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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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【事例紹介】社労士の仕事の取り方とは?おすすめの方法や集客成功のコツ

  • 成功している社労士はどうやって顧客を獲得しているの?
  • 社労士の集客にはどんな方法があるのか知りたい!
  • 開業した社労士にWeb集客がおすすめな理由とは?

社労士は人事や労務のスペシャリストとして近年人気がある国家資格で、2021年3月末時点での登録者数は43,474人となっています。(※1)

独立して自分の事務所を持つ人も多い社労士ですが、資格を取って事務所を開業しただけでは仕事は舞い込んできません。

社労士としての開業を成功させるためには、集客をして顧客を獲得することが重要なのです。

集客方法を工夫すれば、ほかの社労士との差別化ができ、より多くの顧客を獲得できますよ。

この記事では実際に社労士が行っている集客方法の事例を始め、基本の集客方法や集客を成功させるコツを紹介しています。

この記事を読んで、あなたが社労士として成功するための効果的な集客方法を学びましょう。

(※1)全国社会保険労務士会連合会 社会保険労務士白書 P54 年度末登録者数の推移

目次

【士業の集客】社会保険労務士(社労士)の集客事例を大公開

社労士が廃業する理由のひとつとして、顧客の獲得が出来なかったことがあげられます。

社労士として廃業しないためには、顧客獲得に繋がる集客は欠かせないわけですね。

そこで実際に起業に成功している社労士はどんな方法で集客しているのか、実例を紹介します。

社労士が廃業する原因や成功するためのコツを詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

事例①3つの集客方法を活用した社労士(30代男性)

今回は実例として、30代の男性社労士の集客方法を紹介します。

ホームページ作成/ほかの士業からの紹介/金融機関からの紹介という3つの集客方法を活用して集客した男性の例です。

3つの集客方法から学んだことも紹介しているので参考にしてくださいね。

社労士(30代男性)の経験談:集客の具体的な施策は?

集客のために行った施策は3つあります。

まず、ホームページ制作です。

ホームページを制作して、直接アプローチできない見込み顧客からの問い合わせを増やすことにしました。

2点目に他士業の紹介を得ることです。

士業という特性のため、業務の棲み分けができており、持ちつ持たれつの関係で顧客を紹介し合うことができますよ。

3点目に金融機関のビジネスマッチングに登録することです。

金融機関からの紹介ということで、信頼性の高い顧客と繋がることができます。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

社労士(30代男性)の経験談:集客の結果を教えてください

ホームページを制作することにより、どのような理念で何を提供できているのかを知ってもらえます。

そのため飛び込み営業で直接契約に結びつかなかった場合でも、ホームーページを見てもらうことで時間が経ってから本契約となることもありました。

他士業からの紹介については、既に顧客となる前提での紹介であるため、ほぼ確実に本契約とすることができました。

ただし、紹介された顧客は無下に断ることができません。

自身の経営方針とは異なる顧客との契約により無理難題を押し付けられることもありました。

金融機関からの紹介は、他士業からの紹介と同様にほぼ確実に本契約となることが多かったです。

金融機関からの紹介なので、財務面などの与信の安全性が担保されている企業がほとんどで、取引としては安全に行えました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

社労士(30代男性)の経験談:結果から学べる集客のポイントは?

士業は定年がなく、先輩士業も多いので差別化が欠かせません。

そのため、ホームページで差別化を訴えることができれば問い合わせを増やすことができたように思えます。

また、他士業からの紹介は業務の棲み分けにより士業同士の利益を確保できるので、紹介もしやすいのが特徴ですね。

士業同士の業務提携による一気通貫のサービスを展開できることで、顧客を獲得することができたと思います。

金融機関からの紹介は、金融機関に相談している時点で需要が明確ですよね。

一度お会いして話すことができれば、ニーズの擦り合わせが容易であったことから顧客獲得に繋がったと思います。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

事例②積極的な営業をかけた社労士(50代女性)

次に積極的な営業をかけて成功した、50代女性の社会保険労務士の事例を紹介します。

ある程度の需要が見込まれ、なおかつ、ライバルが少ない分野を選び成功していますよ。

加えて、経験談からは現場の傾向や自分の選択した分野のリサーチを徹底しておこなったことがわかります。

50代女性、社会保険労務士の経験談を詳しくみていきましょう。

社労士(50代女性)の経験談:集客の具体的な施策は?

日本年金機構に自分の経歴(年金相談業務)を記載した履歴書を郵送したところ、直接、業務提携の連絡をいただいたのが始まりです。

日本年金機構で仕事をする中で、知り合った同業者から声掛けをいただき、年金に関する勉強会に出席するようにもなりました。

年金業務に精通する同業者のコミュニティーを広げたことで、新たな業務を紹介していただくことができました。

役所の年金課は専門知識がない職員が配属されているので、経歴を記載した履歴書を郵送すると、私の場合は直ぐに嘱託職員の契約を結ぶことができましたよ。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

社労士(50代女性)の経験談:集客の結果を教えてください

社会保険労務士は人事・労務の経験者が多く、年金を専門にしている人は、日本年金機構の職員(元・現職)が多い傾向があります。

このため、フリーの立場で年金を専門にしている社会保険労務士は、数が少ないと考え集客に活かしました。

年金相談を可能としている社会保険労務士は、障害年金の申請を中心にしている場合がほとんどです。

老齢年金の個別相談は、日本年金機構にある個人データにアクセスできなければ、具体的な受取金額は算出不能です。

このため個人から報酬を受け取ることは難しかったです。

ですが、その代わりに、行政機関から相談報酬料を得られましたよ。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

社労士(50代女性)の経験談:結果から学べる集客のポイントは?

公的機関は人材を公募している機会が少ないです。

しかし履歴書を送付するなど、担当課の課長レベルに直接アクセスすることができれば、直ぐに返信がありました。

公務員は定期的に人事異動があり、専門職が部署に配置されていることが少ない傾向にあります。

組織全体としても、一人の人間が長年、同じ部署に勤務してスペシャリスト化することを避けているように感じました。

このため現場では、フリーの立場で専門職の役割を果たす人材が引く手あまたとなっていました。

なので、自分から積極的に売り込むことが大切だと思います。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

成功している社労士の顧客獲得はコレ!基本の集客方法とは?

社労士として成功するためには、いかに顧客を獲得できるかが大きな鍵となります。

ここからは社労士が顧客を獲得するための集客方法をオンラインとオフラインに分けて、8つ紹介します。

今から始められるものばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

Web集客①SNSを活用する

ひとつ目の集客方法はSNSを使って情報を発信して集客に繋げる方法です。

SNSを利用するメリットは、コストを抑えて多くのユーザーに向けた集客ができることです。

ICT総研が行った調査によると、2021年度末のSNS利用者数は8,149万人で、国内ネットユーザー約10,078万人の80.2%にあたることが分かっています。(※2)

今後もSNS利用者は増えていく見通しなので、SNSを活用すれば大きな集客効果が期待できます

また、SNSなら文字や画像を投稿するだけで更新できるので、インターネットに詳しくない方でも手軽に始めることができますね。

SNSを通して人柄を知ってもらえれば、顧客から選ばれる可能性も高くなりますよ。

メッセージをやり取りする機能で顧客と直接コミュニケーションが取れるので、信頼関係を築きやすいのもおすすめなポイントです。

SNSにはさまざまな種類がありますが、ここでは利用者が多く集客に向いているSNSを4つ紹介します。

  • LINE(ライン)の集客サービスを活用
  • Facebook(フェイスブック)を活用する
  • Twitter(ツイッター)を活用する
  • YouTube(ユーチューブ)を活用する

(※2)ICT総研 2022年度SNS利用動向に関する調査

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

【SNS集客】LINE(ライン)の集客サービスを活用

LINE公式アカウントを開設して、情報発信やチャットでの個別の相談などで信頼関係を築き、実際の集客へと繋げていく方法です。

LINEは2022年6月時点で9,200万人とSNSの中でも最も多い登録者数を誇ります。(※3)

SNSよりもコミュニケーションツールとして使われることが多いので、顧客でも利用している人は多いでしょう。

LINEのチャット機能は1対1で気軽に相談ができるので、顧客との信頼関係を築きやすいのが特徴ですね。

公式LINEは初期費用も無料なので、費用面での負担も少ないのが嬉しいポイントです。

ただ、友達登録をしてもらわないとメッセージなどが送れないのはデメリットになります。

そのためホームページやチラシ、ブログなどに公式LINEの案内を入れるなどして公式LINEの存在を知ってもらう工夫をしましょう。

気軽に使えるLINEですが、自分に有益でないと思われたら簡単にブロックされる可能性もあるので、注意が必要です。

LINEで友達として登録してもらい続けるには、適度な更新や役に立つ情報提供を心がけましょう。

(※3)LINE for Business

【SNS集客】Facebook(フェイスブック)を活用する

Facebookは実名登録が基本なので、アカウントの信頼度が高く、ビジネスに向いているSNSです。

Facebookを集客に活用する際は、Facebookページという企業向けのアカウントを活用しましょう。

顧客に役立つ最新の助成金の情報や社労士ならではの専門的な知識、顧客の悩みを解決する内容などを発信することで、顧客からの信頼度が上がります。

Facebookで顧客に役立つ情報やあなたの人柄を伝えられれば、集客へとつながっていきますよ。

Facebookページは他のSNSと違って検索で上位に掲載されやすいので、キーワード検索する顧客にも見つけてもらいやすいのがメリットですね。

ただし、Facebookを活用する時は更新を怠らないよう注意しましょう。

Facebookは新しい記事がページの一番上に表示されるので、古い記事ばかりだと不信感を持たれてしまいます。

常に新しい情報を発信して効果的に見込み顧客へのアプローチを行うといいですよ。

【SNS集客】Twitter(ツイッター)を活用する

Twitterでの集客は、ダイレクトに営業するのではなく、メッセージのやり取りやあなたの個性をアピールして集客につなげる手法を取りましょう。

Twitterは情報の速さと拡散力の高さが特徴です。

タイムリーな話題を投稿したり、フォローしてくれている顧客とのコミュニケーションをとるのに向いていますよ。

また、リツイートされればフォロワー以外の人にも投稿を見てもらえるので、認知拡大にも活用できます。

ただTwitter自体は140文字までしか投稿できないので、社労士としての情報をすべて発信することはできません。

Twitterを活用して集客する際は、プロフィールに社労士であることや得意分野などを記載し、つぶやきでは仕事に対する姿勢をアピールするなどして、あなたの人柄や個性が分かる投稿をしましょう。

Twitterを通じてあなた自身に興味を持ってもらい、見込みの高いユーザーをホームページに誘導すれば集客効果が期待できますよ。

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

【SNS集客】YouTube(ユーチューブ)を活用する

YouTubeのチャンネル内で動画を投稿し、見てもらうことで集客につなげるやり方です。

YouTubeは長い動画を投稿できるので、社労士の仕事内容や見込み顧客が持つ悩み事への回答などを他のSNSよりも詳しく説明できます。

役に立つ情報をコンスタントに提供し続けることで、固定の視聴者が生まれ、成約につなげることができますよ。

社労士が関わる内容は難しいことが多いので、動画で分かりやすく解説してくれたら、「この人に依頼したらなんとかしてくれそう」と顧客に感じてもらえますね。

また、他のSNSでは伝わりにくい話し方や雰囲気といったあなた個人のことが伝わりやすいので、親近感を持ってもらいやすく信頼度を上げることも可能ですよ。

ただし、YouTubeの動画撮影や編集には手間と時間がかかります。

さらに、動画を1本上げただけですぐ集客につながるわけではないので、集客には長期間かかることを念頭におきましょう。

Web集客②ホームページを開設する

ホームページはインターネット環境があれば、顧客の方からアクセスしてくれるので集客にとても役立ちますよ。

ホームページがあれば、あなたの経歴や社労士としての実績などさまざまな情報を分かりやすく顧客に届けることができます。

そして、顧客に「この人に依頼したい」と思わせることで相談や依頼につなげることができます。

顧客から信頼を得るには、常に新しい情報を掲載したり、コンテンツを追加したりして、顧客にとって役に立つ情報を提供することが必要ですよ。

ホームページは作って終わりではなく、常にアップデートし続けることで、有効な集客ツールになるのです。

集客できるホームページ作りのコツは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

Web集客③ブログを作成する

ブログで情報を発信することでも集客できます。

ブログは自分の主張をしっかりと伝えられたり、顧客にとって役に立つ情報を提供したりすることが可能ですよ。

SNSよりも発信できる情報量が多いので、一歩踏み込んだ詳しい情報を顧客に提供できるのがブログの大きなメリットです。

ブログを訪れた人が、「このブログは役に立つ」と思ってくれたり、「この社労士さんに相談してみたい」と感じてくれれば、あなたのことを身近に感じ、信頼関係を築くことができます。

ただし、ブログで効果的な集客を行うためにはSEO対策も必要になります。

SEO対策をきちんとすることであなたのブログが検索上位に表示され、たくさんの人に読んでもらえるからです。

ユーザーは悩みを解決したくてネット検索をするので、ユーザーが検索するキーワードを選ぶことが重要ですよ。

顧客が相談に来た内容で多かった事例からキーワードを導き出すのもいいですね。

社労士のブログで上位に表示されているページを参考にするのもおすすめです。

ブログ集客のコツを、以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

Web集客④Googleビジネスプロフィールに登録する

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、GoogleやGoogleマップで検索したときに表示される、お店や会社の情報を管理するツールです。

あなたの社労士事務所の基本情報をGoogleビジネスプロフィールに登録することでユーザーが検索した際に目につきやすく、集客効果が見込めます。

無料で簡単に登録できるので、気軽に始められるサービスですね。

個人経営の社労士事務所は、依頼者にとって営業時間が分かりにくかったり、口コミを見つけにくかったりする可能性があります。

Googleビジネスプロフィールに登録すれば、事務所の営業時間や口コミ、連絡先を掲載することができるので簡単なWebサイトの役割を果たしてくれますよ。

依頼者は口コミがあれば安心感を持ちますし、連絡先も掲載されていれば相談しやすくなりますね。

Web集客⑤リスティング広告を出す

リスティング広告とは、検索されたキーワードに連動して検索結果に出てくるテキスト形式の広告のことです。

ユーザーが自ら検索した内容に合わせて宣伝できるので、顧客になる見込みの高いユーザーにアピールして、集客につなげやすいメリットがあります。

低予算で宣伝できるだけでなく、期間を区切ったり、途中で内容を変更したりとニーズに合わせて自由度が高い広告が出せるのもポイントですね。

ただし、リスティング広告はクリックされたらお金がかかる「クリック課金制」のシステムがほとんどです。

見込みのないユーザーにクリックされると余計な費用がかかってしまう点はデメリットと言えます。

費用を抑えて効果的に集客するなら、ターゲットを絞ったり、除外キーワードを設定したりして、適切なキーワードを選ぶことが大切ですよ。

Web集客⑥オンラインサロンやセミナーを開く

社労士に相談したい人向けに、オンラインサロンやセミナーを開催することで集客につなげる方法です。

参加する人は社労士に相談したいと考えているため、ある程度モチベーションの高い見込み客を集めることができ、契約まで持っていきやすいのがメリットですよ。

しかし、大勢の人の前で話すことが苦手だとうまく話が進まず、参加者から不信感を持たれる可能性があります。

その場合は人数を絞って開催したり、参加者の反応を直接見ながら進められるオフラインのセミナーを開催するのもひとつの方法ですよ。

オフラインの場合は会場を借りなくてはいけないので、会場を借りる手間と費用も考えておく必要がありますね。

オンラインとオフラインをうまく使い分けることで、効果的に集客をしましょう。

オンライン講座の作り方はこちらの記事に詳しく掲載しているので、参考にしてくださいね。

オフライン集客⑦ポスティングをする

昔ながらの集客方法であるポスティングも活用しましょう。

ポスティングは何丁目単位でエリアを区切ることができるので、事務所の近隣エリアに絞ってアプローチができます

また、年齢層に関係なくチラシを配布できるので、インターネットを見ない層への宣伝効果もありますよ。

1日1回はポストを見るという家庭が多いので、配ったその日にチラシを必ず手に取って見てもらえることもメリットです。

しかし、ポスティングは一度きりでは効果がないので、継続的な配布とすぐに捨てられないよう役に立つ情報を掲載する工夫が必要です。

ポスティングは幅広い層への集客を見込めるので、内容を工夫して効果的に使いましょう。

オフライン集客⑧飛び込み営業をする

飛び込み営業とは、電話などでの事前アポイントメントなしにいきなり企業などへ訪問することです。

アポイントメントを取っていないので門前払いされることもありますが、企業側のタイミングやニーズと合致した場合はすぐに契約につながることもありますよ。

事例でも紹介していますが、すぐには契約に結びつかなくても存在を知ってもらえれば、いつか社労士の必要が出た際に利用してもらえる可能性がありますよ。

飛び込み営業することで、あなたという社労士の存在を認知してもらえるチャンスが増えるのです。

ただ、多くの企業を訪問しても成約につながるケースは少ないため、飛び込み営業だけで集客するのは難しいでしょう。

ホームページやブログ、SNSなどのWeb集客とあわせて活用するのがおすすめですよ。

社労士のマーケティング戦略でWeb集客を選ぶべき3つの理由


ここまではオンラインとオフラインでできる集客方法を紹介してきました。

しかし、社労士にはオンラインでの集客が向いていると言われます。

なぜ社労士はweb集客をするべきなのか、その理由をみていきましょう。

理由①セルフブランディングがしやすい

ホームページやブログ、SNSはあなたの人柄や事務所の独自性をアピールしやすいため、他の社労士の事務所と差別化するのに適しています。

社労士ができる仕事の範囲はどの社労士も同じなので、他の社労士との差別化ができなければ顧客を獲得できません。

簡単に差別化する方法として、価格を安くしてアピールする社労士もいるでしょう。

ですが、安すぎる価格は数をこなさなければ売上に繋がりません。

さらにあまりに価格が安すぎると「仕事の質に問題があるのでは?」と顧客からの不信感を生みやすい上に、価格重視の一度きりの依頼が多く、リピート率が上がりません。

社労士として成功していくためには、価格とは別に顧客から選ばれるためのポイントが必要になります

ホームページやSNSはあなたの得意分野や人柄をアピールしやすいので、選ばれるポイントを作れるのです。

社労士として、他にはないアピールポイントがあれば顧客は「ぜひあなたにお願いしたい」と感じます。

Webでの集客は他の社労士とは違うオンリーワンの社労士としての立ち位置を確立でき、安定した集客ができる点が大きなメリットなのですよ。

セルフブランディングの方法を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

理由②顧客獲得・育成ができる

Webで社労士に関することを検索する時に、多くの人は「今悩んでいること+社労士」や、「地域名+社労士」などのキーワードで検索します。

そのため、Web上で役に立つ情報を提供することで顧客になる見込みの高いユーザーを獲得できます。

ホームページやブログ、SNSといったWebを通じて有益な情報や社労士自身の情報を発信することで、信頼関係が築きやすく、成約にも結び付けやすいのですね。

さらに既存の顧客をファンにすることもできます。

ファンになった顧客は、周りで社労士を探している人がいたら紹介をしてくれますし、いい口コミを広げてくれるようにもなります。

新規顧客を獲得することはもちろん、顧客の育成においても効果的なのがWebでの集客なのです。

理由③集客から契約までの流れがスムーズ

Web上での集客は導線をしっかり作ることで、スムーズに契約までつなげられます。

導線とは、Webサイトを訪れたユーザーを最終目標まで導くルートを予測して用意することです。

必要な情報がすぐに見つかったり、目的とするアクションが取りやすいサイトは、ユーザーにとってもストレスがありません。

見込み客を発掘するところから、契約に結びつけるまでの一連の流れをユーザー自身が行うため、社労士にとっても不要な問い合わせが減るので効率的です。

集客をWebに任せることができれば、あなたはその時間をほかの業務に費やすことができますね。

Web集客ができれば業務の効率化が可能になるので、ぜひ取り入れてみましょう。

社労士が集客を成功させるための7つのコツ

ここまではいろいろな集客方法をみてきましたね。

ここからは社労士が集客を成功させるためのコツを7つ紹介します。

集客方法とあわせて実践すれば、より効果的な集客ができますよ。

コツ①お客様の声や実績を掲載する

お客様からいただいた声や実績はサイトに掲載しましょう。

もしあなたが社労士に依頼するなら、資格を取ったばかりの社労士よりも、経験豊富な社労士に頼みたいですよね。

社労士を探す時にユーザーが参考にするのが、お客様の声やあなたの社労士としての実績です。

実績の多い社労士は信頼度が高まり、依頼が増えますよ。

実績があまりない場合は口コミも実績になります

商品の購入やサービスの申込の際に、口コミを参考にする方も多いのではないでしょうか。

特に社労士は普段の生活ではなかなか接点がない職業なので、どんな社労士がいいのか判断に迷う方も多いでしょう。

そんな時に参考になるのが口コミです。

顧客からの良い口コミのある社労士だと信頼できると感じて依頼をしたくなるものです。

実績や口コミを掲載することでユーザーに安心感を持ってもらえれば、集客に役立ちますよ。

コツ②明朗会計の料金形態

料金形態が分かりやすいと顧客は安心して依頼や相談ができます。

社労士は士業なので、どうしても固いイメージがあり、料金形態や費用も分かりにくいと思われがちですよね。

明確な料金設定や料金形態の記載があれば、初めて社労士に相談する人も安心して依頼できます。

相談内容に対してあらかじめ見積金額を提示したり、料金の変更が出る際なども顧客が納得できる説明をした上で提示することも大切ですね。

分かりやすい料金にすることで顧客からの信頼も得られるので、顧客から選ばれる社労士になれますよ。

コツ③専門分野を明確にする

「なんでもお任せ」の社労士よりも、専門分野が明確にある社労士の方が顧客を獲得できます。

普通の人は、社労士と言われてもどんな仕事をする人なのかイマイチ分かりませんよね。

ですが、「労務相談専門の社労士」「障害年金のサポートに特化」など、専門分野を明確にすれば顧客も依頼しやすくなります。

専門分野を絞れば、依頼を受けてから「知識がないので分からない」という事態も起きませんね。

社労士として手広くなんでもやるより、専門分野を明確にした方がほかの社労士との差別化もできるので、結果として集客につながるのです。

コツ④ターゲットにあわせて集客方法を使い分ける

ターゲットによって効果的な集客方法は変わります。

たとえば、SNSの利用者層にもそれぞれ特徴があります。

Twitterは若者に利用者が多く、Facebookは30代〜40代に最も使われているSNSです。(※4)

ターゲットはどの層なのかをはっきりさせることで、無駄のない集客ができますよ。

また、ターゲットがインターネットにあまり触れない高齢者などの場合は、ポスティングや飛び込み営業などのオフライン集客が有効ですね。

自分がターゲットとする顧客に合わせた集客を行うことが、顧客獲得のコツですよ。

各SNSの特徴などはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

(※4)総務省 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 P69表 5-1-1 【令和3年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)

コツ⑤SEO対策・MEO対策に取り組む

ホームページやブログにはSEO対策が欠かせません。

せっかくホームページやブログを作っても、見てもらえなければ意味がありませんよね。

たくさんの人にホームページやブログを見てもらうには、SEO対策をきちんとして、検索上位に表示されるようにしなくてはいけません。

SEO対策はいろいろありますが、まずは顧客のニーズを分析して、「〇〇 社労士」といったキーワードの設定をきちんとする必要があります。

設定したキーワードをホームページやブログに盛り込みアクセス数を稼ぐことで、SEO対策になりますよ。

また、Googleビジネスプロフィールに登録してMEO対策もしましょう。

MEO対策は地図検索での上位表示を目指すための対策です。

MEO対策をしてGoogleマップやGoogle検索であなたの事務所のGoogleビジネスプロフィールが上位にくれば、事務所の近くに住んでいる人たちの目に触れやすくなり、相談や契約が増える可能性が高いですよね。

MEO対策の基本は、Googleビジネスプロフィールの情報を正確に詳しく登録することです。

たとえば以下のような情報を記載しましょう。

  • 社労士としての専門分野(カテゴリ)
  • どんな人の悩みを解決できるか
  • 活躍している地域(市や町の名前など)
  • 営業時間や事務所の住所
  • ホームページのURL

SEO対策とMEO対策をすることで、Webからの集客を強化してください。

コツ⑥更新やメンテナンスを続ける

ホームページやSNSのアカウントは作っただけでは集客につながりません。

大切なのは日々情報を更新したり、メンテナンスを続けて、顧客に有益な情報を発信し続けることです。

古い情報しか載っていないホームページやSNSに定期的に訪問してくれるユーザーはいませんよね。

役に立つ情報が得られることで、顧客はあなたのホームページやSNSアカウントを信頼し、集客につながります。

ホームページやSNSはあくまで集客するための手段であり、ホームページやSNSを作ること自体が目的ではありません

日々の更新やメンテナンスが重要ですよ。

どのくらいの頻度で更新するのかなど、詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。

コツ⑦口コミで紹介される仕組みをつくる

フリーランスの社労士の場合、士業の先生や同業の社労士からの紹介や顧客からの口コミ経由で仕事を得るケースが多くあります。

そのため、士業の先生たちが参加する異業種交流会や商工会が開催するビジネスクラブなどに積極的に参加して、同業の社労士や他の士業の先生たちとつながりを持ちましょう。

あなたの得意分野をアピールしておけば、顧客を回してもらいやすくなりますね。

また、金融機関からも顧客を紹介してもらえるように営業するのも忘れてはいけません。

金融機関にはお金の悩みを持った経営者がたくさん訪れます。

ただ経営者の抱える悩みはすべて金融機関で解決できるわけではありませんので、社労士などへ紹介をする場合もあります。

同業の社労士や士業の先生たちだけでなく、金融機関にも人脈を作っておけば、顧客を紹介してもらえて集客につながりますよ。

社労士と行政書士のダブルライセンスで集客力はアップする?

社労士は労務管理のスペシャリスト、行政書士は行政書類作成のスペシャリストです。

両方の資格があれば業務の幅が広がるので、顧客からの信頼度も上がり、集客にもつながります。

ただ、ダブルライセンスはあるに越したことはありませんが、社労士の資格だけでもコツをおさえればきちんと集客はできますよ。

ほかの資格を取るためにやみくもに勉強するより、社労士としてのスキルアップに時間を費やした方が結果としてうまくいきやすいです。

大切なのは、顧客のニーズやターゲット層をきちんと分析し、自分の事務所に合った集客方法を活用することですよ。

行政書士の仕事について興味のある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

社労士の集客方法にはホームページやブログ、SNSといったオンラインでの集客や、ポスティングや飛び込み営業といったオフラインの集客などさまざまな方法があることが分かりましたね。

最後に簡単にこの記事の内容をまとめます。

  • SNSやブログでの集客はユーザーに役立つ情報や人柄を知ってもらうことで親近感や信頼感を高めるのがポイント
  • 社労士におすすめの集客方法は確度の高い見込み顧客を獲得できるWeb集客
  • 同業の社労士や他士業の先生、金融機関からの紹介は仕事につながりやすいので人脈を広げておくことが大切
  • 社労士としての専門分野を明確にして、ターゲットを絞って集客すると効果的
  • Web集客にはSEO対策とMEO対策が欠かせない

社労士として成功するためには集客をして顧客を獲得することが大前提です。

社労士の集客にはさまざまな方法がありますが、特にWebを活用することで顧客に信頼感や安心感を与える集客ができますよ。

この記事を参考に効果的な集客で顧客を獲得してくださいね。

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