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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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人の心をつかむ!ネイルサロンのキャッチコピー例と作り方

  • ネイルサロンのキャッチコピーの作り方が知りたい!
  • 自分のネイルサロンに合ったキャッチコピーは?
  • ありきたりなキャッチコピーしか出てこない!

ネイルサロンやメニューのキャッチコピーをいざ作ろうとしても思い浮かばず、「〇〇コース〇〇円」とキャッチコピーがないままの方は多いのではないでしょうか。

キャッチコピーは集客に大切な要素のひとつです。

キャッチコピーがあればイメージを明確に伝えられるので、狙ったターゲットを集客できます。

この記事ではネイルサロンのキャッチコピー例をあげながら、キャッチコピーに必要な型を紹介します。

キャッチコピー作りの型を知って、集客力を上げる魅力的なキャッチコピーを作りましょう。

目次

人の心をつかむネイルサロンのキャッチコピー・キャッチフレーズ例を大公開

ネイルサロンのキャッチコピーやキャッチフレーズの実例を紹介します。

紹介する事例ではターゲット設定や、お店の強みをキャッチコピーでアピールしています。

キャッチコピーのターゲットや意図を集客成功事例から学びましょう

ネイルサロンに併設することの多いエステサロンのキャッチコピーの作り方については、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

実例①出来る事を明確に打ち出したキャッチコピー

あなた”だけ”の輝く爪へ、初心者も大歓迎!!

キャッチコピーのターゲットは?

20〜30代の初めてネイルをする女性

なぜキャッチコピーが必要だったのか?

初心者から常連を作れるようにしたかったからです。

加えて、ネイルサロンに来ることに対する特別感みたいなものがキャッチコピーにあると良いかなと思ったためです。

キャッチコピーの成果は?

狙い通りネイル初心者の方の来店が増えました。

「あなただけの」といった強調が刺さったのか、独自のネイルをしたいというお客さまの来店も増えました。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

実例②ネイル×カラーで独自性を出したキャッチコピー

カラーなりに魅せておきましょう。

キャッチコピーのターゲットは?

ネイルのカラーを重視する方(男女問わず) 

なぜキャッチコピーが必要だったのか?

お客さまだけのカラーで魅力を作るサポートがしたいと思ったから。

カラーセラピストの資格をキャッチコピーに入れようと考えたから。

キャッチコピーの成果は?

自分に似合うカラーでネイルを作って欲しいという女性客が増えました。

キャッチコピーに資格の裏付けをプラスして、他のサロンではできない細かな配慮ができることを伝えられてると思います。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

真似して作る!ネイルサロン・ネイリストのキャッチコピーの型を紹介

キャッチコピーを作ろうといくつも案を出しても、キャッチコピーの型を知らなければ作るのは難しいですよね。

まずはキャッチコピーを作るための5つの型を知り、キャッチコピーを真似して作ることから始めましょう。

実例にあったように、ネイルサロンのキャッチコピーを考える際はターゲットの明確化やサロンの強みや特徴からアイデアを出すことがポイントです。

ネイルサロンのキャッチコピーの作り方を詳しくみていきましょう。

キャッチコピーについては、こちらの記事でも詳しくお伝えしているのでぜひ参考にしてください。

型①ターゲット×サロンの強み

まず紹介するのは、ターゲットとサロンの強みを掛け合わせるやり方です。

お客さまの悩みをネイルサロンの強みで解決できるとキャッチコピーで伝えましょう。

そのためには、お客さまの悩みをキャッチコピーで言い当てる必要があります。

加えてキャッチコピーに対処法を書くと、「ネイルサロンで悩みが解決できるんだ!」と、サロンの存在に気づくきっかけになりますよ。

またターゲットを明確にすることで、誰の心にも響かないキャッチコピーになるリスクも防げますよ。

では「ターゲット×強み」から作られるキャッチコピーの例をみていきましょう。

例:プレ花嫁×ブライダルネイル専門

  • 会社でネイルNGでも大丈夫!ブライダルネイル経験スタッフがご相談にのります
  • 式までに自爪を伸ばしたいプレ花嫁さんへ 自爪育成を成功させた担当者があなたの特別な日をお手伝い!

ターゲットのニーズとサロンの強みが、ぴったり合うところでキャッチコピーを作りましょう。

「自分の悩みが解消できるかもしれない!」と認識され、他店より選ばれやすくなります。

たとえば「仕事先がネイルNGで事前にサロンで用意できないこと」がお客さまの悩みになっているケースでは、式直前に納得のいくネイルが仕上がるのかが不安点として考えられますね。

なので「式までの段取りを熟知しているブライダルネイル経験のあるスタッフがいる点」は、ネイルサロンがキャッチコピーでアピールすべき強みです。

その他にも、自爪でブライダルネイルをしたいお客さまのニーズがあるなら、自爪育成を成功させた担当者がいることは強みになります。

ネイルサロンのキャッチコピーを作る際は、お客さまの悩みや不安をリサーチして、サロンの強みが解決の手助けとなることを盛り込みましょう。

例:男性×メンズネイル専門

  • メンズネイル専門店。オフィスでも違和感のないマットなクリアネイルに
  • 営業の男性必見!男性も指先は意外と見られています
  • メンズ歓迎  気を遣うあなたの自爪ネイルサロン

ターゲットがメンズネイルに興味のある男性のケースでは、メンズ専門店であることを強みとしてターゲットの不安をキャッチコピーで取り除きましょう。

ターゲットの「身だしなみを整えたい」というニーズに応え、「入りにくい」という悩みを解消する文言でキャッチコピーを作るのがおすすめです。

さらに「オフィス」「営業」などのキーワードを盛り込むことで、会社員の男性向けのネイルサロンの存在に気づいてもらうことができ、ネイルサロンへの関心が高くなります。

型②コンセプト×サロンの特徴

次に紹介する型は、サロンのコンセプトと特徴を伝えたキャッチコピーです。

この型を使うと、他店との差別化が期待できます。

なぜならコンセプトを支える特徴があることで、付加価値がつくからです。

特徴を伝える際は、具体的に数字を入れることをおすすめします。

例えば「リラクゼーションネイル通常1時間半→60分で」と表記されると、60分ほどなら会社帰りに行こうと予定が組みやすく、検討してもらいやすくなるからです。

他にもコンセプトとサロンの特徴を組み合わせたキャッチコピーをみていきましょう。

例:オリジナリティで勝負する×パーソナルカラー診断

  • あなたの本当に似合うカラーは?パーソナルカラー診断付ネイルの新提案

コンセプトと特徴を掛け合わせる際は、コンセプトと特徴が近いものを選びましょう。

極端な例ですが、「ネイルカラー」をキャッチコピーに使っているのに「アロマセラピストの資格あり」とするとちぐはぐな印象を受けますよね。

たとえば「オリジナリティで勝負するネイルサロン」がコンセプトの例では、特徴として「パーソナルカラー診断ができること」が考えられます。

キャッチコピーを作る際は、この「コンセプト」と「サロンの特徴」がマッチしているとよりお客さまに刺さりやすいキャッチコピーができます。

例:年代を問わず来店可能×親しみやすさがある

  • あそんでネイル おそろいネイル 家族の特別な日に ファミリーネイルサロン

キャッチコピーになるコンセプトと特徴に一貫性があることも大切です。

たとえば「親しみやすい」という特徴があるネイルサロンなら、「年代を問わないで来られるネイルサロン」をコンセプトに挙げてキャッチコピーを作りましょう。

どのような想いで、どのようなネイルサロンを展開しているのかを表現すると見た人にとって印象が定まりやすく、伝わるキャッチコピーになります。

お客さまにとってサロンの印象がとらえやすいことを意識してキャッチコピーを作りましょう。

例:わがままが叶う場所×持ち込みデザインOK

  • 持ち込みOKで望みがかなう プリンセスネイル
  • 憧れ」が「あなた」になる お写真からのデザインも可能

インスタなどで「このネイルにしてほしい」と思っても、他店のネイルサロンのデザインを持っていってよいか不安になるものです。

そのため、自分の希望を聞いてくれたり自分の理想のデザインで施術してくれることがキャッチコピーでわかっていると、不安がなくなりサロンに相談しやすくなります。

「会社でもプライベートでもつけられるネイルがいい」「爪が伸びてきたときに違和感がないネイルがいい」などターゲットのニーズはさまざまです。

ニーズをキャッチコピーに活かすと「この店だったら自分の思っていたネイルができるかも!」と行動を促すキャッチコピーになりますよ。

型③オファー×サロンに通うシーン

次に紹介するのはサロンの提供するオファーと、サロンに通うシーンをキャッチコピーにする型です。

ネイルサロン側が提供する季節ものや期間限定もののデザイン、当日空いている時間に来店してほしいなどの際にも使える便利な型ですよ。

キャッチコピーでサロンに通うシーンを伝えると、自分事としてイメージしやすくなります。

サロンが提供できるオファーとシーンを組み合わせてキャッチコピーを作ってみましょう。

例:当日予約OK×会社帰りに寄れる

  • 仕事ができる彼女が次の日もキレイなヒミツ 思いたったらすぐ予約OK
  • 帰り道はキレイの早道 当日予約OK!

サロン側の「当日でも予約を受け付けられる」オファーが、ターゲットの「会社帰りに寄りたい」ニーズに応えているので、より集客に効果的なキャッチコピーになりました。

さらにキャッチコピーでシーンを印象付けることで「会社の仕事が早めに終わったら、ネイルサロンに寄ろう」と自分事として捉えてもらいやすくなっています。

ターゲットのニーズを探っていくと、多くの共感しやすいキャッチコピーが作れますよ。

例:ネイルオフ無料×サロンの乗り換え

  • かわってお得 かわって納得 他店からの乗り換えのお客さま限定  ネイルオフ代無料
  • 6月限定ネイルオフ無料 かわると変わる 今よりいい自分

今通っているサロンに満足していないお客さまをターゲットに、自分のネイルサロンへの乗り換えを後押しするオファーを考えましょう。

その際はサロンを乗り換えることで得られるメリットをキャッチコピーで表現します。

上記のキャッチコピーでは、乗り換え後押しのオファーを「ネイルオフ代無料」、メリットを「かわって納得」「かわると変わる 今よりいい自分」と表現しました。

さらに、他店からの乗り換えで得られるオファーでは限定性や希少性を出すことがおすすめです。

適度な煽りがキャッチコピーにあると「今乗り換えてメリットを得たい」という気持ちになり、より効果的なキャッチコピーにできます。

希少性や限定性の心理学的な意味について、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

型④施術メニュー×専門性

型の4つ目は、施術メニューと専門性を掛け合わせてキャッチコピーに組み込むことです。

たとえば下記のような2店が並んでいた場合、「認定」という言葉がある方が安心ですよね。

  • オリジナルネイル60分コース
  • JNA認定ネイリスト オリジナルネイル60分コース

資格をキャッチコピーに入れることで、権威性の高いキャッチコピーになり他店と差別化しやすくなります。

それではどういった資格が組み合わせられるか、例をみていきましょう。

例:ネイルアート×カラーコーディネーター

  • もっと「あなた」になるデザインに 400種以上のカラーから見つけるあなただけのコーディネート
  • 指先はわたしよりもおしゃべりだから パーソナルカラー診断付き ネイルdeコーディネート

ネイリストの持っている資格と施術メニューをかけ合わせることで、より他店とは違った特徴が目に入り、お客さまに選ばれやすいネイルサロンになります。

上記のキャッチコピーでは、ネイルにラメや絵を施すネイルアートと、カラーコーディネーターの資格を掛け合わせました。

お客様の似合うカラーを診断したり、お客様のお洋服の柄や雰囲気にマッチするネイルを施術できると伝え他サロンとの差別化を図っています。

施術メニューと専門性を掛け合わせることで、「お客様に合わせた幅広いネイルのご提案ができる」といった独自の持ち味が伝わるキャッチコピーができました。

例:自爪ケア×ハンドケアセラピスト

  • 最近爪の色が悪い? 健康は爪から ハンドケアセラピストのカウンセリング付プラン
  • これまで爪に自信がなかった方も ハンドケアセラピストの 自爪ケア育成コース

セラピストなど専門家に頼みたい、というお客さまは爪になんらかのトラブルが生じているお客さまが考えられます。

お客さまの爪の悩みをキャッチコピーに使うケースでは、専門性の高いスタッフや有資格者であることを明記して、信頼性の高いキャッチコピーにしましょう。

加えて「カウンセリング時間を設けている」とキャッチコピーに盛り込むと、悩みのあるお客さまは「話を聞いてもらって施術をすることで、悩みが解消できるかもしれない」と期待しますよね。

キャッチコピーで嘘はNGです。

しっかりとお客さまの悩みや不安をカウンセリングで解決して、信頼度を高めてください。

ネイルサロンの施術コースと資格に一貫性を持たせ、お客さまが安心するキャッチコピーを作りましょう。

型⑤価格✕時間

最後に、価格と時間を組み合わせる方法を紹介します。

価格やネイルにかかる時間をキャッチコピーにすることで、これまで興味がなかったお客さまも「その価格でその時間だったら自分もやってもらえる」「高いけれど、特別な時に施術をお願いしたい」と検討してもらいやすくなります。

では、例をみてみましょう。

例:低価格×時短ネイル

  • プチプラだからこそトレンドを意識した指先に クイック40分ネイル
  • 忙しいからもっとキレイに近づける 2,000円~ショートコースをご用意

上記のキャッチコピーでは、お金や時間がないお客さまでもネイルが楽しめることをキャッチコピーで伝えました。

低価格と時短をキャッチコピーにする際は、気軽に試してもらえるよう、わかりやすい料金の提示と短い時間でもネイルができる点を具体的に書くのがおすすめです。

「トレンドを意識した」「キレイに近づける」など、安い以外にお客さまにとってメリットを感じられるようなキーワードを付けると説得力が増しますよ。

例:高価格×高級ネイル

  • 他とは違うあなたを見つけに 高技術で納得のネイル価格
  • あなたをワンランクアップさせる ラグジュアリーなネイルサロン

高い価格であっても高級感を感じながらゆっくりとくつろいでネイルしてもらいたい、というお客さま向けに上記のキャッチコピーを作りました。

高級志向のお客さまへは「これまでに味わったことのないサービスやきめ細やかなネイルができる」とキャッチコピーで伝えると効果的です。

「おもてなしの空間」「ネイルの技術力の高さ」「デザイン性の高さ」などもウリにできますね。

高単価である=価値が高いと判断するお客さまもいます。

ネイルサロンのターゲットの志向にあわせてキャッチコピー作りをしましょう。

プライベートネイルサロンが注意するべきキャッチコピーとは?

自宅の一部をプライベートネイルサロンとして始める場合、お客さまにとっては来店のハードルが高くなってしまいがちです。

というのも、どんな空間なのかわからないと人は恐怖を感じるからです。

そのため、「子ども連れOKのキッズスペース完備」「長持ちさせる高技術の〇〇を使用したプライベート空間」などキャッチコピーでサロンの雰囲気を伝える工夫が必要です。

また当然のように思われるかもしれませんが、ネイルサロンであることも書いておきましょう。

魅力的だと思っても、何に使う商品かわからなかったり、価格がその場でわからないために購入しなかった、ということは誰しもありますよね。

基本情報ネイルサロンの雰囲気を伝え、わかりやすく入りやすいキャッチコピーにしましょう。

ネイルサロンのSNSやWEBサイトを使った集客についてはこちらの記事に載せています。

ぜひ参考にしてくださいね。

まとめ

ネイルサロンのキャッチコピーを考える上で事例や型の組み合わせ方を見てきました。

この記事で紹介してきたことを簡単にまとめます。

  • ネイルサロンのキャッチコピーの型のおすすめは「ターゲット×サロンの強み」
  • ターゲットのニーズとサロンの強みとが合致するところでキャッチコピーを作るのがポイント
  • キャッチコピーを作る要素には一貫性をもたせる
  • プライベートサロンはサロン内の雰囲気や基本情報が伝わるように注意する

サロン側が提供できるサービスとお客さまの目指す姿が一致するところに集客があります。

自店のネイルサロンの強みやターゲットのニーズを探ることで、集客につながるキャッチコピーを作っていってくださいね。

キャッチコピー作りについて、こちらの記事もぜひチャックしてください。

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