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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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インプットとアウトプットの意味は?効率的な方法や比率とは?

  • インプットとアウトプットって何?
  • 勉強の成果を出すためには何をしたらいい?
  • 効率的に勉強する方法が知りたい!

忙しい仕事の中でもインプットをしていなかなければ、知識も増えずにスキルアップもできません。

しかし、多くの社会人はインプットができないと悩んでいたり、逆にアウトプットができないと悩んで非常にもったいない時間の過ごし方をしています。

当然ですが、勉強はただやっているだけでは結果は伴いません。

なぜなら、仕事で結果を出す、人生をよりよくするなど、自分が掲げた目標を達成するためにはコツが必要だからです。

そのためには、インプットとアウトプットを理解して実践的な勉強をしなくてはいけません。

そこで、ここではインプットとアウトプットについてまとめました。

効率的な勉強の方法や、インプット・アウトプットについて学べる本について紹介しています。

この記事を読むことで、日々の勉強の仕方のコツが分かり志望校合格への道に一歩近づけることが出来るようになります。

目次

インプットの意味とは?

インプットとは、もともとコンピューターにデータを取り込むことを指す「入力」という意味を持つ言葉です。

インプットの意味は、三省堂 大辞林によると以下の通りになっています。(※1)

  1. 外部にあるものを内部に取り込むこと。特に、コンピューター内部にデータを取り込むこと。入力(にゅうりょく)。
  2. 投入。投入量。⇔アウトプット

また、精選版 日本国語大辞典には以下の解説も記載されています。(※2)

  1. 比喩的に、知識や情報などをつめ込むこと。

これらの解説の中から、勉強するうえで使われるインプットの意味は、知識や情報をつめ込むこととなります。

勉強におけるインプットの具体例は以下の通りです。

  • 授業を聴く
  • 教科書を読む
  • 暗記をする

最近では、これらの他に「体験すること」もインプットと呼ぶことがあります。

つまり、インプットとは人の記憶や体験として残すことを指すのです。

ただし、一つ注意しておかなければなりません。

それは「インプット=勉強」と勘違いしてはいけないということです。勉強とは、インプット+アウトプットなのです。

では、アウトプットとはどのような意味なのでしょうか。

アウトプットの意味とは?

インプットの本来の意味である「入力」に対して、アウトプットの本来の意味は「出力」です。

アウトプットの意味は、三省堂 大辞林によると以下の通りになっています。(※3)

  1. 内部に入っているものを外に出すこと。特に、コンピューターのデータを外部に取り出すこと。出力。
  2. 産出。産出量。⇔インプット

また、とっさの日本語便利帳には以下の解説も記載されています。(※4)

  1. 成果物、結果。そのもの自体は完成した書類であったり、契約の成立であったり、会議用の資料であったりと様々。

アウトプットの具体例は以下の通りです。

  • 習ったことをノートにまとめる
  • 覚えたことを使って問題演習をする
  • テストをする

つまり、アウトプットとはインプット(入力)によって得た知識から成果物を作ること(出力)であると言えるのです。

成果物には、ノートや問題演習、テストの解答などが当てはまります。

勉強は、インプットからアウトプットという一連の流れによって、自分が学んだことを活用して成果を出すのです。

そして、何よりも重要なことはアウトプットを積極的に行うということなんです。

なぜ、アウトプットを積極的に行うことが重要なのでしょうか。

アウトプットを行うメリット

積極的にアウトプットを行うことは、結果的に自分自身の成長につながります。

例えば、読書です。

読んだ本の内容を人に話した時、内容がより頭に入ってくるということがあります。

これは、読書をすることがインプットであり、本の内容を人に説明することがアウトプットに当てはまります。

本の内容を声に出して人に説明することで、自分の声が自分の耳に入ってきますよね。

そこで改めて、自分の声を通して本の内容を認識することにつながるのです。

声に出して本の内容を人に説明するということは、アウトプットを行っているということです。

逆、自分の声を通して本の内容を認識するということがインプットしている状態と言えます。

つまり、インプットとアウトプットが同時に起こっているということになりますね。

これは、読書の追体験(2度目のインプット)をしていることと同じです。

アウトプットは、時にインプットを同時に引き起こして思考を整理することになります

思考を整理することで、知識の定着を助けることにつながるのです。

また、物事を伝える時には、そもそも自分が理解していないと正確に人に伝えることはできません。

そこで、まず自分が把握していなくてはならないという意識が働くため、結果的に深く理解することにもつながります。

自分が把握していなくてはならないという意識が働き、インプットとアウトプットを上手く駆使することができれば、知識をどんどんつけて深めることができますよ。

読書だけでなく、自分が勉強したことを友人など他の人に教えることも同様のことが起きます。

自分が勉強したことを他の人に伝えることで、自分自身の学びを深めて知識を定着させることにつながります。

自分の学びを知識として定着させるために、ほかの人に伝えることを意識してやってみるようにしてくださいね。

インプットとアウトプットを意識した勉強は、以下の流れを意識するようにしましょう。

  1. 授業を聴く(インプット)
  2. 授業の内容をノートにとる(アウトプット)
  3. ノートを読み返す(インプット)
  4. 覚えられない・理解できないのであれば声に出す(インプット・アウトプット)
  5. 自分が理解したことを友人などほかの人に伝える(インプット・アウトプット)

このようにインプットとアウトプットを繰り返すことで、勉強したことを早く自分の知識として定着させることができるようになります。

インプットとアウトプットを繰り返すことが、自分自身の成長のカギということですね。

ただし、インプットとアウトプットにはバランスが非常に重要となります。

なぜ、インプットとアウトプットのバランスが重要なのでしょうか。

インプットとアウトプットの理想的な比率とは?

自分が学習したり体験したことを結果に出すためには、インプットとアウトプットの関係性を知っておくことが大切です。

インプットとアウトプットの関係性とはどういうものなのでしょうか。

実は、学習したこと・体験したことを結果に出せていない人の多くは、インプットとアウトプットのバランスが悪いことが原因なのです。

バランスの悪さは、以下の2種類に分類できます。

  • インプットばかりでアウトプットが苦手な人
  • アウトプットは好きなのにインプットが不足している人

多くの人は、インプット>アウトプットであり、インプットの量が多くなっているのです。

インプットとアウトプットの黄金比

インプットとアウトプットのバランスは3:7が黄金比だと言われています。

インプット3、アウトプット7の割合で行動することによって、効率よく成果を上げることができるようになるのです。

ただし、この黄金比はすべての人に当てはまるというわけではありません。

インプットとアウトプットの黄金比には個人差があります。

人によって「1:9」や「5:5」のバランスのほうが合うという場合もあるのです。

そのため、日々の勉強の中でバランスを変えていきつつ、自分が一番しっくりくるバランスを見つけ出しましょう。

さらにインプットとアウトプットのバランスで重要なことは、インプット・アウトプットの量はそれぞれ多いに越したことはないということです。

自分に合ったインプットとアウトプットのバランスを見つけ出すことができたら、それぞれの量を増やすことを意識して勉強に取り組むようにしてください。

インプットの効率的な方法とは?

勉強するなかで効率的にインプットができれば、集中力や時間を無駄なく使用することができます。

行動別に効率の良いインプットの勉強方法を以下にご紹介します。

インプット方法①読む

読むというインプットの方法にはたくさんの手段があります。

  • 雑誌
  • マンガ
  • 新聞
  • ブログ記事
  • TwitterやInstagramなどのSNS

なかでもおすすめなのは「本」です。

なぜなら、本を読めば自分の悩みをすべて解決することができるからです。

今、自分自身が抱えている悩みは、過去に誰かが悩んで解決したことのある悩みなのですよ。

本を読んで内容をインプットしたら、その内容を自分の人生に活かすことでより良い人生を歩むことができるようになります。

また、本は1000〜2000円程度で購入することができるため、コストパフォーマンスが高いインプット方法だと言えます。

勉強だけでなく、何かに悩んだり行き詰ったりしたら本を読む癖をつけておくといいでしょう。

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

インプット方法②見る

見るというインプット方法の具体例は以下の通りです。

  • テレビ番組
  • 映画、ドラマ、アニメ
  • YouTube
  • VOD
  • 絵画、作品
  • 世界遺産
  • 風景など

見るものというと「動画」が一番身近で、YouTubeが手軽にできる方法です。

最近では、教育・勉強系YouTuberだけでなく、書籍紹介系や自己啓発系など様々なYouTuberが存在するため、インプットにはかなり適していると言えます。

今後、動画コンテンツでの勉強法はどんどん増えていくことが予測されるため、動画を使ったインプットはおすすめですよ。

インプット方法③聴く

聴くというインプット方法の具体例は以下の通りです。

  • 会話
  • ラジオ
  • オーディオブックなど

会話は友人との会話だけでなく、先生や先輩からの授業なども含まれます。

オーディオブックのメリットは歩きながらインプットできる点であり、通学中などに活用することができます。

そのため、時間を無駄なく活用することができるので、時間を有効活用したいと考えている方にはおすすめです。

また、オーディオブックを使用する時は聞き逃さないように集中して聞くため、頭に入りやすいというメリットもあります。

実はインプットは、五感をフル活用した方が記憶に残りやすいです。

「読む(字幕やテロップも含む)」「見る」「聴く」という、感覚をより多く使ってインプットする方法はとても効率の良い方法です。

インプットする時には、感覚を多く使うように意識して効率よく行えるようにしましょう。

アウトプットの効率的な方法とは?

インプットだけでなく、アウトプットにも効率的な方法があります。

行動別に効率の良いアウトプットの勉強方法を以下にご紹介します。

アウトプット方法①書く

現代は、パソコンやスマートフォンの普及・発達によって「書く」という行為からどんどん離れてしまっているのが実情です。

しかし「書く」という行為の効果は絶大です。

実際に書くという行為がどの程度効果があるのかを調査した実験があります。

プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校が行った実験では、学生たちを講義中に「ノートパソコン」を使うグループと「紙とペン」を使うグループに無作為で分けた。講義の理解度をテストで調べたところ、ノートパソコンを使った学生の成績は紙とペンを使った学生よりかなり悪かったという。(※5)

この実験から、以下の仮説が立てられています。

  • パソコンで記録するということは、入力スピードが速いため脳で考えなくても授業に追いつくことができる
  • 手書きで記録するということは、授業に追いつくために「話を要約」してノートに書く必要がある

つまり「ただ記録する」のと「覚えようとして要約する」のでは、記憶の定着率に大きな差が生じるということです。

勉強の結果を出すためには、記憶の定着が必要不可欠です。

記憶の定着を確実にするためには「書く」という行為が非常に重要となるので、日々の勉強の中で意識しておいてください。

(※5)東洋経済ONLINE 「講義中の「パソコン」が学習効率を下げるワケ」

アウトプット方法②話す

これは、自分がインプットした内容を誰かに話すという方法です。

自分が勉強したことを誰かに話すことによって、記憶として定着させることができます

例えば、読書した時に人は本の内容を「わかったつもり」になりがちです。

しかし、自分の記憶には定着していないことがほとんどで、本の内容を誰かに教えられるレベルではありません。

自分の記憶にしっかりと定着させるためには、友人などに勉強した内容を話すようにしてください。

そうすることで、自分の記憶に定着していない内容が把握でき、その部分について再度インプットするという行為を起こすことができます

誰かに教えられるレベルになるまで、インプットとアウトプットを繰り返すことが重要なのです。

また、誰かに直接話をするのではなく、SNSを活用するアウトプットの方法も効果的です。

TwitterやInstagramなどのオープンなSNSを活用したり、LINEなどのクローズドなSNSを活用する、ブログ記事を書いて投稿するという方法があります。

自分に合ったアウトプットの方法で、積極的にアウトプットを行うようにすることが何よりも大切です。

日々の授業や受験勉強に限らず、仕事などでも人に教えることができて初めて、自分の学習が記憶として定着すると思っておくようにしましょう。

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アウトプット後のフィードバック

インプットとアウトプットを繰り返すことは重要ですが、この2つをただ単に繰り返しているだけでは劇的な成長は望めません。

そこで重要となるのが、アウトプット後のフィードバック(振り返り)です。

なぜなら、インプットとアウトプットをしっかりとやっていても、努力の方向が間違っていたら努力の意味がないからです。

例えば、受験勉強をしている場合です。

日々の授業がインプットであれば、アウトプットは授業の内容をノートにまとめたりテストなどの問題を解くということになります。

しかし、インプットの段階で間違って覚えていれば、テストでも間違った解答をしてしまいます。

もちろん、そのままではテストの点数を上げることができませんよね。

そこで、テストが終わった後に間違った問題を振り返り(フィードバック)、なぜ間違えたのかを考えることで、正しい知識を定着させることができます

ここまでやってみて、初めて成長することができます。

そして、振り返りが終わったら再度インプット・アウトプットを行うという繰り返しを続けていきましょう。

インプットとアウトプットを学べるおすすめの本はコレ!

インプットとアウトプットについては、本で学ぶこともできます。

おすすめ:インプットを学ぶ本「学び効率が最大化する インプット大全」

本書の著者は精神科医でありながら作家でもある樺沢紫苑氏です。

樺沢氏は、10年連続で2冊以上の本を執筆し、メルマガを13年間毎日発行、動画を1500本以上アップしているという驚異的なペースで情報発信しています。

しかし、これほどアウトプットしているにもかかわらずインプットにはあまり時間をかけていないと言います。

なぜなら、樺沢氏は最短時間で最大効率のインプットを行うことで、大量のアウトプットが可能となっているからなのです。

本書には、アウトプット力を高めるためのインプット術が満載です。

読む・書く・見るといったインプット方法別の具体的なノウハウはもちろん記載されています。

さらに、インターネットやテレビを上手く活用する方法やあらゆる能力を引き出す最強の学び方と題して、実生活に取り入れられるインプット術も記載されていますよ。

おすすめ:アウトプットを学ぶ本「学びを結果に変える アウトプット大全」

本書の著者は、学び効率が最大化する インプット大全の著者と同じ樺沢紫苑氏です。

本書は、日本で初めてアウトプットに特化した、アウトプットの決定版ともいえる1冊です。

著者が精神科医という立場から指南するアウトプットのノウハウが満載となっています。

また、各項は見開き完結型でまとめられているため、スキマ時間に手軽に手に取り読むことができます。

図解もあるため、読書が苦手な人でも直感的に理解しやすいのもポイントです。

読んだその日から実践できるアウトプットのノウハウが紹介されているため、すぐに実生活に取り入れることができます。

インプットとアウトプットを学ぶ本を活用し実践に活かすことで、効率的な勉強を行うことができるようになりますよ。

まとめ

インプットとは、入力という意味ですが知識や情報をつめ込むという意味も持っています。

勉強においては、授業を聴いたり教科書などを読むことが当てはまります。

五感をフル活用することで、効果的なインプットを行うことができます。

動画を見る時に字幕を読む、音や声を聴くということを同時に行うようにしましょう。

アウトプットとは、本来は出力という意味ですが、成果物・結果という意味も持ち合わせます。

勉強においては、習ったことをノートにまとめたりテストなどの問題を解くことが当てはまります。

ノートにまとめる時はパソコンなどを使うのではなく、実際に自分の手で書きまとめたり誰かに話す方がより効果的です。

アウトプットは積極的に行うようにしましょう。

そうすることで思考の整理をすることができ、結果的に知識を定着させることにつながります。

勉強したことを知識として定着させて確実に成長するためには、アウトプット後の振り返りを必ず行うようにしましょう。

インプットとアウトプットのバランスが3:7が黄金比だと言われていますが、すべての人に当てはまるわけではありません。

効果的なアウトプットをするためにも、自分がどのバランスだと合うのかを見つけ出すことが必要です。

インプットとアウトプットは本を読むことでも学ぶことができます

すぐに実践できるインプットとアウトプットのノウハウが掲載されているので、本を読んでみて実生活に活かしてみることをおすすめします。

今まで勉強したことやこれから学ぶことを無駄にしないためにも、自分に合ったインプットとアウトプットのバランスを見つけ出して勉強を続けましょう。

そして、周りの人たちに差をつけてビジネスや人生のステージアップを実現していってください。

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