個人がインスタでブランディングをする時のコツとは?成功事例はコレ!
- インスタでどうやってブランディングするの?
- 自分の世界観をみんなに伝えるにはどうすればいいの?
- フォロワーが集まる投稿のやり方は?
インスタグラム(以下「インスタ」)は写真や動画の投稿に特化しているビジュアル重視のSNSです。
写真や動画を通してイメージや世界観を視覚的に発信できるので、ブランディングには大変向いています。
ブランド価値を高めたい企業はもちろんですが、個人にとっても非常に効果があるので近年ブランディングのツールとしてインスタを活用するケースが増えてきました。
しかし、実際にインスタをどのようにブランディングに活用したらいいのかと疑問に思う方も多いですよね。
この記事ではインスタブランディングのメリットや成功のためのポイント、成功事例についてまとめています。
この記事を読めばインスタを活用した効果的なブランディングを行うことができますよ。
インスタブランディングとは?
インスタで写真や動画を投稿することによってブランディングを行うことをインスタブランディングと言います。
インスタブランディングは効果的とよく耳にしますが、そもそもインスタブランディングとは何なのかいまいち分からない方も多いと思います。
そこでまず始めにブランディングの基本とインスタの特徴について解説していきます。
ブランディングとは
ブランディングとは、自分が提供するモノやサービスを競合から差別化し、ユーザーから信頼や共感を得ることによってその価値を高めていく取り組みのことを言います。
これだけですとピンと来ない方もいるかと思いますので、例をあげて説明しますね。
たとえば、自分の得意分野である低糖質の料理に特化したインスタを始め、低糖質だけど美味しい料理や簡単で分かりやすいレシピなどを定期的にアップしていきます。
するとダイエットをしていて糖質の低い料理に興味があるユーザーや低糖質の食事で健康になりたいと考えているユーザーからフォローやコメントがつき始めます。その結果、ユーザーから「低糖質の料理といえば〇〇(投稿者の名前)」と認識されるまでに至った。
このようにユーザーに持ってほしいイメージと実際にユーザーの持つイメージが共通の認識となり価値が高まっていくという、そこに至るまでの取り組みが「ブランディング」なのです。
インスタはブランディングと相性のよいSNS
SNSはコストを抑えてユーザーに情報を届けたり、直接ユーザーとコミュニケーションを取ることができます。そのためSNSはブランディングにとても効果的なツールです。
SNSにはFacebook(フェイスブック)やLINE(ライン)、Twitter(ツイッター)などさまざまな種類がありますが、SNSの中でもブランディングとの相性がいいのがインスタです。
と言うのも、Facebook(フェイスブック)やLINE(ライン)、Twitter(ツイッター)は基本的に文章がメインですよね。写真や動画は文章に添付される形で限られたスペースの中でしか表示されません。
しかし、インスタの場合は写真や動画のスペースが大きく取られておりイメージを伝えやすくなっています。
人間は、視覚/聴覚/触覚/嗅覚/味覚の五感を通して情報を得ていますが、その中でも視覚から得られる情報は実に8割から9割に上ります。
インスタは人の視覚に効果的に訴えかけることで、より多くの情報をユーザーへ届けることができるのです。
ビジュアル重視のSNSだからこそブランディングに向いているというわけですね。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
インスタでブランディングを行う3つのメリット
効果的かつ視覚的に訴えかけることができるインスタは、ブランディングに取り組みたい人にとって次のようなメリットがあります。
ここではインスタでブランディングを行う3つのメリットについて解説していきます。
メリット①競合との差別化ができる
インスタでブランディングを行うことによって、競合アカウントからの差別化を図ることができます。
なぜなら、インスタで投稿した写真や画像が統一したイメージを形づくり、ユーザーの印象に強く残るからです。
再びお料理を例に挙げて説明しましょう。
低カロリーや低糖質のレシピといったユーザーの悩みに刺さる投稿をしたり、料理写真を統一された色合いで加工したりといったことが、ブランディングを意識した投稿の実例です。
世界観やイメージを統一して投稿するとユーザーはその投稿者に対してイメージを抱きやすくなります。
ターゲットとしているユーザー層へ、自分のイメージや世界観を視覚的に訴えかけることで競合との差別化ができるのですね。
メリット②コストがかからない
企業であっても個人であっても世間に広く知ってもらうためには、何かしらのメディア媒体を使って宣伝を行う必要があります。
宣伝を行わなければ、たとえどんなに優れたモノや情報だとしてもなかなか世間には認知されません。
しかし、ホームページを作成したりCMや雑誌での広告宣伝などはコストや手間がかかりますよね。
その点インスタなら誰でも無料で利用できるのでコストがかかりません。
ブランディングの効果もありますので、しっかりと活用することができれば自分自身の伝えたいものを広く世間に伝えることができるようになりますよ。
メリット③コミュニケーションが取りやすい
インスタブランディングの3つ目のメリットは、ユーザーとコミュニケーションが取りやすい点です。
と言うのも、インスタにはコメント欄があるので気軽にユーザーとコミュニケーションを取ることができます。
ユーザーと近い距離でコミュニケーションが取れることから、ユーザー目線でのブランディングを進めることができるのですね。
では、ユーザーとのコミュニケーションが取りやすいことでどのようなメリットがあるのかを具体的に見ていきましょう。
インスタ×コミュニケーションの特徴:ユーザーの声が届きやすい
インスタは、投稿した内容に対してユーザーから感想や意見が直接コメント欄に書き込まれます。そのためユーザーの声が届きやすいのが特徴です。
ユーザーのリアルな声が届くことでユーザーのニーズを掴むことができるのですね。
また、ユーザーの声の中には手厳しい意見なども含まれるかもしれません。しかし、改善点などの課題がダイレクトに届くことはインスタブランディングにとって有利に働きます。
なぜなら、ユーザーからの意見がダイレクトかつタイムリーに届くことによってスピーディーな改善ができるからです。
スピーディーな改善を通して、アカウントとユーザーとの間に信頼関係がいっそう生まれやすくなるといったメリットもありますよ。
ユーザーから共感を得られるブランディングをスピーディーに進められるのは、インスタならではと言えますね。
インスタ×コミュニケーションの特徴:直接やり取りできるのでブランディングしやすい
インスタはコメント欄を始め「いいね!」ボタンやフォロー機能があるので、ユーザーと直接コミュニケーションが取れるSNSです。
ユーザーと直接やり取りができることで、アカウントのイメージをダイレクトにユーザーに植え付けることができます。
つまり、自分がこう思ってもらいたいというイメージを認識してもらうのに絶好の機会になるというわけですね。
ユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることでブランディングがしやすくなりますので、しっかりと成果につなげていきましょう。
個人でもインスタブランディングを成功させる3つのポイント
インスタでのブランディングを成功に導くためにはアカウント作りが重要になります。
ビジュアル重視のインスタだからこそ、パッと見たときの印象や世界観が好みでなければユーザーに見てもらえません。
アカウントそのものをブランディングし、プロフィールを充実させて世界観を作り上げることがとても大切になってくるのです。
次はアカウントの観点からインスタブランディングを成功させるためのポイントを3つ紹介します。
これからアカウントを作る方やインスタブランディングが上手くいっていないという方はぜひ参考にしてくださいね。
ポイント①アカウントをブランディング
アカウントを設定したら、まずは設定したアカウントをブランディングしましょう。
アカウント自体のブランディングができなければ、いくら内容のいい投稿を行ってもファンになって広く認知されるに至りません。
アカウントのブランディングにおいて大切なのが「誰に何を伝えたいのか」とユーザーから「どんなイメージを持ってもらいたいのか」の2つを明確にすることです。
次にそれらについて、具体的に見ていきます。
アカウント設計:誰に何を伝えたいのか
インスタブランディングを成功させるには、誰に何を伝えたいのかを明確にする必要があります。
なぜなら、ターゲットと目的をはっきりとさせないままだとインスタに投稿してもユーザーの印象に残らないからです。ターゲットと目的を決めることで自分の伝えたい相手により強い印象を残すことができるのですね。
ターゲットを明確にするためには「ペルソナ」を設定するのが効果的です。
「ペルソナ」とはターゲットとなる架空の人物像を指します。
「このような人に伝えたい」と思う人物像について、年齢や性別だけでなく、家族構成や職業、趣味、そして嗜好などのプロフィールをリアルに設定してみてください。
ペルソナの例をあげるとこんな感じです。
「新卒2年目のOL。地方の高校を卒業後、都内の大学に入学して以来、ずっと都内で1人暮らしを続けている。趣味は料理、特に卵を使った料理が好き。1人暮らしで何かと出費がかさむので、お金をかけずにおいしい料理を作りたいと思っている」
このように伝えたいと考えるペルソナについて、具体的に人物像を作りこんでみてください。
ペルソナを設定することでターゲットに伝えたい情報が決めやすくなり、ターゲットの心に刺さる投稿をすることができますよ。
アカウント設計:どんなイメージを持ってもらいたいのか
ブランディングの目的の1つとして「自分自身の理想のイメージをユーザーに抱いてもらう」ことがあげられます。
しかし、投稿内容がブレてしまうとユーザーは理想とするイメージを捉えづらくなってしまいます。
そのためにもどんなイメージをユーザーに抱いてもらいたいのか明確にしましょう。
ユーザーに抱いてもらいたいイメージを明確にすることで投稿する画像や文章にも一貫性が出てくるのでブレない投稿ができるようになります。
理想とするイメージをユーザーにスムーズに届けることがインスタブランディングのコツですよ。
ポイント②アカウントを作りこんで発信
アカウントを作りこんで情報を発信すると他のアカウントとの差別化を図ることができるのでブランディングには効果的です。
成功するアカウントになるためには、分かりやすいプロフィールと統一された世界観、投稿のタイミング、そして効果的なハッシュタグがカギを握ります。
ただアカウントを設定して思いつくままに投稿しても、数多くいる競合の中に埋もれてしまうだけです。
効果的なブランディングをおこなうためにアカウントはしっかりと作りこんでいきましょう。
コンテンツ設計:ユーザーの問題解決になるようなプロフィールにする
たとえば、プロフィールが「20代主婦、趣味は料理」だけだと、多くの人の目を惹くことなく終わってしまいますよね。
逆にプロフィールを見ただけでどんな人が具体的にどんなことをやっているのかが分かるとユーザーの目を惹きます。
特に、ユーザーの悩みを解決できるようなプロフィールにすると効果的です。
たとえば「余り物の有効活用」とか「減塩しながら素材のうまみを引き出すのが得意」など、具体性を持たせるとよいでしょう。
自分の得意とするものでユーザーの問題解決につながることをアピールできれば、まさに「オンリーワン」の存在となります。
まずは、プロフィールからユーザーへメッセージを届けられるように編集しましょう。
コンテンツ設計:投稿する写真やテキストの世界観を統一する
統一感のないホームページはユーザーが違和感を感じやすく、伝えたい世界観を感じてもらうことができません。
企業のホームページを見ると、フォントや色使い、デザインが統一されていてどのページを見ても世界観や雰囲気が合っていますよね。
このようにデザイン上のルールを決めて、イメージを統一することを「トンマナ」と言います。
トンマナとは「トーン&マナー」の略で、色使いやスタイル・文体・様式などに定められた一定のルールのことです。
インスタでは、写真の色味や投稿内容、後述するハッシュタグといったものがトンマナにあたります。
このトンマナを定めて統一された世界観で投稿するように心がけましょう。
そうすれば投稿を見たユーザーへしっかりと印象付けることができますよ。
コンテンツ設計:ターゲットの生活に合わせて発信する
情報を発信する際に、ターゲットの生活に合わせて発信することもインスタブランディングのコツです。
なぜなら、ターゲットとする人がビジネスパーソンなのか主婦なのか、1人暮らしの方なのかでそれぞれ生活のスタイルが異なるからです。
ビジネスマンなら通勤時間や夜のフリータイム、主婦の方なら平日のランチタイムや14~15時頃など、ターゲット層によって投稿を見るタイミングはさまざまです。
せっかく情報を発信してもターゲット層に見てもらえなければ意味がありませんよね。
ターゲット層の生活スタイルを把握して、ここぞというタイミングで情報を発信していきましょう。
コンテンツ設計:適切なハッシュタグを選定する
ハッシュタグとは、簡単に言えば「#」で始まるキーワードのことを指します。
インスタをはじめ、Facebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのSNSで用いられるものです。
ハッシュタグがあることでキーワードに合った投稿をすぐに見つけることができるのですね。近年特に若い人の間では検索エンジンを使って情報を探すよりもハッシュタグ検索で情報を探すことが多くなっています。
つまり、適切なハッシュタグを選定することでより多くの人に見てもらえるのですね。世界観に沿ったものでしたら、オリジナルのハッシュタグも有効ですよ。
ただ、ハッシュタグを選ぶ際には注意が必要です。と言うのも、何も考えずにハッシュタグを選んだだけではせっかく作りこんだアカウントの世界観を壊しかねません。
たとえば、ふだんの投稿内容やキャプションの文体から逸脱した突拍子もないキーワードを選んでしまうと世界観を壊してしまう恐れがあります。
場違いなハッシュタグはもちろん、関連しそうなハッシュタグでも世界観を壊しかねないので注意してくださいね。
適切なハッシュタグを積極的に活用してアカウントのブランディングをおこなっていきましょう。
ポイント③アカウントを分析する
インスタブランディングを成功させるために忘れてはならないのがアカウントを分析することです。
せっかくアカウントを作って投稿しても、思いついたままに投稿したり、どんな人がフォローしているのかなどを把握しないままだと効果的な投稿はできません。
さらに、インスタの機能や特性を理解することも大切です。
思い通りのブランディングを進めるためには以下の3つのポイントを押さえて、アカウントを分析することが必要です。
- ターゲットとなる人からフォローされているか
- ハッシュタグ検索で情報収集しているか
- インスタのアルゴリズムを理解しているか
これら3つのポイントについて詳しく解説していきましょう。
アカウント分析:ターゲットとなる人にフォローされているか確認
投稿を重ねるにつれてフォロワーが増えてくるととても嬉しいものですよね。
しかし、フォロワーがご自身で設定したペルソナと重ならない人物像ならブランディングとしてはうまくいっていません。
まずはユーザー1人ひとりの人物像が設定したペルソナと重なっているかどうかチェックしましょう。
もしもターゲットとなる人にフォローされていない場合は、投稿やプロフィール、ハッシュタグがターゲットの求めるものとはずれている可能性があります。
ターゲットに刺さるアカウントであり続けるためにも、こまめにフォロワーの人物像をチェックしましょう。
アカウント分析:ハッシュタグ検索で情報収集
ユーザーはハッシュタグを使ってインスタの情報を検索します。なので、ハッシュタグ検索を使って自分の世界観に合った情報を収集し自身のインスタに役立てましょう。
たとえば「余り物でおいしくできる料理」の投稿を考えているならば、それに関連した競合アカウントのハッシュタグを調べてみてください。
「#余り物レシピ」はもちろんのこと「#あまりものごはん」「#頂き物に感謝」といったハッシュタグが出てきます。気になるハッシュタグがあればさらに検索してみて、他にどんな投稿があるのか調べてみましょう。
自分の求める世界観と一致したハッシュタグがあるならば、そのハッシュタグを自分自身の投稿と関連付けるのがポイントです。
自分が投稿したものと同じジャンルでどんなハッシュタグが使われているかを研究することでよりユーザーに情報を届けやすくなりますよ。
アカウント分析:インスタのアルゴリズムを理解しよう
アカウントの分析にはインスタのアルゴリズムを理解することが大切です。
アルゴリズムとは、簡単に言うと「ユーザーの興味や関心の高い投稿をおすすめ表示させるための計算式」です。
ユーザーが過去に見た投稿をもとにユーザーの関心のありそうな投稿を表示させたり、アカウントとユーザーの親密度が高いものを優先的に表示させるといったことですね。
アルゴリズムを理解して投稿をすると、ユーザーから見てもらえる確率が格段に上がります。
インスタのアルゴリズムを理解するのはとても時間がかかりますが、今すぐできることはユーザーとの距離の近さを縮めることです。
そのためにはユーザーから「いいね!」やコメントといった反応を得る投稿をすることが必要になります。
ユーザーに寄り添った投稿を積み重ねて、より多くの人に見てもらえる投稿を目指しましょう。
インスタブランディングをうまくやるコツ
インスタブランディングのコツは、いかにうまく情報を発信するかです。
ユーザーに適切に情報が伝わらなければ、認知してもらうこともできませんし、共通のイメージを持つことも難しいですよね。
次は実際にどのような方法で情報を発信するとインスタブランディングがうまくいくのか、4つのコツについて詳しく解説していきます。
コツ①情報は的を絞って発信する
情報を発信するときは、しっかりと的を絞って発信しましょう。
全ての人に情報を伝えようとすると、かえって方向性がブレた投稿になってしまいます。
先にも述べたように「誰に何を伝えたいのか」を明確にして、設定したペルソナに対して情報を発信することで、ターゲットに伝わる投稿となりますよ。
投稿を重ねていくにつれて欲が出ると、あれこれと情報を発信したくなってしまうかもしれません。
しかし、1つのアカウントでさまざまなジャンルの情報を投稿すると統一感がなく、世界観もちぐはぐになってしまいます。
もしも伝えたいことが多くなったなら、アカウントは分けるようにしましょう。その際もアカウントごとにターゲットを絞って発信するよう心がけてくださいね。
コツ②一方的な発信はしない
インスタで投稿をする際は、ユーザーの気持ちを無視した一方的な発信にならないように気をつけましょう。
自分の記録用や日記としてインスタを利用している場合には問題ないですが、インスタでブランディングを行う場合にはユーザーに届く情報発信でなければいけません。
たとえば押し付け感が強い投稿は、ユーザーの気持ちが置いてかれているようでかえって引いてしまいますよね。
一方的な投稿はユーザーとの距離を遠くしてしまい、信頼関係を築くことができなくなるというデメリットがあります。
インスタで情報を発信する際は、ユーザーに寄り添ってユーザーのメリットを意識した投稿を心がけてくださいね。
そうすればユーザーからの信頼を獲得できるようになりますよ。
コツ③ストーリーズやインスタライブなどのツールを活用
インスタに標準で装備されているストーリーズやインスタライブなどのツールをうまく活用することもインスタブランディングにおいて効果的です。
ストーリーズは、インスタの通常投稿であるフィードと違い24時間限定で投稿が流れるツールです。写真や15秒程度の動画がフルスクリーンで流れ、写真のコラージュやエフェクトが利用できるのが特徴ですね。
フィードの一番上に必ず表示されるのでより多くの人に見てもらえることに加え、アンケート機能でユーザーとコミュニケーションを取ることもできます。
そして、インスタライブとはライブ配信ができるツールです。
視聴者からコメントを送る機能もついているため、視聴者との間でコミュニケーションを取りながらライブ配信をすることができます。
どちらのツールもユーザーとの距離が近くなり、ユーザーが投稿者を身近に感じることに役立ちます。
より多くのフォロワーを獲得するためにもストーリーズやインスタライブなどのツールを大いに活用しましょう。
コツ④投稿と分析は継続しておこなう
効果的なインスタブランディングを行うためには、投稿と分析を継続しておこなうことが非常に大切です。
プロセスを改善するための問題解決手法として「PDCAサイクル」というものがあります。
「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)」のサイクルを絶えずぐるぐる回して、継続的な改善を進める手法です。
この手法をインスタブランディングにも応用しましょう。
たとえばこんな感じです。
Plan(計画) | フォロワーをどれだけ増やすか設定する |
Do(実行) | 投稿する |
Check(評価) | フォロワーがどれだけ増えたか、そしてフォロワーがペルソナに合致している人物像であるかを確認する |
Act(改善) | 反省点や改善点を模索する |
このサイクルを継続して行うことで分析・改善ができ、インスタブランディングがより良く成長していきますよ。
【成功事例】参考にしたいインスタグラマー5選
ここまでインスタを活用してブランディングをおこなうメリットやコツについて解説してきました。
次は実際にインスタブランディングに成功したインスタグラマーを紹介します。
インスタの投稿を通して個性あふれる世界観を創り上げていますので、どの投稿も見てもワクワクするものばかりですよ。
ぜひご自身のインスタブランディングの参考にしてくださいね。
- 参考事例①個性的なファッションで世界観を統一「渡辺直美さん」
- 参考事例②コンセプトは旅とファンタジー「Halno Kujiraokaさん」
- 参考事例③人気の料理研究家「リュウジさん」
- 参考事例④魔法のイガリメイク「イガリシノブさん」
- 参考事例⑤フォロワー数6万人超えの美容師「間嶋 崇裕さん」
参考事例①個性的なファッションで世界観を統一「渡辺直美さん」
まずご紹介するのは、名実ともに「インスタの女王」の名をほしいままにしている渡辺直美さん(@watanabenaomi703)です。
2022年5月現在、フォロワー数は977万人を超え、日本一のフォロワー数を誇っています。
どの投稿も色使いが鮮やかでとても明るく楽しそうに写っているものばかりで、見ているこちらがウキウキしてしまうほどですね。
彼女の注目すべきところは他にはない個性的なファッションで圧倒的な世界観を創り上げている点です。
また、ポジティブな投稿を心がけている点も見逃せません。
ポジティブでおしゃれな投稿が、多くのフォロワーを惹きつけているのですね。
参考事例②コンセプトは旅とファンタジー「Halno Kujiraokaさん」
次にご紹介するのは、旅先で見つけた幻想的な光景を中心に投稿をされているHalno Kujiraokaさん(@halno)です。
彼の投稿のほとんどを占めているのが「ほうきにまたがった浮遊写真」です。
ときには「どうやって撮ったの!?」というような写真もあり、幻想的な中にもユーモアや驚きを織り混ぜたものとなっています。
「ほうきおじさん」と呼ばれるほどユーザーに印象付けられていることが、彼のインスタブランディングがうまくいっている証ですね。
参考事例③人気の料理研究家「リュウジさん」
続いてご紹介するのは「バズレシピ」でおなじみの料理研究家のリュウジさん(@ryuji_foodlabo)です。
簡単かつ斬新で、しかもおいしくいただけるレシピを紹介しているのが特徴です。
動画もたくさんアップされており、短めの動画なので気軽に参考にできるのがユーザーにとって嬉しいポイントです。
誰でも簡単においしく作れるレシピを「バズレシピ」の名で数多く投稿してきたことが、インスタブランディングを成功に導いた秘訣でしょう。
オリジナルのハッシュタグがあることで他のレシピ投稿と差別化でき、うまくブランディングができた例と言えます。
参考事例④魔法のイガリメイク「イガリシノブさん」
メイクを通して豊かな表情やファッション、人生を表現するなど女性に絶大な支持を得ているヘア&メイクアップアーティストがイガリシノブさん(@igari_shinobu)です。
コスメブランドの「WHOMEE」や「BABYMEE」のクリエイティブディレクターも務めています。
彼女は、たとえばニキビ痕や面長といったコンプレックスになりがちな部分を活かしたメイク術を得意としています。
彼女の投稿で一貫しているのは、「おフェロメイク」や「イガリ顔」といった独自のメイク術と彼女の魅力が伝わる投稿、ユーザーとのコミュニケーションです。
フォロワーの心をつかむ投稿でインスタブランディングを成功に導いているのですね。
参考事例⑤フォロワー数6万人超えの美容師「間嶋 崇裕さん」
最後にご紹介するのは、カリスマ美容師の間嶋崇裕(@takahiro_0217)さんです。
「巻き髪の神様」「最小顔のたかひろ」の異名を持ち、2022年5月末時点のフォロワー数は、実に10.4万人を誇ります。
投稿されたサムネイル写真のほとんどが「巻き髪」という徹底ぶりです。
巻き髪という自身の得意分野でブランディングに成功した良い実例ですね。
「巻き髪といえば間嶋さん」というイメージを多くのユーザーに植えつけることによって確固たる地位を確立したというわけです。
インスタでブランディングするならおすすめの本
- インスタブランディングがなかなかうまくいかない
- フォロワーが全然集まらない
インスタブランディングでこんな悩みをお持ちの方におすすめの本があります。
ドナルド・ミラー著「ストーリーブランド戦略」です。(※1)
大ヒット映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を例にあげて、商品が売れるパターンについて解説した1冊です。
物語のパターンを利用することで情報を的確に伝えたり、消費者へのメッセージを浸透させることにも役立つのでブランディングにも応用できます。
また、お客さんの方からアクションを起こしてくれるための実例や理論も豊富に取り上げられています。
この本で書かれている内容はフォロワー獲得にも活用できるので、インスタブランディングの参考になりますよ。
手に取ってお読みになれば、目からウロコなのは間違いなしです。
興味のある方はぜひご覧になってくださいね。
(※1)ストーリーブランド戦略|小川忠洋
まとめ
インスタはコストをかけずにユーザーに認知してもらったり価値を感じてもらうことができるのでブランディングを行うためのツールとしては最適なことが分かりました。
最後にインスタブランディングを成功させるポイントとうまくやるコツについてまとめます。
- 誰に何を伝え、どんなイメージを持ってもらうかを明確にする
- 写真や文章など世界観を統一し、アカウントを作りこむ
- ターゲットやハッシュタグなどアカウントを分析することが大切
- 伝えたい内容がバラバラにならないよう的を絞って発信する
- ユーザーに寄り添って一方的な発信はしない
- ストーリーズやインスタライブなどのツールを活用しユーザーとの距離を縮める
- 投稿と分析は継続する
「継続は力なり」とよく言われますが、インスタブランディングも例外ではありません。
投稿だけに限らず、アカウントの分析も欠かさず行うことでインスタブランディングを成功に導きます。
これら7つのポイントを押さえて、ぜひインスタブランディングに役立ててくださいね。