メタディスクリプションの書き方はコレ!具体例と設定方法を公開
- メタディスクリプションって何?
- メタディスクリプションの設定方法は?
- 効果的なメタディスクリプションの書き方が知りたい!
メタディスクリプションはブログサイトのページのクリック率に大きな影響を及ぼします。
なぜなら、メタディスクリプションが広告塔となって検索ユーザーを引き付けることが出来るからです。
しかし、設定方法が分からなかったり効果的な設定が出来ていない人は多いです。
そこで、ここではメタディスクリプションの設定方法や具体例についてまとめました。
効果的な書き方やテンプレートも公開しています。
ぜひこの記事を読んで、メタディスクリプションの設定や書き方を習得し、効果的なメタディスクリプションを設定してくださいね。
メタディスクリプションとは?2つの役割を解説
メタディスクリプションとは、検索エンジンの検索結果ページにタイトルと共に表示されるもので、そのページがどのような内容なのかを説明してくれる文章のことです。
「スニペット」と呼ばれることもあります。
メタディスクリプションは、検索ユーザーと検索エンジンの両方にページの内容を伝えてくれます。
メタディスクリプションの役割は以下の2点です。
役割①ページ内容をあらかじめ伝えることで訪問者の理解度が上昇
検索ユーザーは、自分の検索意図にこのページが適しているかを判断して検索結果画面を見ています。
その判断材料として見ているのがメタディスクリプションです。
判断材料のメタディスクリプションによってページの内容を大まかに伝えることが出来ると、訪問者が本文を読み進める時の理解度は格段に上がります。
人は、そのページに何が書かれているのか分からないと読み進めることがストレスとなります。
最悪の場合には離脱してしまうでしょう。
また、離脱することなく読み進められていても、メタディスクリプションで情報を得ていない状態だと理解度も関心も低くなってしまいます。
なぜなら、ページに書かれている内容が「どんな人に向けて書いてあるのか」、「伝えたいことは何か」、「このページは自分にどんな利益をもたらしてくれるのか」ということが分からないからです。
メタディスクリプションでページの概要を伝えておくことで、訪問者は「このページを読んだらこんなことが分かりそうだ!」や「こんなメリットが得られそうだぞ」と予測をすることが出来ます。
この「予測ができること」が、安心して本文を読み進めていくうえで非常に重要なのですね。
安心して読み進めることが出来ると、途中で離脱する可能性や直帰率が低くなります。
結果的に、サイト内の滞在時間を増加させることにもつながりますね。
役割②無料で出せる広告のようなもの
メタディスクリプションは、無料で出せる広告と同じだと思っていいでしょう。
検索結果ページに表示されるものは、リスティング広告と自然検索結果があります。
リスティング広告は有料で、1クリックあたり数百円から数千円のコストがかかってしまいます。
一方、自然検索結果は広告が付いていないため何回クリックされても費用は発生しません。
しかも、リスティング広告と自然検索結果では表示上でほとんど差異はありません。
むしろ、自然検索結果のほうが表示可能な文字数が多くクリック率が圧倒的に高いという事実もあります。
つまり、文字数も多く表示できるメタディスクリプションは、コストのかかるリスティング広告よりも優れていると言えますね。
メタディスクリプションの設定を面倒に感じて何もしないということは、無料で広告を出せるチャンスを逃していることと同じです。
検索結果の上位表示を目指しているページに対しては、とくにしっかりとメタディスクリプションを設定しておきましょう。
メタディスクリプションの表示場所
メタディスクリプションは、webサイトのページ内には表示されません。
検索結果ページにタイトルと共に「スニペット」と呼ばれる形式で表示されます。
また、FacebookやTwitterなどのSNSのスニペットにも適切に表示させたい場合は、メタディスクリプションだけでは不十分です。
OGP(Open Graph Protocol:オープン・グラフ・プロトコル)という別の記述が必要になるので注意してください。
OGPはwebサイトの内容をSNS上でシェアするための仕組みであり、タイトルやイメージ画像などを正しく伝えるためのHTML要素のことです。
SNSでwebサイトのページをシェアされることは、新規顧客を獲得するために大切なことですよね。
そのため、SNSのスニペットにもメタディスクリプションの内容を表示させたい場合にはOGPを設定しましょう。
なぜメタディスクリプションを設定したほうがいい?
メタディスクリプションを設定したほうが良い理由は以下の2点が挙げられます。
理由①Titleタグよりもクリック率に影響することがある
メタディスクリプションは、titleタグよりもクリック率に影響を与える可能性があります。
ある分析では、検索ユーザーの視線の動きは「ページタイトルよりも説明文の方をじっくりと読んで知いる」という結果が出ています。
メタディスクリプションを効果的な内容にしておくことで、検索ユーザーがそのページに興味を持つ可能性は高くなります。
ページに興味を持ってもらえると、クリックしてページにアクセスされますよね。
つまり、メタディスクリプションを効果的な内容に設定しておくことでクリック率を上げることができるということです。
クリック率の上昇の割合は1記事につき、1〜数%程度です。
たった1%と感じてしまうかもしれません。
しかし、長期的に見たり記事数が増えていくにつれてその差は歴然となり、莫大なアクセス数を生み出すことにつながります。
実際、クリック率が1%上昇しただけでアクセス数が年間2000回程度増えたという事例もあります。
アクセス数が増えれば集客につながり、結果的に売上アップも見込めますよね。
また、アクセス数が増えることで検索結果の上位表示にもつなげやすくなります。
結果的にアクセス数の増加を見込むことも出来ますね。
それだけメタディスクリプションはSEO対策として重要だということが言えるとわかります。
メタディスクリプションを設定するかしないかで、アクセス数や売上に雲泥の差が生じるということを覚えておきましょう。
理由②検索エンジンにページの内容を伝える役割があるから
メタディスクリプションは検索ユーザーに対してページの内容を伝える役割を持っているだけではありません。
検索エンジンに対してもページの内容を伝える役割を持っています。
ページのHTMLに記述されるタグには、titleタグやmeta descriptionタグの他にも多数のタグがあります。
Googleはそのすべてのタグをサポートしているわけではありません。
その数あるタグの中でmeta descriptionタグはGoogleが公式でサポートしているタグです。
メタディスクリプションを適切に設定しておくことで、確実に検索エンジンに対して情報を渡すことが出来ます。
メタディスクリプションがGoogleに公式にサポートしているタグであることは、google Search Consoleの公式ページに記載があります。※1
時間がある時に一読しておくとよいでしょう。
メタディスクリプションを設定しないとどうなる?
記事を作成するごとに自分で記事の概要を考えて文章を作るのは、非常に大変な作業ですよね。
そのため、メタディスクリプションを考えることが億劫になり、設定しなくなってしまう人は意外に多いです。
実は、メタディスクリプションは自分で設定しなくても検索結果ページには文章が表示されます。
これは、ページ内にある文章をGoogleが自動的に検知して表示される仕組みです。
ただし注意しておきたいのが「あくまでも自動で検知された文章が表示されているだけ」ということです。
自分が意図しない文章が表示されてしまう可能性があるので、注意しなくてはなりません。
自分が意図しない文章が表示されてアクセス数を取り逃さないためには、メタディスクリプションは設定しておくようにしましょう。
では、メタディスクリプションはどのように設定したらいいのでしょうか。
メタディスクリプションの設定方法とは?
メタディスクリプションを設定する時は、設定方法だけでなく注意点も把握しておきましょう。
メタディスクリプションの設定方法は以下の2通りあります。
設定方法①HTMLに直接記入する場合
Meta descriptionタグをHTMLに直接記入する場合は、headタグの中に記入しましょう。
HTMLソースの上部にある「<head>~~~</head>」と書かれている場所がheadタグです。
このheadタグの中に「<meta name=”description” content=”~~”>」と記述してください。
“~~”の部分がメタディスクリプションとして設定されます。
また、メタディスクリプションの設定が難しくて大変だと感じている場合には、テーマを使いましょう。
メタディスクリプションが記載できるテーマを使うことで投稿記事の中で記述できるため、簡単に設定することが出来ます。
例えば「アフィンガー5」というテーマであれば、記事投稿画面の下にメタディスクリプション記述欄が用意されています。
有名なワードプレステーマの「SANGO」もメタディスクリプションが設定できるテーマの一つです。
ただし、すべてのワードプレステーマでメタディスクリプションが設定できるわけではありません。
自分が使用しているワードプレステーマがメタディスクリプション設定可能かどうかを確認しておきましょう。
設定方法②WordPressを利用している場合
WordPressを利用しているのであれば、プラグインを使う方法もあります。
プラグインにはさまざまな種類のものがありますが、メタディスクリプションを設定できるものは多いです。
メタディスクリプション設定におすすめのプラグインは「Meta Manager」です。
Meta Managerは、記事投稿画面にメタディスクリプション用の記載部分を作るだけのシンプルなプラグインです。
インストール後「抜粋を記事のディスクリプションとして利用する」のチェックボックスにチェックを入れましょう。
これで、記事投稿画面で入力できるようになります。
ただし、プラグインはワードプレステーマによって相性があります。
相性によっては不具合やバグが発生する可能性があるため、導入後にはテストを行うようにしてください。
メタディスクリプションの設定の注意点
メタディスクリプションを設定する際には注意しておきたいことがあります。
それは以下の4つです。
注意点①必ずHEADタグ内に記述する
メタディスクリプションは必ずheadタグ内に記述しましょう。
Headタグ内以外の場所に記述しても、メタディスクリプションが正しく表示されない可能性があります。
設定したら必ず、正しい場所にメタディスクリプションが設置出来ているかを確認してください。
注意点②すべてのページに同じディスクリプションは設定しない
ページごとにタイトルを決めているように、必ず1つ1つのページに対して固有のディスクリプションを設定するようにしましょう。
数多くあるwebサイトのページの中には、すべてのページが同じディスクリプションで設定されているサイトや複数ページで同じディスクリプションを使いまわしているサイトがあります。
大量に同じメタディスクリプションを使いまわすとGoogleがコピーしていると検知し、SEOに悪影響を及ぼしてしまいます。
実際にGoogleが公式に発表している「検索エンジン最適化スターターガイド」でも、ページごとに固有のディスクリプションを設定することが推奨されています。
さらに、メタディスクリプションの重複による悪影響はGoogleに検知されるだけではありません。
検索ユーザーの利便性も損ねてしまいます。
検索ユーザーの利便性を損なうと、検索結果で上位表示される可能性が低くなるため良くありません。
必ずページごとに固有のディスクリプションを設定するようにしましょう。
設定しようとしているメタディスクリプションと重複するものがあるかを確認したい場合は「Google Search Console」の「HTMLの改善」から確認できます。
また、無料ツールの「Screaming Frog SEO Spider」を利用することで、全ページのディスクリプションを確認することも出来ます。
ツールを使えば、自力で一つ一つ確認していくよりも正確かつ素早く確認することが出来ますので、積極的に活用しましょう。
注意点③キーワードを詰め込み過ぎない
メタディスクリプションにはキーワードを詰め込み過ぎないことが大切です。
SEO対策を考えてキーワードを多めに入れたくなる気持ちは分かりますが、見栄えが悪くなりクリック率を下げかねません。
例えば、以下のようなものがキーワードを詰め込み過ぎたメタディスクリプションです。
「本記事は副業ブログについて、副業ブログで月5万円稼ぐ筆者が解説していきます。会社員の副業として副業ブログはオススメです。今回は、副業ブログで稼ぐためのテクニックをご紹介します」
この場合「副業ブログ」というキーワードが頻繁に出てくるため、検索ユーザーは見にくくなってしまいますよね。
検索結果ページで見にくいディスクリプションは、アクセスを見込めません。
メタディスクリプションで大切なことは、キーワードをたくさん入れるということではありませんね。
キーワードは適切なタイミングと文脈で入れるように意識しましょう。
注意点④ページの性質によって書き方が異なる
メタディスクリプションは、ページの性質によって書き方が異なるので注意してください。
ページの性質とは、そのページでどんなことが取り扱われているのかということです。
性質を分類すると以下のように分けられます。
- トップページ
- 商品・サービス紹介ページ
- 知識・教育系コンテンツ
性質①トップページ
トップページのmeta descriptionタグでは、主要商品やサービスを網羅することが大切です。
さらに、titleタグに入れられなかったSEOキーワードを補完して簡潔にまとめることも必要です。
そのため、文字数の制限がかなり厳しく感じられるでしょう。
企業のホームページであれば、社名は確実に入れることも重要です。
ただし「株式会社」や「有限会社」は文字数の関係で収まらなければ省略しても構いません。
トップページのmeta descriptionタグの具体例は以下の通りです。
- 島根県安来市の新築・リフォームなら加藤建築にお任せください。和風住宅や耐震構造の家などの注文住宅、お風呂やリビングのリフォームまでさまざまなご相談に対応します。創業80年の実績があるので安心ですよ。
- 金属加工メーカー、株式会社田中製作所の公式ホームページです。弊社のステンレス・チタンの加工部品は半導体や航空機器部品、精密医療機器などの製造現場で広く利用されています。図面からのお見積りも承っております。
性質②商品・サービス紹介ページ
商品・サービス紹介ページは、事業が複数のカテゴリーに分類される場合には必ずそれぞれの専用ページを設けましょう。
なぜなら、各商品・サービスのターゲットごとに細かくページを分けたほうが集客力が上がるからです。
細かくページを分けることで、キーワードの的が絞りやすくなるということですね。
例えば、工務店であれば新築とリフォームは別のカテゴリーに分類するといった具合です。
その中でも和風住宅と洋風住宅は分けたり、リフォームもリビングやキッチン・バリアフリーなどのようにより細かく具体的にしていくと良いでしょう。
細かくページを分類したうえで、複数のキーワード(スモールキーワード)を組み合わせてメタディスクリプションを設定してください。
複数のキーワードを組み合わせることで、検索結果の上位表示を狙うことが出来ます。
さらに、ターゲットに的確にPRできるため検索ユーザーをピンポイントに集客することができます。
もちろん、商品やサービスを求めているユーザーのニーズを刺激する内容を含めることも重要です。
商品やサービスを購入すると「どんなメリットが得られるのか」、「どんな問題を解決できるのか」ということを明確に提示しましょう。
商品・サービス紹介ページのmeta descriptionの具体例は以下の通りです。
- 島根県でお風呂のバリアフリーのリフォームをするなら加藤建築へどうぞ。高齢のご家族の入浴の不安を解消します。手すりの取り付けや暖房設置などさまざまなご要望に対応できます。
- 田中製作所ではチタンの切削・冷間鍛造・マシニング加工を得意としています。ミクロン精度の加工技術を駆使し航空機器部品や精密医療機器の納品実績が多数あります。試作から量産まで総合的にサポートいたします。
性質③知識・教育系コンテンツ
知識・教育系コンテンツは最も幅広い層に訴求することができ、TwitterやInstagramなどのSNSで拡散されやすい傾向にあります。
そのため、知識・教育系コンテンツはアクセス数の大半を稼ぎ出せる企業ホームページの中核と言えるでしょう。
つまり、知識・教育系コンテンツは企業ホームページを成長させるうえでの一番のカギということですね。
知識・教育系コンテンツのmeta descriptionタグでは、そのページを読むことで「どんなことが理解できるのか」や「どんなノウハウが身に付くのか」を明示しましょう。
知識やノウハウを得た時のメリットも併せて紹介できると良いですね。
知識・教育系コンテンツのmeta descriptionタグの具体例は以下の通りです。
- リフォームに興味はあるけど高いからと諦めていませんか?実は補助制度やプランを賢く利用することで驚くほど安くリフォームすることが出来ます。島根県で創業80年以上のリフォームのプロがお得なリフォームの方法を提案します。
- チタン素材は軽いうえに強度が高く錆びない非常に優れた性質を持つ金属です。航空機やロケット、時計など幅広い分野で利用されています。チタンのメリットや性質について初心者にも分かりやすく解説します。
メタディスクリプションの効果的な書き方や最適な文字数とは?
メタディスクリプションを効果的にするには、書き方や文字数に注意しなければなりません。
効果的なメタディスクリプションは、書き方だけでなくクリック率を上げるキーワードも重要です。
メタディスクリプションの効果的な書き方は、以下の8点について押さえておきましょう。
- ページの内容を記事につなげる文章を入れる
- ページでターゲットにしているSEOキーワードを入れる
- SEOキーワードはmeta descriptionタグの前半に含めるようにする
- 他のページと重複しないようにする
- ページの内容に関係ないキーワードはmeta descriptionタグ内に入れない
- 書き変えられている場合は内容を見直す
- 検索結果をクリックしたくなるキーワードを使用する
- クリック率をチェックする
書き方①ページの内容を記事につなげる文章を入れる
メタディスクリプションの目的は「記事をクリックして読んでもらうこと」ですよね。
そのため、記事につなげられるような文章でメタディスクリプションを設定することが必要です。
記事の内容につなげる文章を入れることで、読んでもらえるような流れが出来てクリック率を上昇させることが出来ます。
入れ込む文章としては、以下のような内容が良いでしょう。
- ぜひご覧ください
- 続きは当記事で!
このように、クリックしたくなるような文章を入れるようにしていきましょう。
書き方②そのページでターゲットにしているSEOキーワードを入れる
残念ながら、meta descriptionタグにSEOキーワードを入れても検索順位を上げる効果はありません。
Meta descriptionタグ内の文章には、対策キーワードを確実に入れるようにしましょう。
なぜなら、対策キーワードと一致している言葉がmeta descriptionタグ内に入っていると、その文字が太文字で表示されて強調されるからです。
この太文字での表示は「あなたが探している情報はこのページにありますよ!」と検索ユーザーにアピールしていることと同じです。
検索ユーザーは何らかのキーワードで探して情報を得ようとしますよね。
そのキーワードが太文字で目立つことによって、検索ユーザーの目を引くことが出来るのです。
ただし、キーワードを詰め込みすぎるなど不自然に入れてしまうのは避けましょう。
対策キーワードは自然な形で入れてタイトルを補足させることが大切です。
「この先に何が書いてあるのか」、「自分にとって利益のある内容か」など続きを読みたいと思わせるように対策キーワードを入れ込みましょう。
書き方③SEOキーワードはmeta descriptionタグの前半に含めるようにする
SEOキーワードを入れる時に注意しておきたいのが、meta descriptionタグの前半にSEOキーワードを含めるということです。
SEOキーワードをmeta descriptionタグの前半に含める理由は以下の2つです。
- 文章の前半に表示された方が、検索ユーザーの目にとまりやすい
- meta descriptionタグの後半は省略される可能性がある
検索ユーザーは検索結果ページをアルファベットの「F」の形で見ています。
検索結果を左上から右へ、上から下へという感じですね。
そのため、メタディスクリプションの後半にキーワードが出てきても、検索ユーザーの目にとまりにくいのです。
前半に出てくる方が圧倒的に目にとまりやすく、結果的にクリック率にも影響してきますよ。
また、メタディスクリプションの後半部分にキーワードを入れてしまうと、文字数の関係で省略されてしまう可能性があり危険です。
なぜなら、メタディスクリプションはパソコンでは120文字程度、スマートフォンでは50文字程度しか表示されないからです。
表示できる文字数を超えてしまうと「…」と表示されて全文表示されなくなってしまいます。
当然ですが、省略されてしまっては検索ユーザーがキーワードを目にすることは出来ませんね。
さらに太文字のアピールも見られません。
キーワードはmeta descriptionタグの前半に含め、パソコンでもスマートフォンでも目視できるようにしておきましょう。
書き方④他のページと重複しないようにする
他のページと重複しないメタディスクリプションに設定することも大切です。
以前はGoogle Search Consoleでメタディスクリプションが重複しているページを確認することができました。
しかし、新しいGoogle Search Consoleに変わってからは、その機能が削除されています。
これは、Googleとしてそれほど重視していないと考えることが出来ます。
ただタイトルと同様に、メタディスクリプションは各ページの要約を記述する部分であるため、他のページと重複しているのは避けたほうがよいでしょう。
メタディスクリプション設定時には、他のページと重複しないように注意してください。
書き方⑤ページの内容に関係ないキーワードはmeta descriptionタグ内に入れない
ページの内容に関係ないキーワードは、メタディスクリプションから徹底的に排除しましょう。
なぜなら、メタディスクリプションはそのページの内容を検索ユーザーに伝えるものだからです。
ページの内容と関係ないキーワードがメタディスクリプションに含まれていると、検索ユーザーは混乱してしまいます。
例えば、浴室リフォームについて書かれているページのメタディスクリプションの場合です。
この場合「浴室リフォーム」の内容にもかかわらず「リビング」というキーワードが入っていると、検索ユーザーは「浴室だけでなくリビングについても書かれているんだ」と期待します。
クリックしていざページを読んでみると、リビングのリフォームについてはどこにも記述がないということが起きてしまいますよね。
リビングのリフォームについて書いてあると期待したユーザーは、失望しそのまま離脱してしまいます。
ページ内容に関係のないキーワードが含まれているとサイトの滞在時間や直帰率に影響を及ぼしてしまいます。
関係ないキーワードは含めないように意識しましょう。
書き方⑥書き変えられている場合は内容を見直す
メタディスクリプションに設定した内容がGoogle側で適切でないと判断した場合、メタディスクリプションは自動で書き変えられてしまいます。
これは、ページタイトルと内容に対してメタディスクリプションが合っていないことが原因です。
メタディスクリプションを設定し投稿したら、定期的に実際の検索結果の表示を確認するようにしましょう。
そこで、書き変えられていることが判明しクリック率に影響しそうな内容であれば、ページ内容を見直し適切なメタディスクリプションに修正しましょう。
このことについてSearch Consoleヘルプにも記載されているので、一度読んでおくとよいですね。※2
書き方⑦クリックしたくなるキーワードを使用する
メタディスクリプションはページ内容を要約した文章を設定することが大切です。
あくまでもページ内容を正確かつ分かりやすく説明した文章を書くように心がけてください。
そのうえで、検索ユーザーがメタディスクリプションを目にした時に思わずクリックしたくなるようなキーワードを使うようにしましょう。
「このページを読むとどんなメリットがあるか」、「抱えている問題は解決できるか?」など、検索ユーザーが抱えている事象を解消出来ることをアピールすることが大切です。
例えば、以下のような文章が望ましいでしょう。
- ○○したい方はこちらにお任せください。
- ■■について不安を感じていませんか?
このように、プラスの欲求やマイナスの欲求を刺激して検索ユーザーに自分事だと思わせるようにしましょう。
プラスの欲求は「○○したい」「こんな商品が欲しい」といったニーズに関する内容です。
メリットや利益を明確に提示すると効果的ですね。
一方マイナスの欲求は「■■したくない」「現在の状況を打破したい」などの不安や悩みについての内容です。
検索ユーザーが抱えていると思われる不安をあぶりだし、解決策と一緒に提示すると効果的ですね。
プラスの欲求かマイナスの欲求のどちらかを刺激するようなキーワードを入れて、メタディスクリプションを設定しましょう。
書き方⑧クリック率をチェックする
自分が設定したメタディスクリプションに効果があるか、しっかりと機能しているかどうかを知りたい時には、クリック率を確認しましょう。
確認方法は、まずGoogle Search Consoleの「検索パフォーマンス」へ進み、確認したいページを絞りましょう。
そうすると、ページ単位で以下の内容を確認することが出来ます。
- 検索キーワードごとのクリック数
- 表示回数
- CTR
- 平均掲載順位
確認した時に、検索順位は高いにもかかわらずクリック率が低い場合は要注意です。
なぜなら、ページタイトルかメタディスクリプションの表現に問題がある可能性があるからです。
検索順位は高いのにクリック率が低い場合、まずしっかりとページの内容を見直しましょう。
そのうえで、適切なメタディスクリプションに修正し設定し直すようにしてください。
【ジャンル別】メタディスクリプションのクリック率を上げるキーワード
メタディスクリプションのクリック率を上げるには、キーワードが必要です。
そのキーワードにも種類があるので覚えておきましょう。
ページの内容などに合わせてキーワードの種類を使い分けることで、より効果的にメタディスクリプションが働きクリック率を上げることが出来ます。
ジャンル①地名系のキーワード
商品購入やサービスを導入してほしいと考えている時、地域が限られていればmeta descriptionタグ内に必ず地名を入れましょう。
例えば、以下のようなものが望ましいですね。
- 都道府県名や市町村名
- 最寄り駅の名前や路線名
- 有名観光地や近隣の施設名
地名を入れることによって、検索ユーザーが「自分の地域は対象だ」と把握できクリック率が上昇します。
なお、地名系のキーワードは特に前半に含めるほうが効果的ですね。
地名系のキーワードはtitleタグにも含めることは重要です。
ただし、titleタグは30文字程度しか表示されないため、地名まで網羅することが困難な場合は多いです。
titleタグに地名系のキーワードを含められなかった場合は、meta descriptionタグで補完して効果を高めましょう。
例えば、titleタグが「愛知県の浴室リフォームなら○○建築へどうぞ!」である場合です。
この時のmeta descriptionタグは「愛知県内の浴室リフォームは○○建築へお任せください!名古屋市・豊田市・岡崎市・新庄市など県内に幅広く対応できます。これまで300件以上の実績があり安心です」
このように、titleタグでは示すことが出来なかった地名をmeta descriptionタグで補完して、より分かりやすく検索ユーザーに伝えるようにしましょう。
ジャンル②簡単・迅速系のキーワード
検索ユーザーは自分が抱えている悩みや不安・要望を出来るだけ早く解決したいと考えています。
そのため、meta descriptionタグには簡単・迅速系キーワードを入れ込むようにしましょう。
簡単・迅速系のキーワードを入れ込むことで、検索ユーザーは「これを読めば自分の悩みがすぐに解決するかもしれない」と感じてクリックしてくれます。
簡単・迅速系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- 簡単
- 手軽に
- いつでも
- webから申し込みできます
- スピード納品可能
このようなキーワードをmeta descriptionタグに入れ込んで、検索ユーザーを引きつけましょう。
ジャンル③人気・トレンド系のキーワード
人は誰でも「今はこれが売れていますよ」や「売上ランキングNo.1」と紹介されているものに安心感を抱く傾向があります。
そのため、meta descriptionタグ内にも多くの顧客から選ばれているという実績を示しましょう。
多くの顧客から選ばれているという実績は、人気・トレンド系のキーワードで示すのがポイントです。
人気・トレンド系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- 導入実績○○件以上
- これまで■■名のお客様に選ばれました
- 今人気の、注目度No.1の
- 当店売上No.1
このようなキーワードを使って、検索ユーザーに安心感を抱かせるようにしましょう。
ジャンル④ブランド・信頼系のキーワード
検索ユーザーは検索結果ページでそれぞれのページの内容を複数同時に比較しています。
比較する時は「このページが他のページよりも信頼できるのか」という視点で見ているのです。
そのため、ページ内容が信頼に値するのか、もしくは信頼できるようなブランドが付いているのかが重要になります。
Meta descriptionタグにブランド・信頼系のキーワードを入れ込むことによって、他のページではなく自分のページを選んでもらえる確率を上げることが出来ます。
ブランド・信頼系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- 創業100年以上
- 一部上場企業との取引あり
- プロが選んだ
- 有資格者が多数在籍しています。
- 信頼と実績の○○
ブランド・信頼系のキーワードを使って実績を十分にアピールするようにしましょう。
ジャンル⑤高品質系のキーワード
インターネットから得られる情報は、必ずしも正確で質の良い情報ばかりではありません。
不正確や的外れな内容になっていることは非常に多いです。
そのため、検索ユーザーは商品を購入しようと思っても品質が確実なものかを常に気にしています。
Meta descriptionタグでは高品質系のキーワードを使って、提供している商品やサービスが高品質かつ顧客満足度の高いものであることを示しましょう。
高品質系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- 高品質な、特別な
- 経験豊富なスタッフが対応
- 選び抜かれた、厳選素材を使った
- 自然素材100%
ジャンル⑥限定系のキーワード
検索ユーザーは、切羽詰まった状況にない限り今すぐ商品やサービスを購入することはありません。
不要不急のものでなければ、いつまでも購入を先延ばしにしてしまう可能性は多いにあるのです。
しかし、商品やサービスを購入してもらわなければ売上にはつながりませんよね。
そこで有効なのが「限定要素」を付けることです。
Meta descriptionタグ内で商品の数や提供期間に限定を付けることで、検索ユーザーの気持ちを動かし購入へと誘導しましょう。
限定系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- 今だけ
- 数量限定、期間限定
- 月○○件のみ
ジャンル⑦差別化系のキーワード
Meta descriptionタグ内には、自分が提供している商品やサービスが他と比べて優位であることを盛り込む必要があります。
なぜなら、検索ユーザーは検索結果ページに表示された多くのページを比較しているからです。
メタディスクリプションで他の競合ページには無い強みを示すことが出来なければ、クリックされることはありません。
さらに、競合に顧客を取られてしまうことにもなります。
差別化系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- 他にはない機能があります
- 独自開発の技術で
- ○○だけ
メタディスクリプションに自社の強みを盛り込み「他社ではなくこの会社で商品を購入すべき理由」を検索ユーザーに伝えましょう。
ジャンル⑧アクション誘導系のキーワード
ホームページの目的は、訪問者に何らかのアクションを起こさせることです。
ただし、ホームページによって商品購入やサービス導入など、ゴールはさまざまですよね。
このような訪問者のアクションのことを「コンバージョン」と言います。
コンバージョンを得るには、何よりもまず検索ユーザーにページをクリックしてもらうことが絶対に必要です。
いくつもの競合他社の中から選んでクリックしてもらうためには、meta descriptionタグ内にクリックを促したりアクションを誘導する文章を盛り込むようにしましょう。
アクション誘導系のキーワードの具体例は以下の通りです。
- ○○したい方はぜひお読みください
- 無料相談受付中です
- 気軽にお問い合わせください。
メタディスクリプションの最適な文字数
メタディスクリプションには最適な文字数があり、120文字程度が望ましいとされています。
表示できる文字数を超えてメタディスクリプションが設定されていると、表示可能な文字数を超えた分が「…」と省略して表示されてしまうのです。
そのため、メタディスクリプションは120文字程度に収まるように意識しましょう。
検索ユーザーは、検索結果に表示されたすべてのメタディスクリプションをじっくりと読んでいるわけではありません。
自分が検索したキーワードを追い、目的が達成できると思えるページを探しています。
自分がじっくりと考えて設定したメタディスクリプションはすべて読んでもらえないということを念頭に置いておきましょう。
ただし、このメタディスクリプションの表示される文字数は仕様が変更する場合があります。
以前は240文字程度の表示になったり、120文字程度に戻ったりと変動したことがありました。
変動しうるものだということを覚えておきましょう。
スマートフォンで表示できるメタディスクリプションの文字数
近年は、スマートフォンからの検索が非常に増えています。
そのため、スマホ画面での表示を最適化することも必要となりました。
なぜなら、スマホ画面ではパソコンでの表示と違いメタディスクリプションの表示可能な文字数が50文字程度と少ないからです。
スマホでの検索を考慮すると、キーワードや重要な説明文は前半部分に含めることが重要であることが分かりますよね。
ただし、スマホ画面でもメタディスクリプションの表示可能な文字数もパソコン同様に変動する可能性があることを覚えておきましょう。
重要なことは、メタディスクリプションを120文字程度に収めることではありません。
検索結果ページで「いかに検索ユーザーにクリックしてもらえるか」が重要です。
文字数ばかりを気にして、ページの内容が伝わらないメタディスクリプションになってしまっては意味がないですよね。
文字数を気にしすぎるのではなく、メタディスクリプションの内容が適切であるか、適切に表示されているかを定期的に確認することが大切です。
そして、設定通りの表示になっていなければ適宜修正し、最適化するようにしましょう。
メタディスクリプションの確認方法とは?
メタディスクリプションを確認する時は、ブラウザ上で右クリックし「ページのソースを表示」をクリックすれば良いです。
そして、表示された画面のHTMLの中から「<meta name=”description” content=”○○○○”/>」と書かれている文章を探し出しましょう。
これが表示されているメタディスクリプションです。
長いHTMLの中から自力で見つけ出すのが大変だと言う場合は「ctrl + F」を押して「description」と入力しましょう。
これで該当箇所までジャンプするので、簡単にメタディスクリプションを確認できます。
メタディスクリプションの具体例とは?
ブログ初心者はメタディスクリプションを考えて設定するまでにかなりの時間を要します。
メタディスクリプションを設定するために労力や時間を無駄にすることは出来ませんよね。
ですので、メタディスクリプションの設定に慣れるまではテンプレートに沿って文章を作成していくと良いでしょう。
メタディスクリプションのテンプレートには2つの種類があります。
テンプレ①自然に誘導するパターン
ページへ自然に誘導するパターンは以下のような文章です。
「○○でお悩みの方へ。当記事では○○について解決する方法をご紹介しています。これを読めば■■になりますよ。どうぞご覧ください」
■■部分については、記事を読むことで得られる価値を書きましょう。
例えばブログが書けずに悩んでいる人に対して「1時間に1本のペースで記事が書けるようになる」というような具合です。
テンプレ②記事を読まないと内容を見せないパターン
記事を読まないと内容を見せないパターンは、メタディスクリプションでは具体的な内容を示しません。
「内容を知りたいならば記事を読んでもらう」というスタンスをとります。
記事を読まないと内容を見せないパターンは、以下のような文章です。
「○○でお悩みの方。○○を解決して■■になったらいいなと思いますよね。実はこんなことをすれば願いが叶いますよ。内容を知りたい方は当記事をご覧ください」
■■の部分は、自然に誘導するパターンと同様に記事を読んで得られる価値を記入します。
例えば「ブログが書けるようになって毎月5万円の収益がでたらいいなとおもいますよね」といった具合です。
メタディスクリプションを作成することに慣れるまでは「自然に誘導するパターン」または「記事を読まないと内容を見せないパターン」のどちらかを使い分けると良いでしょう。
メタディスクリプションにまつわる疑問
メタディスクリプションを各ページに設定しページを作成していると、ふとした疑問で立ち止まる時がありますよね。
初心者が抱きがちなメタディスクリプションに関する疑問をいくつかご紹介します。
疑問①検索結果に反映されないのはなぜ?
メタディスクリプションの内容を修正し設定し直した時、修正内容が反映されないと悩んでいる人は多いです。
検索結果に修正したメタディスクリプションが反映されるには、クローラーと呼ばれる巡回ロボットのプログラムがインターネット上のページにアクセスしなければなりません。
インターネット上のページにクローラーがアクセスし変更内容を取得すれば、修正したメタディスクリプションが反映されるようになります。
疑問②反映されるのにどれくらいの時間がかかる?
実はメタディスクリプションを修正しても、すぐに検索結果に反映されません。
Google Search Consoleによると、反映されるまでに1〜2週間程度はかかると言われています。
長くても2〜3週間の期間は余裕を持っておくといいでしょう。
それ以上の期間が経過しても修正内容が反映されない場合は、更新ミスか設定したメタディスクリプションが適切でないためにGoogleが自動生成している可能性が考えられます。
2〜3週間経過しても修正内容が反映されない場合は、再度メタディスクリプションの内容を考え直して更新するようにしましょう。
疑問③記号や絵文字などの「特殊文字」を含めてもいい?
メタディスクリプションに記号や絵文字などの「特殊文字」を含めても問題ありません。
なぜなら、メタディスクリプションの記述内容が直接的に検索結果に影響することは無いからです。
むしろ、特殊文字を使うことによって検索ユーザーの目にとまり、クリックされる可能性が高まることも考えられます。
ただし、場合によっては検索エンジンが特殊文字を「文字」として認識しない場合があるので注意してください。
文字として認識されないと、その部分は空白になってしまいます。
メタディスクリプションに空白部分ができてしまうと、ページの説明文として成り立たない可能性があるので、避けておきたいですよね。
メタディスクリプションはページの内容を検索ユーザーに伝えることが重要です。
つまり、特殊文字などで目を引くようにすることが重要ではないのです。
ページの内容や要約をしっかりと記述して検索ユーザーに伝えるようにしましょう。
まとめ
メタディスクリプションとは、検索エンジンの検索結果ページにタイトルと共に表示されるもので、ページがどのような内容なのかを示す説明文のようなものです。
メタディスクリプションは直接的にSEOに影響を与えるものではありません。
しかし、クリック率に大きな影響を及ぼしアクセス数の増加に寄与してくれる無料の広告塔です。
効果的なメタディスクリプションを設定できれば、アクセス数の増加だけでなく売り上げアップも見込めるでしょう。
ぜひ、効果的なメタディスクリプションを設定してアクセス数のアップを目指しましょう。