【初心者におすすめ】オンライン講座の作り方!構築や始め方まとめ
- オンライン講座を行いたいけれど、何から始めたらよいかわからない
- オンライン講座は初心者でも本当に上手くいくのだろうか?
- 成功するオンライン講座の作り方のコツを知りたい!
オンライン講座を受ける側ではなく、講師して主催する側になりたいと思う方が増えるに伴い、このような悩みを抱えている方が多くなっていますよね。
しかし優秀な講師であっても、受講者にとって魅力的な講座でなければなかなか人は集まりません。受講者が「受けてみたい」と思うようなオンライン講座はどのように作るとよいのでしょうか。
この記事では、オンライン講座開設にあたって知っておくべきポイントをご紹介しています。基本をしっかりと抑えつつ、あなたらしさのあるオンライン講座を開設しましょう。
オンライン講座とは?
オンライン講座とはインターネット上で開催される講座です。スマホやパソコンなどのデバイスがあり、光回線などを通じてインターネット通信ができる環境であればどこでも講座を開くことができます。
オンライン講座であれば、教室(場所)を借りて講座を開いていたときには難しかった、遠方のお客さんの参加も見込めますよね。
最初に「オンライン講座とはインターネット上で開催される講座」とお伝えしましたが、オンライン講座にも種類があります。もう少し詳しくオンライン講座の種類とメリットやデメリットについてみていきましょう。
オンライン講座の種類
オンライン講座と言うと、パソコンやスマホの画面を通じて講師と受講者がリアルタイムに繋がってやり取りができるイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
オンライン講座には「同期型」と「オンデマンド型」の2つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。オンライン講座の種類を詳しく見てみましょう。
講座タイプ①同期型
まずひとつめは同期型、もしくは同時双方向型と言われる種類です。「〇日▲時に講座を行います」という案内に沿って、講師と受講者の両方がデバイスを通じてインターネット通信を行う講座の方法になります。
リアルタイムに繋がるので、音声やチャットを利用して通常の講座と同様にわからないことなどをその時に質問できます。
ただし、インターネット通信の状況によっては、画面や声が途切れてしまうトラブルが起こりやすいです。
通信状況が良くないと動画が途切れて、受講者の学ぶモチベーションが下がってしまう恐れもあります。同期型のオンライン講座では、安定した通信ができる回線が講師/受講者ともに必要です。
講座タイプ②オンデマンド型
2つめのオンデマンド型は、事前に作成しておいた動画をインターネット上で視聴して行う講座の方法になります。
講師と受講者はリアルタイムに繋がっていませんが、講座後にチャットやメッセージで質問や返答をすることは可能です。
動画なので何回も繰り返して見たり、説明がよくわからなかったところをすぐに巻き戻しをして見返すこともできますよ。
オンライン講座を始めるメリット
オンライン講座を自宅で行えば、教室を借りる必要がないので費用や手続きを削減できますし、教室に通うための交通費も削減できます。
バスや電車などの交通手段が悪天候などで運休していても、講座を行うことができますよ。
さらに、教室の広さによっては一度に入る人数が制限されますが、オンライン講座は多くの受講者を募ることができます。ただし使用するツールなどによっては、オンライン講座でも人数が制限されていることがあるので注意してください。
インターネットにアクセスさえできれば、世界中からより多くの受講者を集めることができるのがオンライン講座の大きなメリットです。
オンライン講座を始めるデメリット
オンライン講座を始めるには、インターネット通信の環境を整えることが必須なので費用がそれなりにかかります。
オンライン講座はスマホさえあればできないこともありません。しかし、安定した通信状況の確保や受講者が見やすくコミュニケーションが取りやすい講座をするためには、パソコンやタブレットを始めとした周辺機器を買い揃えておく必要があるでしょう。
他にも、オンライン講座は当日のキャンセル率が高いと言われています。教室での対面の講座に比べて気軽に申し込みができる反面、キャンセルも気軽に行う方が多い現状があります。
予約数だけでは安心できない面があるので、「必ずこの講座を受けたい」と思わせるような工夫をすることが大切です。
【オンライン講座の作り方】最初に決めるべき7つのこと
「オンライン講座を始めてみよう」と思っても、何から手を付けていけばよいのかよくわからないですよね。
また、これまで対面式の講座を開いていた方であっても、オンライン講座では勝手が違うと感じることも多いかも知れません。
そこでここでは、オンライン講座を作るにあたって最初に決めるべきことを、7つのポイントに分けて詳しく解説します。
決めること①オンライン講座の目的
あなたがオンライン講座を開く目的は何でしょうか。
「得意なことを生かしてお金を稼ぎたい!」「人に認められるような仕事に就きたい」などオンライン講座を開く目的は人それぞれですよね。このような自己実現を目的にすることはもちろん重要です。
しかし、オンライン講座を行う最大の目的は、受講者が達成したい目的や目標に対して後押ししたり支えになることです。
例えばヨガを習いたい人のなかには、「心と体を整える健康維持が目的」の人もいれば「スタイルがよくなりたい」人もいますし、「ヨガをやっているかっこいい自分になりたい」人もいます。
受講者によって変わる目的を理解し、講師として「あなたの目的を叶えることが私の目的」であることを伝えることが何よりも大切になります。
決めること②扱うテーマ
オンライン講座で扱うテーマはひとつに絞ってください。数多くのテーマを扱えば、受講希望者が増えるわけではありません。
オンライン講座を受講する方の多くは広く浅い知識ではなく、狭く深い知識を求めています。テーマがひとつに絞られている方がより専門性が高くなり、講座の内容が濃くなりますよね。
「どこでも受けられるものではない」講座は口コミによって評判が広まりやすく、特別感を求めて自然と希望者が増えてきます。
決めること③具体的なターゲット
オンライン講座のテーマが決まったら、次に具体的なターゲットを決定しましょう。
ターゲットとは性別や年齢、職業など具体的に「この講座を受講してもらいたい人のタイプ」になります。ターゲットによって活動時間帯や抱えている悩みに違いがあるので、具体的な設定が重要です。
例えばヨガのオンライン講座を開く時に、「20代会社員/ヨガ中級レベルの女性」をターゲットにする場合と「50代主婦/ヨガ初心者の女性」では講座の作り方が大きく変わりますね。
講座の内容として比較的簡単なポーズばかりを取り入れると、20代のヨガ中級レベルの女性は講座に飽きてしまいます。反対に難しいポーズが多いと50代のヨガ初心者は高い壁を感じて挫折しやすいです。
メインの活動時間帯も会社員であれば平日の夕方以降/土日、主婦なら平日の昼間といった違いがあります。
なので「50代から始める!スタイルアップのためのヨガ講座」といった講座には、ヨガの中級程度の経験があったり、20〜30代の若い世代は応募しません。
ターゲットを具体的に絞ることで、より受講者に寄り添った価値のあるオンライン講座を作れるのです。
決めること④受講者が得られる未来は?講座のゴール
いくら講座の内容が充実していても、いつまで経っても目的が達成されなければ、「本当に自分の身になっているのか?」と疑問を感じてしまいます。
オンライン講座の受講者は、自分の目的を達成するために講座を受けているのです。
つまり講座のゴールは、受講者が手に入れたかった結果を得ることになります。資格取得が最終目的の受講者もいれば、資格を取得し希望する職種に転職するまでが目的の人もいます。
受講者の目的に合った講座のゴールを設定しましょう。
決めること⑤オンライン講座の構成
「この講座を受講すれば、未来の自分は目的を成し遂げてなりたい自分になっているはずだ」と思えるような道筋を見せることが大切です。
そのためには、まずは初回と最終回の受講者の状態を可視化することから始めます。初回の自分は目的に対して何%の状態なのか、そして最終回では100%に近い状態に持っていくことができているという想定をしましょう。
次に、大まかな骨組みを作ります。回を重ねるごとに目的達成のためのパーセンテージを上げて、少しずつ難易度が高くなるように講座の内容を考えていきましょう。
オンライン講座の構成を提示すると、受講者はどのようにステップアップしていくかが理解しやすいので、安心感や受講するメリットを感じやすくなりますよ。
決めること⑥集客のやり方
リアルな教室での講座は「町や駅に広告が張られていて目に付いたことで興味を持った」という人も多いですよね。
それでは、オンライン講座の集客はどのように行われているのでしょうか。オンライン講座の集客は主にインターネット上になります。
ひとつはSNS、そしてもうひとつはメルマガになりますよ。
ただし、オンライン講座の集客にはどちらか1つを行えばよいということではありません。オンライン講座の集客にはこの両方が必要になります。
その理由について詳しく解説しましょう。
オンライン講座の集客:SNS編
TwitterやInstagramなどのSNSは、一度により多くの人に発信できるのがメリットです。町や駅にある広告と似たような効果を得ることができるのがSNSの強みですね。
しかしSNSだけではオンライン講座の集客は完璧とは言えません。なぜならSNSで発信する情報は、「目に留めて内容を詳しく知ってもらう」ことが難しい面があるからです。
いくらSNSでオンライン講座の告知をしても、見てもらえなければ見てないのと同じになってしまいます。
SNSを使った集客のコツはこちらの記事にまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン講座の集客:メルマガ編
そこで次に活用するのがメルマガになります。メルマガは一昔前までのツールと勘違いしている方も多いですが、オンライン講座の集客にはとても有効な方法です。
メルマガの強みは、配信する側の選んだタイミングで、配信する側が届けたい情報を伝えることができることです。
オンライン講座に直接関係がない内容であっても、日ごろから「面白い」「ためになる」と思ってもらえるような情報を届けておくことで、オンライン講座の告知の時に「この人の話をもっと聞いてみたい」と思ってもらいやすくなります。
メルマガは関係を構築する上でとても役立つため、オンライン講座の集客では活用してみてくださいね。
メルマガの書き方が分からないという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
決めること⑦オンライン講座で使うツール
オンライン講座で最初に決めておくことの最後は、オンライン講座で使うツールです。オンライン講座にはインターネット環境が必要になり、パソコンやタブレット、スマホは必須になります。
また、講座の内容に応じてWebカメラやイヤフォン、三脚などがあると便利なケースが多いですね。
講座を配信したり視聴するには専用のツールを使う方法を始めとして、動画サイトや自身が運営しているサイトに誘導し、限定公開している動画を視聴してもらう方法があります。
最近はLINEやInstagramのような身近なコミュニケーションツールを利用して行える方法もありますよ。
オンライン講座をどのような方法で受講者へ届けるのかは最初に決めておきましょう。
初心者でもできる!オンライン講座の始め方
オンライン講座の目的や構成がしっかりと決まったら、プラットフォームやツールを利用してオンライン講座を公開しましょう。
いよいよオンライン講座の講師としての人生の始まりです。
オンライン講座が配信できるプラットフォームやツールは数多くあるので、ここでは特におすすめのものをご紹介します。
おすすめのプラットフォームを利用する
オンライン講座の受講者の急増に伴い、オンライン講座の講師を始める方も増えていますよね。そして、オンライン講座のプラットフォームの数も右肩上がりに増えています。
その中で簡単に使えて、オリジナル性を高められる講座を開設したいのは、誰もが思うところではないでしょうか。
自分に合ったプラットフォームを選ぶには、まずは特徴をしっかりと押さえておくことが大切です。ここでは6つのプラットフォームを詳しく紹介していきます。
プラットフォーム①WordPress(ワードプレス)
WordPressはブログを書くためのツールで、オンライン講座と繋がる要素を感じないという方は多いでしょう。
しかし、WordPressは1記事ごとに限定公開をすることができるので、パスワードを知っている人にだけ見てもらうことができます。また、記事内に動画を埋め込むことができますよ。
費用は年間のサーバー代、およそ10,000円ほどで済むので、初心者の方にも始めやすいプラットフォームと言えるでしょう。
ブログ作成の経験があれば作業はそこまで難しくないですし、デザインの変更やプラグインの入れ替えでオリジナルのサイトを作ることもできます。
プラットフォーム②Udemy(ユーデミー)
Udemyはアメリカ法人Udemy,Incが運営していますが、日本ではベネッセが事業パートナーとなっています。日本企業のサポートが入っているので、安心感があるという声が多いプラットフォームです。
Udemyは主に社会人が多く利用しており受講者の数も多いので、始めてすぐに利益が出やすいと言えるでしょう。
しかしその一方で講座の数は10,000を超えているため、講義の内容が重複しやすく、選んでもらいにくい面があります。
また、プロモーションプログラム(セール)を頻繁に行っていて、最大で講座料の90%割引がされることもあるので収益が低くなる可能性もあります。
しかしプロモーションプログラムに参加するかどうかは講師側が決めることができ、安い講座料でまずは名前を知ってもらうという意味ではメリットがあると言えそうですね。
プラットフォーム③Thinkific(シンクフィック)
Thinkificには無料を含めた4つのプランがあります。
まずは無料プランでオンライン講座の開設や運営の経験を積んだ上で、必要に応じてベーシックプランやプロプランなどへの移行が可能です。
ただし、無料プランの場合は作成可能なコースが1コースのみ(ベーシック以降は無制限)など、制限があるので注意してください。
また、ボタンひとつでサイトを日本語化できるようになっていますが、管理画面は基本的に英語です。収益化を目指したり、オリジナリティのあるサイトを構築するには初心者にはやや難しい面もあります。
プラットフォーム④Kajabi(カジャビ)
Kajabiはサポートが充実しており、カスタマーサポートが24時間対応可能となっています。機能が多くデザインやシステム構築を自分好みに行うことができ、わからないことがあればすぐに聞ける体制が整っているのは嬉しい点ですよね。
アプリ版もあるので、外出先などでも気軽にアクセスできるのがメリットと言えるでしょう。
ですが、海外のサイトなので表記は英語のみとなっています。そのため英語が苦手な方にはかなり使い勝手が悪くなってしまいますね。配信するオンライン講座は日本語化が可能ですよ。
また、無料のプランはなく全て有料プランになります。14日間無料で体験することができるので、Kajabiに興味がある方はまずは無料体験を利用してみることをおすすめします。
プラットフォーム⑤Teachable(ティーチャブル)
TeachableはWordPressに似た使い方ができるため、ブログ運営をしたことがある方は使いやすいサイトです。
サイトの構築や管理、売上の管理、決済設定といったオンライン講座に必要な機能が全て含まれているだけではなく、アフェリエイトやクーポンの発行も可能となっていますよ。
プランは4つあり無料プランの選択もできますが、使える機能が限られることや、手数料が必要となることから有料プランを選ぶのをおすすめします。
プラットフォーム⑥オンクラス
オンクラスは日本発のサービスで、無料でオンライン講座のシステム構築を行うことができます。日本語表記なので英語が苦手な方にも使いやすく、現在利用する講師が急増しているプラットフォームのひとつです。
LINEと連携してあらかじめ決めた日時に講義を配信して受講者に届けることができる機能や、オンクラスサイト内に直接動画のアップロードが可能など独自のサービスも多いです。
無料プランは受講者5名まで1コースで利用が可能となっていますよ。
また、オンクラスでは講座の理解度を確認するための小テスト機能や、受講生の学習状況を講師が確認してサポートが行える進捗管理機能があります。受講者と歩みを揃えて目的を達成したい講師側の熱意が伝わりやすいサイトと言えるでしょう。
動画講座を手軽に作れるツールを利用する
オンライン講座のプラットフォームは、システム構築や運営が一貫して同サービス内で行えるメリットがある反面、扱いが少し難しく感じる方もいるでしょう。
そのような時は、プラットフォームよりも簡単にオンライン講座が行えるツールの利用がおすすめです。
ここでは、オンライン講座を手軽に作り、始めることができるツールを5つご紹介します。
講座作成ツール①Zoom(ズーム)
Zoomはオンラインミーティングのイメージを持つ方が多いですが、オンライン講座の場としての利用も可能です。
講師側はアカウントを登録しますが、受講者はアプリのダウンロードだけでよいので、集客のハードルが比較的低めという特徴があります。
Zoomは日本法人があるので使用方法が日本語でわかりやすく明記されているのも、初めてオンライン講座を始める方にとっては嬉しいポイントでしょう。
最大参加者は1,000人まで可能ですが、複数の人が同時に発言することはできません。
講座作成ツール②Google Meet(グーグルミート)
Googleがサービス提供を行っているので馴染みがある方が多く、初めてオンライン講座を始めるには入りやすいツールのひとつです。
オンライン講座へのアクセスはURLをクリックするだけなので、受講者側も始めやすいメリットがあります。
Google Meetは無料プランでも講座の回数は無制限、参加者も100人まで可能となっていますが録画機能は有料プランからとなっています。録画機能が使えないと動画を教材として販売できなかったり、講座中に起こったトラブルの証拠を残しておくことができないので注意しましょう。
講座作成ツール③LINE(ライン)
利用者数が多く、幅広い年代の方が使いこなしているツールのため、講師側も受講者側もオンライン講座を始めるきっかけになりやすいのがLINEです。
友達登録をしてグループ作成後にビデオ通話をするだけですぐに講座の配信や視聴が行えます。直接の通話だけではなくコメント機能を利用すると、やり取りが文字で残るので復習にも役立ちますよ。
また、LINE Payを連携させれば、決済までスムーズに完結します。
LINEを主に使うスマホにはWebカメラやマイクが内蔵されているので、事前の準備が必要ないのもメリットですが、参加人数が多いと通信状況が安定しにくいというデメリットもあります。
講座作成ツール④Facebook(フェイスブック)
Facebookでオンライン講座を行う時は、メッセンジャールームという機能を利用します。時間制限なしで最大で50人まで使用が可能です。
Facebookは実名登録が規約となっているため、「使ってみたいけれどその部分がネックになっている」という方も多いですよね。
しかし、メッセンジャー機能をオンライン講座に使用する場合は、Facebookの登録をしていない方でもURLをクリックするだけでビデオ通話に参加することができます。
LINEと同様に参加者が多すぎると、通信状況が不安定になりやすいのがデメリットと言えるでしょう。
講座作成ツール⑤Instagram(インスタ)
Instagramでは生配信(インスタライブ)によるオンライン講座と、動画投稿機能を利用した講座の2通りがあります。
Instagramは特に若い世代で主流のツールのため、10~20代に受講者が多い講座であれば集客が見込めやすいと言えるでしょう。
ただし、Instagramでオンライン講座を行う時は公開アカウントではなく、必ず承認制にして行うようにしてください。
公開アカウントのままで行うと、アクセスすると誰でも見ることができてしまいます。
オンライン講座作りが上手くいく6つのコツ
オンライン講座はシステムの構築ができれば、誰でも始めることができます。しかし、人が集まる人気の講座を作るためには、システム以外に目を向けることがとても重要です。
せっかくオンライン講座を始めても、受講者が集まらなければ収益に繋がりません。
そこでここでは、多くの人に選ばれるオンライン講座作りのためのコツをご紹介します。
コツ①念入りに準備をする
通信状況が悪いと話や声が途絶えがちになり、受講者のモチベーションが下がってしまいます。画質や音声、画角などが受講者にとって見やすいものかを確認する必要があるでしょう。
また「話し方が早すぎないか/反対に遅すぎないか」「使っている言葉がわかりにくいものではないか」などは、相手の反応を見ることで確認することができますよね。
そのため、オンライン講座のスタートまでに何度もリハーサルを重ねることが大切です。リハーサルは家族や友人、知人に依頼しても良いですし、すでに対面で教室を開いている方であれば親しい受講者に頼んでみるのもおすすめですよ。
コツ②受講者の視点からオンライン講座を構築する
あなたが「人にはないとっておきのスキルを持っている」としても、それを自慢したり、ただ押し付けるような教え方では誰も教えてもらいたいとは思わないですよね。
立ち上げたオンライン講座をより多くの人に知ってもらうには、常に受講者の視点で見ることがとても重要です。ポイントは自分にとっても、受講者にとっても価値のあるオンライン講座を提供することです。
受講者の学習の覚えが悪い場合は、受講者に理解力がないのではなく、自分の教え方に問題があるのではと一度立ち止まってみてください。
教え方を変えてみるなど工夫を続けることで、受講者からの信頼も得やすくなります。
コツ③受講者への気配りを忘れない
対面での講座では受講者の表情や行動がわかりやすく、何か困ったことを抱えていたらすぐに対応できます。
しかし、オンラインでは小さい画面に複数の受講者が映るので、見逃してしまうこともあるでしょう。オンライン講座では対面での講座以上に受講者への細やかな対応が求められます。
「声は聞こえていますか?」と問いかけをした時に、多くの受講者が「聞こえています」と一斉に返事をすると「よく聞こえません」と答えた人の声が埋もれてしまう可能性がありますよね。
配信の状況が悪いと受講者には大きなストレスになってしまうので、できる限りひとりひとりに確認を取るなど最善の方法を選んでください。
コツ④より良いものへ改善をしていく
講座の内容は定期的に見直すようにしましょう。情報は常に新しく取り入れ、受講者の求めているニーズに合ったものを提供することが大切です。
また、オンライン講座を始めると受講者からクレームが入ることがあります。理不尽なことを言われる場合もありますが、講師側の目線では気付けなかった改善点を指摘されることもあります。
このような意見はオンライン講座のさらなる発展にとって貴重です。同時に、速やかに対応して信頼を得ていくことは受講者と良い関係を築く上で重要です。
コツ⑤オンライン講座のルールを決める
オンライン講座は自宅で気軽に講座が受けられるため、自由になり過ぎてしまう受講者もいます。
明確なルールがないと、他の受講者に迷惑をかけるだけではなく、迷惑をかけないないように気を付けている方にとってストレスになってしまいます。
例えば、講座を勝手に撮影・録画されてしまうと、映りこんだ別の受講者のプライバシーの侵害に当たる可能性があります。講座の撮影は講師のみとして、受講者は禁止するなどルールを決めておく必要があるでしょう。
コツ⑥わかりやすさを意識する
近年、オンライン講座を受講する人の数はどんどんと増えていますが、一方で「自分には使いこなせる自信がない」と不安に感じている方も一定数いらっしゃいます。
オンライン講座を受講するハードルを下げるには、講座の内容を始めとして受講方法や決済方法のわかりやすさを意識するようにしてください。
利用するプラットフォームやツールの使い方が難しいと、講座で学ぶ前にまずはそちらの使い方を習得する必要がありますよね。始めるまでの躓きが多いほど、人は「そこまでしてやりたいと思っているわけでもない」と諦めてしまいます。
オンライン講座の受講の仕方が簡潔であることは、とても重要なポイントと言えるでしょう。
さらに、オンライン講座を受講することで受講者自身が何を得られるのか、ゴールまでの道筋を意識することも大切です。
何のためにオンライン講座を受講しているのか曖昧になってしまうと、受講者は「必要のない講座のためにお金を払ってしまった」と後悔することになりますよね。
そうならないためには、オンライン講座の際に必ずゴールを決めておき、それを受講者と講師の双方が共有する必要があります。
オンラインレッスンをする前に準備しておきたいものとは?
オンラインレッスンを始めるためにはインターネット通信ができるデバイスや環境が必要になります。またレッスンの内容によってはあると便利なもの、安心なものも違ってきますよね。
例えば音楽系のレッスンならマイクの音質は重要になってきますし、画面を広く録画したいならカメラ選びもポイントです。
詳しい内容についてはこちらの記事に掲載していますので、参考になさってみてください。
オンライン講座を始めるのに必要な資格は?
オンライン講座の講師になるために、特に資格は必要ありません。自分の得意なこと、好きなことを生かして講座を開きたいと思えば、誰でも講師になることが可能です。
しかし、特殊な講座であるほど専門性が高くなり、有資格者が運営しているオンライン講座の人気が高くなることは確かです。同じテーマの講義を探している時に、その資格を持っている人と持っていない人では、資格を持っている人に対して信頼度が上がるのは間違いありませんよね。
ただし、資格があれば必ず人が集まる人気の講座になるということでもありません。
講師の人柄を重視する受講者も少なくないので、受講者の信頼を裏切らず、誠実に講座を行うことは資格を持っていることと同じくらい大切です。
まとめ
この記事を読んでいただいて、オンライン講座の作り方や人気の講座にするためのコツが掴めたでしょうか。
最後に記事の内容をまとめます。
- オンライン講座には同期型とオンデマンド型がある
- オンライン講座を作る時には最初に目的/テーマ/ターゲット/ゴール/構成/集客/ツールについて考える
- システム構築から決済まで同一サイトで行いたい場合には、オンライン講座に特化したプラットフォームの活用がおすすめ
- 身近にあるツールを利用して気軽にオンライン講座を始めたい時は、LINEやInstagramなどを活用する
- 人気のオンライン講座を作り上げていくには準備を念入りにし、わかりやすさを意識した講座にする
オンライン講座は作ったらそれで終わりではありません。
成功するオンライン講座を作るには、改善点を見い出して進化を続けることが不可欠です。常に受講者の立場に立ち、同じ目的に向かって進んでいける講師を目指しましょう。