運営者プロフィール

森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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塗装業の仕事を増やすには?事例から学ぶ塗装業におすすめのWeb集客方法11選

  • 塗装業の集客方法は?
  • 塗装業の仕事を増やすポイントが知りたい!
  • 塗装業の集客成功の事例を教えて!

塗装業は需要が多い職業にあたります。

住宅の屋根や外壁の塗装は年数とともに劣化し、塗替えなどのメンテナンスが必要なので塗装業者に仕事が依頼されるからです。

そのため最近では塗装業に参入する企業も多く、集客が上手くいかない個人事業の塗装業者が増えていますよ。

この記事では、塗装業者の集客方法や事例、成功するコツも詳しく紹介します。

塗装業の集客に悩む人も仕事を獲得する参考にしてしてください。

目次

塗装業(外壁塗装・屋根塗装)のマーケティング戦略とは?集客事例を紹介

マーケティング戦略を簡単に説明すると、商品やサービスを売るための策を立て、顧客のニーズや状況から自社の商品・サービスの売り方を決めていくことです。

塗装業者のマーケティング戦略では、周知活動や顧客からの信頼獲得、他の業者との差別化が大切になります。

塗装業を営む人のなかにはWebを抵抗なく使える人、Webより直接人とのコミュニケーションをとる方が得意な人もいますね。

ここでは塗装業の集客成功事例を紹介するのでどんな方法で集客したのか、みていきましょう。

事例①インスタやブログで定期的に情報発信をした塗装業の経営者

まずは、インスタグラムやブログで情報発信しお客さまを獲得した、塗装業の男性経営者の体験談を紹介します。

インスタグラムとブログの特徴を使い分け、定期的な情報発信で集客に成功している事例です。

お客さまだけでなく同業者とのつながりを持つことにも成功しています。詳しく紹介していきますね。

塗装業経営者(30代男性)の実例:集客のために行った施策は?

無料で出来るSNSの活用。

インスタグラムで会社のアカウントを作り、現場写真(許可がいる場合もあるので注意)を投稿した。

どういう施工をしたのかビフォーアフターが分かりやすいように写真の取り方、文字の入れ方を考えた。

分かりやすく、短めの文字の作成を意識するのが大切。

あまり長くダラダラ書くと、飽きてしまい、見てもらいにくくなるから。

SNSでは同業者のページへの訪問やアカウントへのアクションを行った。

どんなページを投稿しているのかヒントを探したり、どんな写真の取り方をしているか勉強した。

他にはホームページの作成

無料でホームページを作ることもできるが、やれる事が決まっている上に、管理が大変なので、しっかりした会社にお金を掛けてでも作ってもらうほうが良いと思った。

ちゃんと自分の要望、思いに寄り添ってくれる業者を見つけてください。

多少の無茶振りもなんとか作成しようとしてくれる方がベスト。

ホームページにブログ機能は必須。

毎日でも、2日に1回でも頻繁に更新する。

内容は仕事の事でも、プライベートでも。文章は長くても、短くても、とにかく更新する事が大事。

頻繁に更新すればGoogleや検索エンジンに何らかの形で引っかかるようになり、ホームページを見てもらえる機会も増える。

受注につながることもあるので、地道に積み重ねていく。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

塗装業経営者(30代男性)の実例:集客施策を行った結果は?

インスタグラムで投稿する事で、お客さんの集客よりも全国の同業者とつながることが増えた。

悩みや対策をお互いに共有出来るライバルであり、仲間ができる、つながりや交流は大事だと思う。

ホームページの作成は自社カラーも定着させる効果があった。

スタイリッシュにするか、温かい物にするかで話しやすいか、相談しやすいか判断されます。

BtoCの場合だと、やはり硬いホームページよりも柔らかいホームページの方が効果がみられた。

ホームページは修正が自由で案件にもつながり、宣伝もできた。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

塗装業経営者(30代男性)の実例:塗装業の集客で成功するためのポイントは?

集客成功のポイントは、ツールやメディアの更新頻度だと感じた。

日々のインスタグラムやブログの頻繁な更新により、稼働している業者かどうかを見ていたいて、お問い合わせをいただいている印象があるから。

特に、Google検索エンジンに引っかかるようにホームページやブログの対策は大事だと思う。

後は自分が持っている熱意と寄り添う気持ちで精一杯対応すること。人柄で、リピートにもつながる。

たとえば電話での対応が主流だけど、電話が苦手な方もいるので、メール対応も手厚く対応しているのが結果につながっていると思う。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

事例②人脈を広げて紹介で仕事を獲得した塗装業の経営者

次の体験談は、人脈を利用して仕事を獲得した塗装業の経営者の男性です。

自分の趣味を活かして知り合いを増やした結果、お客さまからの信頼を得て仕事につなげた事例です。

人脈を広げるためにどんな手段を使ったのか、みていきましょう。

塗装業経営者(30代男性)の実例:集客のために行った施策は?

異業種交流会みたいな所や、趣味でやっているようなスポーツなどへなるべく積極的に参加させていただいて、なにげない会話をしながら仕事に結びつけようとした。

後はホームページを調べて新しい協力業者募集欄をみながらアポイントをとってみたり、面接を受けたりと、仕事の獲得に動き回りました。

特に力を入れていたのが趣味のスポーツでの集まりです。

直接お客さまとの話しに持っていきやすいので、そこに力をいれていました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

塗装業経営者(30代男性)の実例:集客施策を行った結果は?

異業種交流会みたいな所では、小回りの効く仕事や個人のお客さまを紹介といった形で獲得できました。

趣味のスポーツにおいては、直接の仕事や大手会社の設備の工場の獲得などができました。

ホームページの募集については、金額は少し下がりますが何件かの案件をいただけました。

しかしそれら全てで年間等して仕事ができるわけではないので、今現状では大手からの下請けなどでなんとかやっていっている状況です。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

塗装業経営者(30代男性)の実例:塗装業の集客で成功するためのポイントは?

お客さまの悩んでいること、不安を直接聞ける場所にいって、信頼関係を築くのがポイントだと思います。

個人のお客さまの多くは決して安い買い物ではないので、どこに頼んだら良いか、業者の選び方などに、悩んでおられる方が多いのが現状です。

知り合いの紹介や、スポーツなどで親好を深めると、そこから仕事に上手く持っていけました。

普通にやっていたら多くの人材や実績がある大きな会社には負けるので、1人1人のお客さまと親好を深めてより良いご提案をすることを大切に、これからも続けて行きたいと思っています。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

【Web集客編】塗装業におすすめのネット集客方法6選

ここでは、塗装業のWebを使った集客方法を紹介します。

Webを使うことで塗装業者の知名度を高めたり、情報を発信して親しみを持ってもらうこともできます。

Webの広告を利用することも集客に効果的ですよ。

さらに料金を明確に示したり気軽に見積もりを取ってもらうことでも集客が見込めます。

なぜならGoogleで「塗装 外壁」と調べると、「相場」「費用」「単価」といったキーワードが並び、料金がどのくらいかかるか心配なお客さまが多いと予測できるからです。

おすすめの6つのネット集客方法を詳しく説明しますね。

Web集客①ホームページやブログを活用する

ホームページやブログを使って塗装業としての信頼性や技術力の高さを伝え、集客をしましょう

家の塗装は1度施工すると頻繁に行うものではなく、まとまった費用も必要なため、塗装を考える人は塗装業者に依頼する前にしっかり情報収集をします。

最近では情報収集にWeb検索を利用する人が多いため、ホームページやブログを持っている塗装業者は集客に有利になりますよ。

ただし、塗装技術を評価してもらえてもそれだけでは成約に結びつきません。

塗装業者の技術以外にも、「信頼できる業者か」「予算内に収まるのか」など、総合的な判断が成約に結びつくのです。

特に坪数にもよりますが、塗装の相場は80万円〜とお客さまにとって決して安い買い物ではないため、ホームページで手軽に見積もりが取れることで集客しやすくなります。

なのでホームページには、見積フォームを設置しておきましょう。

問い合わせにもつながりやすく、成約の可能性も高まりますよ。

また、ホームページやブログにはSEO対策をしておくことも重要です。

SEOとは、Webでの検索結果でホームページやブログが上位表示されるようにする対策を指します。

Web検索する人は検索結果上位から順にアクセスするので、SEO対策ができていればホームページやブログを見てもらえる確率も上がり、さらなる集客効果が見込めますよ。

集客できるホームページ作りはこちらの記事を、ブログ集客やSEO対策についてはこちらの記事を参考にしてください。

Web集客②Googleビジネスプロフィールを活用する

Googleビジネスプロフィールは無料で使えるGoogleの情報管理ツールです。

塗装業者の場合でも、Googleビジネスプロフィールに登録することで、Google検索やGoogleマップ検索をした人の目に触れることになり集客につながりますよ。

塗装店の電話番号やホームページのURLなど、詳細を載せておくと問い合わせにつながりやすくなります。

また、口コミ投稿にも返信したりなどお客さまとのコミュニケーションにも利用できますよ。

ですが、近くに塗装業者がたくさんいるケースもあるので、お客さまに見てもらうためには検索結果を3位以内に表示されるようにMEO対策を行うことが大切です。

Googleの検索エンジンで「塗装業者」と検索してもらうと、広告の次に「お店やサービス」のGoogleマップが表示されますね。

スマートフォンの場合、そこに表示されるのが上位3社までなので、MEO対策では上位3位以内を目指すことが大切なのです。

MEO対策とは「Map Engin Optimization」の頭文字で日本語ではマップエンジン最適化と訳されます。

Googleマップ上で検索順位を上げるための対策のことです。

検索結果が下位になると塗装業者を探す人に気づかれない可能性が高いので、MEO対策をしておきましょう

Web集客③リスティング広告を掲載する

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果画面の上部に表示される広告です。

GoogleやYahoo提供の広告サービスで、検索ワードを決めてリスティング広告を出すと、広告がクリックされるたびに報酬を支払う課金システムになっています。

広告効果を上げるには、お客さまのニーズをしっかり分析したキーワード選定が大切ですよ。

リスティング広告は「外壁塗装をするけど、どこの業者に頼もうかな」と施工業者を探す人にアピールするにはおすすめです。

近くの業者に頼みたい人が多いので「〇〇市+外装塗装」「〇〇市+屋根塗装」など、具体的な地名をキーワードに盛り込む方が目に留めてもらえます。

施工することを決めている人なので、クリックされたならば成約につながることも期待できますね。

Web集客④LP(ランディングページ)を作成する

ランディングページとは、消費者に商品の購入/資料請求/問い合わせのような行動をとってもらう目的で使うためのWebページです。

縦長の1ページ完結で作成し、Web広告と組み合わせて使います。

ホームページでは他への誘導やページ数が多いので離脱される可能性が高いですが、ランディングページはユーザーが知りたい情報を集約することで離脱率を下げられますよ。

塗装業者のランディングページでは、問い合わせや見積もりを取ってもらうことが目的です。

なので、施工内容や実績などをしっかりアピールして「お問い合わせ」「お見積り」のボタンだけを配置するようにしましょう。

余分なリンクを載せてしまうとお客さまが目移りしてしまうので、目標達成に必要なボタンだけ設置することがポイントです。

Web集客⑤SNSを活用する

最近では、規模や職種に関係なくSNSを使った集客をする事業者が増えています。

なぜならSNSは無料で使える手軽さから利用者が多く、WebはSNSしか見ないという人もいるからです。

塗装業でもSNSの活用で集客の幅が広がりますよ。

また、コミュニケーションツールとしても使えるのも特徴のひとつです。

塗装業の集客におすすめの4つのSNSを詳しくみていきましょう。

SNS集客のコツをこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

塗装業におすすめのSNS集客:Instagram(インスタグラム)

塗装前・塗装後のビフォーアフターを見せて、塗装技術をアピールするにはインスタグラムがおすすめです。

インスタグラムでは文章を使った説明をしなくても、写真を見せることで視覚的に訴えかけられます。

また職人さんの目線で作業途中の現場写真を載せたり、どんな雰囲気の会社なのかイメージできる写真を載せると、より身近に感じてもらえますよね。

ですが、見た目重視なのがインスタグラムの特徴なので、投稿前に写真のチェックを怠らないように注意しましょう。

見映えが悪いと塗装業者自体の印象も悪くなりますよ。

コメントを寄せてもらったらこまめに返信をして、信頼関係を築くことも大事です。

インスタグラムは検索ツールとしても使えるので、「#外壁塗装」「#屋根塗装」など投稿文にハッシュタグを付けると検索で見つけてもらいやすくなります。

さらに地名をプラスすると、近くの人に見てもらえて集客の期待も高まりますよ。

インスタグラムの集客での使い方はこちらの記事を参考にしてください。

塗装業におすすめのSNS集客:Facebook(フェイスブック)

フェイスブックユーザーは30代~50代が多く、持ち家があり外壁や屋根の塗装を考える人の層と一致するので、塗装業の集客にはおすすめです。

フェイスブックはほかのSNSとは違い、過去の投稿内容が残っていく特徴があります

なので、お客さまに過去に施工した事例や作業内容の説明などをみてもらえますよ。

最近の投稿で伝えきれなくても、過去の投稿から充分な情報を知ってもらえますね。

また閲覧した人が投稿に「いいね」したら、閲覧者の友達にも通知されます。

そこで友達が投稿に共感したらさらに拡散されていきますね。

「いいね」が口コミと同じ感覚です。

フェイスブックは友達の友達からその友達と拡散されるので、紹介のような役割もありますよ。

塗装業におすすめのSNS集客:Twitter(ツイッター)

ツイッターは限られた文字数のため文章を作り込む必要もなく、短い一文だけでも投稿できるので、仕事が忙しい塗装業の方におすすめの集客方法です。

時間をかけずに投稿できるので、塗装施工中の作業の進み具合などを毎日投稿し続けることも可能ですね。

経過が気になってフォローしてくれる人も出てきますし、リツイートしてもらえたら他の人にも周知されます。

また、ツイッター内で検索する機能もあるのでハッシュタグを利用して検索で見つけてもらう工夫をしましょう。

たとえば「#塗装」「#〇〇(会社名)」「#〇〇県」とつけると、エリアを絞れますし、会社名の周知にも役立ちますよ。

強い拡散力で塗装店を広く周知させられるのがツイッターの魅力ではありますが、炎上も広がりやすいところが注意点です。

簡単にできるからといって無責任な投稿をしてしまうと収まりがつかなくなるので、投稿前に必ず内容を確認、掲載の許可も取りましょう。

2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています

塗装業におすすめのSNS集客:YouTube(ユーチューブ)

ユーチューブは動画投稿のSNSなので、お客さまが実際に現場にいるような感覚で作業工程などを紹介することができます。

塗装の方法や施工中の様子は文章や写真だけでは伝わりづらいこともありますが、動画でみてもらうと分かりやすくしっかり伝えることができますよ。

技術の高さも見てもらえて信頼にもつながります。

ですが再生回数が少ないと見つけてもらいにくく集客につながりません。

DIY好きの人などは、プロのノウハウを知りたくて塗装業者のユーチューブをみる人もいるので、施工例の他にも興味を引くための工夫をして再生回数を伸ばしましょう。

動画タイトルで引き付けたり、塗料選びのポイントや道具選びなど、プロならではのアドバイスをするのもユーチューブを見てもらうためには効果的です。

ユーチューブは撮った動画をそのまま流すのではなく編集が必要です。

手間と時間がかかるのがデメリットですが、塗装の技術や塗装業者を理解してもらうことができ、結果的に集客につながります。

手間を惜しまずユーチューブを活用してくださいね。

Web集客⑥一括査定サイトやポータルサイトを活用する

  • 外壁塗装の窓口
  • ヌリカエ
  • くらしのマーケット
  • 外壁塗装コンシェルジュ
  • 外壁塗装セレクトナビ

塗装業者の一括査定サイト・ポータルサイトには、この5つをおすすめします。

一括査定サイト・ポータルサイトは「家の塗装をしたいけど塗装業者を知らない」「代金の目安が分からないので不安」と、悩む人が利用するものです。

お客さまの多くはいろんな業者を比べて納得したうえで契約したいと考えています。

なので一括査定サイト・ポータルサイトに業者登録すると、お客さまに選んでもらい成約できる可能性も上がりますよ。

一括査定サイト・ポータルサイトでは、サービス内容の説明や適切な価格表示で自社をアピールし、お客さまからのアプローチを待つだけです。

お客さまはたくさん掲載された塗装業者のなかから一つを選ぶために、複数の業者の見積もりを比較したうえで決定します。

ただし価格競争に陥りやすいので、一括査定サイト・ポータルサイトばかりに頼りすぎるのは避けた方が良いです。

価格の安さばかりを求められると利益を出すのに苦労しますよ。

一括査定サイト・ポータルサイトは掲載料が無料のケースが多いですが、見積もりや成約につながった場合は、成果報酬などの代金の支払いが発生します。

どのサイトを利用するにしても、事前に問い合わせて確認することが大事です。

【アナログ集客編】塗装業におすすめのオフライン集客方法5選

ここからは、Webが苦手な人やWebに馴染みのないターゲットにも効果的な塗装業の集客方法を紹介します。

広告チラシを手に取って読んだり、大きな看板を見た方が印象に残るケースもありますよね。

なかには直接会って、塗装作業の話が聞きたいと考えている人もいます。

日ごろから丁寧な施工や誠実な対応をしておくことも大切です。

塗装業のアナログ集客を詳しく説明していきます。

アナログ集客①新聞折込やポスティングでチラシを配る

新聞折込やチラシのポスティングは地域を絞った集客ができるため、塗装業者には有効な集客方法です。

ネットを利用することが少ない年配層にもチラシなら見てもらうことができます。

昔からある住宅地には、若いころに家を建てずっと暮らしているという年配層がたくさん住んでいます。

家の築年数も古いことが多く、外壁や屋根の塗装の需要が見込めますよ。

新聞折込やチラシはどのエリアにすれば効果的なのかしっかり見極めて配布すると、見積もりや成約につながりやすくなります。

ただし、チラシ作りや新聞折込には費用がかかり、ポスティングサービスに外注すれば費用が必要なことを忘れないでくださいね。

アナログ集客②看板や現場広告を活用する

看板の設置や塗装の施工現場に広告を出して宣伝していきましょう。

見てすぐに分かり目立つので、良いPRになりますよ。

地域の人を顧客にしたいときには特に効果が出ます。

看板は人通りが良く、車も良く通る道路沿いに出すと人目につきやすいですよ。

施工現場に広告を出すと「〇〇塗装がやっているのか」と覚えてもらえ、仕上がり具合を見て「うちも頼もうかな」と依頼が来ることも期待できます。

見てもらえる人が限られてしまうのが弱点ではありますが、見た人の印象には残るので看板や現場広告は大事な集客方法のひとつです。

アナログ集客③訪問営業を行う

実際に地域を訪ねて、塗装する必要がありそうな住宅を見つけ営業すると集客につながる可能性があります。

やみくもに営業するのではなく、エリアを絞って訪問する方が効率の良い集客ができますよ。

一軒でも施工させてもらえたら、現場の近隣住民からの信頼を得ることにもつながります。

ですが訪問先でしつこい勧誘をしてしまうと、敬遠されたり不信感を持たれる可能性が高いので、営業のやり方には注意が必要です。

アナログ集客④工務店やホームセンターなどと業務提携を結ぶ

塗装業の集客方法として、工務店やホームセンターなどと業務提携を結ぶことをおすすめします。

業務提携しておくと、工務店やホームセンターが受けた仕事に塗装施工が必要な場合は仕事を回してもらえますよ。

自分から営業しなくても一定の集客が見込めるのがメリットです。

ただし、提携先から依頼された仕事は下請けになるので、中間マージンが発生するのが注意ポイントです。

自力で獲得した仕事とは違い利益が少なくなることを忘れないでくださいね。

アナログ集客⑤口コミや紹介で仕事につなげる

実際に塗装施工をしてもらった人の声はとても説得力があります。

口コミや紹介で来てくれるお客さまは、施主から聞く話から塗装業者に信頼を寄せてくれていますよ。

成功事例の男性は、知り合いの紹介や趣味の場に参加して知り合いを増やし、仕事につなげていました。

接点のない塗装業者よりも「〇〇さんの知り合い」という方が信頼性が高く、成約につながりやすくなります。

ですが、お客さまが施工に満足してくれなければ、良い口コミや紹介にはつながらないので気をつけましょう。

成功の秘訣!塗装業の仕事を増やすための3つのコツ

どんなに塗装技術に自信があっても、お客さまに伝わらなければ仕事にはつながりません。

たくさんの塗装業者があるなかからお客さまに選んでもらうには、アピール方法も大事なポイントです。

見積もりの書き方ひとつでもお客さまに与える印象が違ってしまいます。

ここでは、塗装業の仕事を増やすためのコツを紹介しますね。

コツ①安心感や信頼感を持ってもらえるような情報を発信する

情報発信の内容によってお客さまの塗装業者に対する印象は変わります。

外壁・屋根の塗装となると、お客さまにとって大切な家であったり費用が高額なので、塗装業者選びには慎重になりますよね。

安心感や信頼感のない塗装業者を選ぶお客さまはいないので集客はできません。

施工実績や職人の顔が分かると安心できるし、専門的な資格があることを知ると信頼につながりますよね。

安心感・信頼感を持ってもらえる情報発信について詳しく説明します。

施工実績の多さを掲載する

塗装の施工実績をホームページやチラシなどに掲載しアピールすることが大事です。

施工実績の多さは、お客さまの塗装業者に対する信頼感につながります。

「多くの人から塗装を依頼されてきた業者だから安心できる」と感じてもらえるからです。

実績や、どんな施工を行ったかが分かる内容を発信すると「こんな施工もしてくれるんだな」と興味深く見てもらえますよ。

ビフォーアフターの写真で、お客さまが自宅に似た施工を見つけるケースもあります

事例の掲載は塗装をしてもらうイメージが良く分かるので、問い合わせにつながる期待も持てます。

スタッフや職人の顔写真を掲載する

スタッフや職人の顔写真をホームページやチラシなどに掲載しましょう。

塗装を依頼すると出来上がるまでの数日間、毎日職人と顔を合わせることになります。

なのでお客さまはどんな職人が来るのか不安です。

顔写真を見ることができれば「この人が施工してくれるんだな」と分かるので安心してもらえますね。

問い合わせや見積もりなどで事前に塗装店のスタッフと顔を合わせることもあるので、スタッフの顔を前もって知っておいてもらうと円滑なコミュニケーションにも役立ちます。

塗装技能士資格や建設業許可などの有無を掲載する

信頼感を持ってもらうための情報には、資格や公的な許可があるかということも含まれます。

塗装業は特別な資格や許可がなくても開業できますが、資格や許可があると専門的な技術を持っていることの証明になりますよ。

資格は、お客さまが塗装業者を選ぶ基準でもあります。

無資格の業者より、資格や許可のある塗装業者の方が信頼できるからです。

特に建設業許可のような公的機関の許可はお客さまの安心感にもつながりますよ。

塗装技能士資格や建設業許可がある場合はしっかりと記載しておきましょう。

コツ②他社との差別化を図る

塗装業で仕事を増やすためには、他の業者にはない自分の塗装店の強みを訴えかけて行くことがコツになります。

お客さまの多くは塗装業者を決める前に複数の業者に相見積もりをとるので、選ばれるための理由が必要になるからです。

塗装施工が終わってもお客さまとの関係をつなげておくことや、地域を大切にしていることを分かってもらうのも大事ですよ。

塗装に限らず、お客さまの住宅に関する悩みを解消してあげられると喜ばれますよね。

他の塗装業者との差別化を図る方法を紹介するのでご覧ください。

【差別化例】施工後の点検や保証(アフターフォロー)の充実をアピールする

塗装施工後のアフターフォローの充実で他の塗装業者との差別化をしていきましょう。

塗装技術や料金に大差ないときは、アフターフォローの内容が塗装業者を選ぶ決め手になるケースがあるからです。

施工が終わってもそこで完了せず、施工後の点検や施工で不具合があったときの保証内容が充実しているとお客さまも安心できますよね。

施工後もお客さまとの関係を続けられるので、別の箇所の塗装を依頼されたり、知り合いを紹介してくれるなど新たな仕事につながる可能性があります。

【差別化例】地域密着型であることをアピールする

地域密着型の塗装業者だとアピールしていけば、遠方からくる塗装業者との差別化ができます。

知らない土地からくる業者は、地域の気象条件が把握しきれていません。

その点地域密着型の塗装業者なら、土地の気候などに合わせた施工ができますよね。

塗装店が近いので、予期せぬことがあったときでも素早い対応ができて安心してもらえます。

価格よりも近くの塗装業者の方が信頼できるというお客さまもいるので、集客にも効果が出ますよ。

【差別化例】デザイン性の高さをアピールする

塗替えを期に家の外観のイメージを変えたいと考える人は、塗装業者を決めるときにデザイン性の高さを重視します。

配色の工夫やワンポイントだけ色を変えるなど、デザイン性の高さをアピールして他の塗装業者との差別化を図っていきましょう。

高級感のある家/オシャレな家/洋風/和風など、お客さまによっていろいろな希望があります。

「この塗装業者に頼んだらイメージ通りの家になるな」と感じてもらえるように、いろいろなパターンの施工例をみてもらうことも大事ですよ。

【差別化例】塗装以外のリフォームもできることをアピールする

塗装業者は、外壁塗装/屋根塗装/防水塗装/耐熱塗装が専門です。

戸建て住宅に住むお客さまが塗装業者に仕事を依頼するのは、外壁や屋根の塗装が経年劣化した時が多く、家の内装にもリフォームが必要になる時期と重なります

塗装以外にもリフォームができるようにしておくと、ライバルの塗装業者との差別化が図れますよ。

外壁塗装と一緒に他の箇所のリフォームもできることを売りにして、しっかりアピールしていきましょう。

塗装業者・リフォーム業者のそれぞれに頼む手間が省けるので、お客さまが選んでくれる確率が高まります。

リフォーム会社の集客について、こちらの記事にまとめたので参考にしてください。

コツ③見積もりは「一式」の料金ではなく細かい料金を記載する

見積書への記載を詳細にすることも、塗装業の集客のコツです。

「工事一式」「諸経費」などと大雑把な見積もりでは、依頼通りの工事になっているのか、何の費用が含まれるのか分かりませんよね。

ごまかされているようでお客さまが不信感や不安を持ってしまいます。

お客さまに安心してもらうには、見積もりに施工内容/塗装範囲の単位/部材の数量まで細かく記載して不明瞭な部分を無くすことが大切です。

お客さまが疑問に感じることも、ひとつひとつ確認してもらえるので信頼にもつながります。

また、施工するときにお客さまとの認識のズレが起こらないようにするためにも、見積内容をしっかり理解してもらうことは必要ですよ。

まとめ

塗装業におすすめの集客方法を紹介しました。

最後に簡単にまとめます。

  • 塗装業のWeb集客では、ホームページやブログで信頼を得て問い合わせにつなげる
  • GoogleビジネスプロフィールではMEO対策で多くの人の目に触れるようにして、リスティング広告では有効なキーワードを使うことが集客には大切
  • 塗装業のWeb集客はランディングページやSNSが情報発信ツールとして有効
  • Webの一括査定サイト・ポータルサイトを使うと集客には有効だが価格競争に巻き込まれないよう注意が必要
  • チラシや看板はWebを見ない人の集客に効果的
  • 塗装業で仕事を増やすコツは、お客さまからの信頼が大事なので実績/職人の顔/資格の有無を明確に知らせること
  • 塗装業で仕事を増やすには、他の業者と差別化できるようにアフターフォローやデザイン性の高さなどしっかりとアピールするのもコツになる
  • 見積書を書くときはお客さまを不安にさせないように詳細に書いて内容を明瞭にする

実際に塗装業の集客をした人の事例も紹介していますので、参考にしてお客さまの獲得につなげてくださいね。

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