運営者プロフィール

森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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売れる仕組みの作り方とは?自動でお金儲けをするために必要な6つのこと

  • 売れる仕組みって何?
  • こんなにいい商品なのに全然売れない!
  • 収益の自動化って本当にできるの!?

モノが売れない現在、いかにしてモノを売るか、誰もが頭を悩ませていることでしょう。

しかし、一度「売れる仕組み」を作れば、収益の自動化もできます。

この記事では売れる仕組みとは何を意味するのか、売れる仕組みができないことでどんな影響がでるのかといった基本的な内容と、売れる仕組みを作るために必要な6つのことについて解説します。

売れる仕組みづくりに役立つフレームワークもまとめました。

この記事を読めば、売れる仕組みの作り方を身につけることができますよ。

それでは、始めましょう。

目次

収益の自動化!売れる仕組みづくりとは?

売れる仕組みづくりとは、簡単に言えば「お客さんが、自然に商品やサービスを買ってくれる仕組みを作る」ことです。

今の時代、やみくもに商品やサービスを売るだけではお客さんは買ってはくれません。

集客はもちろんのこと、顧客の育成、販売、そして固定客としての顧客の維持管理などの面において、うまくはかどる仕組みを構築することが重要なのです。

特に大手ほど人員や資金が潤沢ではない中小企業や個人事業主にとっては、売れる仕組みを作れるかどうかがビジネスの成功に大きく影響してきます。

売れる仕組みを構築し、商品が売れるまでの一連の流れを自動化できれば、業務効率が上がり安定した利益が得られるようになりますよ。

売れる仕組みができていないとどうなる?ビジネスへの悪影響

今は簡単にモノが売れない時代です。そんな時代だからこそ、売れる仕組みが必要なわけですね。

それでは、売れる仕組みができていないと一体どうなるのでしょうか。

ここでは売れる仕組みができていないことによる悪影響について詳しく見ていきます。

影響①いい商品でも売れなくなってしまう

売れる仕組みづくりができていないことによる悪影響のひとつが「いい商品でも売れなくなってしまう」ことです。

そもそも「マーケティングとは売れる仕組みをつくることだ」とよく言われますよね。

裏を返すと、売れる仕組みができていないということは、マーケティング不足に陥っていると言ってもよいでしょう。

マーケティング不足に陥ると、顧客ニーズを把握することもできません。

また、自らの強みも把握することができないため、競合との差別化も図れず、適切な販売チャネルの確立ができないといった弊害も起こります。

どんなに高機能であっても、どんなに高品質であっても、マーケティングが不十分だと、売れない可能性が高まってしまうのです。

影響②ブランド価値が低下する恐れがある

ブランド価値が低下する恐れがあることも、売れる仕組みづくりができないことによる悪影響のひとつです。

マーケティングやプロモーションの仕組みづくりが上手くいかないと、顧客のニーズを的確につかめなくなり、見当はずれのマーケティングやプロモーションを行う恐れがあります。

適切なマーケティングやプロモーションができなければ、「製品やサービス、企業」と「顧客」との結びつきが薄れ、関心を抱いてもらいにくくなるわけですね。

結果、企業や製品そしてサービスのブランド価値が低下する可能性があるのです。

売れる仕組みの作り方!お金を生み出すために必要な6つのこと

売れる仕組み作りでは、自分のお客さまを分析することがポイントです。どんなに成功モデルを真似したとしても、自社のお客さまに響かなければ売れませんよね。

これから売れる仕組み作りに必要なことについて解説していきます。

ビジネスモデルが定まっていない方は、こちらの記事で安定するビジネスモデルの作り方について解説していますので、あわせてご参考になってみてくださいね。

必要なこと①マーケティングリサーチ

お金を生み出すために「マーケティングリサーチ」は外せません。

マーケティングリサーチとは、消費者や顧客の行動や意見を調査・分析することで、マーケティング活動に関する有益な情報を得る方法のことですね。

マーケティングリサーチを行えば、市場に対して客観的な視点を持つことができるので、マーケティングやプロモーションの際の誤った判断を防げます。

特にマーケティングリサーチに含まれる手法の一つである市場調査を行うことはとても重要ですよ。

市場調査を行うことによって、自社の商品やサービスに対しての需要や顧客ニーズが分かるだけでなく、競合他社の商品やサービスについても分析できるからです。

ほかにも思いがけない顧客ニーズやアイデアが思いつくこともあるでしょう。

マーケティングリサーチをしっかりと行うことで、売れる仕組みづくりの軸となるターゲット顧客にとって魅力的な製品やサービスの提供を実現できますよ。

顧客ニーズを探る際の基本となるニーズとウォンツの違いについてはこちらの記事で解説しているので、ご覧になってください。

必要なこと②集客の自動化の仕組みを構築する

「自動化」と言っても、何も特別な装置やソフトウェアを導入するわけではありません。

ここで言う自動化の仕組みとは、商品やサービスが売れ続けるための仕組みを作ることです。

集客を仕組み化できれば、手間をかけずに安定した集客を得られるようになります。

その都度広告を出したり、施策を取り入れる必要もなくなるので集客コストの削減にもつながりますね。

集客を仕組み化するためには「リード(=見込み客)」を獲得するための流れを構築しなければなりません。

資料請求やメール購読といった行動を起こしやすいようにCTAを意識したサイトを作ったり、リードの氏名やメールアドレスなどの個人情報が自然と集まるような無料オファーを考えるといいでしょう。

集客媒体はアナログやデジタルを問わずさまざまあるので、ターゲットに合わせた集客媒体を選ぶことでリードを獲得しやすくなりますよ。

必要なこと③販売の自動化の仕組みを構築する

集客したリードへ、実際の商品やサービスを販売するための仕組みを作ることも大切です。

代表的なものとして、ステップメールやLINEの活用が挙げられます。

ステップメールとは、ゴールである「商品やサービスの購入」にリードを誘導するために、複数の段階に分けたストーリーを設けて、段階ごとに自動配信するメールのことを指します。

段階ごとにメールを配信することによって、次第に興味を引かせるというわけですね。

メールの内容や配信のタイミングを、リードの心理状況にいかに合わせられるかが、ステップメール成功のカギを握ります。

また、LINEによる販売の仕組みづくりでは、公式アカウントを開設してリードを「友だち」に取り込みましょう。

ステップメールと同じアプローチができる「ステップ配信」や、年齢や性別などのリードの属性ごとに個別のメッセージが送れる「セグメント配信」といった機能が備えられています。

また、クーポンや抽選キャンペーンを作成したり、ショップカードの機能でポイントを貯めたりできるなど、リードにアプローチできる機能が充実しているのでぜひ活用しましょう。

自然な流れで商品やサービスの購入につなげられれば、効率よく売上を上げられるようになりますよ。

必要なこと④効果的なブランディング戦略を立てる

効果的なマーケティング戦略を立てることも、売れる仕組みづくりには欠かせません。

戦略を立てることによって、ターゲット市場や顧客ニーズに合わせたアプローチが可能になり、より効率的に商品やサービスを販売できるからです。 

売れる仕組み作りにおける、マーケティング戦略のひとつが、ブランディングです。

自らがオンリーワンの存在となり、競合との差別化を図るとともに、顧客を自らのブランドのファンに取り込んで、ブランドの価値を高めていく活動のことを「ブランディング」といいます。

ブランディングによって自らの価値を高めることができれば、競合との価格競争から抜け出せます。

端的に言えば「競合の同じ商品よりも高い値段で設定しても、顧客が買ってくれる」ということですね。

そのためには、企業やその商品の価値について、顧客たりうる消費者に共通のブランドイメージを認識させることが重要です。

競合との差別化を図ることによって「〇〇(商品)といえば△△(ブランド名)」と呼ばれるぐらいに、自らのブランドの地位を確立していきましょう。

ブランディングについてのより詳しい解説はこちらの記事で実例とともに紹介していますので、ぜひご覧になってみてくださいね。

必要なこと⑤お客さまからの口コミを活用する

ネットが発達した現在においてもなお、口コミは信頼性が高い集客の手段として重視されています。

紹介や口コミは信頼性を高めてくれるので、購入につながりやすくなるのがメリットです。

口コミマーケティングは、一般消費者のそんな口コミを活用して、認知や購買を広めるマーケティング手法です。

商品やサービスを購入した顧客が口コミを投稿し、それを見たユーザーが商品・サービスを購入し口コミを投稿する、といったいい流れが作れれば、企業側からアピールしなくても商品やサービスが売れるようになってきますよ。

グーグルマイビジネス(グーグルビジネスプロフィール)を活用した口コミマーケティングについては、こちらの記事で紹介しています。

必要なこと⑥カスタマーエクスペリエンス(顧客体験価値)の向上

どんなに売れる仕組みを作ったところで、商品やサービスを購入してくれた顧客がまた利用したいと思わなければ、継続して売上をあげていくことはできません。

なので、顧客満足度を高めて、いい関係性を築いていくことも売れる仕組みづくりにとって重要です。

カスタマーエクスペリエンス(顧客体験価値)を向上させることが必要になるのですね。

商品やサービスの質だけではなく、それに付随するアフターフォローやカスタマーサービスなどの充実が、商品やサービスの価値を高める要素になります。

顧客が問題を抱えた際に、迅速かつ丁寧な対応ができるよう、アフターフォローやカスタマーサービスの態勢を整えておきましょう。

顧客のニーズを理解し、適切なタイミングで適切な情報やサポートを提供することで、顧客の満足度を高めることができますよ。

また、個々の顧客に合わせたサービスを提供することも大切です。

顧客の属性や行動履歴に基づいた施策を展開し、顧客にとって本当に価値のある体験を提供しましょう。

カスタマーエクスペリエンスの向上については以下の記事で解説しているリピーターの作り方LTVの伸ばし方も参考になりますよ。

売れる仕組みを作る際のポイント

成功する売れる仕組みを構築するには、仕組みを作り、その効果を継続的に評価して改善していくことがポイントです。

なぜなら、市場や競合の動向、顧客のニーズは日々変化していくからです。

たとえば具体的なデータ分析の手段として、以下をモニタリングすることが挙げられます。

  • ウェブサイト
  • オンラインストアのトラフィックデータ
  • ユーザーの行動パターン
  • コンバージョン率

他にも、売上データを詳細に分析し、売れ筋商品や高収益顧客を特定することも重要です。

データ分析を定期的に行い、構築した仕組みの改善すべき点を把握しましょう。ここでは、データ分析と改善のポイントを詳しく紹介します。

ポイント①顧客のフィードバックを集める

データ分析をする際は、顧客のフィードバックを集める仕組みを確立しましょう。

顧客からの意見や要望を取り入れることで、サービスの向上や製品の改善につなげることができるからです

商品やサービスを購入した顧客や、購入を検討しているお客様からの問合せの内容には「お客様視点」の意見や感想があります。

ただしお客様視点の意見であっても「価格が高かった」「発送が遅すぎた」など、いち個人の感想であるケースもあるので、すべてを鵜呑みにせずに改善すべきポイントを見極めましょう。

顧客の声は貴重な情報源であり、商品やサービスの満足度の向上につながる重要なヒントが隠されていますよ。

ポイント②集客効果も分析しよう

売れる仕組みの成果を最大化するために、集客効果の分析も行うようにしましょう。

集客効果を分析するなら、ABテストを取り入れるのが効果的です。

ABテストとは、ウェブサイトのデザインやコンテンツ、そして価格設定など、さまざまな要素を複数のバリエーションで用意して、効果を比較するテストのことを指します。

最適な選択肢を見つけることで、売れる仕組みの成果を最大化できますよ。

ABテストのやり方についてはこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

ポイント③競合の分析も怠らない

競合分析では競合を理解し、自社の差別化を図ることで、市場での競争力を高めることができます。

競合の戦略やアプローチを把握することで、自社の戦略をより効果的に立案できるでしょう。

継続的なデータ分析と改善は、売れる仕組みを進化させるための欠かせないステップです。

最新のデータを元に仕組みを最適化することで、収益を向上させ、ビジネスを成功へと導くことができますよ。

売れる仕組みづくりに欠かせないフレームワーク一覧

売れる仕組みを構築するためには、ビジネスの戦略を分析することも重要です。

そのために、次のようなフレームワークがおすすめです。

フレームワークを活用する際は、綿密に分析して信頼性の高い客観的なデータを得るようにしましょう。誤った情報に基づいた分析は誤った結果につながります。

また、各フレームワークを連携させることでより統合的な戦略を立案できますよ。

例えば4P分析と4C分析を連携させることで、マーケティングの一貫性を保てるのがフレームワークの連携の良い例ですね。

ただし、フレームワークは優れたツールですが、全ての事象をカバーできるわけではありません。

市場や顧客ニーズは常に変化しているので、定期的にデータを更新し、仕組みを改善することが成功のために不可欠です。

これらのポイントと注意点を意識しながらフレームワークを適切に活用し、売れる仕組みをより効果的に構築しましょう。

まとめ

ここまで収益の自動化を目指すための売れる仕組みの作り方について解説していきました。

この記事について、最後にまとめましたので振り返ってみましょう。

  • 「売れる仕組み」とは「お客さんが自然に商品やサービスを買ってくれる仕組み」のこと
  • 売れる仕組みができていないといい商品でも売れず、属人化による競争力の低下やブランド価値の低下を招く
  • 売れる仕組みづくりに必要なことは「マーケティングリサーチ」「自動化の仕組みの構築」「効果的なマーケティング戦略」「カスタマーエクスペリエンスの向上」「継続的なデータ分析」の5つである
  • 売れる仕組みづくりに欠かせないフレームワークは「4P分析/4C分析/3C分析/SWOT分析/STP分析」

売れる仕組みづくりは一朝一夕にはできませんが、着実な努力と改善を重ねることで、成功への道が開けるでしょう。

皆さんもぜひ、この記事を参考に売れる仕組みの構築に取り組んでみてくださいね。

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