タイピングのコツとは?上達しない人は姿勢が原因!?
- タイピングが上達しない原因は何?
- タイピングを上達させるコツを知りたい
- タイピングの正しい基本姿勢は?
タイピングに慣れていない人でもタイピングが上達する方法があります。
私も初めはタイピングが遅くパソコン作業に時間がかかっていましたが、ここで紹介するタイピングのコツをマスターしたら、タイピングが早くなり作業効率が格段に上がりました。
ここではタイピングが上達しない原因や上達のコツ・練習法などを詳しく紹介しています。
タイピングのコツを知って正しい練習法でタイピングを身に付ければ、タイピングスキルが上がってパソコン作業も効率よくできるようになりますよ。
タイピングが上達しない2つの原因
仕事でパソコンを使う場合、キーボードでのタイピング入力が必須です。
しかし、タイピングのスピードが遅かったり入力ミスを繰り返してしまい、作業に時間がかかってしまうという人もいるでしょう。
タイピングが上達しないのには、どのような原因があるのでしょう。
原因①タイピングの基本姿勢が悪い
タイピングが上達しない原因の1つに、基本姿勢が悪いことが挙げられます。
姿勢が悪いと肩と腕に負担がかかるので指先がスムーズに動かせなくなり、また腰が痛んだり肩や腕が疲れやすくなります。
すると、ミスを繰り返しやすくなったりタイピングの速度が遅くなったりします。
原因②キーボード上の指の位置が違う
タイピングが上達しない原因の2つ目は、キーボード上の指の位置が違うことが挙げられます。
タイピングでキーを打つ指の位置は、決まっています。
このキーボード上の指の位置を守らずに自己流の打ち方をしてしまうと、余計な動きが増えてミスを起こしやすくなったりタイピングのスピードが遅くなってしまいます。
【結論】タイピングが全然早くならない人は練習方法が間違っている
いつまでたってもパソコンのタイピングが全然早くならないという人は、練習法が間違っていると考えられます。
上記でお話しした基本姿勢が悪かったり、自己流の指遣いやキーボードを見ながらタイピングをしている人はタイピング速度が上がりません。
タイピングが上達したいなら「基本の姿勢」と「正しい指の使い方」が重要です。
タイピングとフリック入力の違い
タイピングとフリック入力は、キーボードの打ち込み入力かスマホ画面上の指の動作入力という違いがあります。
キーボードで文字を打ち込むことをタイピングと言います。
一方フリック入力というのは、スマホ特有の画面で指を払うようにして文字を入力する方法のことです。
ガラケイで文字を打ち込む時、例えば「つ」を出す時は「た」を3回押さなければなりません。
しかし、フリック入力では、「た」に指を置くと4方向に「ち」「つ」「て」「と」と文字が出てくるので、「つ」の方向に指を払うように動かすとすぐに「つ」と入力できます。
タッチタイピングとブラインドタッチの違い
キーボードを見ずにディスプレイだけを見て文章を入力していく事を、「タッチタイピング」もしくは「ブラインドタッチ」と言います。
では、タッチタイピングとブラインドタッチの違いは何でしょう?
結論を言うと、どちらも同じです。
昔はブラインドタッチと言っていましたが、ブラインドという言葉が「盲目」という差別用語になるのではという声があり、最近ではタッチタイピングという言い方が使われるようになってきました。
タイピングスキルを上げるメリット
今はほとんどのことがスマホでできるので、プライベートでパソコンを必要としていない人も多くいます。
しかし、会社での仕事はパソコン作業が主流なので、仕事をする上ではタイピングスキルが必要になってきます。
さらに、タイピングスキルを上げることで、仕事上得られるメリットがあります。
メリット①時短になる
タイピオングスキルが上がりタッチタイピングができるようになると、目線は常にディスプレイを見ていることになります。
そのため誤字や変換ミスにすぐに気付きその場で修正できるので、無駄な時間を使うことがありません。
また、キーボードとディスプレイの間を行ったり来たりといった無駄な目の動きもなくなることで、作業にかかる時間が短くなります。
メリット①仕事の作業効率がUPする
タッチタイピングができるようになりタイピングスキルが上がると、格段にパソコン作業が早くなります。
作業時間が短縮されれば、仕事を次々進められるので作業効率がアップします。
初心者におすすめのタイピングの練習方法
では次に、初心者におすすめのタイピングの練習方法についてお話しします。
タイピングに慣れていない初心者は、以下に紹介する練習法がおすすめです。
- キーボードを見ながらローマ字の「AIUEO」を入力する
- キーボードを見ないでローマ字の「AIUEO」を入力する
- 子音を入れて練習する
- 「魔法の言葉」を使って練習する
練習方法①キーボードを見ながらローマ字の「AIUEO」を入力する
文字入力は、ほとんどの人がローマ字入力で行っているかと思います。
日本語のローマ字入力では母音を多く使うので、まずは母音のキーの場所を徹底的に覚えます。
初めはキーボードを見ながらで構いませんので、母音のキーの位置をしっかり指に覚え込ませましょう。
練習方法②キーボードを見ないでローマ字の「AIUEO」を入力する
慣れてきたらキーボードは見ずに視線はディスプレイの方に向けて、「AIUEO」の入力を練習します。
キーボードを見ないでも「AIUEO」が打てるようになるまで、何度も繰り返し練習しましょう。
練習方法③子音を入れて練習する
「AIUEO」の位置を覚えたら、次は子音を入れて練習します。
か行(K)・さ行(S)・た行(T)・な行(N)・は行(H)・ま行(M)・や行(Y)・ら行(R)・わ行(W)の子音を入れてひらがな入力の練習をします。
これで50音の文字入力が覚えられます。
練習方法④「魔法の言葉」を使って練習する
タイピング練習に役立つ「魔法の言葉」を知っていますか?
【パーキングエリアじゅうで、ファンはずっと湯花を蒸す。】
pa-kinngueriajuude、fannhazuxtutoyubanawomusu。
この一文には、全ての母音子音と「-」「、」「。」の記号が入っています。
この文章入力を繰り返し練習することで、全ての母音子音とよく使う記号の位置を覚えることができるのです。
タイピングが上達する正しい基本姿勢とポイント
タイピングが早くできないという人は、タイピング時の自分の姿勢を思い出してください。
猫背だったり椅子の背もたれによりかってタイピングしていませんか?
また、自己流のキーボードの打ち方をしていませんか?
タイピングが上達するには、正しい姿勢と正しい指の位置が大切になります。
以下からは、タイピングを上達するための正しい基本姿勢と正しい指の位置について解説していきます。
タイピング時の正しい基本姿勢
正しく早くタイピングするためには、タイピングをする時の姿勢がとても大切になります。
では、タイピング時の正しい基本姿勢のポイントを見ていきましょう。
- 目線はディスプレイより高い位置にする
- ディスプレイまでの距離は40㎝以上にする
- 肘の角度は90度以上を保つ
- 背筋は真っすぐ伸ばす
基本姿勢①目線はディスプレイより高い位置にする
目線がディスプレイを見上げる位置だと目が疲れてしまい効率が上がりません。
目線はディスプレイよりも高い位置でディスプレイを見下ろすようにしましょう。
基本姿勢②ディスプレイまでの距離は40㎝以上にする
目とディスプレイまでの距離が近すぎると目線の移動が多くなって目が疲れてしまいます。
目の無駄な動きを減らすために、目とディスプレイの距離は40㎝以上離すようにしましょう。
基本姿勢③肘の角度は90度以上を保つ
肘の角度が90度より狭くなると猫背になりやすくなります。
肘の角度を90度以上にすると、姿勢も良くなりタイピングしやすくなります。
基本姿勢④背筋は真っすぐ伸ばす
背もたれには寄りかからずに、背筋は真っすぐに伸ばします。
背筋を正すことで首や肩・腕にかかる負担が減って、タイピングしやすくなります。
タイピング時のホームポジションを覚える
タイピングの時にキーボードを見ながら打つと、打ち間違いをしやすくなったり視線がキーボードとディスプレイを行ったり来たりする無駄な時間ができて、正しく早く打つことができません。
タイピングが上達するには、キーボードを見ないで打つ「タッチタイピング」ができることが重要になります。
タッチタイピングをするためには、「ホームポジション」という基本の指の位置を覚えるようにします。
以下の図が、キーボードに置く指のホームポジションです。
キーボードの「F」キーと「J」キーを触ってみてください。
他のキーとは違って出っ張りがありますよね。これはキーボードを見なくてもキーの位置がわかるためです。
左手は図のように「F」=人差し指・「D」=中指・「S」=薬指・「A」=小指
右手は図のように「J」=人差し指・「K」=中指・「L」=薬指・「;」=小指
これをホームポジションとして、文字を入力したら指をホームポジションに戻すとい
うように、常に指はホームポジションに置くようにします。
キーボード上の指の位置を覚える
キーボードのキーは最も効率よく打てるようにどの指でどのキーを打つかが決められています。
キーボード上の指の位置を覚えているかいないかで、圧倒的にタイピングの速さが変わっていきます。
タイピングが上達するには、キーボード上の指の位置を覚えましょう。
初めはキーボードを見ながらで構いません。
時間がかかってもきちんと正しい指の位置を覚えて、最終的にはキーボードを見なくても指の位置が分かるようになることを目指しましょう。
指ごとの担当キーを覚える
下記の図は、どのキーをどの指で打つかキーと担当の指の対応表になります。
ホームポジションを基本に、キーを打つ時は常に担当の指で打つことを徹底して覚えます。
ポイントは目で覚えるのではなく指で覚えることです。
目線は常にディスプレイに打ち出される文字を見るようにして、キーボードは見ないで指を動かせるようになるまで頑張って覚えましょう。
力は入れずリラックスしてキーを打つ
キーを打つ時に力が入りすぎていると、指がスムーズに動きません。
また、力が入ると指が疲れてしまってキーを打つ速度が遅くなったり、打ち間違いを起こしやすくなってしまいます。
キーを打つ時は、力は入れずリラックスして打つように心がけましょう。
初心者が最短でタッチタイピングができるようになるタイピングの練習のコツ
次に、初心者でもタッチタイピングができるようになるタイピングの練習のコツを紹介していきます。
キーボードを見ないでタイピングをするなんて難しそうと思うかもしれませんが、繰り返し練習することで、初心者でも必ずタッチタイピングができるようになります。
では、練習のコツを見ていきましょう。
コツ①キーボードのキーは見ない
タッチタイピングができるようになるためには、まずキーボードのキーは見ないことです。
キーボードを見て打つ癖が治らなければ、タッチタイピングをマスターすることはできません。
初めはついつい見てしまいがちになりますが、慣れるまではゆっくりでも構いませんので、極力キーボードを見ないで打つように練習しましょう。
コツ②タイピングソフトで反復練習する
タイピングソフトを使った反復練習は、タッチタイピングが早くできるようになるおすすめの練習方法です。
今、無料でできるタイピング練習サイトが多数出ています。
それぞれに特徴がありますので、自分に合ったタイピング練習ソフトを見つけて、楽しみながらタイピング練習をしてみてはいかがでしょう。
コツ③変換のポイント
タッチタイピングでタイピング速度を早くするには、文字変換のポイントも大切です。
文字変換をする時、単語ごとに区切っていくと何度も変換しなければなりません。
また、例えば「明日は」を明日で区切って変換すると「は」が「歯」「波」「葉」な
どの漢字に変換されてしまうことがあり直す手間がかかります。
長文すぎると正しい変換をされないことが多くなり、修正の手間がかかります。
そこで、文章入力時の変換は文節ごとにすると、正しく変換がされて入力速度が上がります。
コツ④小指の使い方
小指は他の指よりも短くまた普段あまり動かすことがないので、キーを打つ時に「打ち辛い」「指がつってしまいそうになる」と感じる人が多いです。
また、右手の小指は「Enter」キーも押すため意外と可動域が広くなります。
そこで、小指を使う時には無理に小指を伸ばすのではなく手首を外側にスナップさせると、小指でも遠くのキーまで無理なく届き、可動域も広がるのでキーを打ちやすくなります。
初心者にもおすすめのタイピング練習サイト
タイピングスキルを上げるといっても、どのような練習をしたらいいのかわからないという人もいるでしょう。
タイピングスキルを上げるには、タイピングサイトを使って練習するのがおすすめです。
タイピング練習サイトはいろいろありますが、タイピングに慣れていない初心者にもおすすめの、無料でできるタイピング練習サイト3つを紹介しましょう。
練習サイト①TypingClub
まずおすすめするタイピング練習サイトがTypingClubです。
TypingClubの特徴は、練習スケジュールがとても細かいことです。
全部で684ステージまであり、初心者から上級者まで練習することができます。
段階を追って練習することができ、また文字の大きさを変えることもできるので、パソコンに慣れていない人や年配の方でも使いやすいです。
練習サイト②e-typing
E-Typingは、13種類のテーマの中から自分の好みに合ったものを選んでタイピングの練習ができます。
単語・短文・長文とレベルに合わせて練習できるので、タイピング初心者でも無理なく始められて徐々にスキルアップを目指すことができます。
また、「腕試しレベルチェック」で今の自分のタイピングレベルを知ることもできます。
練習サイト③寿司打
寿司打は、制限時間内にどれだけタイピングができるか、流れてくるローマ字をタイピングしていくゲームです。
難易度が「お手軽コース」「お勧めコース」「高級コース」の3段階に分かれていて、レベルに合わせて練習することができます。
ゲーム感覚で練習できるので、楽しみながらタイピングスキルを上げることができます。
初心者は「お手軽コース」から初めて、徐々にレベルアップしていきましょう。
Ipad・タブレットでタイピングの練習方法は?
パソコン作業ではタイピングが必須ですが、最近ではパソコンに慣れていない世代の人だけでなく若い世代でもタイピングが苦手という人が増えています。
若い人はスマホでのフリック入力に慣れてしまっているため、キーボードを使ったタイピングに不慣れなことが理由のようです。
しかし、社会人になると多くの場合、仕事でパソコンを使います。
そこで、仕事を効率よく行うためにもタイピングは上達させておきたいですよね。
パソコンを持っていないけどタイピングを上達させたいという人は、わざわざパソコンを買わなくてもIpadやタブレット対応のタイピング練習サイトやアプリを使ってタイピングの練習ができます。
無料のサイトやアプリも多数ありますので、自分に合ったものを選びましょう。
Ipadやタブレットでタイピングの練習をする場合、出来ればIpadやタブレット対応の
キーボードを購入することをおすすめします。
アプリによっては画面上にキーボードを出して練習できるものがあったり、また上記図のようにキーボードの配列をプリントアウトして練習してもいいですが、タイピングを上達するにはやはり実際にキーボードを触って練習する方が感覚がつかめます。
まとめ
今回ご紹介したタイピング上達のコツについてまとめます。
- タイピングが上達しない原因は、基本姿勢が悪いかキーボードの指の位置が違っているから
- タイピングが上達するには、正しい姿勢と正しい指の位置が大切
- タイピングスキルが上がると、時短になり仕事の作業効率が上がるというメリットがある
- タイピングを上達させるには、タイピング練習サイトやアプリを使って練習するのがおすすめ
今回ご紹介したタイピング上達のコツを踏まえてタイピングの練習をすれば、タイピングに慣れていない人や初心者でもタッチタイピングができるようになります。
また、タッチタイピングができるようになることで、仕事の時短・効率アップに繋がります。
この記事を参考にタイピングを上達させて、仕事のスキルアップに活かしてくださいね。