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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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【実体験】キャリアカウンセラーの開業(起業)失敗!原因や成功の秘訣

  • キャリアカウンセラーは開業してもうまくいかないの?
  • キャリアカウンセラーの起業に成功する秘訣が知りたい!
  • キャリアカウンセラーの開業前には何をすればいいの?

最近はキャリアカウンセラーの需要が伸びています。

なぜなら、雇用形態や働き方が変化してきたことで自身の働き方に疑問や悩みを抱える人が増えているからです。

ですが、需要があるからといってキャリアカウンセラーとして開業しても、成功するためには努力や工夫が必要ですよ。

この記事ではキャリアカウンセラーの開業・起業に失敗した原因を解説しています。

実際にキャリアカウンセラーを開業したのに失敗した人の体験談も紹介しますよ。

開業前の疑問についてもまとめてあるので、キャリアカウンセラーとして開業・起業を目指す方は参考にしてくださいね。

目次

【失敗例】キャリアカウンセラーの開業(起業)に失敗した実例を紹介

ここでは、キャリアカウンセラーの開業の失敗例を紹介します。

ひと昔前なら、転職や仕事の悩みは友人や家族に相談する人が多くいましたが、近年は専門知識を持ったキャリアカウンセラーに相談する人が増えています。

しかしその反面、キャリアカウンセラーの開業・起業に失敗した人もたくさんいるのが現状です。

相談者は多いはずなのに、失敗してしまう原因がどこにあるのか、実際の失敗例から改めるべき点を学んでいきましょう。

今回紹介しているキャリアカウンセラーの他に、心理カウンセラーの開業・起業で失敗した人の体験談をこちらの記事で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

実例①副業でキャリアカウンセラー開業、失敗を経験した30代女性

副業でキャリアカウンセラーを開業した30代の女性の失敗談を紹介します。

ここで紹介する30代の女性は、しっかり勉強をしキャリアカウンセラーになったのに上手く収入につなげることができませんでした。

キャリアカウンセラー開業に失敗した経緯や本人が考える失敗の理由、失敗から何を学んだか、詳しくみていきましょう。

キャリアカウンセラーで開業した30代女性の例:開業・起業に失敗した経緯

正社員をしていたときに副業としてキャリアカウンセラーの仕事をスタートしました。

最初は起業塾などに参加し、学びやセミナーなどにかなりいろんな投資を行っていましたが、カウンセリングの集客は厳しく申込みの数は少なかったです。

売上をほとんどあげられず、かなり苦しみました。

結果的にセミナーなどに投資をした金額を全く回収できないままで続けるのに疲れてしまい、カウンセリングを集客するのをやめてしまいました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

キャリアカウンセラーで開業した30代女性の例:開業・起業に失敗した理由は?

キャリアカウンセリングというサービスを提供していたのですが、他のカウンセラーさんとの差別化ができていなかったのが失敗の理由です。

自分なりにブログなどで思いを発信したり、「こういう方におすすめです!」というターゲットは想定していました。

ですが、発信している内容やターゲットが曖昧だったので、申込みにつながらなかったのだと思います。

また、キャリアカウンセリングをお金を払って受けるという文化もまだまだ少ないことも背景としてあったと感じました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

キャリアカウンセラーで開業した30代女性の例:次の開業・起業で活かせるポイントは?

ターゲットをもう一度徹底的に考えて定めてサービスを作ります。

カウンセリングを申し込んでほしい方がどんな方なのかどんな悩みを持って、どんなアプローチをするべきなのかしっかりと定めていくことが成功のコツだと考えているからです。

また、自分自身のブランディングも考えて行うべきです。

必要な知識など足りないスキルはもっと勉強すべきですし、出産してからブランクもあるので経験も積みたいと考えています。

発信も無料ブログではなく、自由度が高く、SEO対策がしやすいワードプレスを活用したいです。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

実例②運転資金が足りずキャリアカウンセラーを廃業した40代男性

次は、友人とキャリアカウンセラーを開業した男性の例を紹介します。

開業して起こるトラブルは金銭面だけではありません。

共同経営だからこそ起こりうるリスクもあるので、体験談を詳しくみていきましょう。

キャリアカウンセラーで開業した40代男性の例:開業・起業に失敗した経緯

友人を誘って、キャリアカウンセラーとして起業しました。

初期投資や運転資金など、資金の用意は起業前から準備し「完璧」だと考えていました。

ですが実際に開業すると、家賃や光熱費、人件費などがかさみ、運転資金の計画の甘さを痛感しましたね。

友人とも、お金のことをめぐってトラブルになり、最終的には廃業となりました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

キャリアカウンセラーで開業した40代男性の例:開業・起業に失敗した理由は?

起業前の準備不足と、人間関係が失敗の理由だと思います。

当面の運転資金が必要とよく言いますが、私は「これくらいで大丈夫だろう」と簡単に考えてしまいました。

一番の失敗原因は「思った以上に運転資金がかかってしまったこと」だと思います。

また、力を合わせて乗り切らなければいけない局面で、報酬や給料の分配をめぐって友人と衝突したのも原因です。

一度、不信感を持ってしまうとお互いに「続けていこう」という気持ちにはなれませんでした

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

キャリアカウンセラーで開業した40代男性の例:次の開業・起業で活かせるポイントは?

考え得るリスクをできる限り排除して、多額の初期費用や運転資金の準備が難しいなら、低リスクのビジネスから始めたいと思います。

キャリアカウンセラーならオンラインビジネスで始めるとか、副業で始めるとかですね。

あとは、経営者として判断するときに「自分自身が何のために起業したのか」を軸に考えることが大切だと思います。

なぜなら失敗して思ったのが自分は「起業そのものが目的になってしまっていた」ということだからです。

起業して実現したいことを明確に言語化して持っておけば、ちょっとビジネスが軌道に乗らなくても、友人とぶつかっても、諦めなかったのかなと思います。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの違いとは?

キャリアカウンセラーは民間の資格で、キャリアコンサルタントは国家資格です。

しかしキャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの業務内容は、ほとんど変わりはありません。

キャリアカウンセラーもキャリアコンサルタントも、個人のキャリアの開発や職業選択の支援をカウンセリングなどを通じて行います。

個人の興味やスキル、価値観といった特性から、個々に適したキャリアに導けるようお手伝いする仕事です。

また、相談者の仕事に関する悩みの解決や良い環境で働けるようにアドバイスもします。

キャリアカウンセラーは無資格でも働けますが、「キャリアカウンセラー講座」の受講で民間の資格を獲得できますよ。

キャリアコンサルタントは、2016年から国家資格になりました。

国家試験に合格し、国が指定する登録機関に登録しなければ、キャリアコンサルタントと名乗ることはできません。

名称独占資格です。(※1)

さらにキャリアコンサルタントの資格を持ち続けるためには、5年ごとの資格の更新が必要です。

(※1)厚生労働省 「キャリアコンサルタント」名称独占について

キャリアカウンセラーの開業(起業)で失敗する5つの原因

キャリアカウンセラーを開業・起業しても、カウンセリングを必要としている人が誰なのか、ターゲットがはっきりしていないとうまくいきません。

さらにキャリアカウンセラーが何をしてくれる人なのかを分かってもらえなければ、お客さまは利用してくれませんよね。

ここでは、キャリアカウンセラーの開業・起業で失敗する5つの原因について紹介します。

原因①ターゲットが明確になっていない

キャリアカウンセラーの開業・起業で失敗するのは、ターゲットが明確になっていないことが原因です。

なぜならターゲットが明確でないと、本当にサービスが必要な人に情報が届かず、どんなに集客しても売上につながらないからです。

たとえば転職に悩む20代と40代では、悩みや不安の内容は違いますよね。

性別でも抱える悩みは異なります。

さらに言えば、ひとりひとり抱えている悩みや不安は違うのです。

キャリアカウンセラーの開業では、どんな人をターゲットにするかをはっきりとさせ、ひとりひとりに合ったキャリアカウンセリングが必要となりますよ。

原因②選択した分野が自分とあっていない

需要が高い分野を選んだにも関わらず、キャリアカウンセラーの開業で失敗してしまうケースもあります。

なぜなら需要が高い分野が必ずしも、自分の得意分野とは限らないからです。

たとえば「20代後半は転職で悩む人が多いから」「新卒の就活は不安な人が多いから」などの理由で安易にターゲットを決めてしまってはダメです。

需要が高い分野でも自分にとって苦手な分野なら、的確なアドバイスができない可能性が高いですよね。

利用者のニーズにしっかり応えていくためには、自分の得意分野を活かすことが重要です。

自分の得意分野のなかから、ある程度の需要が見込める分野を選び、ターゲットを絞って集客をしていきましょう。

原因③専門性が低い

専門性が低いこともキャリアカウンセラー開業・起業に失敗する原因です。

キャリアカウンセラーと名乗っているだけでは、何をしてくれる人なのかどんな分野を得意としているのかが分かりません

たとえキャリアカウンセラーに興味を持ってくれても何の専門家か分からなければ、顧客になってくれることはないですよね。

お客さまは、自分の悩みを解決してくれるカウンセラーに相談します。

専門性の高さや独自のウリといった、顧客に選ばれる理由がなければライバルには勝てません

自社のサービスだけが持つ独自の強みは、USP(Unique Selling Proposition)といわれています。

ライバルとの差別化をしていくためには、USPがあることが大切ですよ。

キャリアカウンセラーの起業で成功するには、今よりもっと深く専門的な知識を身につけ、「ここでしか受けることができない」という特別なカウンセリングができるように学んでいく必要があるのです。

原因④ターゲットにあった効果的な集客ができていない

ターゲットにあった効果的な集客ができていないケースでは、キャリアカウンセラーを開業・起業しても失敗してしまいます。

集客ができないとどんなビジネスでもうまくはいきません。

たとえばSNS/ホームページブログ/広告/メルマガなど、集客にはさまざまな手段があります。

ターゲットを明確にしたうえで、ターゲットが多く利用しているツールを選んで集客していきましょう。

たとえば、若い世代や女性をターゲットにしたときはSNSの活用が効果的ですよ。

反対にSNSは苦手という年齢層の人には、ホームページが有効ですね。

狙ったターゲットにあわせた集客方法を使い分けて効率の良い集客を目指しましょう。

キャリアカウンセラーの集客についてはこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

原因⑤セルフブランディングができていない

キャリアカウンセラーの開業・起業に失敗するのはセルフブランディングができていないことも原因です。

お客さまは相談するカウンセラーを決めるとき、カウンセラーにキャリアカウンセラーとしての魅力や価値がないと感じると、この人に相談しようという気持ちにはなりません

お客さまにそう判断してしまう理由のひとつは、セルフブランディングができていないからです。

自分の得意なことや他にはない強み、今までの経験などからセルフブランディングをしていきましょう。

セルフブランディングをして、自分自身の価値を向上させることが大切ですよ。

セルフブランディングのやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。

キャリアカウンセラーとして個人で開業!成功するための秘訣6つ

キャリアカウンセラーとして個人で開業し成功するためには、自分の考えを多くの人に知ってもらうことや、存在を認知されることが大切です。

知識を深め能力を高めていくことも成功の秘訣になりますよ。

最初から無理をせずに、自宅で始めるのもひとつの方法です。

ここではキャリアカウンセラーの開業で成功するための秘訣を紹介しますね

秘訣①ブログで情報発信をする

キャリアカウンセラーの開業を成功させる秘訣のひとつめは、ブログで情報発信をすることです。 

キャリアカウンセラーとして開業しても、キャリアカウンセラーとしてどんな考えを持っているかが伝わらなければ相談者は集まりません。

キャリアカウンセラーとしての考えを知ってもらうために、ブログを使って情報を発信していきましょう

ブログは信頼を積み上げられるツールです。

ブログを読んだユーザーがブログ記事に共感してくれたら集客につなげることもできますよ。

ブログでは共感や信頼をポイントに、売り込み感や押し売り感のない情報発信をするようにしましょう。

情報発信がしやすいブログ型ホームページの作り方をこちらの記事にまとめました。

秘訣②SNS集客を活用する

集客のためSNSを活用することもキャリカウンセラー開業で成功する秘訣です。

もうすぐ開業というときや開業してるのにまだ周知されていないケースでは、SNSを宣伝に利用すると効果的ですよ。

なぜならSNSには拡散力があるので、知名度や認知度向上に役立つからです。

ユーザーの多いSNSなら、幅広い年齢層やいろいろな関心ごとを持つ人がいますよね。

そのなかからキャリアカウンセラーについて興味を持つ人にみつけてもらえれば、成約につながる可能性もあります。

さらにチラシや広告を出すとなると多くの費用がかかりますが、基本的に無料で使えるSNSなら宣伝のコストを抑えることができるので、個人事業主におすすめですよ。

成功の秘訣ひとつめで紹介したブログとSNSを連携させておくと、さらに多くの集客が期待できるので上手く活用してくださいね。

SNSのなかでも、Instagramの活用について、こちらの記事にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

秘訣③信頼性を高めるプロフィールを作る

Web媒体を使うときは、信頼性を高めるプロフィールを作ることが重要になります。

悩みを持つ人が、たくさんいるカウンセラーのなかから誰のカウンセリングを受けたいかを決める基準はプロフィールの内容だからです。

プロフィールを読んでカウンセラーの善し悪しを判断しています。

なのでSNSやブログ、ホームページなどに載せるプロフィールを作り込むことが大事ですよ。

顔写真や実績などを載せて信頼性を高めましょう。

自身の強みや魅力をしっかり伝えてライバルとの違いを見せることも大切ですよ。

ブログのプロフィールインスタグラムのプロフィールの作り方は以下の記事で、それぞれ紹介しています。

秘訣④キャリアコンサルタントの資格を取得してスキルアップする

キャリアカウンセラー開業を成功させる秘訣としては、自身のスキルアップを図ることも重要です。

キャリアコンサルタントの資格を取得することでスキルアップしていきましょう。

国家資格であるキャリアコンサルタントを取得しておけば、専門性を高められますね。

カウンセリングを望む人からも「公的な資格をきちんともっているカウンセラーだな」と信頼が得られますよ。

先ほども紹介しましたが、キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの業務内容に大きな相違はありません。

ですが、教育機関やハローワークなど、キャリアコンサルタントの資格が必要な職場は多数ありますよ。

キャリアコンサルタント資格取得には厚生労働省のホームページに、下記の受験要項の記載があります。(※2)

  • 厚生労働大臣が認定する講座の課程を修了した者
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
  • 上記の項目と同等以上の能力を有する者

学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録されて初めてキャリアコンサルタントと名乗ることができます。

国家試験は年3回、近年は6〜7月/11月/3月に実施されていますよ。

キャリアカウンセラーになるより時間はかかりますが、キャリアコンサルタントの資格で得られる信頼が集客につながる可能性は高いです。

(※2)厚生労働省 キャリアコンサルタントになりたい方へ

秘訣⑤ネット起業から始める

キャリアカウンセラーの開業にあたって、事務所を借りたりせずにネット起業から始めることも、開業を成功させる秘訣です。

起業の基本は小さく始めることなので、オンラインで開業すれば初期投資を抑えることができます

ネット起業であればカウンセリングを受けたいと考えるお客さまも、わざわざ足を運ぶ必要がないので忙しい時間の合間に気軽に相談してくれますよね。

近くにキャリアカウンセリングを受ける場所がなかったり、人知れずカウンセリングを受けたい人などの集客も期待できます。

さらに費用面だけでなく、ネットさえつながれば遠方の人の集客も見込めるというメリットもありますよ。

秘訣⑥ペルソナを設定する

最後に紹介するキャリアカウンセラー開業で成功する秘訣は、ペルソナを設定することです。

ペルソナとは、ターゲットがどのような人物像でどんな暮らしをしているか、年齢・性別・職業などの具体的なことまで想定して作り上げた仮想人物です。

ペルソナを設定すると、カウンセリングを受けたい相談者が抱えている悩みやニーズをより明確にすることができます。

情報を発信していくうえでもターゲットがはっきり絞れるので、伝えたい人にきちんと情報が届き、売上につながる集客ができますよ。

キャリアカウンセラー開業前にチェック!よくある質問8選

キャリアカウンセラーを開業するには、どんな順序で進めればよいのか、取得すべき資格のことなどたくさんの疑問がでてきます。

開業の手続きや利用できる制度についても知っておきたいですよね。

ここからは、キャリアカウンセラー開業前によくある質問を紹介するので確認してくださいね。

キャリアカウンセラーになるには?名乗るまでに必要なステップは?

キャリアカウンセラーは無資格でもできます

なので、一般企業の人事部や人材派遣会社などに入社しキャリアカウンセラーとしての実務を行えばキャリアカウンセラーと名乗れますよ。

極端に言えば何の知識がなくても「キャリアカウンセラーです」と自分から名乗れば、誰でもなれてしまうのです。

ですが、きちんとキャリアカウンセリングの知識を身につけていない人がカウンセラーとしてやっていくには無理がありますよね。

資格が必須でなくても知識は必要ですからしっかり勉強していきましょう。

勉強方法としては、会社内でキャリアカウンセラーとしての業務をしながら学んで行ったり、キャリアカウンセラーの資格認定講座を受講して資格を取得するなどがあります。

キャリアカウンセラー開業で必要な資格は?

  • キャリアカウンセラー資格
  • メンタルキャリアカウンセラー資格
  • シニアキャリアカウンセラー資格

このようにキャリアカウンセラーとしてのスキルを証明するために持っておくべき資格がありますよ。

いずれも民間の資格ですがこの3つの資格があると、年齢・職業・性格などが違ってもあらゆる人の相談に対して的確なキャリア支援ができます。

JADP(一般財団法人日本能力開発推進協会)の認定講座を受講し、技能審査に合格すると各資格の称号がもらえますよ。

技能試験は随時在宅で受験できるので、比較的早く資格が取れるという良さもあります。

さらにスキルアップを目指す方は、国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を取ることをおすすめします。

キャリアコンサルタントの資格取得については、こちらの見出しを参考にしてください。

キャリアカウンセラー起業で個人事業主になるのに必要な手続きは?

キャリアカウンセラー起業で個人事業主になるには、税務署へ開業届を提出する必要があります。

開業届は、最寄りの税務署に開業1カ月以内に提出するのが原則です。

開業届と同時に「白色申告」「青色申告」のどちらで確定申告をするかを決めて、青色申告の場合は「青色申告承認申請書」の提出をします。

最寄りの税務署はどこかを調べ、開業届を出すのを忘れないようにしてくださいね

キャリアカウンセラー開業で活用できる補助金制度はある?

個人事業主として起業するための補助金制度を紹介します。

  • 創業促進補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

その他にも、地方独自の助成金・補助金制度があるので、お住まいの地域の自治体で相談してくださいね。

しかし補助金ありきの経営にならないように、開業資金はしっかりと準備をしましょう。

キャリアカウンセラー開業で任される仕事内容は?

キャリアカウンセラーの本来の仕事は、職業選択やスキルアップなどに悩む相談者に対して、本人に適した職業選びやキャリアアップができるように支援することです。

なので、キャリアカウンセラーとして開業したら、まず個々のキャリアに関する悩みの相談を受けることが職務となります。

他には、外部のキャリアカウンセラーを必要とする企業と契約し、社員のキャリアに対する相談やカウンセリングをする仕事もありますよ。

企業のキャリアに関する研修会やセミナーの講師を任されることもあります。

個人の相談者にこだわらず、企業に営業してみることも大事ですよね。

キャリアカウンセラーの独立開業の平均年収はどれくらい?

キャリアカウンセラーの年収は実力や顧客の数によって大きく差がでるので、独立開業しても会社員の平均年収にも満たない人も多くいます。

逆に高収入を得る人もいて、平均年収を出すのが難しい職業です。

カウンセリング料金の相場が1回60分〜90分で5000円〜10000円であることから、年収の目安を計算してみました。

仮に1人あたり1回60分5,000円と料金設定します。

1日5人のカウンセリングで25,000円の収入になります。現実的に1日3人のカウンセリングが可能とすると、5000円×3人で15,000円、ひと月あたり30日で45万円です。

土日は休日にすることを考えると、20日間で30万円、年間360万円になります。

プラスアルファーとして、セミナーや研修会の講師、企業の社員のカウンセラーとして企業と契約するなどの仕事もありますよ。

ここでは、カウンセリング料金を1番低く想定しましたが、自分に価値をつけて単価を上げていくことで、高収入につなげることも可能です。

キャリアカウンセラー起業は副業に向いている?

キャリアカウンセラーは事務所を構えなくてもオンラインで開業することができるので、副業に向いています。

本業から帰宅した後の夜の時間帯や、土日などの休日をキャリアカウンセラーの仕事に使えば副業は可能です。

企業のセミナーや研修会などの講師の仕事なども、日程の都合さえ合えば受けることができますよ。

ただし、現在お勤めの会社が副業を認めているか、必ず確認してくださいね。

仕事ない?フリーランスのキャリアカウンセラーとして独立は厳しい?

独立すれば自分で仕事を獲得しなくてはならないので苦労することもたくさんあります。

仕事を得るためには営業活動や人脈づくり、集客などが必要です。

ですが、やり方次第ではフリーランスで独立開業して成功している人は多くいますよ。

「仕事がないからフリーランスのキャリアカウンセラーとしてやっていくのは無理なのでは」と悩むなら、こちらの見出しを参考にしてください。

まとめ

キャリアカウンセラーの開業で成功する秘訣を紹介しました。

最後にキャリアカウンセラーとして個人で開業して成功するための秘訣を簡単にまとめますね。

  • 失敗の原因はどんな人に顧客になってもらいたいか明確でないこと
  • 自分の得意分野、自分の価値をアピールすることが大切
  • キャリアカウンセラー成功のコツは顧客の共感を生むためにブログで情報発信すること
  • キャリアカウンセラーの集客ではSNSを活用して知名度・認知度を上げる
  • 信頼性を高めるプロフィールをSNSやブログ、ホームページに掲載する
  • キャリアコンサルタントの資格取得でスキルアップする
  • 最初は小さくネット起業から始める
  • ペルソナを設定して確実な集客をする

成功の秘訣を参考にして、キャリアカウンセラーとしての開業・起業を成功させてください。

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