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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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【実例あり】スポーツトレーナーの開業(起業)で失敗する3つの理由

  • スポーツトレーナーとして起業したいけど、どうすればいいの?
  • スポーツトレーナーの開業資金や収入はどのくらいなのかな?
  • スポーツトレーナーとして起業したいけど、やっていけるか心配

スポーツトレーナーとは、スポーツ選手が最高の状態でパフォーマンスができるように、健康管理や体調管理、ケガの予防やリハビリテーションなど、選手をトータルでサポートする専門職です。

国家資格など必ずしも必要な資格は必要ありませんが、健康管理やケガの手当て、トレーニングやリハビリテーションまで幅広い専門知識が必要とされます。

スポーツトレーナーとして開業するためには、まずは大学や専門学校などで必要な技術と知識を学び、スポーツトレーナーをするにあたっての資格を取得することが大切だといえるでしょう。

こちらの記事では、スポーツトレーナーの開業で失敗する理由や、成功するためのポイントについて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
せっかく開業したのに失敗することのないよう、何に気をつけて開業すれば良いかをきちんと理解しておきましょう。

目次

【実体験】スポーツトレーナーの開業(起業)に失敗した例を紹介

ここからは、実際に開業したけれど失敗してしまった人の実体験を紹介していきます。

スポーツトレーナーは、スポーツジムで指導したりスポーツ選手をサポートしたりと仕事の内容はさまざまで、幅広い専門知識が必要です。

専門的な知識を身につけ、経験も十分に積んで独立・起業する人も多くなっています。

フリーランスで華々しく活躍する人がいる一方、うまくいかずに失敗してしまう人がいることも事実です。

なぜうまくいかずに失敗してしまったのか、実体験をもとに失敗してしまった原因についてみていきましょう。

失敗した原因を知ることで、今後の開業に役立てることができるはずですよ。

実体験①事業の規模に見合った経営ができなかったスポーツトレーナー(30代男性)

こちらで紹介するのは、開業に失敗してしまった30代男性スポーツトレーナーの体験談です。

開業で失敗した経緯や、失敗した理由についてまとめています。

参考にしてみてくださいね。

  • 30代男性スポーツトレーナーの実例:開業・起業に失敗した経緯
  • 30代男性スポーツトレーナーの実例:開業・起業に失敗した理由は?
  • 30代男性スポーツトレーナーの実例:改善すべき失敗ポイントは?

30代男性スポーツトレーナーの実例:開業・起業に失敗した経緯

数年前に中規模のスポーツジムを個人で開業したばかりの頃の話です。

集客の方法を間違っていたり、地域や顧客のニーズを分析できなかったりと、思ったより会員が集まりませんでした。なので安さを売りに客単価を下げて数で稼ごうとしたのですが、思ったより利益はでなかったです。

失敗の一番の理由は、開業時に自己資金を確保していなかったため、融資額の交渉がうまくできなかったことだと思います。

銀行にはじめに提示された金額が何かの手違いで、金額が変更されていたにもかかわらず、早く資金がほしかったのでよく考えずに契約してしまい、資金繰りが厳しくなっていきました。

もともと長年スポーツクラブで社員として指導などをおこなっていたので、スポーツトレーナーとしての経験は十分と思っていたのですが、経営に関してはまったくの素人だったので結果的に資金をショートさせてしまい、大幅な事業の見直しが必要になりました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

30代男性スポーツトレーナーの実例:開業・起業に失敗した理由は?

事業の市場規模や商圏調査が甘かったため、こちらが提供するサービスと需要がマッチしませんでした。またスタッフ募集にお金をかけなかったので、施設の大きさに対して指導者が足りずサービスが行き届いていなかったのではないかと思います。

ホームページの作成については業者に言われるがまま、本来はできないはずのリース契約も結んでしまい、余計な出費になりました。

ホームページはできましたが、狙ったターゲットを集客するためのインパクトのある広告が出せませんでした。
お金をかけるべきところにかけられなかったことが資金不足につながったのだと思います。

また資金繰りや事業計画に対して勉強不足だったので、経営が傾いてきたときの対策も考えてはいませんでした。
加えて大事な働き手であるスタッフの管理や、オリジナルの商品の在庫管理もできていなかったです。

スタッフが足りないということで、トレーナーとして現場にも出ていたため、経営者としての目線を持てていなかったのも失敗した原因の一つだと思います。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

30代男性スポーツトレーナーの実例:改善すべき失敗ポイントは?

まず開業するときは、自己資金を確保し、余裕をもって融資の交渉をすべきでした。財務計画や事業計画についても勉強しておけば、資金ショートという事態は避けられたのではないかと思います。

そして開業前に、地域の状況やニーズ、競合についての調査は必ずおこなうことです。開業したての頃は、できるだけ多くの人に来てもらいたいと、的を絞らずに集客してきました。ですが商圏調査をおこない地域の状況を把握してからターゲットを決め、その人に響くような広告を出すのに資金を投入すべきだったと反省しています。

また、ホームページは業者に頼まず、できるなら自分で作成することです。今は自分で作成してコスト削減につなげています。

自分が現場に出ることは状況を把握する上で、とても大事ですが、社長として会社を存続させる努力や、スタッフの給与などしっかり管理することの方が重要だと気づきました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

スポーツトレーナー起業のビジネスモデルとは?

ビジネスモデルとは事業利益を生み出すことや、企業価値を高めて事業を継続するための仕組みのことです。

「誰が」「何を」「どうやって」「なぜ」の4つがひとつでも欠けてしまうと、ビジネスモデルは成功しません。

そのため、まずは既存のモデルを熟知して既存のビジネスモデルを参考に成功事例を分析することが大切です。

スポーツトレーナーとして成功している3つのビジネスモデルをもとに、成功しているポイントについて解説していきます。

モデル①パーソナルジムを経営する

パーソナルジムは普通のフィットネスジムとは違い、専属のトレーナーがマンツーマンでトレーニングを指導するのが特徴です。

普通のジムに比べて会費は高額ですが、一人一人にあったトレーニングを的確に指示したり、食生活の指導やその日の体調を考慮したり、1人ではなかなか頑張れないといった人や効率よくやりたい人をサポートします。

お客様と二人三脚でトレーニングをおこなうイメージですね。

相手の立場に立って物事を考えることができる人や、スポーツトレーナーとしてやりがいを感じながら仕事がしたいと思っている人は、自身でパーソナルジムを経営することで、よりやりがいを感じられるのではないでしょうか。

しかし、既存大手のパーソナルジムから力のあるトレーナーが独立するのが多いことや、有名なジムには圧倒的な集客力があることから、パーソナルジム経営は非常に難易度が高いと言われています。

ですから、ほかとは違うそのパーソナルジムの色を強く打ち出す必要があります。
たとえば、ターゲットに向けてSNSで情報を発信し共感してもらい、集客につなげるなどの工夫が必要です。

こちらの記事では、パーソナルジム経営で失敗する理由や失敗しないための対処法を実例をもとに詳しく紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

モデル②フリーランスで契約をとる

フリーランスのスポーツトレーナーの契約先は、スポーツジムや病院、またスポーツトレーナー専門の派遣会社に登録したり、プロスポーツチームやアスリートと直接契約を結んだりと多岐にわたります。

業務委託はフィットネスクラブやパーソナルジムと契約し、そこのジムに通っている会員にトレーニングを指導するケースが多いです。

プロスポーツチームやアスリート個人と直接契約を結んだ場合は、トレーニングや試合に帯同するなど、チームや選手のもとに自ら足を運び選手をサポートします。

契約先にもよりますがフリーランスになることによって自分でスケジュールを調整して比較的自由に働くことができ、理想とするライフスタイルを実現しやすくなるでしょう。

しかし、自分を売り込むスキルや人脈作りが大切な職業です。認知度や信頼の獲得などトレーニング以外にもやらなければいけないことがたくさんあります。

その上、少しでも信頼を裏切るような行為があれば、たちまち仕事を失う可能性もあるのです。

フリーランスで契約をとるにはこのようなメリットとデメリットを理解した上で動くことが大切になっていきますね。

モデル③スポーツトレーナーの派遣会社を経営する

スポーツトレーナーは、知識が豊富で技術が高くても、個人だと生計を立てることが難しいため、アルバイトなどと兼業しているといったケースがよくあります。

個人で稼ぐのが難しいのならば、技術の高いスポーツトレーナーを育成し、派遣する仕組みを作ってしまうというのも一つの方法です。

個人としてではなく、会社として企業や選手と専属で契約できれば、腕はあっても仕事のないスポーツトレーナーの力になることができます。

しかしスポーツ専門の派遣会社は多く、ライバル企業と差別化をはからなければなりません。

ですから、多方面からサポートできる技術の高いスポーツトレーナーを育成するのはもちろん、一つのスポーツに特化したり、企業や選手とのマッチングがスムーズにできたりすれば差別化にもつながるでしょう。

スポーツトレーナーの開業(起業)で失敗する3つの理由

スポーツトレーナーの開業で失敗するには以下の3つの理由が考えられます。

開業する際には、これらの3つのことに注意して準備をおこなう必要があります。

では、ひとつずつみていきましょう。

理由①広告の費用対効果が低い

まず一つめに、広告の費用に対して効果が低いことが考えられます。

多くの場合、知名度や認知度を上げようと広告宣伝にコストをかけすぎていることが原因です。

ターゲット設定や地域のニーズについて分析をせずに広告をだしても集客はできません。

消費者が求めているものは何かを適切に判断し、ニーズのあるところに広告を出さなければ利益が出ずに広告費が無駄になってしまいますので、きちんと見極めることが大切になりますね。

理由②財務計画の詰めが甘い

二つめに、財務計画の詰めが甘いことが考えられます。

財務計画とは、一言でいうと会社の将来計画のことです。事業に必要な資金や、事業が将来どれだけ利益をあげることができるかが明確になります。

起業する際、自己資金で足りないお金は融資でまかなうことが多いですよね。その際に必要となるのが事業計画書です。

事業計画書とは主に資金調達のために作る計画書で、財務計画はその中のひとつです。

財務計画で特に重要なのが利益計画と資金計画で、事業の利益を予想し、資金計画でどれくらいの資金が必要なのかを割り出します。

財務計画は将来計画と説明しましたが、融資を受けるためだけに漠然とこうなればいいなというような財務計画では、利益計画と資金計画の金額に差がでてしまい、リスクが高いと判断されてしまいます。

ですので、ビジネスを長く成功させるためには憶測で財務計画を作成してはいけません。

財務計画は目標を明確にし、事業を成功させるために根拠のある利益予測をすることがとても大切です。

会社の状況を把握し的確な財務計画を作り事業計画書に信頼性を持たせましょう。

理由③客単価が低い

三つめに、客単価が低いことが考えられます。

具体的には、安い単価で見積もって、数で稼ぐという考え方は危険だということです。

スポーツトレーナーの仕事は、マンツーマンで行うことが多いですよね。
それに、一人で切り盛りする場合、対応できる客数に限りがあるので収入はどうしても低くなってしまいます。

しっかり利益を出していくには、地域の相場などから適切な料金設定をおこない、客単価を上げる必要があります。

例えばパーソナルジムで客単価を上げる方法としては、松竹梅の法則のように料金の違うメニューを3種類用意して、真ん中の価格のメニューを選んでもらう方法が効果的です。

また短期集中型のトレーニングとうたったオプションメニューを用意するのもよいでしょう。

しかし、大前提に提供する人の技術や価値を高めることが大切になります。

対応できる人数に限りがあるスポーツトレーナーは、信頼を得た上でどれだけ高単価の顧客を増やせるのかが成功のポイントとなるでしょう。

スポーツトレーナーの開業で成功する7つのポイント

失敗する理由をいくつかみてきましたが、どうでしたか?

今度は、スポーツトレーナーの開業で成功するポイントについてみていきましょう。

成功する7つのポイントをしっかり押さえて、今後の開業に役立ててみてくださいね。

ポイント①ブログやSNSで集客する

スポーツトレーナーで起業し成功するためには、たくさんの人の目に留まるブログやSNSで集客をすることが大切です。

指導者としてのスキルがあったとしても、指導する相手がいないことにはなにも始まりません。

SNSは拡散性が高いことと無料で始められるのでコストがかからないことがメリットです。写真や動画でジムやトレーニングの雰囲気を視覚的に伝えることができます。

SNSだけでは伝えきれない情報は、ブログと連携させることでより詳しく伝えることもできるでしょう。

ブログは悩みを抱えている人が、キーワードから興味をもってもらえる可能性も高いため重要な集客ツールとなります。詳しい情報を伝えることでお客様の信頼を得ることもできますね。

このように、低コストで多くの人にアピールできるブログSNSは、集客において大きな武器となるでしょう。

ポイント②ホームページを開設する

冒頭のスポーツトレーナーの開業に失敗した30代男性の実体験でもあったように、自身でホームページを開設することは成功するためのひとつのポイントになります。

ターゲットはしっかり絞り込んで、情報を発信していきましょう。

ホームページを開設することによって、トレーナーの強みやコンセプトなど、さまざまな情報を提供できます。

会社の情報をお客様が簡単に知ることができ、信頼を得ることができるのです。

また、ホームページを運営し、そのアクセスを分析すればどんな人がどんな悩みをもってホームページに訪問したのかがわかります。

ですから、その悩みを解決できるコンテンツを展開すれば、「このトレーナーにお願いしてみようかな」と集客につながるのです。

スポーツトレーナーとしての認知拡大だけでなく、サービスに対してのニーズも知ることができるので、ホームページの開設はおすすめです。

こちらの記事では、個人事業主がホームページを持つべき5つの理由と作成手順を詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。

ポイント③信頼性や専門性をアピールする

たくさんのトレーナーがいる中から自分を選んでもらうためには、他のスポーツトレーナーと差別化を図り、信頼性や専門性をアピールしましょう。

具体的には、他との違いや自身の強みなど、自分にしかできないことを提供し専門性を高めるのです。

また信頼性を高めるには、コミュニケーションを密に取ることが大切です。相手の求めていることや悩みに寄り添い、その人に合ったトレーニングを提供できると、信頼され安心して任せてもらえるようになります。

そうすることで、「あの人にトレーニングをしてもらいたい」「ちゃんと話を聴いてもらえて効果の高いトレーニングができる」と満足してもらえると、多少料金が高くても顧客はついてくるでしょう。

ポイント④資金繰りで経営状況を把握する

スポーツトレーナーとして現場で働くだけでなく、経営面にも目を向けて、資金についても把握しておくことが大切です。

というのも利益が出ていても借り入れの返済や、税金の支払いなどで資金不足に陥ることもあるからです。

いまの状況を数字で把握するために、利益だけを見るのではなく、資金繰り表を用いてお金の流れを把握しましょう。

資金繰り表は通帳のようなもので、お金の出入りが明確になるため、事業で回せるお金がどれだけあるのかがわかります。

資金について把握しておくと、例えば新規入会者が欲しいときに、一人の入会者を獲得するためにどのくらいの広告費をかけられるのか容易に検討できます。

このように資金繰りから経営状況を把握することで集客成功に繋がっていくでしょう。

ポイント⑤顧客ニーズの分析を徹底する

自分の技術や知識におごっていると、顧客のニーズとズレがでてきてしまいます。

顧客が求めているものは何か、どんな悩みがあるのかを正確に分析して、顧客ごとのニーズに合ったサービスを行う必要があります。

スポーツトレーナーとして、一人ひとりにあったトレーニングメニューを考えたり、その日の体調によって内容を変更したりと、柔軟に対応することでお客様のモチベーション維持にもつながっていくでしょう。

自分の技術や過去の実績に頼らず、顧客のベネフィットを第一に考えることが大切ですね。

ポイント⑥ヒアリング能力を高める

スポーツトレーナーで成功するには、ヒアリング能力を高めることも大事なポイントです。

まず顧客が何の目的でトレーニングをおこなうのか、その悩みを正確に把握しなければなりません。

なぜなら、目的が共有できていないと、目指す結果にずれが生じてしまう恐れもあるからです。
そうなると、悩みが解決できなかったと顧客離れの原因になってしまいます。

現在置かれている状況や抱えている悩みは一人ひとり違いますよね。

ですから一人ひとりの悩みを理解をして、それぞれに適切な提案をしていくためにはヒアリング能力は欠かせないものになります。

スポーツトレーナーの仕事はトレーニングを指導するだけではありません。

顧客の要望に沿ったトレーニングがおこなえるように、コミュニケーションをとりながら、ヒアリング能力を磨きましょう。

こちらの記事では、ヒアリング能力を高めるための傾聴スキルについてわかりやすく解説していますので、参考にしてみてくださいね。

ポイント⑦ボランティア活動に参加する

ボランティア活動に参加することも開業成功につながるポイントです。

スポーツトレーナーとして存在を知ってもらえるだけでなく、市場ニーズを把握できたり、実績につながったりとメリットは大きいでしょう。

しかし、ボランティア活動に熱心になりすぎて本業がおろそかになってしまっては意味がありません。
しっかりスケジュール管理をして、無理のない範囲で活動しましょう。

あくまでも知名度や認知度を上げるためと割り切って、本業には支障がでないように注意してくださいね。

スポーツトレーナー起業でよくある質問6選

ここまで、スポーツトレーナー開業で失敗する理由や成功するポイントについてみてきました。

最後にスポーツトレーナーとして起業する上で、よくある質問に答えていきます。

スポーツトレーナーとして開業するにあたり、これまでにお伝えしてきた以外にも気になることがたくさんあると思いますので、少しでも不安を解消しておきましょう。

なぜ「スポーツトレーナーはやめておけ」と言われるの?

やりがいのある仕事ですが、収入や活動拠点、集客の難しさから大きな成功を収めている人は少ない業界です。

ですから、スポーツトレーナーとして起業を考えたときに「スポーツトレーナーはやめておけ」と言われてしまうのは、ビジネスモデルや収益に対しての認識が甘いと言われているともとれます。

しかし、しっかりと対策すればスポーツトレーナーとして生計を立てられますので、上記で紹介している「スポーツトレーナーの開業で成功する7つのポイント」を参考に、事業戦略をしっかり立てていきましょう。

どうしたらなれる?スポーツトレーナーになる方法は?

スポーツトレーナーになるのに必要な資格はありません。

しかしスポーツトレーナーは、スポーツ選手が最高の状態でパフォーマンスができるように、健康管理や体調管理、ケガの予防やリハビリテーションなど、選手をサポートする専門職です。

スポーツトレーナーを養成する専門学校や大学に行き、専門的な知識を学ぶのが近道になるでしょう。

スポーツトレーナー開業に必要な資格は?

  • 鍼灸師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 理学療法士
  • 柔道整復師
  • アスレティックトレーナー
  • ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会(JATAC)

スポーツトレーナーを開業するのに必ず必要な資格はありません。

しかし、実際にスポーツトレーナーとして活躍している人の半数以上は何かしらの資格を持っています。

このあたりは指導するスポーツによっても変わってきますが、スポーツトレーナーとして働くのであれば、技術だけでなく体のケアまでサポートできる上記のような医療系の国家資格を持っていて損はないでしょう。

本当に稼げない?スポーツトレーナーの平均年収は?

スポーツトレーナーの平均年収は360万円ほどだと言われています。

決して低すぎるというわけではありませんが、スポーツトレーナーの年収にはかなりの格差があります。

しかし自身のスキルや契約先などによって働き方も変わるので、年収1000万円以上も夢ではないようですよ。

仕事がない?スポーツトレーナーの起業で見込める契約先は?

子供向けの教室やスポーツチームの外部コーチ、アマチュア競技の個人レッスン、スポーツジムでの業務委託など契約先は意外とたくさんあります。

スポーツトレーナーというと、プロのスポーツ選手や個人のアスリートと個別に契約して専任のトレーナーとして働くイメージがありますよね。

ですが、業界全体からみるとほんの一握りです。

詳しくは「スポーツトレーナーのビジネスモデル②フリーランスで契約をとる」で説明しているので、参考にしてみてください。

スポーツトレーナーの開業は集客に苦労するって本当?

結論から言えば、開業にあたって集客は課題の一つになり得ます。

個人で教室を開いたり、アスリートと契約する場合、開業したばかりだと実績がないために口コミがなかったり、横のつながりが少なく自分を売り込むための営業自体が難しかったり、集客がうまくいかないことが多いようです。

ですからSNSやブログ、ホームページを開設して集客するなど、事業に見合った宣伝方法を見極めなければいけません。

【実体験】スポーツトレーナーの開業(起業)に失敗した例を紹介」では集客に苦労されたスポーツトレーナーの体験談を紹介していますので、ご覧になってみてください。

まとめ

こちらの記事ではスポーツトレーナーの開業(起業)で失敗する理由や成功するポイントについて紹介しました。
簡単に失敗を防ぐコツを振り返ってみましょう。

  • 経営状況を把握し、何にどのくらいお金をかければいいかを見極める
  • 客単価を安く見積もらない
  • ホームページやSNSをうまく活用して集客する
  • 専門性や信頼性をアピールして差別化をはかり集客をする
  • ヒアリング能力を高めて顧客が求めているものはなにかを把握しそれに答える

スポーツトレーナーとして独立・開業し、成功させるのは簡単なことではありません。
トレーナーとしてのスキルはもちろん、お金や集客など経営面での知識も必要となります。

これからスポーツトレーナーとして開業を考えている方は、紹介した失敗事例から、その理由や成功のポイントを参考にしてみてくださいね。

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