生徒募集に役立つ!ピアノ教室のキャッチコピー例と作り方
- キャッチコピーを作ったけど生徒が増えない
- 大人の生徒を募集しているのに子どもの問い合わせばかりがくる
- 手軽で簡単にキャッチコピーを作るコツを知りたい!
チラシやホームページを見た人が、キャッチコピーを見て興味を持ってくれると、問い合わせや体験の申し込みにつながります。
ですが、「おもしろそう!」とか「こんなことやれるの!?」といった興味がわかなければ、詳しく知ろうとは思いません。
この記事では、見た人の興味をひきつけるピアノ教室のキャッチコピーの作り方を紹介します。
実際にピアノ教室が生徒を募集した際に効果のあったキャッチコピーを分析し、相手の心をつかむポイントやコツをまとめました。
あなたのピアノ教室にピッタリのキャッチコピーを作り、魅力を伝えて認知度をあげましょう。
【実例紹介】ピアノ教室の生徒募集に効果があったキャッチコピー5選!
これから紹介するキャッチコピーは、ピアノ教室を運営されている先生が作り、集客効果があったものばかりです。
教室で教えたいことやご自身の考え、方針を、短い言葉で上手く伝えていますよ。
「何を伝えたらよいかわからない」「どのようなことをアピールしたらいいのかわからない」と悩んでいる方は、実例を参考にキャッチコピーを作りましょう。
- 実例①教室のコンセプトを伝えたキャッチコピー
- 実例②ストレートな言葉で子供の可能性を訴えたキャッチコピー
- 実例③一生モノのスキルを身につけられることをアピールしたキャッチコピー
- 実例④やってみたい人のチャレンジを促すキャッチコピー
- 実例⑤ターゲットを明確にしたキャッチコピー
実例①教室のコンセプトを伝えたキャッチコピー
「音楽のある生活、暮らしの彩り」
- キャッチコピーのターゲットは?
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女性で子育てが終わったくらいの、少しお金持ちの方がターゲットです。
- このキャッチコピーの狙いは?
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ターゲットに合わせて高級感を大切にしています。
コンセプトでもある色とりどりのお花を飾るように、日常に音楽を添えて欲しいという思いを込めました。
- キャッチコピーの成果は?
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このキャッチコピーのフライヤーを10年近く使っていますが、年間5~6人は増えています。
口コミなしで純粋にフライヤーだけを見て来てくださる方と一致しています。
辞める方が少ないので時間の都合上、空きがない場合は、お断りすることもあるくらいです。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例②ストレートな言葉で子供の可能性を訴えたキャッチコピー
「直ぐに弾けます」
- キャッチコピーのターゲットは?
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30、40代の子どもを持つ主婦をメインにしています。
- このキャッチコピーの狙いは?
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子どもはのみ込みが早く吸収力もあるため、きちんと取り組めば弾けるようになります。
このことを「直ぐに弾けます」とストレートに訴えることで、もしかしたら自分の子供も弾けるようになるかもと思ってもらえるのではないかと考えました。
- キャッチコピーの成果は?
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問い合わせが増え、たくさんの生徒が集まりました。
特にはじめてピアノを習うという人が多かったです。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例③一生モノのスキルを身につけられることをアピールしたキャッチコピー
「いつのまにか絶対音感!」
- キャッチコピーのターゲットは?
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お子さんがいる女性、基本を身につけたい小学生がメインターゲットです。
- このキャッチコピーの狙いは?
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義務的に絶対音感を身につけるのを目標とするのではなく、ピアノを楽しみながら遊びの延長線上で身につけてもらいたいという思いからこのキャッチコピーができました。
- キャッチコピーの成果は?
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前年度よりも子供さんを中心に集客できました。
特に小さいお子さんの親御さんからの問い合わせが多かったです。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例④やってみたい人のチャレンジを促すキャッチコピー
「やってみたら弾けちゃった!」
- キャッチコピーのターゲットは?
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性別や年齢、経験などは特に限定していません
クラッシックに限らず『弾きたい』と思ったものに挑戦したい人の集客を目指しました。
- このキャッチコピーの狙いは?
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鍵盤楽器は、保育園や幼稚園から高校までの間に見たり触ったりしたことはあると思いますが、ピアノとなると敷居の高いイメージを持たれた方が多いように感じましたのでこのようなコピーにしてみました。
- キャッチコピーの成果は?
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初心者の方からの問い合わせが格段に増えました。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例⑤ターゲットを明確にしたキャッチコピー
「大人の方も大歓迎、楽しくレッスンします。」
- キャッチコピーのターゲットは?
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小学生~高校生の子どもと、その親である40代から50代の方々です。
- このキャッチコピーの狙いは?
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大人の方でも気軽に始めてもらいたいので、子どもだけではなく、その親にも一緒に楽しんでレッスンを受けてみませんか?ということを伝えたいと思いました。
- キャッチコピーの成果は?
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親子で通う方が増えました。
また、大人になってピアノを始めたいという人やグループレッスンを希望する人からの問い合わせが増え、集客にもつながっています。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
「生徒募集中」だけでは伝わらない!ピアノ教室のキャッチコピー作成で大事なこと
キャッチコピーを作るときは、対象者への軸をしっかりと持ち、どのような生徒を募集しているか、どんな教室なのかをシンプルに伝えることが大事です。
大人を対象とした生徒募集をしているのに、子どもを習わせたい母親からばかり問い合わせがきてしまう、なんてことはありませんか。
その逆もしかりです。
キャッチコピーで思ったような集客ができていないのであれば、キャッチコピーを作ったときのターゲットを見直しましょう。
ピアノ教室のキャッチコピーではターゲットを明確にし、生徒が「自分にあっている教室かも!」と感じられることが大切です。
伝えたいことから考える!ピアノ教室のキャッチコピーの作り方
ピアノ教室のキャッチコピーを作る際はターゲットを絞ったら、どのようなことを伝えたいかを考えてみましょう。
そして、伝えたいことを生徒に刺さる言葉に変えてキャッチコピーを作っていきます。
ではどのようなキャッチコピーが目を引いたり、心に響きやすかったりするのか、ピアノ教室のキャッチコピーの作り方をみていきましょう。
- 作り方①ターゲットに直接訴えかける
- 作り方②取ってほしい行動
- 作り方③ピアノ教室のコンセプト
- 作り方④ピアノ教室に通うことで得られるベネフィット
- 作り方⑤他の教室では得られない「お得感」がある
- 作り方⑥専門性の高いサービスなどの「希少性」がある
- 作り方⑦簡単に真似できない強みがある
- 作り方⑧特別な制度がある
- 作り方⑨簡単にできることを強調する
作り方①ターゲットに直接訴えかける
- 大人の方も大歓迎、楽しくレッスンします。(実例⑤参照)
ターゲットに直接訴えかけるという場合、「ペルソナ」の設定までしておくと考えやすくなります。
相手の年齢、性別、職業、収入、なぜピアノ教室を探しているのかなどを想定し、その人に向けてのメッセージを考えます。
そして「大歓迎」「初心者OK」のような、ターゲットの背中をポンとあと押しするような言葉を選びましょう。
例えばメインターゲットが40~50代であれば、「リトライ」「再挑戦」「もう一度」「これから始まる」「有意義な時間」「ゆとり」「楽しみ」「リフレッシュ」などがおすすめです。
他にも「大人」「シニア」「50代から」など具体的な年齢層を入れることで、よりターゲットに近づいたキャッチコピーになりますよ。
どのように訴えかければ、想定した一人の生徒が通ってくれるようになるのかを考えキャッチコピー作りをしましょう。
作り方②取ってほしい行動を示す
- 新しい世界を広げるレッスン 体験できます
- 体験申し込みやお問い合わせ 24時間受付中
このようなキャッチコピーは、新しいことに挑戦したい人、なかなか踏み出す勇気がもてなかった人の心に刺さるでしょう。
また、子育てや家事で忙しいお母さんにとって、自分の空いた時間にゆっくり考えたり質問したりできるため「聞いてみようかな」という気持ちになりますよね。
あなたがターゲットに取ってほしい行動は「体験に来てほしい」「入会してほしい」といったものですが、これを生徒側の気持ちから考えてみましょう。
ただ「体験に来て」「入会して」では自分にとって得なことはあまり感じられませんよね。
ですので「体験に行きたい!」「入会したい!」と思える言葉を選ぶのが大事です。
このように、相手の気持ちを促進させたり、取ってほしい行動を取りやすくする言葉がキャッチコピーには効果的です。
作り方③ピアノ教室のコンセプトから考える
- 音楽のある生活、暮らしの彩り(実例①参照)
実例で紹介したこのキャッチコピーからは、教室のコンセプトが伝わってきます。
「ゆとり」「余裕」「充実」「潤い」などといった、今よりワンランク上の時間というイメージが感じられ、大人相手の落ち着いた教室という雰囲気が伝わりますね。
教室のコンセプトをメッセージ性のある言葉で伝えており、コンセプトに共感し自分もそのイメージを実現させたいという気持ちで入会する人が集まるでしょう。
作り方④ピアノ教室に通うと得られるベネフィットをアピールする
ベネフィットとはピアノ教室に通うことで得られる満足感や充実感を指します。
ここで気をつけたいのは「ピアノが弾けるようになった」「楽譜が読めるようになった」というのはメリットであり、ベネフィットではないということです。
例としてあげるなら「合唱コンクールの伴奏者に選ばれた」「コンクールで入賞した」「人前で演奏することができた」というのがベネフィットといえます。
ではベネフィットを伝えるキャッチコピーはどのようなものか、例を見てまいりましょう。
【ベネフィット例】将来の可能性が広がる
- いつのまにか絶対音感!(実例③参照)
「絶対音感」とキャッチコピーに入れることで、「秀でた能力が得られる」「音大進学や音楽留学などの未来」などのベネフィットを生徒はイメージするでしょう。
実際に通う生徒ではなく、通うことを決める親にも響くベネフィットです。
大人になってからでは習得が難しい絶対音感を子どものうちに身につけておけば、将来の選択肢がさらに広がりますし、親はできるだけ子どものポケットに可能性を入れておいてあげたいものですよね。
さらに生徒は「絶対音感を身につけたい!」とする一方で、「毎日血のにじむような努力はできれば避けたい」と考えます。
「いつのまにか」と入れることで、「教室に通ううちに自然と身につきますよ」というメッセージを発信でき、生徒に刺さるキャッチコピーにできるのです。
【ベネフィット例】成功体験をつめる
- やってみたら弾けちゃった!(実例④参照)
こちらのキャッチコピーは、小さな成功体験をつめる喜びをベネフィットとして伝えています。
「ピアノが弾けるようになった」ではなく「弾けちゃった」と表すことで、「挑戦する楽しさ」「自己肯定感の高まり」「自信を持てる」などのポジティブな未来がイメージできます。
加えて、くだけた言葉からは教室へ通う楽しさや成功のワクワク感などの、前向きなメッセージが伝わっていますね。
心が豊かになるベネフィットの提示は、ピアノのレッスンを通して生きがいを感じたり、これからの生活が充実するという期待を持ってもらえるでしょう。
作り方⑤他の教室では得られない「お得感」がある
- ソルフェージュ付きのレッスンを、1回2,000円から受けられます
- ひとりでレッスン2,000円、ふたりでレッスン3,000円
競合となる他のピアノ教室のリサーチをしながら、自分の教室の差別化ポイントを考えてみましょう。
お得感をわかりやすく比べられるのが料金です。
このように料金をはっきりと書くと「この金額で習えるんだ!」と入会しやすくなりますね。
例文のように、月謝ではなく1回あたりの料金で表示されていると安く感じますし、他の教室では別料金がかかる専門的な内容もレッスンに組み込まれているとお得感がアップします。
また、親子で一緒に習いたい人や、兄弟姉妹で同じ時間に通わせたいという人にとって、グループレッスン感覚での割引はうれしいですよね。
このような料金の安さをアピールするときに「他の教室より○○円安い!」という訴求の仕方は、相手が値下げしたとたん価値が失われてしまうためおすすめできません。
キャッチコピーでは、他との比較ではなく、レッスンの内容や対応できる形態に対し、この料金はお得ですよと、その価値を訴えるのが効果的です。
作り方⑥専門性の高いサービスなどの「希少性」がある
- 親子で癒しのリトミック
- 保育士が教えるピアノ教室
少しずつ増えてきてはいるものの、0歳児から受け入れをしているお稽古事はまだまだ希少性が高いですよね。
また0歳児の習い事では、保護者の同伴が必要です。
ですので親子で楽しめたり、子育てのストレスを緩和できたりといったキャッチコピーは、ワンオペレーションでがんばっている母親の心に届くでしょう。
他にも、先生が保育士免許や幼稚園教諭の資格を持っているならば、育児の悩みなども相談できますし、教室に1人で通う年齢になっても安心して預けることができます。
「子どもへの理解がある人が教えてくれる」「子どもとの関わり方を知っている」という安心感も、希少性が高いといえるでしょう。
希少性の原理は、こちらの記事でわかりやすく解説していますので、ぜひご覧くださいね。
作り方⑦簡単に真似できない強みがある
- ハープ奏者のピアノ教室
- ジャズ・ポップスも教えます!
独自性を活かしたキャッチコピーは、他の教室との差別化がされ、選ばれやすくなりますよ。
専門で学んできた楽器があるなら、その強みを活かしましょう。
専門楽器が他にあるからこそ、「ピアノ練習のコツだけでなく音楽の基礎も教えてもらえそう」「ハープとアンサンブルができたりするのかな」と思ってもらえますよ。
また、流行の曲を弾きたい人や自由に演奏がしたい人にとっては、クラシックピアノ以外のレッスンが受けられると魅力的ですよね。
「ピアノ以外の楽器も教えられる」「ピアノのジャンル選択ができる」という特徴は、簡単に真似できない独自のブランディング力となります。
こういった強みがある人は、ぜひキャッチコピーに取り入れてみてくださいね。
作り方⑧特別な制度や講師の実績がある
- 音大受験コース ソルフェージュから教えます
- 〇〇コンクール入賞 音楽留学に強くなるピアノ教室
音楽高校や音楽大学は、他の学校の受験とは違います。
普通に構えていては狭き門がさらに狭くなってしまいますよね。
しかし、身近に音高や音大の出身者がいない人にとっては、何をどうしたらいいかわからないことばかりでしょう。
まずは「受験するための基本でもあるソルフェージュから教えます」と伝えることで「この先生に教われば、他のわからないことも聞ける!」と思ってもらえますよ。
さらに、その学校に合格するために師事しなければならない先生への橋渡しをしてもらえたり、受験に有利なコンクールに参加できたり、組織性が確立していると特定の学校への受験を考えている生徒が集まるでしょう。
先生の実績はキャッチコピーの証明に活用できます。
将来を見据えたキャッチコピーは、音楽の世界に飛び込みたい人にとって魅力的にうつりますよ。
作り方⑨簡単にできることを強調する
- 直ぐに弾けます(実例②参照)
このキャッチコピーは、子どもにピアノを習わせたいけれど「弾けるようになるかな?」と悩む親の不安を取り払い、ピアノを始めるハードルを下げています。
キャッチコピーにあるように「すぐに弾ける」と言われれば「この先生は弾けない子がすぐに弾けるようになるコツを知っていてうまく教えてくれるのかも」という気持ちになりますよね。
簡単にできることは生徒にとっっても、親にとっても魅力的なのです。
なぜピアノ教室にキャッチコピーが必要?チラシやホームページとの関係性
チラシやホームページで生徒募集をする場合、キャッチコピーは重要です。
なぜかというと、チラシは受け取った人に興味がなければすぐに捨てられてしまうからです。
ホームページも訪問者の目にとまらなければ、詳しい内容を読まずに他の教室のホームページに移動されてしまいます。
そのため、教室を探している人に「この教室で習ってみたいな」と思わせるキャッチコピーが必要なのです。
キャッチコピーを作った経験がある方へのアンケートでは、多くの方が興味関心を高める目的でキャッチコピーを作成していることがわかりました。
ひと目見ただけで相手の心をグッとつかむキャッチコピーは、チラシやホームページでの生徒募集に効果を発揮します。
チラシの廃棄率やホームページの離脱率を下げることや、問い合わせや体験の申し込みにつながるケースもあるでしょう。
ピアノ教室のキャッチコピーで気を付けたい3つのポイント
キャッチコピーで伝えたい内容が決まったら、さらに強い印象を与えられる工夫をしましょう。
ここでお伝えする3つのポイントに気をつければ、記憶に残るキャッチコピーが作れますよ。
キャッチコピーと一緒に教室の存在も記憶に残りますので、認知度アップにもつながりますね。
ではどのように作るとよいのか、詳しい方法を見てまいりましょう。
ポイント①語感や語呂を意識する
聞きごこちのよいリズムや言葉は、人の興味を引きますし、覚えやすく心に残ります。
「七五調」といわれるリズムは心地よく感じますので、取り入れるとよいでしょう。
例えば「ママと 一緒に 弾きたいな」(3・4・5)や「合格のコツ 教えます」(7・5)のようなリズムで書いてあると、なんとなく耳に残り、ふとしたときに思い出してもらえそうですね。
他にも「4・4・5」や「4・3・5」、少し長めだと「4・4・4・3」というリズムも調子よく感じます。
言葉選びも重要です。
ターゲットによっては厳しい言葉で注意をひきつけることもできますが、基本的には優しさや温かさを感じられる方がピアノ教室にふさわしいといえますね。
ですので、使う言葉は「未来」「これから」といった将来の夢や希望、成長への期待を感じさせるものがよいでしょう。
また「仲間」「一緒」「リフレッシュ」など気持ちに寄り添う言葉も効果的です。
自分のピアノ教室のイメージに合う言葉を探して、うまくリズムに当てはめてみてくださいね。
ポイント②具体的な数字を使う
人数や期間、体験後の特典など具体的な数字を示すと、ターゲットが「今すぐ行動しないと!」という気持ちになるでしょう。
「無料体験 3/15まで」「無料体験後すぐにご入会なら入会金0円」などは、期間から外れてしまうと有料になってしまうため「お得なうちに行動しなくちゃ!」と思ってもらえます。
このとき、本来かかる入会金の金額も提示してあるとより効果的ですね。
日にちや時間に期限があるもの、人数制限があるものに人はひきつけられ「やらなきゃ損する」と思ってしまいます。
ですので、数字をうまく使えば、迷っているターゲットの背中を押せるキャッチコピーになりますよ。
ポイント③主語はターゲットになるようにする
ターゲットの気持ちを表現したキャッチコピーは、「自分のことを言っている」と感じてもらえるので効果があります。
このようなキャッチコピーの場合、「誰が」と特定しなければ読んだ人が「自分のこと」と感じられるので「私は」「僕は」といった主語を入れる必要はありません。
例えばターゲットが「音大を受験したいけどどうしたらいいかわからないし不安」という気持ちがあるとするならば、これを表現する言葉として「音大に合格したい」「音大受験は難しい」「音大の受験対策がわからない」「誰か教えてほしい」というものが考えられます。
相手の気持ちから抽出した言葉を使うことで、ターゲットが主役となるキャッチコピーが作れますよ。
このように気持ちにあせりや不安がある人は、自分が感じている不安な気持ちを他のところで見ると「わかってくれている」「助けてくれそう」と共感し、興味を持ってくれるでしょう。
反対に、気持ちに余裕のある人がターゲットならば、ポジティブな気持ちを表現するといいですね。
こちらも同様に「自分の気持ちをわかってくれている」と共感してくれるからです。
ターゲットが主語のキャッチコピーは、相手からの信頼や共感をうみ、教室へのロイヤルティが高い生徒が集まるでしょう。
まとめ
ピアノ教室のキャッチコピー例と作り方について書いてまいりました。
最後にこの記事についてのまとめをいたします。
- 教室に興味を持ってもらうためにキャッチコピーは必要
- キャッチコピーはターゲットを決め、一番伝えたいことから考える
- 語感のよさや数字を利用し、相手の心に響くキャッチコピーを作る
キャッチコピーは、教室の魅力を伝え、相手の心をつかんでくれる言葉です。
これを参考に、あなたのレッスンを必要としている人の心へ届くキャッチコピーを作ってくださいね。
【アンケート調査の概要】
■調査概要
調査元:仕組み化学習サイト「シクミ」による独自調査
調査人数:100名(男性43名女性57名)
調査対象:全国の20代~60代の男女
調査期間:2023年3月28日(火)
調査方法:インターネットリサーチ