【初心者向け】ホームページからの問い合わせを増やす3つの方法!
- ホームページからの問い合わせが少ないのは何が原因?
- ホームページからの問い合わせを増やす方法が知りたい!
- ホームページの問い合わせフォーム作成ツールのおすすめは?
近年はWebを利用した宣伝・広告を行うのがもはやあたりまえの状況になりつつあります。
特にホームページからの問い合わせは、「その商品やサービスに興味を持っている」ユーザーからのアクションなので、件数を増やして新規顧客獲得に繋げたいと考えている企業は多いでしょう。
しかし、ホームページを開設して情報の更新もしっかりと行っているにも関わらず、問い合わせ件数が増えずに悩んでいる企業は多いのが現状です。
ホームページからの問い合わせを増やすには、問い合わせが増えない原因を把握し、改善していくことが大切ですよ。
そこで今回は、ホームページからの問い合わせが少ない原因と、その改善方法をご紹介します。
無料で使えるホームページの問い合わせフォーム作成ツールも併せて掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
【集客失敗】ホームページからの問い合わせが来ない5つの理由
場所や時間を問わずに知りたい情報にアクセスできるインターネットは、ユーザー側だけではなく、発信する企業側にとっても今や欠かせないツールの1つですよね。
中小企業庁の調査では大企業のホームページ導入は9割超え、中規模企業では8割、小規模企業でも5割に迫る勢いとなっています。(※1)
こちらは2012年の調査結果のため、現在はこの数字よりもさらに高くなっている可能性は十分にあるでしょう。
このように、日本では多くの企業がホームページによる営業活動を行っています。
しかし一方で、ホームページの開設によって問い合わせが増え、利益拡大に繋がったと感じる企業は多くはないと言われています。
その原因とは一体何なのでしょうか。
そこでまずは、ホームページからの問い合わせが来ない理由について詳しくみてみましょう。
(※1)中小白書 2013年度版 第2部 自己変革を遂げて躍動する中小企業・小規模事業者 第4章 情報技術の活用 第 2-4-2図 規模別・利用形態別の IT の導入の状況(2007年、2012年)
理由①ホームページにアクセスが少ない
大前提で、ホームページにアクセスした人全員が必ず問い合わせをしてくれるわけではありません。
ほんの気まぐれで覗いてみた人や、アクセスしたものの興味が持てずにすぐに閉じてしまう人もいるからです。
ですがそうであっても、ホームページにアクセスしてくれる人の数(母数)が増えれば、おのずと問い合わせをする件数も増えていきます。
仮に、ホームページを訪れた人の100人に1人の割合で問い合わせをしてくれるとしましょう。
アクセス数が100人なら1件、500人なら5件、1000人なら10件となりますよね。
確率が同じ1%であっても、問い合わせの件数を増やせます。
つまり、ホームページの問い合わせが少ないのは、そもそものアクセス数が少ないことが大きな理由として考えられるのです。
アクセス数が少ないということは、購入してもらいたい商品やサービスを認知してもらえていない状態です。
ユーザー側が商品やサービスを知らないので、問い合わせをする必要がありません。
理由②問い合わせまでの導線が確保できていない
ホームページのアクセス数は多いのに問い合わせが増えない場合、原因として考えられるのはホームページに問い合わせまでの導線が確保されていないことです。
商品やサービスに興味を持ったユーザーがホームページを訪れ、様々な情報を元に「購入したい」という気持ちが高まったとしましょう。
しかし、目につきやすいところには問い合わせのフォームやボタンがありません。
このような状況では、ユーザーは面倒になって問い合わせをすることを諦めてしまい、ホームページから離脱してしまいます。
理由③エントリーフォーム最適化(EFO)されていない
エントリーフォーム最適化(EFO)とは、問い合わせフォームや申し込み・登録などのフォームのハードルを下げて入力しやすくするものです。
「問い合わせのために情報を入力しようとしたものの、思っていた以上に入力項目が多くて面倒になってしまった」
「確定ボタンを押したらエラー表示が出てしまい、もう一度始めから入力し直しの画面が出て離脱した」など、この記事を読んでいる方にも一度くらいは経験があるのではないでしょうか。
最適化されていない問い合わせフォームでは、ユーザーの「問い合わせをしたい」「購入したい」という気持ちを削ぎ、途中で入力を止めてしまう人が多くなります。
せっかく問い合わせフォームまでの誘導が行えても、売り上げにつなげられないのです。
理由④ホームページのコンテンツに魅力がない
取り扱いが自社しかない商品やサービスなら、ホームページで簡単な紹介をするだけでもアクセス数が増え、問い合わせの件数も増えるでしょう。
しかし、他の企業も同様の商品やサービスを取り扱っているのであれば、差別化が図れずアクセス数や問い合わせの件数を増やすことはできません。
似たような商品やサービスをホームページで紹介するときは、自社ならではの特徴やポイントを伝えることが大切です。
理由⑤商品やサービスの宣伝しかしていない
ユーザーがホームページを訪れるのは、興味のある商品やサービスの情報を知りたいからですね。
ですが、商品やサービスのメリット面のアピールばかりだと、ユーザーは不安になります。
なぜなら、それではユーザーの抱える悩みを解決できないからです。
むしろ、デメリットと思われる点についてもしっかりと触れた上で解決方法を伝える方が、ユーザーは企業に対して「誠実さ」や「信頼感」を得ることができます。
【施策】問い合わせが増えるホームページを作る3つの方法
問い合わせフォームは、商品やサービスに強い関心を持っているユーザーがアクセスするため、成果につながりやすいです。
また、初回では成果につながらなかったとしても、ユーザーの悩みに直接企業が応える姿勢は評価されますよね。
それにより、ユーザーとの信頼関係を築くことができるでしょう。
ホームページから気軽にコンタクトをとれることはユーザーに安心感を持ってもらえ、次回の問い合わせでは購入に至る可能性も高くなります。
以上のことを踏まえた上で、ホームページの問い合わせを増やすには、ここまでにご紹介した問い合わせが増えない原因を解決することが必要ですよ。
それでは、問い合わせが増えるホームページの作り方を具体的にみてみましょう。
方法①問い合わせフォームの内容を見直す
今現在、自社のホームページに設置してある問い合わせフォームは、ユーザーが使いやすいものになっていますか。
問い合わせフォームを設置しても、使いにくいとユーザーの離脱を招いてしまいます。
アクセス数がそこそこあるのに問い合わせが増えないのは、問い合わせフォームが使いにくい可能性があります。
ここでは、問い合わせフォームの内容の見直しの方法を紹介しましょう。
【ポイント】ユーザーのストレスを減らす
せっかくユーザーが問い合わせをする気持ちになっても、入力項目が多いと面倒になります。
問い合わせフォームの入力項目は最低限にして、ユーザーのストレスを減らしましょう。
また、郵便番号を入れるだけで住所が表示される自動入力を採用するのもおすすめですよ。
質問に対して文章を入力するのではなく答えが選択できたり、数字の入力では半角を指定しないなども、ユーザーにとって使いやすい問い合わせフォームとなります。
さらに、何を入力すればよいのか迷いやすい質問については、あらかじめ記入例があればユーザーはスムーズに質問に答えることができますよね。
自分がユーザーの立場になってみると、ユーザーにとってストレスのない問い合わせフォームの形が見えてきますよ。
【ポイント】エラーは入力したその場でわかるようにする
すべての項目に必要事項を入力し送信ボタンを押したら、エラーが出て最初の画面に戻ってしまい、入力をやり直すことになるとイライラしますよね。
入力の間違いや漏れなどのエラーは送信ボタンを押してからではなく、入力時にすぐにわかるように設定をするのが親切です。
その場で訂正ができれば、もう一度始めから入力し直す手間が省けるのでユーザーのストレスは軽減されます。
ユーザーが入力を諦めて離脱してしまうのを防ぐことができますよ。
【ポイント】送信ボタンはわかりやすくする
項目すべての入力が終了して送信ボタンを押そうと思ったら、送信ボタンの隣に戻るボタンがあり、間違って押してしまったことはありませんか。
問い合わせフォームの画面に、戻るボタンがあるとは想定していない人は多いです。
ページ数が複数になるなど戻るボタンが必要になる場合は、送信ボタンとは違う位置に設置するようにし、誤って押してしまわないような配慮をしましょう。
【ポイント】必須と任意を明確にしておく
ユーザーに問い合わせをしてもらうとき、企業側からすればそこで得られるユーザーの情報が多いほどメリットになります。
そのため、本来であれば尋ねる必要のない情報まで、問い合わせフォームで入力させるケースもありますよね。
しかし、ユーザー側からすると「こんなことまで聞く必要があるのか?」と不信感を抱く原因になります。
問い合わせに対してユーザーに不満や不信感を抱かせないためには、問い合わせフォームで絶対に得たい情報(必須)と、そうではない情報(任意)は明確にしておきましょう。
方法②ホームぺージのアクセス自体を増やす
ホームページからの問い合わせを増やすには、母体となるホームページのアクセスを増やすことが必要です。
繰り返しになりますが、ホームページにアクセスしてくれた全員がお問い合わせしてくれるわけではないからです。
10アクセスで問い合わせ0であれば、アクセス数自体を50、100、1000と増やしていくことで問い合わせ数を増やすチャンスを広げるのが効果的と考えられますね。
それでは、ホームページのアクセスを増やすためには、どのようなことを行えばよいのでしょうか。
【ポイント】ターゲットを見直す
ホームページのアクセス数を増やすというのは、単にホームページに訪れる人数を増やすという意味ではありません。
買ってもらいたい商品やサービスに対する購入意欲が高い人(ターゲットとなる人)に、1人でも多く訪れてもらう必要があるのです。
ホームページのアクセスが増えたのにも関わらず、問い合わせの件数が増えないと悩んでいるなら、それはターゲットが広すぎたりズレている可能性があるでしょう。
ホームページにアクセスしてもらいたいターゲットの設定は、狭ければ狭い方がユーザーの求めているニーズに応えやすくなります。
たとえば「30代の男性」をターゲットにした場合と、「30代男性で独身の賃貸マンション住まい」では、「30代男性で独身の賃貸マンション住まい」の方がより生活様式や価値観などが想像しやすくなりますよね。
ターゲットを細かく設定するほど、抱えている悩みや不安が濃く浮き彫りになるため、必要とされる商品やサービスを明確に知ることができますよ。
【ポイント】常に最新の情報にしておく
ホームページに古い情報が掲載されていると、「この会社はWeb担当者が不在で、問い合わせをしてもすぐに返事はもらえないかも知れない」と思われてしまいます。
反対に情報の更新が頻繁に行われているホームページは、「Web担当者がユーザーの声に敏感に反応してくれる会社」と好印象を持つでしょう。
ホームページは開設したら終わりではなく、開設してからが本番です。
【ポイント】SEO対策をする
SEO対策とは、自社のホームページをGoogleやYahoo!などの検索エンジンにて、上位表示されるために行う施策のことです。
検索エンジンの検索窓にワードを入力して情報を探す人は、悩みを解決できる商品やサービスに対して高い関心を持っています。
そのため、ホームページからのユーザーの流入にはSEO対策は欠かせません。
近年は、上位表示されるサイトは検索エンジンから「専門性」や「権威性」「信頼性」が高いと評価されていることをユーザーも知っています。
そのため上位表示されているだけで、高評価につながりやすくなりますよ。
SEOに強いホームページを自分で作る方法は、こちらの記事にてご紹介しているのでぜひ参考になさってみてください。
【ポイント】SNSを活用して集客する
検索エンジンを利用してホームページにやってきてくれるユーザーは、商品やサービスに高い関心を持っているということは先ほどお伝えした通りです。
しかしそれでは、検索してホームページを訪問するほどではないけれど、「ちょっと気になっている」くらいのライトなユーザーの取り込みは難しいと言えますよね。
より多くのターゲットをホームページに誘導するには、SNSを活用する方法がおすすめです。
TwitterやInstagram、LINEなどのSNSには商品やサービスの情報だけではなく、ホームページに飛べるボタンやURLを設置しておきましょう。
また、SNSはホームページよりも拡散力が高いだけではなく、企業とユーザーの距離が近いのでユーザーの声をダイレクトに拾うことができますよ。
SNSの活用は企業側にとっても集客以外にメリットが多いので、ぜひ始めてみましょう。
ホームページ集客に効果的なSNSについては、こちらの記事にてご紹介しているので参考にしてください。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
方法③問い合わせまでの導線設計を見直す
テレビショッピングをみていると、出演者と視聴者の間には次のような流れがあることがわかります。
- 悩みの共有
- 悩みを解決できる商品の紹介
- 商品のメリットや使い方を確認
- 購入者のレビューを紹介
- 価格を表示
- 購入方法を表示
一連の流れに乗ってしまえば、視聴者は迷うことなく、欲しい商品の購入まで進むことができますよね。
ホームページを訪れて商品やサービスに興味を持っても、どこに問い合わせをすればよいのかがわかりにくいと、ユーザーは面倒になって離れてしまいます。
そこでここでは、ホームページの問い合わせまでの導線設計が間違っていないか、見直しのポイントをご紹介しましょう。
【ポイント】各ページから問い合わせできるようにしておく
問い合わせボタンやフォームは、コンテンツごとに設置するようにしましょう。
トップページのみに問い合わせボタンやフォームが設置されていると、ユーザーは問い合わせをするために、コンテンツからトップページに戻るなどの余計なワンアクションを行う必要があります。
それが面倒になって、問い合わせを止めてしまう人もいますよね。
問い合わせボタンやフォームがわかりやすいところにある方が、ユーザーからの信頼感もアップしますよ。
【ポイント】シンプルで分かりやすいデザインにする
ホームページのデザインは、自社の個性をアピールするポイントになる部分ですよね。
また、他社との差別化という意味で、複雑なデザインや色合いを採用するケースもあるでしょう。
しかし、デザインに凝ったホームページがユーザーに肯定的に捉えられるのは一部の業種(ファッションやインテリアなど)に限られます。
むしろ多くの業種では、デザイン優先で問い合わせのボタンやフォームがわかりにくいと、敬遠するユーザーが多くなりますよ。
ホームページや問い合わせフォームのデザインは、シンプルでわかりやすい方がよいでしょう。
【ポイント】ユーザーが安心して問い合わせできる工夫をする
問い合わせフォームに個人情報を入力するときは、「情報が流出するのでは?」「しつこく電話がかかってくるのでは?」と不安になるユーザーは多いです。
そこで問い合わせフォームには、セキュリティの万全さや電話で購入を促すことはないなど、ユーザーに安心してもらえるような文言を添えておくと親切です。
また、「入力に時間がかかるのは嫌だな」と問い合わせを躊躇う人も多いので、『1分で入力完了』のような具体的な数字を表示しておくのもよいでしょう。
最近は問い合わせの後にAIがすぐに自動返信して、後ほど担当者から返信をするパターンが増えています。
これだとユーザーは自分の問い合わせが確実に企業に届いているとわかるので、安心してもらえますよ。
無料テンプレート有り!問い合わせフォーム作成ツールおすすめ3選
ユーザーからの質問を受け取るには、問い合わせフォームの設置ではなく、メールの送受信でもよいと考える方もいますよね。
ですが、問い合わせフォームはそれ自体が迷惑メールを受信しにくくなっていますし、ツールの中にはセキュリティ対策ができるものもありますよ。
多くの問い合わせを受けるなら、問い合わせフォームの方がメリットがあるでしょう。
ホームページに問い合わせフォームを新たに設置したいという場合や、これまでの問い合わせフォームを廃止して、もっと使い勝手のよいものを使いたいというときにおすすめの問い合わせフォーム作成ツールをご紹介します。
おすすめツール①Googleフォーム
- 専門知識がなくても簡単にフォームを作成できる
- 回答をGoogleスプレッドシートにまとめて分析ができる
- 24時間365日サポートスタッフに問い合わせ可能
GoogleフォームはGoogleが提供している無料のフォームです。
質問の並び変えがドラッグ&ドロップで簡単に行えたり、複数の質問形式から選択することが可能ですよ。
また、回答データが更新されるたびに、リアルタイムでグラフで確認することもできます。
おすすめツール②Formrun(フォームラン)
- 30秒でフォームが作成できる
- 回答の管理や運用も行える
- レイアウトやボタンの色は自由に選択できる
Formrun(フォームラン)は利用者が20万人を突破した人気のフォーム作成ツールです。
フォームのテンプレートが40種類以上も用意されているので、ホームページに合ったデザインが選びやすくなっています。
それぞれの問い合わせに担当者の設定を行うことができ、問い合わせの返信漏れを防ぐことができますよ。
おすすめツール③Tayori(タヨリ)
- 編集画面が直感的に使える
- ロゴや背景色などの細かいデザインの調整が可能
- 有料プランではチャットも利用できる
Tayori(タヨリ)の導入実績は5万アカウントに及び、様々な業種や職種のホームページに採用されています。
専門的な知識がなくても、ガイドに沿って必要事項を入力すれば、5分ほどでフォームの作成が可能となっています。
ユーザーとの履歴は管理画面で一元管理することができますよ。
まとめ
ホームページを開設したものの、問い合わせが増えないという悩みがある場合は、今回ご紹介した方法をぜひ行ってみてください。
最後に、記事の要点をまとめます。
- 問い合わせ件数を増やすには母数となるアクセス数を増やす
- ターゲットユーザーの設定はできるだけ細かく行う
- 問い合わせフォームは最適化する
- 過剰な商品やサービスのアピールは控える
- ホームページの情報は常に更新する
- SEO対策を行う
- SNSを活用する
- ホームページのデザインはシンプルがおすすめ
ホームページの集客では、拡散力のあるSNSで商品やサービスをアピールし、興味を持ったユーザーにホームページを訪れてもらい問い合わせに辿り着くことが大切です。
「誰に、何を売りたいのか」を明確にした上で、ユーザーが使いやすいホームページの運営を行いましょう。