事例から学ぶ!アロマテラピー(アロマセラピスト)の効果的な集客方法
- アロマを使ったサロンの集客方法は?
- SNS集客したいけれど、どれから始めていいかわからない!
- イベントはアロマテラピーの集客に効果があるの?
アロマテラピーは幅広い層に人気がでてきましたね。
アロマを使ったセラピストやサロンも多くなっているため、選ばれるアロマセラピストになるためにはブランディングやターゲット設定など集客のコツを押さえる必要があります。
この記事ではアロマテラピーの集客方法やポイントなどを紹介しています。
集客方法を考えることで、アロマセラピストとしてのスキル以外の強みも発見できますよ。
アロママッサージサロンの集客成功例もあるので、ぜひ自店の集客に役立ててくださいね。
事例から学ぶ!アロマテラピー(アロマセラピスト)の集客方法
ここではアロマテラピーの集客成功の例を紹介します。
ブランディングが上手くいった例やSNSやチラシを活用して成功した例、紹介制度や特典の導入で成功した例もありますよ。
集客方法や成功の要因など、詳しく事例を見ていきましょう。
こちらの記事ではセラピストの開業で失敗する原因や成功の秘訣を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
事例①ブランディング・SNS集客・チラシ、さまざまな集客を取り入れた40代女性
最初に紹介するのは、知名度を上げて集客した事例です。
フライヤーの配布や市報の広告掲載、店名のステッカーを車の後ろに貼るなど、さまざまな集客方法を行いました。
また、セラピストとして自身のブランディングをすることでファン獲得につなげていますよ。
では具体的に事例を見てみましょう。
マッサージ・アロマセラピスト(40代女性)の例:集客の具体的な施策は?
アロマセラピストとして、自分のキャラを確立させました。
知名度をあげるための、施策も多く行いましたよ。
たとえば家から1時間以内、サロンに通える範囲にエリアを絞って、チラシを置いてもらったり、フライヤーをポスティングしたりしました。
SNSも毎日、同じ時間に更新。市報へ広告を掲載。イベントや出張、地域雑誌への営業も積極的におこないました。
さらに車も宣伝に使えるなと思い、自分の車の後ろに店舗名と電話番号を書いたシールを貼りました。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
マッサージ・アロマセラピスト(40代女性)の例:集客の結果を教えてください
フライヤー、SNSからの反響が良かったです。
特にSNSはお客さまがお友達や知り合いへ「良いアロママッサージサロンあったよ!」と伝えるときに活用できるらしく、「紹介されてSNS見てきました」というお客さまが増えました。
幅広い層のお客さまの集客ができたのは、市報に掲載した広告が理由かなと思います。
意外と車のシールが気になる人もいて「それはなんのお店のステッカーなの?」と聞かれたこともあります。
どの施策も、それなりに効果はあったので、やらないよりかはやって良かったです。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
マッサージ・アロマセラピスト(40代女性)の例:結果から学べる集客のポイントは?
集客のポイントは自分ができることを積極的にやっていくことだと思います。
SNSが苦手なら、チラシ配りを頑張れば良いと思いますし、既存のお客さまがお友達へ紹介しやすいシステムを作っても良いと思います。
後はセラピスト(自分)のファンになってもらうこと。具体的にはキャラ作りやセルフブランディングが大切だと思います。
お客さまは「アロマテラピーの技術よりも人柄を重視している」と、集客をやっていて感じたからです。
「セラピストとしての技術がないから」と悲観するのではなく、「会いたい!」と思ってもらえるような人になることが大事だと思います。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
事例②紹介制度や特典の導入で集客成功した30代女性
次に紹介するのは、既存のお客さまからの紹介で集客できている事例です。
さらに、ファンになったお客さまによる口コミやSNS投稿で集客に困らない仕組みもできていますよ。
お客さまの口コミや紹介を活用して集客に成功した事例を見てみましょう。
マッサージ・アロマセラピスト(30代女性)の例:集客の具体的な施策は?
お客さまにとって予約しやすく、知り合いに紹介したいアロマテラピーになるようにしました。
具体的にはSNSのDMから予約できたり、SNSで今施術ができるのかの情報を発信したりしました。
後はリピート率の高いお客さまを獲得できるように、紹介でサロンへ来た方と紹介した方へ割引を実施、開業から現在まで、この施策は継続中です。
割引金額は紹介でサロンへ来てくれた方へは2回めの来店時に1,000円引き、紹介した方へも1,000円引きです。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
マッサージ・アロマセラピスト(30代女性)の例:集客の結果を教えてください
紹介制度は好評で、紹介で予約が入ることが増えました。
紹介人数に制限はないので、どんどん輪が広まっています。
紹介で来てくれた方は最初からアロマテラピーに良い印象があるようで、リピート率は高めですね。
SNSは私のアロママッサージサロンを知るきっかけとして役立っている感じです。
SNSから数人ですが来店してもらえたので、続ければ認知度があがって、もっと集客できるようになるかなと期待しています。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
マッサージ・アロマセラピスト(30代女性)の例:結果から学べる集客のポイントは?
集客のポイントはお客さまの立場から考えることだと思います。
たとえば口コミでもWebに載っている知らない人の声より、知り合いから聞いた体験談の方が信頼できる傾向にあると思います。
私のアロママッサージサロンは、信頼度の高い声に、お客さまからしたら嬉しい割引が加わって集客できたのだと感じました。
それにプラスして、集客は地味にコツコツ続けることも大事かなと思います。
たとえばSNSの発信は続けなければ、動いていないアカウントが存在しているだけです。
お客さまが検索して、気になって「問い合わせしたいな」「予約したいな」となるような発信を続けるのが大切だと思いますよ。
紹介と割引制度は、開業から現在まで続けているので、継続は集客のポイントだと思っています。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
事例③SNS集客を成功させた30代女性のアロマセラピー
次に紹介するアロマテラピーサロンでは、コロナ禍でもできることを探りながら集客していったことがコロナ以降にもお客さまに支持される理由となっていますよ。
またスタッフがそれぞれSNSで投稿を頻繁にあげ、サロン全体でお客さまの意見や反応を参考にするなど、お客さまの声からニーズを汲み取っています。
どのような集客をしたのか、30代女性のアロマテラピーの事例を詳しく見ていきましょう。
アロマセラピー(30代女性)の例:集客の具体的な施策は?
コロナの影響で自粛生活をされてる方や後遺症でお悩みの方の癒しとして、出張サービスを行いました。
同時に頭皮マッサージを取り入れたりと、施術メニューの見直し、ママさんには料金を半額にして利用しやすいようなキャンペーンも行いました。
従業員のスキルを上げることにも力を入れました。
また従業員一人一人が頻繁にSNSへ、宣伝の投稿をおこないました。
定期的にミーティングを行うようにして、SNSでのコメントやお客さまの反応などをそれぞれ発表し、その意見を参考に、スタッフみんなで話し合う機会を増やしました。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
アロマセラピー(30代女性)の例:集客の結果を教えてください
始めは様子を見ながら始めたことですが、すぐに反響がありました。
口コミで広がるのが予想以上に早く、たくさんの方に利用していただきました。
スタッフの数を増やさないと回らないぐらい予約が埋まりました。
コロナ禍で、感染予防や対策を徹底するのが難しく休業も何度も行い、予約が入ってる状況の中の休業期間は、かなり頭をかかえましたね。
ですが再開した時に、またすぐに予約が殺到したので、努力したことが無駄にはならず結果良かったです。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
アロマセラピー(30代女性)の例:結果から学べる集客のポイントは?
今の時代に合わせたやり方と、実際のお客さまの声を参考に動いた事が結果につながったと思います。
コロナで気持ちが沈み、当たり前の生活ができなくなっていた時期に、どうしたらいいか何を求められているか、自分が持っている技術で今できることは何かを真剣に考えました。
先の見えない不安よりもやってみて分かる事の方が収穫が大きいと思ったので、メンタル的にも強くなれた気がします。
世の中が大変な時だからこそ頑張れたので、今を見ることは大事だなと思います。
※上記は自社の独自アンケート調査をもとに作成したものです。
集客前に知っておくべきアロマテラピーの需要・市場規模
アロマテラピーの需要はまだまだ見込め、増加傾向にあります。
たとえばコロナ以降はマスクや疲れを癒すアロマに人気が高まっており、より日常的に利用されることが多くなりました。
特に「眠り」「心を落ち着かせる」などのニーズがはっきりとしたアロマ商品が特に注目を集めていますよ。
また、男性にもアロマをインテリアに使うなどのニーズが高まっているためターゲットの幅が広がってきたことも特徴です。(※1)
株式会社グローバルインフォメーションの報告では、アロマ市場の拡大が今後も見込まれることが予測されており(※2)、集客できる可能性の高い市場と考えられますね。
(※1)公益社団法人 日本アロマ環境協会『 アロマ市場の今後の展望 ~精油配合製品の多様化と、男性市場の拡大~』
(※2)株式会社グローバルインフォメーション『アロマ成分市場、2028年には76億9,262万米ドル規模に到達予測』
【Web集客編】アロマテラピー・アロマサロンの効果的な集客方法5つ
ここでは、アロマテラピー・アロマサロンのWeb集客で使える5つのツールを紹介していきます。
特に多くのお客さまがアクセスするため、ポータルサイトやSNSの活用は集客に必須です。
さまざまなWebツールを、効果的に活用して集客に役立てましょう。
それではアロマテラピー・アロマサロンのWeb集客方法について詳しく解説していきますね。
Web集客①ポータルサイトの活用
- ホットペッパービューティー
- Rakuten BEAUTY
- EPARK リラク&エステ
- ビューティーパーク
- minimo
ポータルサイトとは、多くの情報が集まっているサイトのことで代表的なものではYahoo!もポータルサイトにあたります。
アロマテラピーの集客では、ポータルサイトのお客さまの目に留まりやすいメリットを活かして、新規のお客さまを獲得しましょう。
たとえばホットペッパービューティーは会員数も多く知名度があり、Googleで「アロマ サロン」と検索すると上位表示されるので、できるだけ多くのお客さまにサロン情報を見て欲しいと考えるアロマテラピーサロン向きです。
しかし、ポータルサイトでは他のサロンと比較されることが前提なので、お客さまの定着化につながりにくい傾向があります。
つまりポータルサイトの集客では、2回め以降に使用できるお得なクーポンの発行や、アロマセラピスト自身のファン作りなど工夫が必要となるのです。
ファンになってもらうためにはポータルサイトを入口にし、サロン専用のSNSやホームページに誘導することで、他店に流れにくい仕組みが大切ですよ。
Web集客②SNSの活用
SNSではセラピストの人柄やサロンの雰囲気、イベント情報の告知、キャンセルによる当日の空き情報など多くの人に届けたいことを発信するのに活用できます。
なぜならSNSは幅広い年代で利用率が高い特徴があるからです。
アロマテラピーの集客では、SNSの口コミを広告の代わりとしても活用できますよ。
ここではSNSのなかからアロマテラピーの集客に向いている、インスタグラム/ツイッター/ティックトックを詳しく紹介していきます。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
アロマセラピーのSNS集客:Instagram(インスタグラム)
投稿が気軽にできて、ファン獲得がしやすいSNSとしてInstagramがおすすめです。
Instagramは好き嫌いが第一印象で決まるため、写真を載せる際はデザインに一貫性を持たせることがポイントですよ。
SNSならではの炎上リスクもあるので、投稿する写真への写り込みや内容はチェックしてくださいね。
投稿内容はリラックスできるサロン内の写真やアロマの使用方法、使用する際に注意することなどを発信しましょう。
このような役立つ情報の発信は「アロマテラピーサロンへ行ってみたいな」と興味を持ってもらえ、集客の入口となるからです。
実際にInstagramで「#アロマテラピー」と検索をすると、人気投稿として上位表示された投稿のなかには「15週間前」「6週間前」と時間が経過した投稿がありました。
つまり、いつ発信したものかは関係なく、役立つ情報であればお客さまの目に触れるチャンスがInstagramではあるのです。
Instagramの効果的な集客方法はこちらの記事でも載せています。ぜひ見てくださいね。
アロマセラピーのSNS集客:Twitter(ツイッター)
Twitterはユーザー数が多く拡散力が強いのが特徴です。
位置情報がつけられるため、サロン近くのお客さまへキャンペーン情報を知らせたい時に便利ですよ。
この機能を使って、「近くだから一度行ってみよう」という気持ちにさせるキャンペーンや特典などをTwitterで流すのも効果的ですね。
気軽に見てもらえる一方で、新しい情報が随時上に来るため、情報が埋もれてしまう可能性が高いです。
近いサロンに仕事帰りに立ち寄ってもらえるよう、退勤や出勤の時間帯を選んで投稿をしましょう。
さらに、アロマテラピーの集客ではTwitterに書かれた口コミを広告として拡散できます。
たとえばTwitterで「アロマテラピー」と検索すると、「今日アロマテラピーに行ってきた!癒やされた」「アロマテラピーで気持ちが整った」などの投稿があります。
最近ではSNSの検索はハッシュタグ検索が一般的なので、サロンの名前やアロマセラピストなどのハッシュタグ(#)を付けてSNSへ投稿してもらえれば、高い宣伝効果が期待できますね。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
アロマセラピーのSNS集客:TikTok(ティックトック)
SNSとしては新しいTikTokは、若年層が中心のSNSです。
アロマテラピーサロンのTikTokでは動画で興味をひいて、アロマテラピーへの関心を高め集客へつなげるような使い方ができます。
なので、おすすめのアロマの使い方を短い動画でわかりやすく届けることをおすすめします。
調べてみると「アロマセラピストあるある」「こんなアロマサロンは嫌だ」といった、くすっと笑えるネタ的な動画も多かったですよ。
ティックトックはフォーマットの中から音楽や動画の効果を選ぶことができます。
これまで時間がかかるために動画編集ができなかった方もサロンの案内や、アロマの使い方などの紹介が気軽にできますね。
Web集客③ブログの活用
- アメブロ
- note
- FC2ブログ
- Blogger
- JUGEM
特にアロマテラピーにおすすめのブログはアメブロです。
なぜなら登録や利用が簡単で、フレンド内で相互リンクをすることでサロンの存在を多くの人に知ってもらえるからです。
サロンを選ぶ際に働いている人の雰囲気や、人間性がわかるブログをチェックするお客さまもいるためブログは大切な集客ツールです。
お客さまがこのブログで知ったことが悩みの解決につながったり、親近感が持てるブログでサロンの予約につながるケースもありますよ。
たとえばアロマテラピーのターゲットのなかには「不眠症を改善する自分でできる方法を知りたい」「面接前の緊張ってどうすれば和らぐのかな」といった疑問を抱えつつも、解決法がわからない方もいますね。
そのようなターゲットに向けて、アロマテラピーが問題を解決できることを伝えられれば、実際にサロンに行って施術を受けてみようと考えてくれるのです。
さらに、ブログはホームページを作るよりも時間がかからず、安価で簡単にできるのが特徴ですよ。
ブログを始めてすぐに効果が出るものではありませんが、ホームページほど作りこむ時間や労力はかけられないというセラピストにおすすめです。
Web集客④ホームページの開設
ホームページは信用性を高められる、おすすめの集客方法です。
アロマセラピーで施術するのはプライベートな空間が多いため、信頼感はお客さまにとって店を選ぶ上で大切な基準になります。
サロンの基本情報のほかにも、サロンやスタッフの人柄がわかる投稿、お客さまの口コミなどを見ることで「しっかりしたサロン」「安心できるセラピスト」だと認識されます。
また「アロマテラピー サロン 東京」で検索すると、美容系ポータルサイトに続いて各アロマテラピーサロンのホームページが表示されます。
ポータルサイトのほうが認知度が高く上位表示される可能性が高いですが、サロンホームページでも検索上位を狙え、集客に活用できるとわかりますね。
ホームページについては こちらの記事でも詳細を載せていますので、ぜひ参考にしてください。
Web集客⑤Googleビジネスプロフィール・Yahoo!プレイスへの登録
地図アプリの利用に関する調査では、地図上から店舗を検索し他店と比較されることが多く、星の数や口コミ、掲載情報が店舗を選ぶ際の決め手になることがわかっていますよ。(※3)
そのため、Googleビジネスプロフィール・Yahoo!プレイスへの登録が重要です。
どちらのツールも無料で利用できるので、ぜひ活用してくださいね。
GoogleビジネスプロフィールはGoogleやお客さまも情報を入力できるので、すでに自分のアロマテラピーサロンがマップ上に存在している可能性もあります。
掲載するサロンの写真や基本情報、口コミにも目を配っておきたいところですね。
マップで検索するとわかりますが、アロマテラピーの場合ライバルは「アロマ」を扱うお店全般です。
たとえばアロママッサージサロン/アロマ用品店/リラクゼーションサロン/エステサロンなど、多くのライバルがいますよ。
なのでマップの上位表示を狙うMEO対策をしっかりとしておきましょう。
アロマテラピーサロンの基本情報が記載されているか、口コミがあるかなどで評価されるので、今の正しい情報を掲載してくださいね。
(※3)株式会社エフェクチュアル『地図アプリの利用に関する調査2021年』
【アナログ集客編】アロマテラピー・アロマサロンの効果的な集客方法4つ
チラシやアンケートなどの地道な方法は、アロマテラピーの集客の面でメリットが大きいため、おすすめしたいツールです。
また、アナログの集客方法にはこれまでアロマセラピーについて興味がなかった方へも幅広くアプローチできる可能性がありますよ。
ではアナログ集客について、詳しく見ていきましょう。
アナログ集客⑥アンケートの実施
お客さまアンケートは不満点や今後のサロンの経営に役立つ情報が詰まった大切なものです。
アンケートを行うことで、サロンの改善点が明確になったり、上手く活用することで、これからの集客に役立ってくれますよ。
アンケートは行っていくとサロン側として設問を簡単には変えられない面があります。
途中で変えると統計を取った時に、少しの質問の違いで精度が下がってしまうからです。
設問を考える際は事前に、スタッフや友人などにアンケートに答えてもらうなど複数人でチェックしましょう。
お客さまからのアンケートの結果についてスタッフのミーティングで話し合うことで、今後の接客の改善や技術の向上につながります。
さらに、お客さまがサロンに求めていることも分析できるので、チラシ作りやホームページの改善にも役立ちますよ。
アンケートを取りながら日々改善していくことで、リピーター獲得も期待できますね。
アナログ集客⑦チラシのポスティング
Webではお客さま自身がSNS上のボタンを押したりなど能動的なアクションが必要です。
しかしチラシは自宅のポストなどに入るため、お客さまのアクションなしでアロマテラピーサロンを近隣の方へお知らせできるのがメリットですよ。
チラシでの集客は見てもらえるかが大切なので、1秒で印象に残るチラシ作りを意識しましょう。
心理学の分野では「画像優位性効果(PSE)」といい、人間の脳は言葉だけよりも図や写真と一緒に伝えた方が記憶に残りやすく理解しやすいと言われています。
チラシのサイズはさまざまですが、写真と文章でしっかりとアピールすることをおすすめします。
「〇〇にお住まいの方に朗報!」「子育て中のイライラをアロマで解消」などターゲットが何を求めているかを把握し、目に留まりやすく予約につながるチラシを作りましょう。
また、クーポンなど特典も大切です。瞬間に割引やクーポンなどの言葉が目に飛び込むようにしておくことでチラシをじっくりと読んでもらえる確率が上がります。
チラシには、電話番号などの予約の仕方を分かりやすく掲載してください。ブログやSNSの紹介やQRコードをつけておくと、滞りなくアクセスできますね。
アナログ集客⑧イベント・ワークショップの開催
事例にもあったように、イベントやワークショップでアロマセラピーの宣伝を行うのも効果的です。
例えば以下のようなイベントやワークショップが考えられます。
- アロマスプレー作り
- オリジナルの入浴剤作り
- アロマハンドクリーム作り
- クリスマスに合うアロマキャンドル作り
- 親子で楽しめるアロマ体験
ワークショップは集まる人などに左右されるため、初めて行う場合は人数を少なめにして参加者が意見を交わしたり、参加者の質問に丁寧に答えることが大切です。
場の雰囲気を和やかにするための音楽なども用意し、リラックスした雰囲気を作ってお客さまに「このサロンは居心地がよい」という印象を残せるようにしましょう。
ワークショップで同じ空間や時間を一緒にすることで、リピート化が期待できたり、ファンになってもらいやすくなりますよ。
アナログ集客⑨友人・家族の紹介
数多くある中から自店のアロマセラピーサロンを選んでもらうために有効なことは、友人や家族の紹介です。
知らないサロンが看板を出していても、新しい店はなかなか入りにくいものですよね。
そこで友人が勧めてくれたサロンとなると、高価かそうでないか、強引な商法をする店ではないなど事前に情報が聞けるためとても行きやすくなりますよね。
経営する側からしても、新規顧客を取り込むために広告やチラシを配るよりも知り合いからの紹介からのほうが信用があるため、質の高いお客さまの集客が期待できます。
友人や家族紹介の特典として、お連れ様無料や、友人や家族の紹介というと〇割引、アロマにちなんだプレゼントなども満足度が高くなりますね。
ぜひ友人紹介の特典を用意し、お客さまがお客さまを連れてきてくれる仕組みを作ってください。
準備不足は失敗の原因!アロマテラピーの集客で明確にすべき3つのこと
集客を考える上で、誰に、何を、どのように、の3つのポイントが明確になっているかを常に考えていきましょう。
SNSでサロンを紹介するときや広告、イベントなどを考える際にも、自店の求めていることや客層がぶれずに集客に役立ちますよ。
アロマテラピーの集客で明確にするべきポイントを、詳しく解説していきますね。
ポイント①誰に?ターゲットの設定
アロマテラピーのサロンをする上で、ターゲットの設定は大変重要なものです。
癒しを求めてくる方が多いといって、ターゲットを設定せずサロン作りをしても誰にも届かないことになってしまいます。
誰に向けて提供するサービスなのかを明確にした上で、自社の強みや特徴をどうやってターゲット層にアプローチできるかを考えていきましょう。
それがサロンやアロマセラピストとしてのブランディングになり、他との差別化につながってきますよ。
では、それぞれのターゲットのニーズを分析していきましょう。
20代~30代をターゲットとするアロマテラピーの場合
20代30代は子育てと仕事の両立、幅広い仕事を任されているなど、心身共に疲れがたまりがちです。
なので、上手く気持ちを切り替えることができるアロマテラピーの情報を発信しましょう。
たとえば仕事中はローズマリーやユーカリなど集中できるアロマ、睡眠の際はリラックスさせるラベンダーオイルをディフューザーでなど、アロマの使い分け方はターゲットのニーズとマッチする可能性が高いですよ。
また20代〜30代は合理的に働くが休みたくてもゆっくりする時間がないという世代です。
なのでアロマサロンの近さや、予約のしやすさ、現金ではなく電子マネーなどが使えることもアピールポイントになりますよ。
40代~60代をターゲットとするアロマテラピーの場合
40代から60代は、子育てはひと段落したものの親の介護や自身の心身のバランスを崩しやすい時期です。
健康に気遣う世代であるため、健康やホルモンバランスの乱れなど悩みをアロマテラピーが解決できることをアピールしましょう。
手軽にアロマを手首に塗ることができるロールオンやアロマスプレーなどをサロンで用意をすることで、忙しいお客さまにも使っていただきやすくなりますよ。
お客さまの悩みに寄り添った商品を紹介することで、お客さまの悩みを分かってくれるサロンとして認識してもらえるでしょう。
ポイント②何を?自分の強み
集客のポイントは、自分のアロマテラピーだけが持っている強みを見つけることです。
差別化のポイントや独自性のある強みを持つことで、割引やキャンペーンなどを頻繁にしなくても選ばれるアロマテラピーサロンやアロマセラピストになれますよ。
強みを考える際は、今いるお客さまがどうして自分のサロンを選んでくれているかを考えてください。
お客さまが得られるベネフィットや、他のアロマテラピーのサロンとは違う点からアロマテラピーの強みを探していきましょう。
たとえば、持っている資格が独自性のある強みになるケースもあります。
アロマテラピーと資格の掛け合わせで、どのような強みが見つけられるのか詳しくみていきましょう。
サロンの価値について悩んでいる方はブランディングについて、こちらの記事も参考にしてください。
【アロマセラピストの強み】民間資格×国家資格
アロマテラピーは資格がないとできないのかというと、そうではありません。
しかし、民間の資格を取っておくと正しい知識を体系的・効率的に学ぶことができ、お客さまにとって信頼感や安心感がありますね。
近年では、医療や福祉の現場にアロマを使う「メディカルアロマセラピー」の期待が高まっており、お客さまが医療や介護の現場で働く立場であることも考えられます。
多くの人が利用する場で使うには、資格のあるセラピストから聞いた情報の方が安心して取り入れることができますよね。
民間の資格に加えて、はり師やきゅう師、理学療法士、柔道整復師などの国家資格を取得することで仕事の幅が広がります。
民間資格に加えて国家資格を取ることで、より権威性や専門性をアピールした集客ができますよ。
【アロマセラピストの強み】アロマテラピー×手技
精油を使いこなすプロである上に、手技のレベルを高めていることでよりお客さまの満足度が高い施術になり、独自の強みになりますね。
アロマトリートメントは、軽擦法、強擦法、揉捏法、叩打法、振せん法、圧迫法、運動法の7つの基本手技があります。
アロマの香りでリラックスしながら、お客さまが気になっている肩こりや痩身効果のある手技をしてもらうことで満足度が高くなりますよ。
また、お客さまが自宅でできるセルフマッサージなどをお伝えすることで、サロンに良い印象が残って口コミにもつながります。
ただし、マッサージを仕事にできるのはあん摩マッサージ指圧師の資格を持つ人だけであるため、アロマトリートメントという言い方が適していますよ。
マッサージサロンやリラクゼーションサロンの集客についてはこちらの記事に詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。
ポイント③どのようにして?コンセプトの設定
コンセプトがはっきりしていることで何を伝えたいのかが明確になり、ターゲットに情報が伝わりやすくなります。
コンセプトを考える際にアロマサロンで使えるコツを2つ挙げますので、ぜひ参考にしてください。
【コツ】アロマテラピーで改善できることを伝える
コツの1つ目はアロマテラピーで改善できることを伝えることです。
たとえば在宅ワークをしているなかで「寝つきが悪くなったな」と悩んでいても、アロマテラピーへ行こうと考える方は少ないですね。
悩みはあるものの、改善方法を知らないターゲットはアロマテラピーサロンに「アロマで健康改善」と書いてあっても、興味を持ってくれません。
なのでチラシやSNSなどでアロマテラピーが解決方法になると気づかせてあげることが大切です。
自分の悩みに気づいたことで、対処法を自分事として聞くことができます。
「なかなか寝られない在宅ワーカーさんの原因は緊張です。私たちはアロマで緊張をほぐし、眠りを改善するためのサロンです」というように、アロマテラピーが解決策になることが明確に伝わるコンセプトを設定しましょう。
【コツ】サロンの雰囲気を伝える
コツの2つ目は、サロンの雰囲気を伝えることです。
「ほっこり」「アットホーム」「隠れ家的」などサロンの雰囲気が伝わりやすい表現をコンセプトに取り入れましょう。
アロマセラピーサロンの特徴をもとに、お客さまが得られるメリットをイメージすることが大切です。
たとえば子育て中の女性には「アットホームである」というコンセプトをベースに子どもが遊べるスペースの写真があると安心です。
「体の不調にちゃんと向き合える」というコンセプトならば落ち着ける照明や個室、ハーブティーのサービスなどの写真や事前カウンセリングが充実しているという情報があると自分の求めていたサロンとして認知されやすいでしょう。
お客さまがサロンで得られることやアロマテラピーの施術で提供できることなどを具体的にコンセプトに盛り込んでいきましょう。
アロマセラピストの独立・開業!アロマテラピーと相性の良いサービスとは?
アロマテラピーと相性のよいサービスを展開することで、これまでアロマに興味のなかったお客さまにもアプローチができ集客の幅が広がりますよ。
アロマテラピーは香りによってリラックス空間を作り出すことができる特徴がありますが、それを活かして上記のようなサービスとの組み合わせが考えられますね。
自店で提供するだけでなく、他店とのコラボレーションも考えられイベントとしても目新しいものになりますよ。
他サロンとの差別化にもなるので、他の業種とかけ合わせたサービスも使って今後の集客に役立てましょう。
こちらの記事では、アロマテラピーと相性のよいネイルサロンの集客方法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
アロマテラピーの集客としてSNSなどWebを使った集客や、チラシなどアナログの方法があります。
これまで見てきたポイントをまとめてみましょう。
- 多くの人が使うサイトを利用してファンづくりに活用する(ポータルサイト/SNS/ブログ/HP/Googleプロフィールyahoo!プレイス)
- 近隣のお客さまや知人紹介による集客で固定の顧客を作る(アンケート/チラシ/イベント/友人家族紹介)
- 「誰に」「何を」「どのように」を明確にしてサロンの方向性を定める
- アロマだけでなく、ネイルやリンパマッサージなど他のサービスとの融合策も考える
アロマテラピーの集客ではターゲット、コンセプトなどをしっかり設定することが大切です。
ターゲットに的確に情報を伝えることで集客に迷わないアロマテラピーサロンにできますよ。