要ではないところがアパレル開業の良い点ですが、実店舗から始めるとリスクが大きくなります。
資金に余裕がない場合は、初期費用を抑えながら始められるネットショップでの開業をおすすめします。
アパレルの開業資金はどのくらい?
立地などにもよりますが、実店舗の場合は500万~1,000万円が目安です。
物件費や内装、設備費、広告費や人件費が掛かるのが一般的で、これらの費用に加えて商品の仕入にかかる費用なども必要になります。
これに対してネットショップは開業資金としては50万円~が目安です。
パソコンやホームページの外注費、レンタルサーバーや撮影の道具や商品の仕入れや梱包費用などがかかってきます。
最近はアパレルに特化したクラウドファンディングもありますので、ブランドに共感してもらって協力金を募ってから始める方法もありますよ。
アパレル起業は儲かる?平均年収は?
セレクトショップは250〜400万円、ネットショップでは300〜1000万円が平均です。
アパレルショップの経営は華やかな印象がありますが、日々の売上に左右され平均年収に大きく差が出てきます。
集客の方法を入念に考え、SNSなどを活用しながらファン獲得を目指していきましょう。
まとめ
これまで見てきたことを一度まとめてみましょう。
- 在庫を持たないか最小限にする
- 顧客ニーズを知るために情報に対するアンテナを張っておく
- 資金が少ない場合クラウドファンディングを活用したり、ネットショップから開業する
開業にともなってやることが多くありますが、開業準備として1つ1つやっていくことが上手くいく近道です。
経営ノウハウや仕入れの交渉術なども学び、アパレル開業を軌道にのせましょう。