おすすめはコレ!コピーライティングが学べる本15選
- コピーライティングのコツが学べる本は?
- 初心者でも人の心を動かすキャッチコピーは作れるの?
- キャッチコピーの言葉のヒントになるような参考書がほしい!
自分たちの商品やサービスの魅力をひと目で伝えるキャッチコピーは、販売促進には欠かせない重要な役割を担っています。
しかし「良さを伝えたい」「知ってほしい」という思いが強すぎると、自分の心には響いても他の人には響かないコピーになってしまったり、伝える言葉を見失ってしまったりしますよね。
この記事では、コピーライティングの入門書を分野別に紹介しています。
コピーライティングが行き詰まったときに、新しいひらめきやヒントを得られるきっかけになるでしょう。
あなたが求めるコピーライティングのバイブルが、きっとみつかります。
【コピーライター必読】マーケティングが学べるおすすめの本
コピーライターに必要なスキルのひとつがマーケティング力です。
マーケティングは、いかに効率よく商品を必要な人に届けられるかを考えることなので、その仕組みを理解していれば、よりターゲットに響くキャッチコピーを作り出せます。
どのような人が必要としているのか、どのような人に届けたいかがわかると、ターゲットの絞り込みができ、その人にふさわしい言葉で売り込めますね。
ここでは、コピーライティングの礎となるマーケティングについて学べる4冊の本を紹介します。
基礎から応用まで幅広く学べるラインナップですので、ぜひご覧ください。
- [新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する
- 売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
- ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
- アイデアのちから
[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する
世界350万部、43ヶ国語で出版されたこちらの本は、ブルーオーシャンへの道すじを論理的に示してくれています。
新市場を作り出す方法が体系化されているため、企業だけでなく国も含めたあらゆる組織で役に立つ本ですよ。
ブルーオーシャンにたどり着くためのアプローチや戦略の立て方も書かれているので、初心者にも理解しやすい内容となっています。
また、世界的企業「シルク・ド・ソレイユ」「アップル」や日本からは「JINS」「クックパッド」など、有名企業の事例が多く取り上げられています。
綿密に計算された戦略がどのような結果につながったのか、現在の企業の成功から学べますね。
ブルーオーシャン戦略の理解を深めることで、コピーライティングの新しい切り口を見つけたり、ターゲットに対するアプローチの幅が拡げられたりするため、コピーライターならば読んでおきたい1冊です。
売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
この本の発売は1994年と、今から30年近くも前になります。
しかし、いつの時代のマーケティングにも応用できる22の法則が具体的なエピソードとともに紹介されているので、マーケティングの本質を知れますよ。
長年マーケティングに携わってきた方でも「ハッとするような気づきや新しい発見がある」「自分のマーケティング力を再確認するために読み返す」という人が多く、基本を知ることはもちろん、初心に戻ることもできる本です。
また、マーケティングの基本ともいえるこの22の法則は、マーケターやコピーライターだけではなく、あらゆるビジネスに応用できます。
法則に従うことで視点が変わり、今まで見えていなかったものが見えるようになるため仕事の効率化が進み、自ずと結果もついてくるでしょう。
ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
過去に大流行したものや劇的な変化を遂げたものをとりあげ、そのきっかけはなんだったのかを探求することで、売れる仕組みをロジカルに解説した本です。
小さな波紋が大きなうねりとなり社会現象を引き起こすまでの流れと、それに関わる3つの要素、ティッピング・ポイントに到達するために必要な「柔軟性」や「発想の転換」という気づきが、この本から得られます。
事例も多く、社会学の領域ともいえる研究結果も読みごたえがありますよ。
また、身近な人間関係に当てはめてみれば、人との関わり方や動かし方にも活かしていけますね。
アイデアのちから
相手に強い印象を残すことで時間を経ても記憶に残り、結果的に行動を起こしてもらえる、という経緯を解説した本です。
記憶に残り続けるメッセージや相手が行動せずにはいられなくなる言葉について、6つの法則が示されています。
さらにその法則は、アイデアがまとまらないときに自分の考えをあてはめるだけで、より洗練されたアイデアへと昇華させる道しるべにもなるのです。
相手を納得させ行動してもらうという意味では、社内外のプレゼンに役立ちます。
教師など人に教える立場の方や、ユーチューバー、ブロガーといった不特定多数に向けて発信する仕事の方にも参考になる本ですよ。
【初心者向け】コピーライティング・キャッチコピーの基礎がわかる本
こちらの章では、コピーライティングやキャッチコピーの入門書として、マーケティング界を代表する3人の著書を紹介します。
「初心者向け」としているのは、この3冊がコピーライティングの教科書と呼ばれるような本ばかりだからです。
どの本も、初心者にわかりやすくコピーライティングの原理原則を教えてくれています。
また、何度も読み返すことでスキルアップや新しいアプローチを見つけ出すきっかけにもなり、自分を成長させてくれる本でもありますよ。
- ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
- セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方
- 究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル
キャッチコピーの考え方や書き方のコツは、こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考になさってください。
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
多くのコピーライターに影響を与えたこの本は、アメリカの広告業界で58年間も活躍し続けたジョン・ケープルズ氏により著されました。
ケープルズ氏が実証した科学的広告の作り方が、わかりやすく丁寧に書かれています。
監訳者の神田昌典氏も「自分のコピーライティングの原点」としており、コピーライターの必読本です。
コピーだけでなく、見出しやレイアウトについても書かれているので、プレゼンや授業のスライドなど、人の興味をひきつけ理解してもらうための資料作りに役立ちます。
他にも、飲食店でのメニューやセミナーのテーマなど「気になる」「試してみたい」と思わせる言葉探しの参考にもなりますよ。
セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方
「大全」という名の通り、セールスコピーに関する事柄をすべて集めた本です。
著者の大橋一慶氏は、学習塾やリフォーム、保険などの売りにくい商品を売るのが得意という「売れるコトバ作り」の専門家です。
この本を読めば、コピー初心者でも結果が出るキャッチコピーが作れるでしょう。
人が興味を持つだけではなく、良い印象を与え好感を持ってもらえる言葉やその使い方も学べるので、メールの文章やコミュニケーションにも役立ちますよ。
今すぐ取り組めそうな提案や実践できそうな事例も数多くあるので、コピーライティングの即戦力となる1冊です。
究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル
ダン・ケネディ氏のマーケティング、コピーライティングのノウハウが詰め込まれた1冊です。
ダン・ケネディ氏は、マーケティングを勉強している人なら1度は名前を聞いたことがある有名な方ですね。
この本の監訳者でもある神田昌典氏がまえがきで「この本のおかげで、ダイレクト・マーケティングに興味を持っている読者は、他の何十冊もの本を読む時間と苦労から解放される」とうたっているように、ダイレクト・マーケティングのすべてが書かれています。
また、コピーライターとしても一流を極めたダン氏の考え方に触れることで、自己啓発やインスピレーションにもつながるでしょう。
タイトルにもあるとおり「シンプルだけど、一生役に立つ」本であることに間違いありません。
【Webコピーを学びたい人向け】Webコピーライティングでおすすめの本
SNSや口コミから商品やサービスに興味を持ってくれた人がホームページを閲覧したときの、最後のひと押しとなるのがWebコピーです。
サイト内をスムーズに進めるよう案内しながら、商品やサービスの魅力、価値などを効果的に伝え購入に導くWebコピーは、今までのコピーライティングと根本は同じでも、顧客や訪問者の目線であることがより求められます。
ここでは、Webコピーを作成するときの配慮や、訪問者の気持ちを盛り上げるコツを学べる本を紹介します。
細やかな気配りは、商品や企業のイメージとなるので、コピーの質が高ければ高いほど商品の価値も上がり、良質な顧客とのエンゲージメントも強くなるでしょう。
Webサイトを充実させ、コンバージョンを上げたい人におすすめの3冊を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Webコピーにつながるヒントがある、インスタグラムで自分の商品を売る方法や初心者がブログで集客できない原因などは以下の記事で紹介しています。
ポチらせる文章術
「あっという間に読み終えた」「おもしろくて一気に読みきった」というレビューが多いこの本は、前章でも紹介した大橋一慶氏の著書です。
この本にはどんな媒体、どんな商品にも使えるコピーのボイントが詰まっており、誰でも多くの人の興味をひきつけ「読んでみたい!」と思ってもらえる文章術を学べます。
経営学や心理学などマーケティングに必要な要素も取り入れながら、難しいことをわかりやすく伝える工夫がされているので、Webコピーに活かす方法を無理なく理解できますよ。
そして、Webコピーのゴールである「ポチらせる」に、訪問者を向かわせるコツやヒントも満載なので、すぐに取り入れて活用できます。
また、Q&A方式なので自分の考えを当てはめて整理でき、その過程で新しいひらめきも得られるでしょう。
Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー
ちょっとした工夫で売り上げアップにつなげられるのが、マイクロコピーという技術です。
購入ボタンの文字など、訪問者や購入者の意欲を削がないちょっとした気遣いや、「詳しく知りたい!」「いますぐ欲しい!」「買わなきゃ損!」と思わせる写真のキャプションなどがそうですね。
訪問者や購入者に些細な不満も抱かせないWebページを作るために、どのサイトでも当たり前に工夫はしています。
ですが、そのノウハウは自己流や思い込みなど独りよがりなものである危険性がありますよ。
この本では多くのサイトで見落とされがちなポイントを指摘し、快適に滞在できるWebページ作りの秘訣を学べます。
コピーライティングやサイト作りの経験がなく「なにしたらよいかわからない」「Webページの訪問者数はあるのに購入につながらない」など悩んでる人は、ぜひ参考にしてください。
10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
こちらの本は144ページと他の本と比べてボリュームが少なく手に取りやすい1冊ですが、大事なことがギュッと凝縮されているので読み応えは他の本に引けをとりません。
リサーチの方法から組み立てかた、ライティングの型など、書き方の根本といえるものがこの本で学べます。
さらに、自分が売りたい商品やサービスに当てはめて考えられるワークシートもついているので、いますぐ実践できますよ。
王道ともいえる基本を抑えた内容ですので、これからライティングを勉強される方、始めたばかりの方への入門書としておすすめの1冊です。
【心理学を学びたい人向け】心を動かすコピーライティングが学べる本
相手の心に深く刺さる言葉を使うと、より強いエンゲージメントを得られます。
「わかってくれている」「自分のための商品だ」と思ってもらえれば、何度もリピートしてくれる、自分の周りの人にも勧めてくれるというロイヤルティの高い顧客にもなるでしょう。
心理学を学ぶことで、相手の心に一歩踏み込んだキャッチコピーを作れますよ。
この章では心理学の知識を活かしコピーライティングする方法が書かれた本を紹介します。相手の心を強く動かすキャッチコピーを作りたい人なら必見の本を集めました。
ぜひご覧ください。
人を動かす 新装版
仕事だけでなく、プライベートにも活かせる人づきあいの原理原則が、この本には書かれています。
人に好かれる方法や相手が快く考え方を変える方法など、トラブルのない円滑な人間関係を構築するために必要なヒントがぎっしりと詰まっていますよ。
相手の気持ちを汲み取りながら、自分の意思で良い方を選ぶように導く術は、心に刺さるキャッチコピーを作るときにも役立ちますね。
人との関わり方、話の聞き方など、ビジネスにおいてためになることが具体的に書かれているので、これから社会に出て行く方へのプレゼントとしても最適です。
手もとに1冊置いておけば、進路に悩む子へのアドバイスに迷ったときなどの指南書となるでしょう。
人を操る禁断の文章術
自分の文章に自信がない人、もの足りなさを感じている人におすすめの1冊です。
セールスやプレゼンだけでなく、ラブレターにも活かせる心理学的手法が学べますよ。
著者であるメンタリストDaiGo氏は、人間の心理的特性を知り尽くし、人をうまく誘導するパフォーマンスで注目を集めた人物です。
相手が自分で選び決めたはずの事柄が実はすべてDaiGo氏に誘導されていて、DaiGo氏が予想したとおりの結果になる、という番組を見たことがある方も多いでしょう。
相手の想像力を刺激し、見たい現実をみせて意のままに操るという文章術は、たしかに禁断といえますね。
例文も豊富でわかりやすく、すぐに使えるテクニックも満載です。
人は感情でモノを買う
ネット通販など対面販売でなくても、ターゲットの心に刺さるメッセージやフレーズを使うことで、「欲しい!」「買いたい!」という気持ちにすることができます。
この本には人の感情の見抜き方、それをビジネスに活かす方法がわかりやすく書かれているので、コピーライターだけでなく、接客業や営業職の方にもおすすめです。
心に刺さるメッセージは、相手の感情を見抜き寄り添えば作れますよ。
寄り添い共感することで本当の感情を引き出し購買意欲を刺激する方法は、購入後も「買ってよかった」「またあのサイトで買いたい」というリピートにもつながるでしょう。
悩んだらコレ!コピーライティング・キャッチコピーのヒントが見つかる本
考えても考えても何もでてこない、あせればあせるほどわからなくなっていく、なんてことありますよね。
他にも「できた!」と思ったのに時間を置いてみてみたら「何か違う」「ピンとこない」ということもあるでしょう。
そんなスランプにおちいったときに助けてくれる本がこちらの2冊です。
もつれて絡まった糸をスッと解いてくれる、そんなお助け本を紹介します。
売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000
日本のセールスコピーライティングの第一人者である神田昌典氏と、実力派コピーライター衣田順一氏が共著で出版したこの本には、667の単語表現と2000のフレーズが収録されています。
人を動かす文章のルールを解説しながら、表現に合った単語とフレーズも紹介しているので、文章を書くのが苦手な方でもスムーズに書くことができますよ。
自分の文章やキャッチコピーに自信が持てないときも、この本を読めば「間違いない」と確信できますし、より良い単語や表現に出会える可能性もあります。
頭の中の言葉の引き出しを整理するのにも役に立ちますので、もやもやをすっきりと晴らしてくれる1冊です。
アイデアのつくり方
何気ないときふと思いつくのに、考えると思いつかずジリジリとするのがアイデアです。
さらに締め切りが近かったり、すぐに返答しなければならなかったりすると、良いアイデアは余計に詰まってしまいますよね。
この本の中には、アイデアをひねり出すための努力の方法が理論的に書かれています。
さらっと読めてしまう短い本ですが、アイデアの作り方の源がここにあるので、何度読み返してもためになりますよ。
アイデアの作り方を知りたい初心者の方だけでなく、自分の発想をリセットしたい経験者の方にもおすすめの、ひらめきのヒントが詰まった本です。
【コツ】学びのための本を選ぶ際は自分のレベルを意識しよう
本を選ぶときは、自分の求めているレベルがどのようなものかをはっきりとさせてから決めるとよいでしょう。
なぜなら、キャッチコピーの役割やコピーライティングの効果を知らなければ、たくさんの言葉を知っていても役に立てることができないからです。
すぐに使えるコピーを作りたいのか、自分の感性を磨きスキルアップにつなげたいのか、目的によっても読むべき本は違ってきます。
ですので、目次だけ目を通したり、試し読みをしたりして、自分に必要な本かどうか考えてみてください。
コピーライティングの基本と効果を高めるコツについては、こちらの記事でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
まとめ
キャッチコピーを作る上で、参考になるコピーライティングの本を紹介しました。
最後にこの記事の要点をまとめます。
- 本選びは他の人の書評やおすすめ度を参考に、候補をピックアップする
- 自分の学びたいことや知りたいことに合った本を選ぶ
- 気になる本は目次や試し読みで内容を知り、自分に必要かどうか見極める
コピーライティングについて知りたい、という目的が同じでも個人個人で見ている世界が違います。
どのような人がどのような評価をつけているかに目を向けてみれば、あなたにピッタリの一冊がみつかるでしょう。
この記事を参考に、あなたにとってのバイブルを手に入れてくださいね。
実際にキャッチコピーの作り方は、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。