バレエ教室の集客方法を徹底解説!事例から学ぶWeb集客のコツ
- バレエ教室はどうやったらうまくいくの?
- バレエ教室を始めたいけど、生徒が集まるのか不安
- バレエ教室をオープンしたのに生徒が来ない
バレエ教室を開く際に多くの人が悩むのが集客です。
バレエ教室を開いても生徒が集まらなければ安定した経営を続けていけませんよね。
昭和音楽大学のバレエ研究所の調査によると、2011年には40万人だったバレエの学習者数は2021年には25.6万人に減少しています。(※1)
バレエ人口は縮小傾向にあるのですね。
バレエ教室自体の数は2011年が4,530件で2021年には4,260件と多少減ってはいるものの、学習者数の比ではありません。(※1)
バレエ教室の数に対して学習者(生徒)数が大幅に減っているので、集客を工夫していかに生徒を集められるかが重要なのですよ。
この記事ではバレエ教室のWeb集客に焦点を当てて解説していきます。
実際に集客に成功したバレエ教室の事例や生徒に選ばれるバレエ教室になるためのコツも紹介しているので参考にしてくださいね。
この記事を読んで、効果的なバレエ教室の集客方法を学びましょう。
(※1)文化庁委託事業|令和3年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業「日本のバレエ教育に関する全国調査」日本のバレエ教育環境の実態分析|『バレエ教育に関する全国調査2021』基本報告
成功事例から学ぶバレエ教室の集客とは?
確かなバレエの技術を持っていてもバレエ教室に生徒が集まらなければ意味はありませんよね。
ここでは実際に集客に成功したバレエ教室の事例をみてみましょう。
実際に行った集客方法とそれによってどのような効果があったのかも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
事例①Webをうまく活用してバレエの間口を広げた20代女性
最初に紹介するのはバレエ教室を開いた20代女性の例です。
この方は「地域に根差したバレエ教室」を目指してSNSやチラシに力を入れた集客を行っています。
地域のイベントに参加したり、SNSで教室の情報をこまめに投稿したりして、ひらけた教室作りを行っていますよ。
「地域に根差したバレエ教室」20代女性の事例:集客のためにおこなった具体的な施策は?
スタジオの立地はできるだけ競合教室が少なく、子どもの多い地域を選びました。
集客には広告やホームページ、SNSを活用しています。
なかでもSNSの強化に力を入れていますね。
Instagramで定期的にレッスンの内容や発表会の練習風景を投稿しています。
教室の生徒募集にもInstagramを活用しました。
また、地域のチャリティー活動にも参加し屋外ステージでバレエの公演も行いました。
生徒がコンクールに出場し、評価されることで生徒はもちろんスタジオとしての成績にもなるため、二人三脚で挑んでいます。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
「地域に根差したバレエ教室」20代女性の事例:集客の結果を教えてください
立地や地域の特性もいいため、バレエを始める生徒が圧倒的に増えました。
広告やポスター制作には費用がかかりますが、バレエショップにもチラシを置かせてもらえるのでチラシを見て体験に来る生徒が増えましたね。
SNSの影響は非常に大きく、Instagramの「いいね」の数が増えたり、DMで連絡を頂けるようになりました。
成長の様子を見てもらえるようInstagramで定期的に生徒の練習風景を投稿しているので、
生徒のご家族も喜んでくれています。
成長がわかることで親御さんもさらにバレエに力を入れてくれるようになった気がしますね。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
「地域に根差したバレエ教室」20代女性の事例:結果から得られた成功の要因は?
まず始めに土地選びは重要だと実感しました。
どれだけ良いスタジオでも交通アクセスや立地、地域の民度が高くなければ、生徒は増えなかったと思います。
そして今の時代はインターネットでの情報収集が一般的になってきていますよね。
時代に合わせてインターネットを活用した集客は取り入れていく必要があると思いました。
経営方針のやり方は何が正解かわかりませんが、だからこそ色んなことにチャレンジして活用することが大切だと思います。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
事例②さまざまな集客方法を活用した40代男性
次は多くの集客方法を活用し、成功をした40代男性(バレエ教室)の例をみていきましょう。
自分から積極的に活動をしていくことで、バレエ教室の知名度や認知度は上がります。
特にバレエの魅力を発信する活動は、「習ってみたい!」と教室に通いたい欲を刺激できるでしょう。
どのような集客活動をすべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
認知度アップを目指した40代男性の事例:集客のためにおこなった具体的な施策は?
地域広告の出稿、ポスターやフライヤーの掲載、デモンストレーション、地域イベントへの参加です。
教室の存在を広く知らせるために地域広告を使い、バレエへの興味を高めるために商業施設や学校、コミュニティセンターなどにバレエ教室のポスターやフライヤーを掲示しました。
バレエの魅力が発信できれば集客につながるかなと、学校でのデモンストレーションやイベントへ出店、舞台裏の見学や無料体験レッスンなどの提供と、積極的に活動もしました。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
認知度アップを目指した40代男性の事例:集客の結果を教えてください
バレエ教室の存在が地域に浸透、バレエ教室への参加者数が増え、新たな生徒を獲得することができました。
広告やイベントへの参加により、多くの人々がバレエ教室の存在を知り、興味を持って参加してくれました。
地域のイベントへの参加や学校でのデモンストレーションなどを通じて、バレエ教室の知名度が高まりました。
教室の魅力や指導内容に満足してくれたことが、生徒の定着につながりましたし、参加者やその家族、友人からの口コミにより、教室の評判が広がりました。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
認知度アップを目指した40代男性の事例:結果から得られた成功の要因は?
バレエ教室が提供するプログラムや指導内容が魅力的であり、参加者にとって興味深いものだったことが一因だと思います。
適切なレベルや年齢に合わせたカリキュラムや、質の高い指導により、生徒が満足する経験を得ることができました。
生徒が満足して、口コミを広めてくれたのも成功の理由だと思います。新たな生徒の獲得につながりました。
積極的に活動をして、地域の信頼を得たから集客が成功したのだと思います。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
集客は難しい?生徒が集まらないバレエ教室の特徴とは?
生徒集めがうまくいかないバレエ教室の特徴として4つのポイントがあげられます。
- そもそもバレエ教室の存在が知られていない
- ターゲットにしたい層がどのようなニーズを持っているか理解できていない
- 教室の強みや特色がターゲットにうまく伝わっていない
- チラシやフリーペーパーの掲載などアナログ集客にだけ頼っている
バレエ教室の生徒を集めるための前提として、バレエ教室の存在を知ってもらわなければいけませんね。
ターゲットのニーズに合った教室作りや他の教室と差別化するためのブランディングも、バレエ教室の集客を成功させるには必要です。
集客はチラシやフリーペーパーといったアナログの方法だけでなく、SNSやホームページなどのオンラインを活用した方法も取り入れる必要がありますよ。
しっかりと集客効果を得るためにも、うまくいっていないポイントを理解したうえで集客を行っていきましょう。
次の項目から詳しい集客方法を紹介しているので参考にしてくださいね。
コンセプトやブランディングが活かせる!Webを活用したバレエ教室の集客方法
せっかく素敵な教室をオープンさせても、それだけでは生徒は集まりません。
たくさんの生徒を集めるためにはバレエ教室に合った集客方法を選んで効果的に宣伝しましょう。
ここからはバレエ教室におすすめのweb集客方法を紹介します。
インターネットの利用者は年々増え続けているので、集客に利用しない手はないですよ。
web集客①ホームページを作成する
webでバレエ教室の集客をするならホームページは必須です。
ホームページがあれば、インターネットを通して時間や場所に関係なくユーザーの方からアクセスしてくれるので、あなたが休憩している間も集客ができますよ。
ホームページを作る上で一番大切なのは、ユーザーにとって有益な情報を提供することです。
バレエ教室を探す上でユーザーが求めている情報は以下のような教室の詳細情報ですね。
- 初心者でも通うことができるのか
- どんな道具や服装が必要なのか
- 入会金や月謝などの費用
- 教室の開講日時
- 発表会はあるのか
- どんなカリキュラムなのか
- 講師はどんな人なのか
ホームページはたくさんの情報を掲載できるので、ユーザーが知りたい情報やユーザーの疑問が解決するような情報をしっかりと掲載していきましょう。
教室の情報を詳しく掲載することで、ユーザーからの信頼が増して集客につながりますよ。
またホームページで集客するには、検索エンジンで上位に表示させるための「SEO対策」や地図検索で上位に表示させるための「MEO対策」も必要です。
SEO対策もMEO対策もホームページ内にキーワードをたくさん盛り込むことが基本です。
「バレエ教室+地域名」「バレエ教室+初心者」「バレエ+姿勢よくなる」などユーザーが検索しそうなキーワードをしっかり盛り込んでいきましょう。
SEO対策やMEO対策を行い、バレエ教室の情報を詳しく掲載すれば、より多くのユーザーに見てもらいやすくなるので集客効果も高まりますよ。
web集客②ブログを書く
ブログを書くこともバレエ教室の集客に役立ちます。
たとえば、日々のレッスンの様子や生徒たちの成果などを発信すれば、バレエ教室を探しているユーザーはブログを通して教室の詳細を知ることができますね。
ほかにもバレエを活用したストレッチ方法や猫背の改善といった記事をブログに書けば、潜在層へのアピールもできます。
自分の悩みがバレエを習うことで解消できそう、と思ってもらえればバレエ教室への興味がわきますね。
ブログはテーマごとに投稿できるので細かいニーズにも対応できるのが大きなメリットです。
ブログがユーザーにとって有益なものであれば、何度もブログに足を運んでもらえて集客につながります。
この教室に通ってみたいと思われるような役に立つブログを書くことを心がけましょう。
ブログ集客についてはこちらの記事を参考にしてください。
web集客③SNSを活用する
年々利用者が増えているSNSも集客に活用できますよ。
事例でもInstagramの活用で集客効果を得ていましたね。
SNSは拡散力が高いので、バレエ教室の認知度をあげるのにおすすめです。
まずはSNSで教室に興味を持ってもらい、そこからホームページやブログへ誘導して詳しい内容を見てもらいましょう。
また、SNSはDMなどで気軽にやり取りもできるので、ユーザーとの距離も縮められます。
SNSで世界観を創り上げれば、ほかの教室と差別化でき、自身のバレエ教室のブランディングもできますよ。
次の項目ではバレエ教室の集客におすすめのSNSを紹介するので、参考にしてくださいね。
バレエ教室におすすめのSNS:Instagram(インスタグラム)
バレエ研究所の調査からも分かるように、バレエの学習者数に対する男子生徒数の割合は3.1%と少なく、バレエ教室の生徒の多くが女性です。(※1)
そのため女性ユーザーが多いInstagramはバレエ教室の集客にぴったりのSNSですよ。
Instagramは画像をメインで投稿するので、バレエのきらびやかな衣装や綺麗なポージングを投稿して興味を惹くのが効果的ですね。
また、普段のレッスンの様子や発表会の様子を投稿すれば、教室の雰囲気が分かるのでバレエ教室を選ぶ決め手にもなりますよ。
ただし生徒の写真を使う場合は必ず本人や保護者の許可をとることを忘れないでくださいね。
InstagramのプロフィールにホームページやブログのURLを記載して誘導すると、より集客につなげられます。
集客やブランディングなど、役立つInstagramの活用法については以下の記事を参考にしてくださいね。
(※1)文化庁委託事業|令和3年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業「日本のバレエ教育に関する全国調査」日本のバレエ教育環境の実態分析|『バレエ教育に関する全国調査2021』基本報告
バレエ教室におすすめのSNS:Facebook(フェイスブック)
Facebookの利用者は30代~50代とInstagramよりも年齢層が高く、実名での登録が基本なので信頼性が高いのが特徴です。
なので、大人向けのバレエ教室や子どもにバレエを習わせたいと考えている親御さんへ向けた集客に向いていますよ。
TwitterやInstagramと違って長文を投稿ができるので、ユーザーに詳細な情報を伝えやすいのもFacebookのメリットですね。
普段のレッスンをはじめ、発表会やコンクールなどの様子を伝えたり、バレエ教室のレッスンスケジュールを詳しく伝えるといいでしょう。
さらにFacebookはインターネットで検索した際に上位に表示されやすいので、定期的に更新すれば見つけてもらいやすくなりますよ。
Facebookはメッセージ機能を使ってユーザーと直接やり取りができ、ホームページへの誘導も可能なので、バレエ教室の集客にぜひ取り入れたいSNSです。
web集客④ポータルサイトに登録する
習い事に特化したポータルサイトに登録することで、よりバレエに興味を持っているユーザーに教室をアピールすることができますよ。
ここでは3つのポータルサイトを紹介します。
あなたのバレエ教室にぴったりのポータルサイトを見つけてくださいね。
バレエの情報に特化した「Ballet Navi(バレエナビ)」
Ballet Navi(バレエナビ)は、バレエ教室のさまざまな情報を掲載しているポータルサイトです。
教室の情報だけでなく、発表会の情報や講師の紹介まで網羅しているので利用者の多いサイトですよ。
Ballet Navi(バレエナビ)は無料会員でもスタジオの名前と電話番号の掲載は可能です。
ただ有料会員の方が写真の掲載ができたり、教室の特徴/料金/体験レッスンの内容などさまざまな情報を掲載できるのでより興味を持ってもらいやすいでしょう。
有料会員になった際の費用は以下の通りです。(※2)
初期費用 | 初年度 | 2年目以降 | |
月額 | 0円 | 6,300円 | 4,980円 |
Ballet Navi(バレエナビ)はバレエに特化したポータルサイトなので、バレエに興味を持った見込みの高いユーザーに的を絞ってアピールできるのがメリットです。
バレエに対する意欲の高いユーザーを集めたい場合には利用したいポータルサイトですね。
(※2)Ballet Navi|バレエナビ会員になる|ご利用料金
ダンススクール検索サイト「ダンサガ」
ダンサガはバレエだけでなく、ヒップホップやジャズダンス、日本舞踊などさまざまなジャンルのダンス教室の情報が掲載されているサイトです。
ダンスに特化したマッチングサイトなので、教室の詳細を登録しておけば、あなたの教室の条件に合ったユーザーが申し込みしてくれますよ。
ダンサガは教室ごとに専用ページを作って詳細情報を掲載できるので、ホームページの代わりにもなるのが大きな特徴です。
公式サイトには登録料などの記載はないので、気になる方は問い合わせてみてくださいね。
ダンサガはダンス全般に興味のあるユーザーが利用するサイトなので、教室の情報を充実させて、あなたのバレエ教室に興味を持ってもらえるようにしましょう。
子どもが通えるバレエ教室だけを探すなら「おこちゃまスクール」
おこちゃまスクールは全国にある子供向けの習い事教室の情報を掲載しているポータルサイトです。
乳児から高校生までを対象に、音楽/スポーツ/アートなど幅広いジャンルの習い事教室の情報が載っていますよ。
口コミの投稿ができるので、高評価をもらえれば教室の信頼度を高めることができます。
おこちゃまスクールのユーザーは子供向けの習い事を探している親御さんです。
信頼できる先生に教えてもらいたいと考えているため、口コミは重要ですよ。
「おこちゃまスクール」の登録は無料ですが、ホームページと連携するサービスなので、自身で教室ホームぺージを持つ必要がありますね。
子供の習い事に特化した「おこちゃまスクール」は、教育の一環にバレエを取り入れたい層へのアピールにぴったりです。
子ども向けのバレエ教室を開くならぜひ活用しましょう。
生徒に選ばれるためのバレエ教室作りに必要な6つのコツ
数あるバレエ教室の中で生徒に選ばれるバレエ教室になるためにはいくつかのコツがあります。
ここからは生徒が集まるバレエ教室にするためのコツを6つ紹介します。
コツをしっかり掴んで、バレエ教室の集客に役立てましょう。
- コツ①コンセプトを決めてターゲットのニーズを分析する
- コツ②ブランディングを徹底する
- コツ③ニーズがある地域なのかを分析する
- コツ④体験レッスンから入会につなげる工夫
- コツ⑤在籍している生徒を大切にする
- コツ⑥イベントに参加する
コツ①コンセプトを決めてターゲットのニーズを分析する
バレエ教室の集客ではバレエ教室のコンセプトを決めましょう。
たとえば、子どもにバレエを習わせたい親と大人になってから未経験でバレエを始めたい人とでは求めるものが違いますよね。
どんなバレエ教室にするのかコンセプトを決めれば、ターゲットが明確になります。
ターゲットの求めているニーズを分析することで、コンクール入賞を目指す教室なのか、趣味として長く続けられる教室にするのかなど教室の方針も見えてきますね。
コンセプト/ターゲット/ニーズが分かれば、誰にどのような教室をアピールすればよいかが分かるので、集客がしやすくなりますよ。
ここからはコンセプト例を紹介するので、参考にしてください。
コンセプト例:【プロ志向】正しい技術や知識の習得
プロを目指している人をターゲットにプロ志向のバレエ教室を開くなら、正しい技術や知識の習得ができることをアピールしましょう。
プロ志向の人は、プロになるという目標があるので今よりもさらにスキルアップしたいと考えています。
そのためホームページなどでコンクールでの実績や講師の受賞歴を掲載すると、信頼感が高まり集客しやすくなりますよ。
「オーディション対策」「徹底的な個人のスキルアップ」などを謳い文句にするといいですね。
バレエ教室に通うことで確実にスキルアップできることをアピールすることが、プロを目指す人を集客するコツですよ。
コンセプト例:【情操教育】豊かな心を育てる
バレエを通して豊かな心を育てる情操教育をコンセプトにする場合、ターゲットとなるのは子どもを持つ親御さんが多いでしょう。
「感性が磨かれる」「創造力が高まる」「立ち居振る舞いがきれいになる」といったバレエの情操教育におけるメリットを伝えると効果的ですよ。
情操教育を求めるユーザーには、楽しみながらしっかり教えているという点をアピールすることで、集客につなげられますよ。
コンセプト例:【健康志向】しなやかな体を作る
健康志向のためにバレエを始めたいと思っているターゲットには、バレエがもたらす健康面での効果を訴求するといいですよ。
- バレエをすれば体が柔らかくなり怪我しにくくなる
- 運動することでストレス解消になる
- ダイエット効果がある
など、美容や健康面におけるバレエの効果を伝えましょう。
健康志向のユーザーには、レッスンは辛くないことや運動が苦手な人でも大丈夫なことを伝えて集客を目指してくださいね。
コツ②ブランディングを徹底する
ブランディングを明確に行い、ほかのバレエ教室との差別化を図ることも生徒に選ばれるバレエ教室になるための大切な要素です。
バレエ教室のコンセプトを決めることは生徒に選ばれるためのコツとお伝えしましたが、コンセプトを決めても、そのコンセプトがバレエ教室を探している人にうまく伝わらなければ意味がありません。
たとえばコンセプトを「プロ志向」と定めたなら、教室を探している人にも「プロを目指すならこのバレエ教室だよね」と共通の認識をもってもらうことが大切なのです。
ブランディングを成功させるためには、ホームページやブログ、SNSでの情報発信やデザインにイメージカラーを意識したり、雰囲気を統一したりしましょう。
ブランディング例を紹介するので、参考にしてくださいね。
ブランディング例:【プロ志向】正しい技術や知識の習得
プロ志向のバレエ教室としてブランディングするためには、レッスンのカリキュラムがしっかりしていることや実績をアピールしていきましょう。
プロ志向のユーザーはワンランク上の技術を求めているので、信頼性と実力を裏付ける受賞歴をアピールするのも大きなポイントになりますよ。
また、本物感が伝わるようにシンプルでスタイリッシュなデザインや黒やゴールドのシックな色みを取り入れるのも効果的です。
プロを目指すためのバレエ教室なのに、手書きのデザインだったりカラフルでポップな色みだったらどこか信頼性に欠けますよね。
実績があまりない場合は、通っている生徒さんの「こんなことができるようになった」という口コミを集めるのもひとつの方法ですよ。
ブランディング例:【情操教育】豊かな心を育てる
情報教育を行うバレエ教室としてブランディングする際は、レッスンの楽しさやバレエを通して感受性豊かな心が育つことをアピールしていきましょう。
実際にバレエ教室でレッスンをしている子どもたちの様子や雰囲気を伝えたり、発表会の様子、どんな衣装で踊るかなど写真を掲載して伝えるといいですよ。
写真を取り入れるとユーザーがイメージしやすくなります。
また、ホームページやSNSではカラフルな色づかいやピンクなどのかわいらしい色を取り入れて、レッスンの楽しさをアピールしましょう。
逆に黒などの濃い色ばかり使ってしまうと本格的な教室だと思われ、「とりあえずバレエをやってみたい」と思う層には避けられる可能性があります。
教育の一環としてバレエを習いたいユーザーには、無理なく楽しくレッスンができ、長く続けられる教室というイメージを持ってもらうといいですよ。
ブランディング例:【健康志向】しなやかな体を作る
健康のためにバレエを始めたいユーザーには、気軽に始められることをアピールしましょう。
「初心者OK」「コロナ太りの方必見」「美しい姿勢を手に入れられる」といった謳い文句があれば、敷居の高そうなバレエでも始めやすくなりますね。
大人になってからのバレエだと気後れしてしまう人も多いので、地域のイベントへ参加してアットホームさや初心者でも安心できる雰囲気を伝えるのもいいでしょう。
大人向けの教室をアピールするために、淡い色や白を基調とした落ち着いた色づかいでホームページやチラシなどを作成するのもおすすめです。
黒も落ち着いた色なので使って構いませんが、あまりに使いすぎると重厚さやエレガントさが強調され、健康志向のユーザーのイメージとは離れてしまいます。
健康志向のユーザーには、バレエを身近な存在に感じてもらえるようなブランディングが有効ですよ。
コツ③ニーズがある地域なのかを分析する
どんなに集客に力を入れても、そもそもバレエ教室のニーズがない地域だったら効果はでませんよね。
バレエ教室のニーズがある土地なのかを分析して、教室を開くこともバレエ教室が成功するためのポイントです。
たとえば子供がターゲットの場合は、バレエ教室に興味がある層が多いことが基本ですね。
習い事として通わせる余裕のありそうな地域であることも重要になってきます。
対してバレエを趣味にしたい大人がターゲットの場合は、駅近など仕事帰りでも通いやすいことが重視されますよ。
また、バレエ教室のニーズがある土地でも近くに競合のバレエ教室が多ければ集客に苦戦してしまいます。
競合のバレエ教室の有無もバレエ教室を開く地域を選ぶ際のチェックポイントですよ。
この記事の冒頭で紹介した20代女性の実例にもあるように、教室の立地は集客を左右する大切なポイントです。
事前にバレエ教室を開く地域を分析し、よく考えてスタジオの場所を決めましょう。
コツ④体験レッスンから入会につなげる工夫
体験レッスンから入会につなげるための工夫も考えましょう。
バレエはほかの習い事と比べると月謝などの費用が高いと思われがちです。
教室選びに失敗したくないと思う人が多く、ほかのバレエ教室と比較検討する人がほとんどです。
まずは体験レッスンでバレエ教室の楽しい雰囲気を伝えましょう。
その上で、体験に来た人が求めているレベルにまで到達できるのかなど、課題の解決に向けた方法を提示して体験に来てよかったと思わせることが重要です。
体験レッスン後に申し込めば入会金0円などの特典でお得感をアピールする方法もいいですね。
体験レッスンで教室の様子を伝えて、さらに入会特典も用意することで、体験レッスンから入会につなげましょう。
コツ⑤在籍している生徒を大切にする
新規の生徒ばかりを集めるのではなく、すでに在籍している生徒も大切にしましょう。
あまりにも生徒の入れ替わりが激しい教室だと「この教室はよくないのかな?」と不安に思われ、マイナスの印象を持たれる可能性があります。
長い間レッスンを受けている生徒がいるということはその教室の安心感にもつながるので、バレエ教室のアピールポイントにもなりますよ。
また、在籍している生徒の満足度が高ければ、いい口コミや評判で新たな生徒の獲得にも一役買ってくれるでしょう。
体験レッスンで在籍している生徒の様子をチェックする人もいるので、在籍している生徒たちが楽しくレッスンしている様子がアピールできれば、バレエ教室として大きな強みになりますよ。
コツ⑥イベントに参加する
地域のお祭りやイベントに参加することで、バレエ教室の認知を拡大させることも必要です。
どんなに優秀な経歴を持っている講師であっても、バレエ教室でのレッスン内容やどんなことを学べるのかが分からなければ生徒は集まりません。
詳細が分からないと自分に合っているバレエ教室なのかが分からないからです。
その点、地域のイベントでのステージを通してバレエの公演を行えば、バレエ教室の存在を知ってもらうだけでなく、バレエ教室で学べる技術もアピールできます。
教室の認知拡大とレッスン内容の周知ができるので、地域のイベントには積極的に参加しましょう。
まとめ
バレエ教室の集客方法を紹介しました。
最後にこの記事の内容をまとめます。
- チラシなどの従来の集客方法だけでなくWeb集客にも力を入れる
- ホームページやブログ、SNSは連携させることでより効果的に集客できる
- バレエ教室の集客のコツはコンセプトを決めてターゲットのニーズを明確にすること
- ほかのバレエ教室と差別化するために自身のバレエ教室のブランディングに力を入れることも大切
- レッスンスタジオはバレエのニーズがある土地なのかよく考えた上で選ぶ
- 地域のイベントなどに出演してバレエ教室の認知を広げる
バレエ業界は縮小傾向にありますが、バレエはまだまだ根強い人気があり、幅広い年齢層から支持されています。
バレエ教室を始めるなら、コンセプトとターゲットを決めて、効果的に集客することが成功へのカギですよ。
この記事を参考にしてバレエ教室での集客を成功させましょう。