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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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【失敗例あり】ネットショップの開業(起業)が失敗する理由と成功のコツ

  • ネットショップはなぜ失敗してしまうの?
  • ネットショップ開業のために何をすればいいのかわからない
  • ネットショップ開業を成功させたい!

ネットショップを開業したいけれど、どうすれば成功できるのかわからないと悩んでいませんか。

ネットショップは、きちんと成功する方法を学んで開業しないと、失敗してしまうことも多いです。

そこでこの記事では、ネットショップ開業に失敗する理由から成功させるコツ、開業の際の注意点やよくある質問まで幅広く解説しています。

また、実際にネットショップ開業に失敗した事例も詳しくご紹介しています。

実際の失敗例を参考にすれば、自身のネットショップを開業する際に、対策すべきことがイメージできますよ。

目次

【失敗談】ネットショップの開業(起業)に失敗した例を紹介

ネットショップ開業を成功させる方法を学ぶために、まずは実際の失敗例を見てみましょう

なぜ失敗したのか、次につなげるためにどう考えたのか詳しくご紹介します。

失敗例からは、自身のネットショップ開業を成功させるヒントになることがたくさん学べますよ。

失敗談①知識不足でネット通販の開業に失敗した50代女性

最初は、知識不足でネット通販の開業に失敗した50代女性の事例です。

最近は、手軽にネットでお店を開業できるサービスも増えたことから、ネットショップ出店のハードルが低くなっています。

ですが、いくら手軽とはいえ何の対策も講じないままでいると、起業に失敗するリスクが高まりますよ。

準備不足がどのような失敗を招くのか、実際の失敗例から学びましょう。

ネットショップを開業した50代女性の話:開業・起業に失敗した経緯

ネットショップを始めた当初は、まだ会社員で私も主人も固定給がわりとあったため、お小遣い程度もしくは、あまり成功しなくてもかまわないと思っていました。

あくまでも会社員である本業の片手間でしたので、時間もあまりかけずのんびりとしていました。当然、営業活動も全くせず、SEOもほとんどといってもいいくらい対策していません。

たまに知り合いが購入してくれる程度の収入でのんびりやっていくつもりでしたので、当時は失敗とも思いませんでした。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

ネットショップを開業した50代女性の話:開業・起業に失敗した理由は?

まず、いけなかったのは、人任せにしていたことだと思います。

ネット関係の知識があまりないままはじめたのですが、金銭面では余裕がありましたので、お金で解決できることはお金で解決しようといった考えでした。

その事に関しては助言して下さる方もいたのですが、まあいいやっといった気持ちで高いコンサル料を払い続けました。親切な方の助言は聞くものですね。

また、規模のあまり大きくない事業にかかわらず、家族以外とパートナーになったこともあまり良くなかったと思います。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

ネットショップを開業した50代女性の話:次の開業・起業で活かせるポイントは?

今までの失敗をふまえて、実はもう、同じ事業を再開してます。

今度は、ネットビジネスについても勉強し、パートナーは家族のみで再開です。

自分で全てを管理することは手間と勇気が必要ですが、全てが勉強になり良かったと思います。ネット通販と言えども、ある程度の営業活動も必要だと学びました。

また、SEO対策もきちんとして、自分のお店を広めていくことも重要だと思います。

何事もそうだと思いますが、お金をいただくからにはまあいいかといった考えではなく真剣に取り組む事が大切だと学びました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

失敗談②ネット通販の開業で集客に失敗した20代女性

次に紹介するのは、ネット通販の開業で集客に失敗した20代女性の事例です。

事業を成功させるために、集客は欠かせない要素ですよね。

しかし集客のための分析をおこなわず思い付きだけで事業を始めてしまうと、需要と供給が一致せず、集客につながりません。

ここで紹介するスポーツトレーナーがネットショップを開業した事例では、市場のリサーチや分析がいかに大切であるかがわかりますよ。

集客に失敗したときの改善法など、参考にしてみましょう。

ネットショップを開業した20代女性の話:開業・起業に失敗した経緯

スポーツトレーナーの仕事をしていて、コロナ禍ということもありオンラインで何かできないかと思っていたところ、先輩がECサイトにて自社ショップページを持っていることを聞き、私もやりたいと思いECサイトと契約しました。

在庫を仕入れられるオンラインのサイトがあり、実際にそこから在庫を50個ほど仕入れて健康器具のネット販売や、オンライントレーニングチケットを販売したりしましたが、全然売れず赤字でした。

赤字にも関わらず、ECサイトの利用料や手数料などは毎月かかります。

結局は収支のバランスがとれず、失敗に終わりました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

ネットショップを開業した20代女性の話:開業・起業に失敗した理由は?

物販するなら大量に仕入れないと仕入れ値が安くならないのと、送料や梱包代の事を考えると利益はほとんどないうえ、手間もかかってしまいます。

オンラインのトレーニング指導は、自宅でのトレーニングが前提になるため、トレーニング器具を使用しないメニューが求められます。

それに画面越しだとフォーム修正などの指導も難しく、自分自身のモチベーションも上がらなかったです。

まず、トレーナーとして、自分自身にどのくらい集客力があったのか冷静になって判断するべきでした。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

ネットショップを開業した20代女性の話:次の開業・起業で活かせるポイントは?

もしまた物販するなら、商品選びは慎重にしたいと思います。

特に大事なのは、自分が宣伝しやすい、本当に売りたいものを選ぶことです。それに保管場所も取られてしまうので、できるだけコンパクトな物がいいかなとも思います。

オンライントレーニングのチケットの出し方としては、ダイエットの食事について学べる講座や、初心者向けのヨガやストレッチといったものも出せばよかったなと思っています。

対面の集客力(ファン)をしっかり増やすことも重要かなと思いますが、今思えばSNSでの集客にも力を注ぐべきでしたね。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

失敗談③ネット通販の開業でリピーター獲得に失敗した30代男性

次は通販の開業でリピーター獲得に失敗した30代男性の事例です。

ネットショップでは、長く安定した利益を得るためには、リピーターの存在が不可欠です。

リピーターを獲得できないとどのような事態に陥るのか、その重要性をこちらの失敗談から学びましょう。

ネットショップを開業した30代男性の話:開業・起業に失敗した経緯

私は20代後半のころに、オンラインで地元のお酒や生鮮食品などを地元の方と提携をしながらオンライン販売をしておりました。

最初の方は順調に広告などの宣伝費を投入していたため、いろいろな方が注目してくださり、当初予定していた販売利益を大幅に上回ることができたのです。

序盤の売れ行きはとても好調でしたが、この状況に甘んじて対策を怠ったせいで次第に売れ行きが怪しくなり、しまいにはまったく売れない状態になってしまいました。

結局は赤字が続いてしまい、オンラインでの物販は途中で中断することとなりました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

ネットショップを開業した30代男性の話:開業・起業に失敗した理由は?

今思うと最初の宣伝広告費以降、レビューを確認してお客様の声を直接自分たちのビジネスに活かしてこなかったため、再び購入し続けてくれるお客様もいなかったことが原因として挙げられるかと思います。

というのもサイト自体に商品レビューを併設していなかったので、どういった改善点が必要なのか分かりませんでした。

それに、商品だけでなく、サイト自体の使い勝手の良し悪しといった評価もまったく得られませんでした。

ですから知らなかっただけでもしかするとサイトの使いにくさもあったのかもしれません。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

ネットショップを開業した30代男性の話:次の開業・起業で活かせるポイントは?

現在はSNSが発展しており、うまく集客に活用できれば、私がオンラインでの物販を始めた時よりも広告費を十分に削減することができると思います。

また、SNSでは手軽にアンケートもとれるため、その結果をもとにサイトの利便性の向上を図ったり、商品自体のの改善をおこなったり、より実用的にネットショップを展開していけると思います。

ECサイトを構築するのも、shopfyなどのノーコード・ローコードでも手軽に始められる月額制サービスがあるため、今後はそういったものを利用したいです。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

実例から分かる!ネットショップの開業(起業)が失敗する5つの理由

ここからは、ネットショップの開業が失敗してしまう理由を解説します。

ここでは5つの理由をあげていますが、共通するのはネットショップ開業への準備が不足している点です。

ネットショップの開業が失敗に終わる理由を詳しくみていきましょう。

理由①継続的に集客できる戦略を立てていない

継続的な集客が見込めないとネットショップを成功させることはできません

集客方法は、SNSやリスティング広告、ブログやメルマガなどさまざまな方法があります。

しかし、自社の商品やサービスに対するターゲットの目に留まらないと意味がありませんね。

効果的な集客ができなければ、商品やサービスを購入してもらうことは叶わず、経営は続かないのです。

効果的な集客には、魅力的なキャッチコピーを作ることが大切です。こちらの記事で、詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

理由②リピーターやファンが増えない

リピーターやファンが増えないことも、ネットショップの開業で失敗する理由のひとつです。

新規顧客に向けた対策ばかりをとっていると、売上は伸び悩んでしまいます

なぜなら新規顧客の場合「買いたい!」といった気持ちがリピーターよりも低く、商品購入をしない方も多いからです。

一方でリピーターやファンは「A商品をもう一度買いたい」「B商品と似たようなものがあれば欲しいな」といった購買意欲が高く、売上につながりやすいですよね。

つまり、リピーターやファンがつかないネットショップは売上が先細りし、失敗するリスクが高まるのです。

理由③薄利多売になっている

ネットショップをひとりで開業する場合、商品販売から梱包、発送までを自分でやらなければなりません。

そのため薄利多売な量産品を取り扱うと、ひとりで数をこなす必要があり、長時間稼働しても収益と見合わない可能性が高くなるのです。

また、安いことに魅力を感じて購入してくれていたお客さまは、値上げするとたいてい離れていってしまいます。

商品が売れても赤字が続けば経営していくのは難しく、ひとりで起業する方が多いネットショップでは薄利多売や低価格の戦略が失敗の原因になるのです。

理由④SEO対策が不足している

事例でも紹介していますが、自社サイトでネットショップを開業する場合は、しっかりとSEO対策をしないと集客できません

SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンの検索結果の上位に自社サイトを表示させるための対策のことです。

どんなに魅力的なサイトを開設しても、お客さまがネットショップを知って、利用をしないと売上にはなりませんね。

特にネットショップを検索すると、AmazonやYahoo!ショッピングといった有名なショッピングサイトがあり、ライバルを分析したうえでのSEO対策が必要であるとわかります。

SEO対策不足はネットショップ開業失敗を引き起こす原因のひとつです。

理由⑤サイトの離脱率が高い

せっかくネットショップを訪問してくれても、目的の商品がなかなか見つけられないサイトでは、購入に至ることはありません

お客さまからすれば、「商品が見つからないなら、他のネットショップで買えばいい」と考えますよね。

また、決済方法が振込のみであったり、発送や返品などの情報、ショップの連絡先などが明記されていないサイトでは、安全性や信頼性が得られません。

売れると自信があっても「使い勝手が悪いサイトだから」「ちょっと怪しいサイトだから」といった理由で、お客さまは離れていくのです。

このようにサイトの離脱率が高いことも、ネットショップの開業が失敗してしまう理由の一つです。

ネットショップ開業で成功するための7つのコツ

ネットショップ開業で失敗した事例やその理由をお伝えしました。

では、その失敗を踏まえどうすればネットショップ開業を成功させることができるのでしょうか。

ここからは、ネットショップ開業で成功するための7つのコツを解説します。

コツ①費用対効果の高い広告を利用する

広告を出す際は、少ない費用で大きな利益を得られる費用対効果の高い広告を利用しましょう。

広告を出すことで得られる利益よりも広告費の方が多くかかっては、利益を生み出すことができないからです。

また、広告を出したらコストがいくらかかり、どれだけの利益があったのか分析することが大事です。

広告にかかった費用に見合った効果がでていないのであれば、広告費の削減や、広告の効果を高めるための改善が必要となります。

コストを押さえたい場合は、TwitterやInstagramなどのSNSを集客ツールとして活用するのがおすすめですよ。

SNSの利用は基本的に無料なので費用がかかりません。ユーザーの多さや発信の手軽さ、拡散力の高さなど集客するうえでたくさんのメリットがあります。

ネットショップ開業の際は、できるだけ少ない費用で効率的に集客できる広告を利用するようにしましょう。

ネットショップの集客について、詳しくはこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧になってみてくださいね。

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

コツ②SNSを使い分けて集客をする

SNSを利用すると効率的に集客できますが、それぞれのSNSには特性があり、種類によって利用者の層や活用方法が違います。

そのため、やみくもにSNSを使うのではなく、自社の商品やサービスのターゲットに合ったSNSを選ぶことが大事です。

SNSで集客する際は、目的を明確にして、ターゲットや扱う商品によって使い分けるようにしましょう。

SNSを使い分けて集客する方法について詳しくは、こちらの記事をご覧になってくださいね。

コツ③ブランディングで差別化を図る

ネットショップ開業を成功させるためには、ブランディングでほかのネットショップとの差別化を図ることが大事です。

ネットショップや商品自体のブランディングはもちろんのこと、ネットショップ経営者のセルフブランディングもしっかりおこない、ブランドイメージをつくりあげましょう。

しっかりとブランディングして、自社の独自性や世界観を消費者に伝えることができれば、ユーザーが他社の商品と比較して価値を見いだしてくれます。

そして、「この製品はこのショップで買いたい!」と思ってもらえるようになると、同じブランドの商品やサービスを購入し続けてくれる可能性が高くなります。

明確なブランディングでショップや経営者のファンを増やし、継続的な売上を獲得しましょう

こちらの記事でも、ブランディングについて詳しく解説しています。あわせてご覧になり、参考にしてみてくださいね。

コツ④バックエンド商品とフロントエンド商品を用意する

バックエンド商品とは、利益率の高い商品、一方フロントエンド商品とは、利益率は低いけれど集客力がある商品のことです。

たとえば、マクドナルドの100円バーガーは利益率が低いですが、たいていの人は、ハンバーガーと一緒に利益率の高いドリンクなどのセットメニューを注文するでしょう。

このように、フロントエンド商品で多くの集客をし、バックエンド商品で利益を上げることでトータルの売上を上げることが可能となります。

たとえばコスメを扱うネットショップなら、お試し商品など低価格のフロントエンド商品を用意して多くの顧客を獲得し、定期購入などの高価格なバックエンド商品の購入へ誘導することで売上アップが期待できます。

このように、バックエンド商品とフロントエンド商品を用意して、戦略的に集客をおこない売上アップを目指しましょう

コツ⑤リピーター対策をする

ネットショップで売上を上げるためには、新規顧客の獲得だけでなくリピーターを増やすことも大事です。

リピーターを増やすことは、安定した売上につながります。

リピーターを増やすためには、以前購入した商品の履歴を簡単に確認できたり、購入者情報の入力を省けたりといった、リピートしやすいネットショップになるように工夫しましょう。

また、新商品を追加した際にクーポンを配布したり、購入ごとにポイントを付与したりといった方法も効果的です。

一度の買い物から次につなげるために、リピートしやすい仕組みを作り、さらにお客さまを飽きさせない工夫をしましょう。

コツ⑥カゴ落ち対策をする

カートに入れられた商品が購入されることなくそのままになっている、カゴ落ちの対策も大事です。

カゴ落ちは、購入意欲がなくなったというわけではなく、ただ後回しになっているだけだったり、購入を忘れていたりすることもあるからです。

したがって、リマインドメールを送ったり、ウェブのプッシュ通知でお知らせしたりと、商品を思い出してもらえるような対策をしましょう。

簡単に購入できるように放置されたカートへのリンクはわかりやすく貼り付けるなど、お客さまのストレスをできるだけ少なくして購入を促すのがおすすめですよ

また思っていなかった手数料や送料、それに消費税が加算され、想定外の金額になったため購入意欲がなくなったというケースもあります。

手数料や送料などかかる商品は、あらかじめサイトにわかりやすく明記したり、消費税込みの料金を記載したりといった対策も必要ですよ。

コツ⑦オファーを充実させる

オファーとは特典と考えるとイメージしやすくなりますね。

たとえば「送料無料」「セット割引」「返金保証」などが、ネットショップのオファーとしてよくみられます。

同じ商品やサービスであっても、魅力的なオファーを提示することで競合との差別化が図れるので、自社の強みとなりますよ。

新規購入者のみが利用できるクーポンや、初回の返品保証や送料無料など、魅力的なオファーがあれば、購入を迷っているお客さまが購入するきっかけをつくることができますね。

また、初回購入のみ「お試し価格」とうたい半額以下の値段を提示したり、まとめ買いで1つあたりの値段を安くしたりと購入のハードルを下げて、定期購入へとつなげましょう。

お試し価格やまとめ買い割引、プレゼントなどを組み合わせたオファーを充実させて、お客さまが思わず注文したくなるように工夫してください

ネットショップ(ネット通販)で起業する際に注意すべき3つのこと

ネットショップ開業の集客や運営においておさえておくべきポイントがよくわかりましたね。

次は、ネットショップを開業する際に注意すべきことを3つご紹介します。

ネットショップを安全に運営していくために、注意点もしっかりとおさえておきましょう。

注意点①削減できる固定費がないかチェックする

ネットショップを開業する際は、削減できる固定費がないか必ずチェックしましょう。

ネットショップを開業し、売上が上がるまでには時間がかかります。

そのため、事業が軌道にのるまでにかかる費用を最小限に抑えないと、利益が少ないのに出費だけがかさむことになり、お店が存続できない事態に陥ってしまうからです。

ネットショップを開業する際の初期投資はできるだけ少なく抑えることが大事ですよ。

初期投資を最小限に抑えるために在庫保管のために借りる倉庫の家賃手数料人件費など後に負担になるような固定費はできるだけ削減しましょう。

注意点②法律を学んでおく

ネットショップを開業するとなると、法律を学んでおくことも大事です。

たとえば扱う商品によっては「特許権」「著作権」「意匠権」などの申請が必要なものもありますし、このような他人の知的財産権で事業をおこなってもいけません。

また、過剰な広告や消費者に誤解を与えるような表示を規制する「景品表示法」や、適切な個人情報の取り扱いを目的とした「個人情報保護法」迷惑メールなどを規制する「特定電子メール法」といったどんなビジネスにも必要になる法律はしっかりと理解しておきましょう。

健康に直結する商品やサービスであれば「薬事法」「食品衛生法」などを学ぶ必要もあります。

ビジネスに関する法律や自身の商品やサービスの販売にかかわる法律はきちんと把握しておきましょう。

注意点③サイトのセキュリティ対策

ネットショップでは、サイトのセキュリティ対策が必須となります。

なぜなら、ネットショップはお客さまの貴重な個人情報や、クレジットカードなどの決済に関する情報などを管理する場所でもあるからです。

顧客情報の漏えいを防ぐために不正アクセスを検知するサービスを導入しておきましょう。

また、第三者が複数のアカウントを作成してサンプル品ばかりを注文するなど、利益損失につながるアクセスも防がなければなりません。

そのためには、購入者情報を偽装した不正な注文を防ぐためのサービスの導入も大事です。

ユーザーもネットショップで購入するにあたって安全性を重要視しているので、信頼を得るためにセキュリティ対策やプライバシーポリシーについて、きちんと記載しておく必要があります。

このようなセキュリティ対策を怠ると、個人情報の漏えいによる損害賠償が発生するなど、最悪の場合サイト閉鎖の危機に陥ってしまうこともあるので注意しましょう。

リスクはあるの?ネットショップ(ネット通販)の開業でよくある質問5選

最後に、ネットショップの開業でよくある質問にお答えします

どんなこともそうですが、はじめてのことだとわからないことが多いですよね。

不安なことはひとつずつ解消して、スムーズにネットショップ開業の準備を進めていきましょう。

ネットショップ経営で見込める年収は?

ネットショップ経営で見込める年収は商品によってさまざまですが、平均で120万円程度であるといわれています。

ネットショップ運営では年商のうち仕入れ代が5~6割、広告費やその他諸経費があわせて2割程度、残りの2割が収入となるのが一般的です。

たとえば、200万円の年収を目指すなら、年商1,000万円が必要になるということです。

難しく感じるかもしれませんが、成功しているサイトでは年収1,000万円を超える例もありますし、副業なら120万円程度の収入があれば十分に年収アップが期待できますね。

ネット通販開業に必要な資格は?

  • 通信販売酒類小売業免許
  • 食品衛生責任者
  • 食品衛生法に基づく営業許可
  • 化粧品製造販売業許可
  • 医薬部外品製造販売許可
  • 医療品販売許可
  • 古物商許可

許可や資格は、取り扱う商品やサービスによって異なります。

無資格で販売すると法に触れるものもあるので、自身のネットショップ運営に必要な資格や許可をきちんと把握しておきましょう。

こちらの見出しでも法律について解説しているので、もう一度確認してみてくださいね。

ネットショップ開業で何を売るかで成功率は変わる?

ネットショップ開業を成功させるには、何を売るかではなくお客さまに選ばれる理由があることの方が大事です。

商品やサービスに独自の強みがあり、購入することで得られる利益をしっかりとお客さまへ伝えてください。

こちらの見出しをご覧いただき、ネットショップ開業が失敗してしまう原因をしっかりとおさえておきましょう。

ネットショップは一人で運営できる?

ネットショップは一人でも運営可能です。

一人で運営することで人件費を削減でき、人材の管理やコミュニケーションのストレスがなくマイペースに運営できるといったメリットがあります。

デメリットとしては、一人ですべての業務をこなさなければならないので忙しく休みがとれないことや、売上を上げるための工夫やSNSの運用などが滞ってしまうといったことが考えられます。

開業して間もないうちは一人で運営し、売上が上がり業務内容が増えてきたらタイミングを見て人材を増やすことを検討しましょう

ネット通販開業でかかる資金の目安は?

ネットショップ開業に必要な資金は、ショップの規模や目的によって異なりますが、最低でも10万円~20万円くらいは必要です。

具体的には、パソコンやプリンター、カメラや撮影資材、梱包資などの備品の費用です。

すでに手元にあるものがあれば、活用していきましょう。

ただし、オフィスや倉庫を借りる場合や、サイト作りを外注する場合は、別途費用が発生します。

最近は、ネットショップが無料で開設できる、月額制サービスも登場しており、開業のハードルは低くなってきています。

それでも、商品を仕入れる費用や梱包費用など、ショップの運用資金は必要になるので、しっかりと準備しておきましょう。

まとめ

最後に、ネットショップ開業を成功させる方法をまとめます。

  • 薄利多売にならない商品やサービスを選ぶ
  • サイトの離脱を防ぐため相手目線でわかりやすいサイトを作る
  • ターゲットに合わせてSNSを使い分け、継続的な集客をする
  • 独自性のある強みでリピーターやファンを獲得する
  • ブランディングや魅力的なオファーで競合との差別化を図る

ほかにも、バックエンド商品とフロントエンド商品を用意して利益を確保することや、損失を防ぐためのカゴ落ち対策も大事です。

また、法律やサイトのセキュリティについてもきちんと学んでおきましょう。

ネットショップを開業する際は、成功するためのポイントをおさえて、しっかりと対策をしてから、開業準備を進めていってくださいね。

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