運営者プロフィール

森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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【事例あり】料理教室の効果的な集客方法とは?SNS集客・アナログ集客

  • 料理教室を始めたいけれど生徒が集まるのか不安
  • 料理教室の集客の方法が知りたい
  • リピーターが多い人気の料理教室の特徴とは?

世の中には料理が得意な人や趣味という人は多いですが、料理上手であれば料理教室を開いても必ず成功するわけではありません。

ビジネスとして成功させるには、料理上手なだけでは難しいからです。

料理教室の集客に成功している人は、失敗した人とは何が違うのでしょうか。

この記事では料理教室の集客に必要なコツやポイントを紹介しています。

生徒が集まる人気の料理教室になるために、やるべき施策をみていきましょう。

目次

【実例紹介】料理教室の集客(生徒募集)方法!施策や集客のポイントを公開

料理教室の集客に成功している方は、どのような方法で多くの生徒を集めているのでしょうか。

ここでは、料理教室の集客に成功した方の実例を紹介します。

集客につなげたコツやポイントを掴んで、自身の料理教室の集客に活かしてみましょう。

事例①SNS集客で予約につなげた40代クッキングインストラクター

ここで紹介する女性はSNSのなかでもInstagramを活用していますよ。

10~20代の利用が最も多いInstagramですが、30〜40代も利用率は50%を超えており、今後も伸びると予想されています。

料理教室に通う生徒の年齢層がInstagram利用層と重なることや、写真共有に特化したSNSであるInstagramはインパクトを持たせやすく、料理教室の集客に効果的ですね。

ここでは、Instagramによって集客につなげた40代女性の例をみてみましょう

クッキングインストラクター(40代女性):実際に行った集客方法は?

私はInstagramなどのSNSでの告知をメインに行いました。

実際の完成写真、作り方を簡単にアップし、写真のバックや角度、照明などに気を付けて撮影しましたね。

他にもターゲット層への直接のメール配信、自身の講師プロフィールに実績などを加えて告知できるチラシとポスターを作成し配布しました。

先着順であること、予約数に限りがあること、材料に拘っていること、オリジナルレシピであることなど、注意書きと自分の教室の強みをしっかりとアピールしましたよ。

リアルタイムで空きが分かれば申し込みしやすいかなと思い、予約状況を定期的にInstagramにて配信しました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

クッキングインストラクター(40代女性):集客の結果はどうでしたか?

予約のお問い合わせをいただき、全開催日時にご予約をいただきました。

ただ、集客しにくい時間帯(平日の夕方)や、祝日は満席にはならなかったので、開催日時にも今後は検証して見直していく必要性があると思います。

Instagramからのお問い合わせは多いですが、実際の予約となるとお電話での予約が多かったです。

参加していただいたお客さまからのご感想と反応は良く、使用しているキッチンツールなどへの売上にもつなげることができました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

クッキングインストラクター(40代女性):集客につながったポイントは?

内容と価格がお客さまのニーズに見合ったものであったことが成功のポイントだと思います。

お客さまからのご要望から教室内容のメニューを考案し、開催したことが集客につながったと感じました。

また、一回あたりの集客人数を少人数制にしたことにより、他の方と交わる機会も少なく常に質問しやすい状況であった為、参加しやすかったと思います。

開催時間も短時間にしたことにより、現状のような社会情勢でも安心してご予約をいただいたり参加してみようという流れになったと思いますよ。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

事例②集客プラットフォームを活用し顧客を獲得した30代出張料理家

売りたい商品があるとき、Amazonや楽天市場などのECプラットフォームを利用しますよね。

それと同じで、教室に通う生徒を獲得するために、集客プラットフォームを利用するのもよい方法です。

ここでは、集客プラットフォームを活用して生徒を集めた30代女性の例をみてみましょう

出張料理家(30代女性):実際に行った集客方法は?

フリーでの出張料理家として、Zehitomoというサイトに登録。

実績を重ね、Instagramや口コミで周知をし集客につなげていった。

また、フリーにかかせない名刺作りには自分の手作りで個人名刺を作成し、特にこだわった。

お客様はもちろん行きつけの居酒屋や知り合いの店舗にも常備してもらい、ネットだけに頼らずリアルでも周知をはかった

知り合いの店舗で、コラボレーションイベントなども行い、人脈の構築や名前の拡散につなげていった。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

出張料理家(30代女性):集客の結果はどうでしたか?

初めはなかなか成果が得られなかったが、実直に一つ一つの事柄を大事に行うことで、自分の求める客層、客質の人たちに利用してもらえるようになっていった。

一月目は利用してくれたお客さまは数組だったのが、月日が経つごとに需要も増えていき、こちらの対応が少し追いつかなくなるくらいの現状にはなっている。

コロナ禍ということもあり、出張料理サービスなどは特に重宝される傾向にあったので、他業種に比べると苦労せずに集客ができたのではないかと感じた。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

出張料理家(30代女性):集客につながったポイントは?

自分のPRをする際に、下手に出れば出るほどその程度の客層しか集まらなくなってしまうと思っている。

そうはならないように、Instagramであれば写真のクオリティや文章の書き方に注意した。

また名刺は自分のイメージに直結するので、あまりラフな感じではなく品のあるようなイメージで作ったり、工夫した結果良い現状が得られていると感じる。

自分がやりたいことを大切にし、提供したいこととお客さまのニーズが上手く重なる部分を見つけるのがポイントだと思う。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

事例③SNSやブログでこまめに情報発信した40代パン教室講師

今の時代は集客にSNSやブログは欠かすことのできないツールです。

ですが、活用方法が間違っていれば、いくらSNSやブログを使っても生徒を集めることはできません。

ここでは、SNSやブログを上手く使って情報発信に成功した40代女性の例をみてみましょう。

パン教室講師(40代女性):実際に行った集客方法は?

インスタに毎日記事を投稿、YouTubeに週1本以上動画を投稿、ブログに定期的に記事を投稿を1年2ヶ月継続しました。

ブログやインスタから公式ラインへの誘導、オンラインパン教室の告知、パンの作り方や道具、工程の説明などを記事や動画にして毎回投稿しましたよ。

他にも、パン作りのインスタアカウントを探し、毎日300いいねをするなどの活動を継続しておこなってきました。

インスタマネタイズ、ブログマネタイズのコンサルを受け、改善してきました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

パン教室講師(40代女性):集客の結果はどうでしたか?

オンラインパン教室の申し込みと、公式ライン登録のプレゼント希望をした人はいませんでした。

結果をあげていくと、公式ライン登録が3人/インスタフォロワー数0人→290人/YouTubeチャンネル登録者数0人→34人です。

YouTube動画は80本あげていて、動画再生回数の1番多いもので436回、コメント数1〜2、いいねの最高が1つの動画につき3人といった感じですね。

他にも外国人のフォロワーが一定数いたり、ブログのいいねが増えました。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

パン教室講師(40代女性):集客につながったポイントは?

1年継続できたことでそれなりに効果が出たかな思います。

ですが、他アカウントに毎日300いいねをする活動はもう少し、いいねをする対象を見極めれば良かったなと感じています。

パン作り経験者だったり、外国人のアカウントだったりと、フォロワーがペルソナと違っているため、初心者向けのパン教室のお申し込みにつながらなかったからです。

私の集客方法は集客導線は悪くないと感じましたが、集客したいと考えていた初心者に向けた発信が少なく、経験者向けの発信になってしまっていて、内容がわかりにくかったのかなと思います。

また自分の技術や知識のレベルアップ発信になってしまっており、相手目線になっていないとも感じました。

なので集客のポイントは継続と、ペルソナ向けの発信、お客さん目線に立つことだと思います。

※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。

【オンライン集客】料理教室の生徒を集める方法9つ!SNS集客とWeb集客

今や情報の多くを、SNSやWebなどのオンラインを通じて集める人が主流となっていますね。

そのため、集客をする側もオンラインを上手に活用しなくてはいけませんが、オンラインと一口にいっても特徴によって活用の仕方は変わります。

そこでここでは、オンライン集客で活用できるツールの特徴や、メリット・デメリットを解説していきます。

個人ビジネスでのSNSの使い分けの方法については、こちらの記事に詳しく掲載しているので参考にしてください。

SNS集客①Instagram(インスタグラム)を活用する

Instagramは若い世代を中心に、特に女性の利用者が多いツールです。

また、写真がメインのSNSなので、料理教室の発信に向いています。

たとえば「教室に通えばどんな料理が作れるのか」という疑問や、「レッスン中の雰囲気が知りたい」といった不安に対して、文章で伝えるのはなかなか難しいですよね。

しかし、写真なら視覚的に伝えられます。

料理自体のセンスだけではなく、写真を撮るセンスもよいと、「通ってみたい」と思う生徒さんが増えるでしょう。

ただし、InstagramはTwitterに比べて拡散力が低く、シェアボタンもありません。

そのため、Instagramだけの活用ではなく、他のSNSを組み合わせて運用していくことが大切です。

Instagramで効果的な集客方法については、こちらの記事に詳しく掲載しているので参考にしてください。

SNS集客②YouTube(ユーチューブ)を活用する

長時間の動画が投稿できるYouTubeでは、実際のレッスンの流れや生徒さんたちの雰囲気などを疑似体験に近い形で知ってもらえます。

YouTubeの動画をみてあなたの料理教室に興味を持ってくれた人を概要欄に誘導し、リンクからホームページやブログなどへ移動させ、体験レッスンや受講申し込みをしてもらうようにしましょう。

なお、自宅で料理教室を行う場合には、場所を特定されないように景色などの映りこみには十分な注意が必要となります。

SNS集客③Tik Tok(ティックトック)を活用する

TikTokはYouTubeよりも短い動画を気軽に投稿でき、フォロワーが0でもおすすめに表示されます。(※1)

拡散力が高く、多くのユーザーに知ってもらえるチャンスが生まれますね。

ただし、メインで利用している層が10代で、料理教室にあまり興味がない世代です。

また、TikTokは直接的なビジネスツールとして活用する雰囲気が薄いため、集客アピールが強すぎると避けられてしまうリスクもありますね。

そのため、TikTokを活用して集客するときは間接的におこなうのがポイントですよ。

体験レッスンなどの申し込みや問い合わせは他のSNSやホームページへの誘導をおすすめします。

(※1)TikTok『フォロワー0人でもバズるおすすめフィードの仕組み』

SNS集客④Facebook(フェイスブック)ページを活用する

Facebookのメインユーザーは30代から50代になります。

料理教室に通っている世代は20~60代と幅広いですが、特に30~50代の女性が多い傾向がありますね。

料理教室に通いたいと考える方とFacebookのメインユーザーは近いのです。

また、Facebookは実名利用がルールです。

匿名で開設・運用ができる他のSNSに比べてトラブルや炎上などが少ないのが特徴で、全体的に落ち着いた大人の方に支持されている雰囲気があります。

なので「大人の料理教室」「40代から始める」「落ち着いた雰囲気」などをキーワードにしている料理教室の集客では、Facebookの活用がおすすめです。

なお、Facebookはフォーマットが決まっており、差別化がしにくくなっています。

そのため、見栄えのする料理の盛りつけや、興味をひく調理器具の写真をアップするなど工夫を凝らす必要がありますよ。

Web集客⑤検索サイトなど外部サイトに登録する【まとめ表】

近年、スキルシェアサービスを通じて習い事や趣味を楽しむ人が増えています。

教室やレッスンを主催する講師側も、スキルシェアサービスを活用することで集客の幅が広がりやすくなりますよね。

スキルシェアサービスを扱っているサイトは数多くあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットなどが異なります。

そこでここでは、料理教室の集客におすすめのスキルシェアサービスを紹介しましょう。

自分の希望や要望に合ったサイトを選び、集客に役立ててみてください。

スクロールできます
利用者数特徴メリットデメリット料金
クスパ1ヶ月28万人以上が来訪(※2)・全国約2,700教室の情報を掲載するポータルサイト・地域や習いたい内容などで気軽に教室を検索できる・顧客管理や教室運営に役立つ機能は有料・無料で使える
・有料プランもあり
zehitomo(ゼヒトモ)公式サイトに記載なし・地域に根づいたマッチングサービス・発注者の住所に近い5業者が応募可能・近くに発注者がいないと応募できない・登録は無料
・最初の一回は300円~
ストアカ累計利用者数111万人突破(※3)・教えたいと学びたいをつなぐ・サイト内に講座案内や予約ページを無料で設置できる・講師登録は本名や顔写真を公開・登録は無料
・売上が確定した際に販売手数料が発生
ココナラ会員279万人累計取引件数480万件以上(※4)・日本最大級のスキルマーケット・金銭のやりとりはココナラが代行・手数料が他と比べてやや高い・登録は無料
・5万円以下の商品に対し手数料は 22%
ANYTIMES(エニタイムズ)92785 人(参加ユーザー数)(※5)・ご近所さんにサービスを依頼して、お困りごとを解決・近くにいる人から依頼を受けられる・カテゴリーの中で料理(教室)はメインではない・登録は無料
・手数料は15%
TimeTicket(タイムチケット56万人(※6)・30分単位で時間を売買できる・時間給で報酬が得られる・人気のジャンルが決まっている・登録は無料
・5万円以下の商品に対し手数料は25%

(※2)クスパ教室管理サイト『メリット1近くに住む「料理教室を探している生徒さん」に教室をアピールできます!』
(※3)ストアカ
(※4)産経新聞『ココナラ社長兼最高経営責任者(CEO) 鈴木歩さん(39) 4月、経団連企業に 先輩学んで貢献』
(※5)ANYTIMES『ANYTIMESにご参加頂いているユーザー数』
(※6)株式会社タイムチケット お知らせ『株式会社タイムチケットについて』

料理教室検索サイト:クスパ

クスパは、国内最大規模の料理教室/パン教室/お菓子教室の検索サイトです。

全国約2,700教室の情報が開示されているため、料理教室を探している側はお住まいの地域や習いたいジャンルなどによって自由に選ぶことが可能ですよ。

もちろん、教室を主催する側(講師側)もクスパに登録することで幅広い年代の人に教室の存在を知ってもらえます。

料理教室検索サイトの登録料が有料だと、始めるのに躊躇ってしまう方は多いですよね。

ですがクスパでは原則として、個人主催の料理教室は登録料無料でサービスを利用できますよ。

教室を始めて慣れたころに有料プランへの変更も可能です。

有料プランになると顧客管理やキャンセル待ちの受付、教室ページの充実などの特典が受けられますよ。

実際にフリープランから有料のシルバープラン(月額1,078円)やゴールドプラン(月額2,178円)に変更した方の7割近くが集客効果を感じているようです。(※7)

無料で試して自分の教室とあっているようなら、より集客効果が見込める有料プランへの変更を検討しましょう。

(※7)クスパ『Q.クスパからの集客効果はありますか?』

マッチングサイト:zehitomo(ゼヒトモ)

zehitomo(ゼヒトモ)は、その道の「プロ」と仕事を依頼したいユーザーを結ぶプラットフォームです。

zehitomo(ゼヒトモ)はAIを利用したマッチング機能により、料理教室を探している生徒と先生をマッチングしてくれます。

たとえば料理教室を検索すると、出張やオンラインレッスンなど、さまざまな料理教室を展開している先生が見つかります

zehitomo(ゼヒトモ)の掲載文にホームページやブログのURL、ラインアカウントを記載して誘導し、認知度アップを図っている方もいますよ。

さらに料理教室の場合は自宅などに通ってレッスンを受ける人が多いため、生徒は住んでいる地域内で通える料理教室を探すことが多いですよね。

zehitomo(ゼヒトモ)では地域設定をしておけば、そのような生徒とマッチングしてくれるのです。

料理教室の講師側は登録料や、契約が成立した場合の仲介手数料は無料となっています。

ただし、依頼に対して提案を送るときに、初回のみ300円~の手数料がかかります

しかしこちらも初回のみで以降は手数料が発生しません。

つまり、2回目以上の利用となるリピーターに対しては費用がかからないことになります。

zehitomo(ゼヒトモ)は低コストで、講師の価値と生徒のニーズをマッチングしてくれるサービスです。

マッチングサイト:ストアカ

ストアカは「教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット」として、2012年に運営を開始しました。

他のスキルシェアサービスでは、水漏れの修理やペットの犬のさんぽなど、必ずしも学びと直結しないサービスのマッチングがありますよね。

しかし、ストアカは学びに特化したマッチングサイトとなっていますよ。

講座カテゴリーがしっかりと分かれており、「料理・グルメ」の大きな括りから、「料理」「お菓子作り」「パン作り」「包丁の研ぎ方」と小さなカテゴリー展開がされています。

小さなカテゴリーも「料理」から、さらに「イタリアン」「作り置き・時短」「カフェごはん・おうちごはん」と分類されています。

このようにしっかりとカテゴリーを設定することで生徒とのミスマッチを防ぎ、ニーズに応える満足度の高いレッスンを提供できますね。

実際にストアカ利用者の満足度は91%を超えています。(※8)

さらに講師は本名や顔写真をサイトに公開しているため、受講者の信頼や安心を得やすい傾向にありますよ。

受講料の集金はストアカが仲介してくれるので、「支払いがない」などのトラブルも発生しません。

手数料は受講者の流入の状況によって異なり、ストアカ経由のオンライン講座は手数料が30%となりますが、自分でSNSなどで集客した場合やリピーターは10%になります。

SNSやホームページ、ブログなど他の集客方法とあわせて活用していきましょう。

(※8)ストアカ 数字で振り返る5年間のあゆみ

スキルシェアサービス:ココナラ

ココナラは、スキルシェアサービスでは日本最大級のサイトとなります。

利用者数は2022年2月現在で279万人を突破し、サービスカテゴリは450種類以上、サービス出品数は50万件以上となっていますよ。

ただし、ココナラで主に取引されているのはイラストやデザインの制作/Web制作/動画編集などクリエイティブな業種が多い傾向にあります。

料理教室の生徒を集めるというよりかは、料理関係ではパーティー用のレシピの制作や一週間の晩御飯の献立代行などが人気となっていますね。

さらに、登録は無料で行えますが販売が成立すると手数料が22%(価格が5万円以下の場合)かかります。

この金額は、他のスキルシェアサービスやクラウドソーシングサービスに比べてやや割高となっています。

自分の料理教室の特色がココナラ利用者のニーズとあっているかが、集客のポイントですね。

スキルシェアサービス:ANYTIMES(エニタイムズ)

ANYTIMES(エニタイムズ)は困りごとを抱えているご近所さんと、困りごとを解決できるスキルを持つサポーターをマッチングするサイトです。

2022年10月現在、約93,000人の参加ユーザーがいますが、カテゴリーのなかで料理教室は人気とはいえないのが現状ですね。

メインは家具の組み立てや配送、家事代行となっているので、料理教室の受講者を増やすには未知数と言えるでしょう。

とは言え、これをチャンスと捉えることもできます。

競合が少ない分、サイト内で料理教室を探している方がいれば契約が成立する可能性はありますね。

ANYTIMES(エニタイムズ)は工夫次第で、新たな生徒獲得を目指せる集客サイトです。

スキルシェアサービス:TimeTicket(タイムチケット)

個人のスキルを30分単位で売買できるサービスです。

利用者数は56万人(2021年9月現在)を超え、販売中チケット数も5万枚を超えているため、スキルを売りたい人と買いたい人の双方が多いサイトですね。

ただし、TimeTicket(タイムチケット)で人気のジャンルは、カメラ撮影/恋愛相談/ビジネスやコンサルティング/資産形成となっており、料理教室はあまり人気がないのが現状となっています。

実際にサブカテゴリーの「プロフィール写真撮影」では1,272枚のチケットがヒットしますが、「料理レッスン」では178枚のチケットしかヒットしません。

TimeTicket(タイムチケット)内で信頼度が高いと評価されているゴールド認証済の方も「料理レッスン」では、現在1名のみとなっています。

また、報酬に対する手数料も15%~25%と他のスキルシェアサービスと比べてやや割高です。

TimeTicket(タイムチケット)は利用者の需要が低いリスクや手数料が高めのデメリットよりも、ライバルが少ないことを重視したい方向きです。

Web集客⑥オンラインで料理教室を開く

料理教室は講師の自宅や貸しスタジオに生徒が集まり、対面でレッスンを行うというものというイメージを抱く人は多いのではないでしょうか。

しかし近年はさまざまなレッスンのオンライン化が進んでいて、料理教室も同様となっていますよ。

料理教室をオンラインで行うと、生徒さんはわざわざ講師の自宅などに通う必要はなくなりますよね。

また、「この先生の料理を習いたい」と思っても遠方なら通うことはできませんが、オンラインなら受講が可能となります。

講師側としても全国各地から生徒さんを募集することができるので、現在は対面のみと考えている方も、今後はオンラインの料理教室も検討していく必要はあるでしょう。

一方で、オンラインの料理教室には以下のような生徒さんが不安に感じやすい部分があるので注意してください。

  • 食材や調理器具を生徒が用意しなければならない
  • 通信状態が悪いと先生の説明が聞こえない
  • 完成した料理の味がこれで正解なのかわからない

オンラインで料理教室を行うときはこのようなトラブルを想定した上で、トラブルを未然に防ぐ対策を練っておくことが大切ですよ。

オンラインレッスンのやり方については、こちらの記事に詳しく掲載しているので参考にしてください。

Web集客⑦ホームページを開設する

ホームページの開設は、オンライン集客では必要不可欠な要素です。

「SNSがあれば十分!」と考えている方もいますが、SNSには一度に発信できる情報量が少ないというデメリットが存在します。

これに対してホームページは、料理教室で教えてもらえる内容やアクセス/料金/先生のプロフィールなど、ユーザーが知りたいと思う詳細な情報を多く掲載できますよね。

このようなホームページの存在はユーザーの不安や疑問を取り除けるだけでなく、気遣いや誠意を感じさせて信頼度を高められますよ。

欲しい商品を購入するときに、企業のホームページがしっかりしていると「ちゃんとしている」というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。

それと同じことが料理教室でも言えるのですね。

ただし、素人がホームページを一から構築するのはかなり難しいです。

ホームページ制作会社に依頼すれば費用がかかりますし、運営や維持にもコストがかかるため、ホームページの作成や運営は計画を持って進めることが大切です。

集客できるホームページを作るコツは、以下の記事に詳しくまとめたので、あわせてご覧ください。

Web集客⑧ブログで情報発信する

ブログにはWeb上で公開される日記という意味があります。

レッスンやイベントの様子をアップしたり、生徒さん同士の交流の模様を伝える内容であれば、あなたの料理教室に興味を持っている人はより身近に感じてくれるでしょう。

さらに、料理教室の話題だけではなく、料理のちょっとしたコツや調理器具の正しい使い方などの情報は、ユーザーに興味を持ってもらうきっかけになります

ブログはホームページとは違い、無料で気軽に始められるものも多くありますよね。

ブログの使い方や運営に慣れるために、まずは無料ブログから始める方も多いのではないでしょうか。

しかし、無料ブログはフォーマットが同じで差別化が難しい面があることや、権利等は運営会社に属するため記事数やユーザー数が増えてもあなたの資産にはなりません

無料のブログ運営に慣れてきたら、有料ブログ(オウンドメディア)に変更することをおすすめしますよ。

なお、ブログで記事を作成するときはSEO対策が必要となります。

ブログはSNSとは違い、検索エンジンによる検索からの流入が基本になるからです。

ユーザーに検索されやすいワードを盛り込むことや検索上位に表示される施策をとるなど、しっかりとSEO対策に取り組むことが重要ですよ。

ブログについて以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Web集客⑨口コミサイトを活用する

欲しい商品があるとき、すでにその商品を購入済みの人の口コミを参考にすることが多いですよね。

料理教室のレッスンも同じで、通っていた人・通っている人の口コミが「通ってみたい」と思うきっかけになることが多いですよ。

料理教室に興味のある人は、口コミサイトで口コミを確認している可能性は高いです。

あなたの料理教室に対してよい口コミが多ければ、「安心して通えそう」と判断する材料となります。

ただし、口コミサイトにはよい口コミだけではなく、悪い口コミも掲載されます。

事実とは違うからと無視せずに、悪い口コミを拾いあげて改善することで、よりユーザーに高評価を得られる料理教室にしていくことも可能ですよ。

ここでは、料理教室の集客におすすめの口コミサイトを2つご紹介します。

口コミサイト:Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールとは、店舗の情報を管理できるツールです。

Googleと名が付く通り、Googleが無料で提供しているものになりますよ。

Googleビジネスプロフィールは第三者でも登録ができます。

そのため、まずは自分のお店(今回は料理教室)のGoogleビジネスプロフィールが存在するか確認をしてみてください。

Googleビジネスプロフィールがあればオーナー登録をした上で、掲載されている情報に誤りがないか確認し、正しい情報や新しい情報を入力しましょう。

情報の入力にはログインなどの必要もありません。

オーナー登録された店舗情報は、Google検索やGoogleマップに表示されやすくなります。

ユーザーがGoogleマップ上で店舗を探しやすくなり、MEO対策(※)にも役立ちますよ。

ホームページやSNSなどの情報を紐づけすれば、Googleビジネスプロフィールからの流入も見込めるようになります。

また、GoogleビジネスプロフィールはGoogleユーザーが自由に口コミを書き込めますが、悪意がある口コミや事実と異なる内容が書かれている場合は、Googleに報告して削除をしてもらうことができますよ。

悪意のある口コミを放置しているとそれを読んだ人が、教室に対してマイナスイメージを持ってしまいますよね。

悪い口コミについては誠意ある対応をしたり、しっかりと返信をすることで結果としてよい印象を持ってもらうこともできます。

(※)Map Engine Optimizationの略で、Googleマップ上で店舗を探しやすくしたり、Googleビジネスプロフィールの上位表示のための施策を指します。

口コミサイト:エキテン

エキテンは、一ヵ月の利用者が1,000万人以上の日本最大級の店舗情報サイトです。

店舗を利用したユーザーが利用後に口コミを書き込みする流れができており、エキテンの口コミを元にお店を探すユーザーも多いサイトになります。

エキテンに店舗を掲載する料金は無料です。他にも有料プランがあり、正会員5,000円/ゴールドプラン15,000円/プラチナプラン30,000円となっていますよ。

料金が上がるほど検索で上位表示されやすくなり、閲覧数を増やすことができます。

なお、エキテンに掲載される口コミは審査があり、ガイドラインに沿っていないものは削除されるようになっています。

悪意のある口コミの掲載は避けられる一方で、必然的によい口コミしか残らない傾向があり、エキテンの口コミの信憑性を疑う人もいるようですね。

【アナログ集客】料理教室の生徒を集める方法4つ

料理教室の集客はオンライン集客では拾えない年代や生徒を、アナログな方法でしっかりと集客しましょう。

インターネットやSNSを使わないアナログ集客には、次のような方法がありますよ。

それぞれの方法について特徴やメリット・デメリットなどを詳しくみてみましょう。

アナログ集客①教室周辺の地域へチラシをポスティングする

チラシは広範囲に配れませんが、教室周辺に住んでいる料理教室を探してる人へ、ピンポイントで存在を知ってもらえます。

料理教室へ通う生徒さんの多くは、自宅から通いやすい場所にある教室を選びます。

料理教室は1回きりではなく、何度も通うことを想定しているからですね。

近場で通いやすい料理教室を探している人へ、チラシは効果的な宣伝方法です。

アナログ集客②フリーペーパーに掲載する

若い世代に比べて、紙媒体への信頼高い中高年層には、フリーペーパーによる宣伝がおすすめです。

フリーペーパーにはクーポンがつけられるので、お得感を感じてもらうこともできますよ。

体験レッスンや初回レッスン割引のサービスをつけることで、料理教室に足を運ぶハードルを下げられるでしょう。

ただし、フリーペーパーに掲載する文章は自由にはできません。

掲載期間も決まっているため、フリーペーパーに掲載するタイミングはきちんと見極める必要があります。

賃貸マンションやアパートが多い地域なら、新規の転入が増える4月以降だと目に留めてもらえる確率が高くなるでしょう。

アナログ集客③料理教室主催のイベントや特別講座を開く

複数回の受講があらかじめ決まっているレッスンは、初めて料理教室に行く人にとってはややハードルが高いです。

それに対して、バレンタイン・クリスマスのイベント料理や、1日だけの特別講座の開設なら「ちょっと行ってみようかな」と参加してもらいやすくなりますね。

生徒さんのなかには、レッスンの内容や料金よりも先生との相性を気にする方も多いです。

単発なら、行ってみて合わなければ本申し込みをしなければよいので気軽に参加してもらえます。

アナログ集客④生徒や友人からの紹介

料理教室に通っている生徒さんや友人からの紹介は、最初から料理教室への信頼度が高いため、本申し込みにつながりやすいです。

紹介してくれた人にはレッスン料の割引などの特典があれば、どんどんと広めてくれる人が増えるでしょう。

また、割引以外にも生徒さんのみが受講できる講座や、料理の研究として有名なレストランの食事会を開催するのもおすすめですよ。

生徒自身にSNSやブログなどで発信してもらえれば、宣伝効果が期待できます。

リピーター獲得にも効果あり!人気の料理教室になるためのポイント6つ

新規申し込みの生徒さんを増やすだけではなく、2回、3回とリピーターになってくれる人を増やすことも人気の料理教室になるためには欠かせません。

「楽しかったけれど次はもうないかな」ではなく、「次回の教室もぜひ申し込みたいです」と思わせるには次の6つのポイントを重視して教室運営を行ってみましょう。

それでは、それぞれのポイントについて詳しくみてみましょう。

ポイント①料理ジャンルや料理教室のテーマを決める

生徒が習いたいと考えている料理と、提供できるレッスンの内容を一致させて退会のリスクを減らしましょう。

料理教室といっても、家庭料理を教えてくれるのか、パーティーで映える料理を教えてくれるのかによって違いがあります。

また、料理全般を教えてくれる教室よりも、「お菓子作り」「パン作り」「時短料理」「作り置き」のようにジャンルを絞った方が興味を持ってもらいやすくなりますよ。

子どもがいる人に向けた料理教室なら、「子供と一緒に作れる」「食育」なども、関心をひきやすいワードとなりますね。

レッスンの時間に子どもを預けられない人でも、子連れ可なら足を運びやすくなります。

料理教室のジャンルやテーマを決めて、生徒にわかりやすい料理教室にすることが集客できる教室になるためのポイントです。

ポイント②他の料理教室との明確な違いをアピールする

数ある料理教室の中から選んでもらうには、他の料理教室との違いを明確にアピールすることをおすすめします。

なぜなら他の料理教室と大差がなければ、わざわざあなたの料理教室を選ぶ理由はなくなるからです。

たとえば、野菜ソムリエ(ベジタブル&フルーツマイスター)の資格を持っていれば、食材やオーガニックにこだわる人には響きやすくなります。

また、テーブルコーディネートの資格も持っていれば、イベントやパーティーのレッスンをトータルで行うこともできますよね。

資格の有無だけではなく、子どもを連れてきてもOKだったり、無料駐車場があり車での通いが可なども教室選びのポイントとなることがあります。

自分の料理教室だからこそ体験できる価値をしっかりとアピールして、集客につなげましょう。

ポイント③セルフブランディングを行って自分の価値を高める

周辺に料理教室が多い地域では、おのずと価格競争が勃発し、より低価格でレッスンを売り出す方が増える傾向にあります。

しかし、これではいつまで経っても価格競争の渦から逃げ出すことができませんし、そのまま流されてしまえばやがて教室運営が立ちいかなくなるかもしれません。

顧客のニーズを把握することは必要ですが、講師の魅力や教室の価値を高めることでこのような不毛な競争に巻き込まれずに済む可能性がありますよ。

そのためにはセルフブランディングが欠かせません。

セルフブランディングによって分自身が自分の価値を深く知り、その価値を広めていくことで、共感をした人が集まってくれます。

そのような人たちはあなたに十分な価値を感じているので、価格を下げなくても教室の申し込みを行ってくれます。

ブランディングについては下記の記事にまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

ポイント④ターゲットに合わせた情報発信やレッスン内容にする

料理は幅広い年齢層の人が行うものですよね。また、近年は女性が主流というわけではなく、男性が料理教室に通うケースも増えています。

ターゲットとする人を広くすれば、その分多くの人が教室に通ってくれるように思えますが、これは間違いです。

料理教室を開設するときは、具体的にどんな人にきてもらいたいか、ターゲットはできるだけ細かく設定するのがよいでしょう。

この方がターゲットに向けて的確な情報を発信することができるからです。

たとえば20代では和食中心の献立よりもSNS映えする料理の作り方を知りたい方が多いでしょうし、反対に40代以降は健康を重視した食事を教えてほしい人が多いと考えられますよね。

ターゲットを細かく設定し、ターゲットに合った情報を発信することで、結果的には集客への見込みも高くなります。

ポイント⑤少人数制のレッスンも取り入れる

一度により多くの生徒を集めてレッスンをした方が売上に繋がりやすくなりますが、少人数のレッスンを設定しておくことがとても大切です。

なぜなら、人数が多いレッスンではわからないことを聞きにくいと感じる生徒さんが少なくないからです。

少人数制のレッスンがあれば参加しやすいと感じる人は多いですし、コミュニケーションもとりやすくなるので、次のレッスンの申し込みにもつながりやすくなりますよ。

ポイント⑥インスタライブなどの生配信でユーザーのニーズを汲み取る

インスタライブなどの生配信によってリアルタイムで生徒さんとつながることで、ニーズを汲み取りやすくなります。

また、インスタライブでは人となりを知ってもらうことができるので、ファンになってもらいやすくなりますよ。

最初は料理教室にそこまで興味がなかったとしても、あなた自身のファンになったことで料理自体に興味が沸く人も増える可能性があります。

まとめ

料理教室の効果的な集客方法をご紹介しました。

最後にこの記事の要点をまとめます。

  • 料理教室の集客はオンラインとアナログの両面で行う
  • ホームページを開設しSNSやブログを紐づける
  • スキルシェアサービスや口コミのサイトを活用する
  • オンラインの料理教室も行ってみる
  • チラシやフリーペーパーなどの紙媒体も活用する
  • 教える料理のジャンルやターゲットを絞る

集客の悩みを解決して、活気ある料理教室にしていきましょう。

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