セルフブランディングのやり方！SNSで自分をプロデュースする方法とは？

• セルフブランディングをすれば、知名度は上がるの？
• SNSをセルフブランディングではどう活用したら良い？
• セルフブランディングのコツを知りたい！

セルフブランディングに失敗すると「痛い」とか「怪しい」といった、マイナスなイメージを持たれてしまいます。

その上、やり方を間違えると、「自分を良くみせるために必死な人」というレッテルまで貼られてしまう危険性があります。

なのでセルフブランディングをおこなう前に、正しいやり方と成功のポイントを押さえておきましょう。

そうすれば、不名誉なレッテルを回避し、ビジネスチャンスを広げられるはずですよ。

この記事では、下記のポイントを説明していきます。

• セルフブランディングの意味とメリット
• セルフブランディングのやり方
• SNSやストック型WEBメディアをセルフブランディングで活用する方法
• セルフブランディング成功のコツ

「とりあえず、セルフブランディングしとこう！」はやめて、効果的なセルフブランディングのやり方を実践してくださいね。

それでは、まずはセルフブランディングの意味を説明していきます。

セルフブランディングは怪しい？本当の意味とは？

セルフブランディングは、起業家がおこなっているイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

そのため「よく知らないけど稼いでるっぽい人がおすすめしている」「何が目的なのかわからない」と、セルフブランディングを怪しむ人は多いです。

ですが、セルフブランディングに怪しい意味はありません。意味は字の通りで、セルフ(自己)を対象として、ブランディングをおこなうことです。

簡単にいうと「〇〇のことならAさんに」といった、知名度や信頼を得て、自分の価値を上げるための戦略を意味します。

起業家でなくても、ビジネスマンであれば、セルフブランディングは必要な戦略であるといえるでしょう。　　　　

セルフブランディングのメリットとは？

• 知名度の向上
• 信頼度の向上
• 周囲との差別化を図れる

セルフブランディングはこのようなメリットがあります。

セルフブランディングが成功すると、「〇〇といばあなた」といった、知名度や信頼を得ることができます。

さらに専門分野をしっかりと確立することで、周囲との差別化ができ「〇〇のことなら、最初にあなたに相談しよう」と、相手の心を掴むこともできるでしょう。

起業家であれば顧客を増やせますし、企業のビジネスマンであれば、出世や給料アップが期待できるのです。

このようにセルフブランディングには、自分の強みで自分の価値を高めるといった、メリットがあります。

意外と簡単！基本的なセルフブランディングのやり方を紹介

間違ったやり方では、セルフブランディングの効果はありません。さらに効果がないだけでなく、「痛い」と思われてしまうケースもあります。

効果のあるセルフブランディングのやり方を、きちんと理解しましょう。

セルフブランディングの基本的なやり方は、「自己分析」「価値（強み)の設定」「情報発信」「結果分析」の4ステップです。

それぞれのステップを紹介します。

• ステップ①徹底的に自己分析をしよう
• ステップ②自分の価値（強み）を設定しよう
• ステップ③自分の価値（強み）を広めよう
• ステップ④セルフブランディング戦略の効果を分析しよう

ステップ①徹底的に自己分析をしよう

まず最初に、自己分析をおこないます。

自己分析のポイントは、「思い込み」をなくすことです。

「自分はこういうタイプ」「得意なのはこれ！」と、自分を知っているつもりになってはいけません。

客観的な視点から自己分析をしていきましょう。それでは、自己分析の内容を詳しく説明します。

自己分析：過去の成功や失敗から自分の魅力を再確認する

今の自分は、過去の自分の積み重ねです。まずは過去の実績、成功や失敗から、自分を知りましょう。

思い浮かべるだけではなく、時系列に沿って書き出します。実績は、どんな小さなことでも構いません。

ここで大切なのは、過去の自分の経験が「周りからどんな評価をされたのか」です。周囲の評価は、客観的にみた、自分の強みや弱みになります。

過去の経験と周囲の評価を整理し、自分の強みや弱みを再確認しましょう。

自己分析：フレームワーク「SWOT分析」を活用する

次におこなう自己分析は、現状の把握です。ここではSWOT分析といわれる、現状把握のためのフレームワークをおすすめします。

一般的にSWOT分析は、マーケティング戦略のひとつとしておこないますが、個人でも活用できます。

客観的に、自分の強み・弱み・機会・脅威を分析しましょう。

SWOT分析の特徴は、自分の強みや弱みに加えて、周囲の環境も分析できるところです。自分を取り巻く環境が変わっても、変わらない自分の本質がわかります。

さらに自分の弱みを深く理解でき、今後は弱みをどうカバーしていくべきなのか分析が可能です。

SWOT分析の手順については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

SWOT分析で、今の自分を分析しましょう。

自己分析：自分の強みを活かせる専門分野を考える

過去と今の自己分析を終えたら、最後は自分の専門分野を分析していきます。

「自分が思っている専門分野」と「周囲が評価してくれた分野」の不一致には、特に注意しましょう。

セルフブランディングが「痛い」といわれる理由は、専門分野の確立ができていないことがあげられます。

極端な例ですが、元コンサルタントを売りにしている人が趣味の時短レシピをSNSで発信しても、フォロワー増加にはつながりません。周囲が元コンサルタントに求めているのは、コンサルティングのノウハウやビジネスモデルの構築といった、元コンサルタントならではの有益な情報です。

セルフブランディングでは、自分の強みと周囲のニーズのマッチングに重点をおきましょう。

さらに、より競争率の低い分野を選ぶのも、ひとつのポイントです。競争相手が少なければ、セルフブランディングにより、周囲との差別化がしやすくなります。

周囲の評価から、自分の強みを活かせる専門分野を見つけ出しましょう。

ステップ②自分の価値（強み）を設定しよう

次は自己分析によってわかった自分の価値(強み)を、「誰に」「どう」見られたいのかを決めます。

セルフブランディングの基本は、客観的な視点です。自分の価値(強み)の設定では、「こうであって欲しい」といった希望ではなく、自己分析からみえた周囲のニーズを意識しましょう。

ターゲットの設定と、ストーリーの設定にわけて、詳しく説明していきます。

価値設定：誰に向けたセルフブランディング戦略なのか？ターゲットの設定

自分の価値(強み)を必要としてくれる顧客はどんな人なのか、自分の強みを活かせる専門分野からみたターゲットを決めましょう。

周囲にいる知人や取引先の人を思い浮かべると、具体的にターゲットをイメージしやすくなります。

年齢や性別、職業や家族構成など、より具体的にターゲットを設定してください。ぼんやりとしたターゲット設定をすると、誰にも届かないセルフブランディングになってしまう可能性が高いからです。

自分が誰に向けて情報を発信していくのか、ターゲットの設定は、セルフブランディングの核になります。

価値設定：自分はどう見られたいのか？ストーリーの設定

次に設定したターゲットに、どう見られたいのかを決めます。過去と今、未来といった、自分のストーリーを設定していきましょう。

• 何をしてきた人なのか(過去)
• 何をしている人なのか(今)
• 何を与えてくれる人なのか(未来)

具体的には、このような観点から、自分のストーリーを組み立てていきます。ストーリーの設定では、「自分が何をしている人なのか」がターゲットに伝わることを意識しましょう。

例えば「コンサルの革命家」「ロゴ創造人」など、目立つ肩書きをつけることにこだわってはいけません。「集客コンサルタント」「WEBロゴデザイナー」など、ターゲットに理解されやすい肩書きにしてください。

過去の部分では、自分の価値(強み)を活かそうと考えた理由を、ターゲットに伝えます。「なぜ」の部分が明確になると、発信者の意志がみえ、信頼につながるからです。

ターゲットに届く、自分の理想像を設定しましょう。

ステップ③自分の価値（強み）を広めよう

次に、設定した自分の価値(強み)を発信していきます。情報発信のツールはSNSやブログの活用がおすすめです。

記事の後半では、ブランディングにおけるSNSとブランディング特化型Webサイトの効果的な活用方法を紹介しているので、参考にしてください。

メディアのメリットやデメリットをしっかり把握して、自分に合ったツールを選びましょう。

情報の発信では、複数のメディアを同時に使用するケースがほとんどです。ターゲットが困惑するので、「どう見られたいのか」を、メディアによって変えないように注意しましょう。

セルフブランディングでは一貫性のある情報発信を、根気強く続けることで、自分の価値(強み)を広めていきます。

ステップ④セルフブランディング戦略の効果を分析しよう

セルフブランディングで最後におこなうのは、結果の分析です。「自分の価値を高めることができたのか」を分析しましょう。

自分の価値(強み)が広まっているのか、ビジネスチャンスを増やすことができたのか、周囲との差別化が図れているのかなどを振り返ります。

自分の名前をインターネットで検索してみるのも良いでしょう。

思っているような効果がでていない場合は、セルフブランディング戦略の修正が必要です。ターゲットの設定や情報発信の方法、自分のコンセプトにブレがないかを見直します。

セルフブランディングはやったら終わりではなく、定期的に結果を分析し、戦略の見直しをおこないましょう。

【SNS編】ブランディングツールとして効果的に活用する方法

記事の前半では、セルフブランディングで自分の価値(強み)を広めるツールに、SNSやブランディング特化型Webサイトをおすすめしました。

SNSやブランディング特化型Webサイトは、セルフブランディングだけでなく、企業ブランディング戦略においても欠かせないツールです。

手軽に誰でも活用でき、登録や投稿を無料でおこなえるメディアが多いので、余計なコストがかかりません。SNSの投稿に興味をもってもらい、ブランディング特化型Webサイトへ誘導するといった、導線をつくることもできるので便利です。

昨今、SNSでは投稿が多くの人に拡散される、いわゆる「バズる投稿」で知名度が一気に上がるケースが増えています。SNSの効果的な活用は、ブランディングを成功させるコツといえるでしょう。

ここでは、Instagram、Twitter、YouTube、Facebookをブランディング戦略で使用するときのポイントを説明します。

• 「Instagram」の使い方
• 「Twitter」の使い方
• 「YouTube」の使い方
• 「Facebook」の使い方

「Instagram」の使い方

• 何をしている人なのかを明確にする
• ターゲットにあった投稿をする
• 投稿する内容に統一感をだす

前提として、「誰か知らない」「何をしているかもわからない人」の写真投稿に、興味をもつ人は少ないことを覚えておいてください。

なので元の知名度が低い、個人のセルフブランディングでは、「情報の発信者が何者なのかわかること」が大切です。

ですが自分をよく知ってもらうために、さまざまな写真を投稿すれば良いわけではありません。フォロワーが見たい、知りたい情報だけを発信しましょう。

そもそもブランディングではInstagramを活用することで、フォロワーを増やし知名度を上げ、ビジネスチャンスをひろげる狙いがあります。フォロワーを増やすには、フォロワーにとって有益な情報の発信が必要です。

情報が多く、埋もれがちなInstagramでは関係のない投稿を避け、ターゲットのニーズにあった投稿をしましょう。

さらにInstagramの投稿は、写真の色や文章の書き方に統一感があると、より「何を」伝えたいのかがわかりやすくなります。

「Twitter」の使い方

• ブランディング特化型Webサイトへの導線をつくる
• 拡散されやすいかを意識する
• ハッシュタグを上手く活用する

Instagramは写真の投稿がメインですが、Twitterは文章がメインです。InstagramよりもTwitterのほうが情報をターゲットに伝えやすくなっています。

一方でTwitterの投稿には文字制限があるので、より深く自分をターゲットに知ってもらうために、ストック型WEBメディアへの導線づくりは重要です。Twitterをきっかけに、ブログやnoteの読者になってもらえるような投稿をしましょう。

さらにTwitterは、多くの人に投稿を拡散される、「バズりやすさ」が特徴です。他の人の投稿を自分のフォロワーに拡散できるリツイート機能があり、速く多くの人へ拡散されていきます。

なのでTwitterでは、共感されやすい文章を投稿し、リツイートを狙ってください。

しかしリツイートで拡散をしてもらっても、「何をしている人なのか」が明確でなければ、ただ面白いことを書いた人で終わってしまいます。Instagramと同じように、Twitterでも「自分が何者なのか」がわかる投稿を心がけましょう。

またTwitterは、情報の流れていくスピードが速く、有益な情報でも埋もれる可能性が高いです。ハッシュタグを上手く活用して、トレンドや検索にひっかかる投稿をしましょう。

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

「YouTube」の使い方

YouTubeをセルフブランディングで活用するときのポイントは、徹底したコンセプトの統一です。

YouTubeは動画がメインなので、雰囲気や印象がダイレクトにターゲットへ伝わりやすくなっています。

なのでYouTubeを始める前に話し方や服装だけでなく、背景や動画編集の仕方まで、しっかりとコンセプトを決めましょう。

他のSNSと違うポイントは、動画編集の技術や機材が必要となり、コストがかかってくる点です。スマートフォンや無料の編集ソフトでカバーできますが、人気YouTuberのような仕上がりを目指すのであれば、相応のコストがかかるのがデメリットでしょう。

一方で動画の再生数やコメントから、ターゲットのニーズを詳しく知れるのがメリットです。動画の評価が高かった理由などを詳しく分析すれば、セルフブランディング戦略の見直しにも役立ちます。

「Facebook」の使い方

Facebookの特徴は、ユーザー登録が実名でおこなわれていることです。TwitterやInstagramのような匿名性が低く、発信している情報の信頼度が高まります。

ですがTwitterやInstagramと同様に、ターゲットからしてみれば、情報発信者は知らない人です。つまりFacebookでは、実名登録と自分のストーリーを明確にすることで、ターゲットから高い信頼を得られるのです。

「何をしている人なのか」が、ターゲットに明確に伝わる投稿をしましょう。

Facebookにも、「いいね！」をした記事が、他のユーザーへ拡散される機能があります。日常を投稿するのではなく、ターゲットにとって有益な情報の発信が、拡散してもらえるポイントです。

Facebookの信頼度の高さと、他のメディアの特性を組み合わせて、上手に活用していきましょう。

【Webサイト編】ブランディングツールとして効果的に活用する方法

Webサイトといわれると、馴染みがないかもしれませんが、ブログやnoteといわれるとわかる人も多いのではないでしょうか。

SNSと同様に誰でも手軽に始められ、ブランディングの情報発信ツールとして、効果的に活用できます。

SNSとの違いは、SNSが宣伝効果が高いのに対し、ブランディング特化型Webサイトは「伝える」に特化している点です。

例えばSNSで注目を集め、ブログやnoteで情報を詳しく発信する流れがあります。もちろんSNSでも有益な情報を発信しますが、投稿の内容に制限があり、詳しい内容までは書けないことが多いからです。

ここではブランディング特化型Webサイトとして代表的な、ブログとnoteの使い方のポイントを説明していきます。

• WEBツール①セルフブランディングのための「ブログ」の使い方
• WEBツール②セルフブランディングのための「note」の使い方

WEBツール①セルフブランディングのための「ブログ」の使い方

• 何をしている人なのかを明確にする
• 何が書かれているのかを明確にする

この2点をセルフブランディングでブログを書くときに、意識しましょう。

ブログは無料で開設できるものもあり、自分を表現しやすいツールです。加えて、発信した情報がたまっていき、何度でも見返せます。

例えばターゲットが過去の情報発信を見返してくれれば、より深く自分を知ってもらうことができるのです。

なので、まずはブログに興味をもってもらいましょう。ターゲットはあなたを知らないことが前提となるので、ブログの内容に興味をもってもらうためには、あなたのストーリーに興味をもってもらうことが大切です。

「何をしている人なのか」は、ブログでも明確にしてください。

さらにSNSをブログの宣伝的な要素で活用し、ブログでターゲットの心をつかみましょう。ブログの内容、特にターゲットにとって有益な情報が書かれていることが、わかりやすいようにしてください。

WEBツール②セルフブランディングのための「note」の使い方

• 何をしている人なのかを明確にする
• 何が書かれているのかを明確にする

基本的な使い方のポイントはブログと同じで、この2点を意識しましょう。

noteの特徴は、有料記事と無料記事の使い分けができる点です。

例えば最初は無料の記事で顧客を増やし、集客ができたら、よりコアな自分の価値(強み)の有料記事を発信できます。

つまりnoteはセルフブランディングに合わせて、アレンジが簡単にできるのです。

セルフブランディングで有料の記事を書くことを見据えている場合は、まずは「お金を払ってでも読みたい！」と思ってもらえるような、無料記事の発信をしましょう。

最近ではTwitterの投稿をnoteにまとめたり、noteの投稿をTwitterで宣伝したりと、Twitterとnoteの相性の良さが評価されています。相性の良いメディア同士を活用して、自分の価値(強み)を広めていきましょう。

できない悩みを解消！セルフブランディングを成功させる4つのコツ

ここではセルフブランディングで、押さえておくべき成功のための4つのコツを紹介します。

セルフブランディングは自分の価値を高めるためにおこなうものですが、やり方を間違えると、自分の価値を下げてしまうので注意しましょう。

「セルフブランディングが上手くいかない」と悩んでいる人も参考にしてみてください。

• コツ①自分本位ではなくターゲットに届く戦略を考える
• コツ②セルフブランディング＝自分の価値を上げることを意識する
• コツ③一貫性のある発信をする
• コツ④長期的な視点でセルフブランディング戦略を考える

コツ①自分本位ではなくターゲットに届く戦略を考える

セルフブランディングを失敗してしまう理由のひとつに、自分の希望とニーズの不一致があげられます。

「これを自分の価値(強み)にしていきたい」「この分野で活躍したい」というような希望だけでは、セルフブランディングが失敗に終わる可能性が高いです。

そもそもセルフブランディングは「〇〇といえばAさん」というように、自分の専門分野を明確にしたうえで、自分の価値(強み)を高める戦略です。

結果は、周りの評価や顧客が増えたなど、ターゲットの反応から分析できます。つまりターゲットに届く戦略を考えなければ、効果も薄いということです。

特にセルフブランディングの自己分析のステップで、希望や思い込みを入れてしまう人が多いです。セルフブランディングでは、ターゲットのニーズと自分の価値(強み)の一致を意識しましょう。

コツ②セルフブランディング＝自分の価値を上げることを意識する

セルフブランディングは、周囲との差別化を図る戦略であって、マウントを取るための戦略ではありません。

「キラキラした自分をアピールする」「良い人と思われたい」といった目標設定は、間違いです。

例えば「有名な〇〇さんの飲み会に参加しました」「休日もしっかりとれるので趣味を楽しんでいます」といった発信からは、勉強熱心で毎日が充実している自分をアピールしたい意図はわかります。

ですが、ターゲットにとって有益な情報の発信がありません。それどころか、このような発信はターゲットから見れば、ただの自慢話と感じる可能性があります。

セルフブランディングの目的は、自分の価値(強み)を高めることです。自分をよく見せようと無理をすることではありません。

コツ③一貫性のある発信をする

一貫性は、セルフブランディングの情報発信で押さえておくべきコツです。簡単にいうと、発信するメディアによって、キャラを変えてはいけないということです。

例えば「です・ます調」を使って、落ち着いた印象のあるTwitterを投稿しているのであれば、テンション高めの話し言葉でブログを書くのは避けましょう。

複数のメディアを活用している場合、Twitterで興味をもらってブログに誘導するなどの、導線を作っているケースがほとんどです。

メディアごとに印象が異なると、ターゲットが困惑する原因になります。自分のストーリーやコンセプトには、一貫性をもちましょう。

コツ④長期的な視点でセルフブランディング戦略を考える

セルフブランディングの結果は、すぐにはでません。情報の発信は一貫性をもって、持続することで、ゆっくりと知名度が上がっていくイメージです。

なのでセルフブランディング戦略では、長期的な視点で、継続できる戦略を考える必要があります。セルフブランディングをおこなう際は、1ヶ月目の目標、2ヶ月目の目標といった、中長期的な目標を設定しましょう。

効果が薄い場合には、継続していけば成果が見込めるのか、戦略の見直しが必要なのかを分析してください。

セルフブランディング戦略を考えるときに、「無理なく継続できるのか」を意識しましょう。

セルフブランディングがうまい有名人の成功事例

昨今、YouTuberやSNSのインフルエンサーなど、自分をブランドにして発信する機会が増加しました。発信される情報量は多く、有名人であっても、セルフブランディングの必要性が高まっています。

例えば、日本YouTuberの代表といえるHIKAKINさんや元アイドルの指原莉乃さんは、各メディアで自分のポジションを確立している成功例です。

こちらの記事では、他にもセルフブランディングの成功事例をまとめています。

セルフブランディングのイメージがわかない人は、有名人のセルフブランディング事例を参考にしてみましょう。

セルフブランディングとパーソナルブランディングの違いとは？

一般的にいわれる違いは、「組織や企業に所属しているか」「ブランディングおこなう目的」の2点です。

組織や企業に所属する個人がおこなうブランディングを「パーソナルブランディング」、所属しない個人がおこなうブランディングを「セルフブランディング」とするケースがあります。

さらに目的の違いでは、組織の価値を高めるための個人のブランディングを「パーソナルブランディング」、個人の価値を高めるブランディングを「セルフブランディング」と定義されています。

しかし、セルフブランディングもパーソナルブランディングも、個人の価値を高めることが本質です。

セルフブランディングとパーソナルブランディングを、明確に使い分けしているケースもありますが、本質的な要素は同じといえるでしょう。

セルフブランディングに苦手意識をもってしまったら？

セルフブランディングとインターネットで調べると、「痛い」「怪しい」などの言葉が一緒に検索されて、セルフブランディングに苦手意識がある人が多いのがわかります。

ここではセルフブランディングに、苦手意識をもったときの対処方法を紹介します。

セルフブランディングは起業家だけでなく、ビジネスマンがやって損のない戦略です。セルフブランディングが成功すれば、出世や給料アップといったメリットが期待できます。

苦手意識を克服して、自分の価値を高める、セルフブランディング戦略をおこないましょう。

• 対策法①おすすめの本を読む
• 対策法②専門家が主催するセミナーに参加する

対策法①おすすめの本を読む

セルフブランディングを「怪しいな」と感じる原因は、セルフブランディングについて知らないからです。

例えば「そもそもブランディングって何？」といった疑問があると、効果もわからないので、セルフブランディングする必要性がわかりません。

なので、まずはブランディングについての本を読むことをおすすめします。

今回、おすすめしたいのがこちらの本です。実例を紹介しながら、ブランディングついてを詳しく、わかりやすく解説しています。

「ブランドのストーリーの作り方や重要性が理解できた」「ブランディングを学ぶなら読んでおいて損はない」など、高評価の声が多いです。

セルフブランディングが苦手という人は、ブランディングとは何かを学ぶことから始めてみましょう。

対策法②専門家が主催するセミナーに参加する

セルフブランディングの苦手意識を解消するには、セルフブランディングを学ぶことをおすすめします。

セルフブランディングを学ぶには、先程おすすめした本以外にも、セミナーへ参加する方法があります。

セルフブランディングのセミナーは各地で開催されており、なかには怪しいセミナーがあるのは事実です。

セミナーを開催している企業や人の実績、現在の活動内容など、信頼できる主催者なのかを調べてから参加しましょう。

弊社でもセルフブランディングに関するセミナーや、メルマガでの情報発信を行っていますので、興味がある方はぜひそちらもご活用ください。

まとめ

最後に、この記事で紹介してきたことを簡単にまとめます。

• セルフブランディングの目的は、自分の価値を高めること
• セルフブランディングのメリットは、知名度や信頼度の向上、周囲との差別化によりビジネスチャンスが広がること
• セルフブランディングの基本的なやり方は、「自己分析」「価値（強み)の設定」「情報発信」「結果分析」の4ステップ
• 情報発信ではメディアの特性を理解し、メディアを組み合わせて活用する
• セルフブランディング成功には、「客観的な視点」「目的を意識すること」「一貫性」「長期的な視点からの戦略」の4つのコツがある

セルフブランディング「痛い」「怪しい」などのイメージもありますが、実際は自分の価値を高めるブランディング戦略です。

セルフブランディングの正しいやり方と成功のコツをおさえて、自分の価値を高めましょう。