SNSは使い分ける!個人ビジネスでうまく活用する方法
- 自分の事業をSNSで宣伝したいけど方法がわからない!
- SNSでは予算をかけず広告をだせるの?
- 個人事業主がSNSを使い分ける理由を知りたい
最近ではSNSの種類も多く、同じような機能があるため、SNSを使い分けていない個人事業主の方もいますよね。
ですが、SNSは使い分けによって効果的に活用ができるのです。
今現在、スマートフォンの普及によりSNSの普及率も80%と言われています。拡散力のあるSNSを使えば、広告費に高い費用をかけることなく効率的に集客できますね。
この記事で紹介するSNSは日本人がよく使っている4大SNS、Facebook(フェイスブック)/Twitter(ツイッター)/Instagram(インスタグラム)/LINE(ライン)です。
4大SNSの違いや特徴、活用するメリットを紹介します。さらに各SNSの効果的な運用方法も紹介しますよ。
この記事を読んでSNSの効果的な使い方をマスターし、あなたのビジネスの集客に役立ててくださいね。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています。
日本人が使う4大SNSの違いや特徴とは
日本人が使う代表的なSNSは以下の4つです。
- Facebook(フェイスブック)
- Twitter(ツイッター)
- Instagram(インスタグラム)
- LINE(ライン)
ここでは、そのSNSの違いや特徴を表にしてまとめました。さらにSNSに似ているブログとSNSの違いについて解説していきます。
各SNSの特徴の違いまとめ・比較表
LINE | ||||
---|---|---|---|---|
日本のユーザー数 | 約2600万人(※2) | 約4500万人(※3) | 約3300万人(※4) | 約9200万人(※5) |
利用者の年齢(※1) | 30〜40代 | 10〜40代 | 10〜30代特に女性が中心 | 10〜60代 |
特徴 | 実名登録である 信頼性が高い | 今起きている出来事をリアルタイムで知れる 拡散力がある | ビジュアル重視 ハッシュタグ+キーワードで検索ができる | ほぼ全世代が連絡ツールとして使用している |
活用方法 | ビジネスシーンで使用することに向いている | 趣味嗜好が同じ人とコミュニケーションが取りやすい | ビジュアル重視のためイメージがしやすく販売促進につながりやすい | 個人同士はもちろん、グループでもメッセージのやりとり可 |
SNSといってもこのような違いがあります。
ちなみにLINEに関してはほぼ全年代が使っており、Instagramは女性中心なのが特徴ですね。その他にも、Facebookは実名登録ですが他のSNSは匿名が使えます。
(※1)総務省 令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
(※2)CNET Japan フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」
(※3)Twitter Japan
(※4)Meta社 「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」
(※5)LINE for Business 「LINE広告 4つの魅力」
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています。
SNSとブログの違いとは
SNSとブログの違いはストック型かフロー型かという点で、ブログはストック型、SNSはフロー型と分類されています。
ブログは投稿した記事がストックされていくので、過去に書いた記事が検索され読まれ続けるケースが多いですよ。
ブログを書いている人が、ネット上に資産を積み上げているようなイメージです。
一方で、SNSは記事が次々に投稿されるので自分で投稿した記事はどんどん下の方に流れていきます。
情報は埋もれがちですが、情報が伝わるスピードが速いため拡散力があります。
ビジネスシーンでの活用において、SNSは拡散力の強さから宣伝に向いています。
ブログは広告やサービスの申込み、価値のある情報を詳しく伝えるのが主な役割です。
ブログとSNSの違いについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
4大SNSをビジネス活用するメリット
- 導入が簡単である
- 情報の拡散力がある
- 広告費を自分で決めることができる
- お客さんの意見などがわかりやすい
SNSは個人事業主が、自分の事業を宣伝することに向いていますよ。
SNSのアカウントは開設が簡単なのですぐに導入ができ、アカウントの運用は無料なので費用がかかりません。
またSNSはブログやホームページと比べて、情報の拡散力があります。それぞれ異なる特徴があるので、使い分けをするのがおすすめです。
さらに、SNS広告は小予算かつ低リスクで広告を運用することもできます。
たとえば1日に5万円の予算で設定すると、5万円分使用したところで広告が停止するということができます。広告代理店との面倒なやり取りもなく、予算オーバーの心配もありませんね。
他にもSNSを活用すれば、お客さんの意見などがわかりやすいというメリットがありますよ。SNSは匿名性が高いので、本音の意見が聞けることが多くあります。
ただし、なかには誹謗中傷を目的としている書き込みなどもあるので見極めが大切です。
なぜSNSを使い分けるべきなのか?必要性について
SNSは使っている人の年齢層や表現の仕方など、それぞれ特徴が異なります。
なのでSNSごとの特徴をつかんで、効果的に使い分ける必要があるのです。
ここでは、SNSを使い分けるべき3つの理由について解説します。
理由①伝えたい相手に伝わらない
SNSを用途によって使い分けるべき1つ目の理由は、「使い分けないと伝えたい相手に伝わらない」からです。
先ほど比較表で、SNSは種類によって使っている年齢層が違うとお伝えしましたね。
比較表からも分かる通り、SNSを使い分けることで、SNSの利用者の年代とターゲットをマッチさせることができます。
たとえば40代男性をターゲットとしたときに、10代〜30代女性の利用がメインのInstagramだけの活用ではターゲットへしっかりと情報を届けられていません。
つまり、より効果的にSNSを運営するためには、ターゲットに合わせたSNSの使い分けが必要なのです。
理由②個人ユーザーはSNSを使い分けている
使い分けるべき2つ目の理由は、「ユーザー自身が使い分けている」からです。
個人ユーザーはSNSを使う先、ほぼ無意識に目的によってSNSを使い分けています。
たとえばFacebookは実名登録なので、リアルな友達や会社の同僚などとつながるためのアカウントを作る人が多いです。
Twitterは同じ趣味を持つ友達を作るためや好きな有名人などの情報交換をするために、アカウントを作る人もいますね。
他にも同じSNSで複数のアカウントを作って、趣味ごとにアカウントを使い分ける人もいますよ。
このように、個人ユーザーはSNSを利用する際に目的に応じてSNSを使い分けており、ノイズにならない情報発信をしていくためには情報発信者としての使い分けが必要なのです。
理由③SNSは検索ツールにもなる
SNSは検索ツールにもなり、手に入る情報がSNSごとに違います。
たとえば交通情報やニュース、天気の情報などはTwitterで検索するとリアルタイムの情報を手に入れることができます。
他にも、Instagramでは#(ハッシュタグ)検索をすると、写真や動画で今の流行をチェックできますよ。
最近では、特に10〜20代の間でGoogleやYahoo!などではなく、SNSで検索する人も増えてきています。
つまり、SNS上で検索される情報がSNSによって異なるということであり、発信するべき情報をSNSごとに変えていく必要があるのです。
4大SNSの効果的な運用方法
SNSはただ投稿するだけでは効果がありません。
ここでは4大SNSの効果的な運用方法について詳しく解説します。
Facebook/Twitter/Instagram/LINE、それぞれの特徴をしっかり把握することで集客にもつながります。
Facebook(フェイスブック)の特徴
Facebookには企業用アカウントである「Facebookページ」があります。Facebookページは、企業名や商品名でアカウントをつくることが可能ですよ。
Facebookに個人でアカウントを作成する場合は、基本的に実名の登録が必要です。
Facebookは4大SNSのなかでも、過去に投稿したものがキーワード検索されやすいというメリットがあります。これは他のSNSとは異なる最大の特徴ですね。
次にFacebookを運用する際のポイントを4つ紹介していきます。
運用ポイント①基本情報と概要はすべて記入する
以下のような基本情報や概要はすべて記載しましょう。
- 店舗や会社の住所
- 電話番号
- ホームページのアドレス
- 会社の概要
また、問い合わせのページやよくある質問などを掲載することもおすすめです。
特徴の部分でお伝えしたように、Facebookでは過去の投稿が検索されやすいので、商品やサービスのキーワードも盛り込むようにしてくださいね。
運用ポイント②プロフィールはこまめに更新
プロフィールをこまめに更新すると、信用を高めることができます。
たとえば住所が変わった、電話番号が変わったなどはもちろん、商品名なども常に更新してくださいね。
「Facebookの情報をもとに問い合わせをしたのに返事がない」「店舗が引っ越していた」などのクレームは、会社の信用性が損なわれる原因になります。
プロフィールや情報はこまめに更新をして、最新のものを掲載しましょう。
運用ポイント③宣伝をしすぎない
ここでいう宣伝とは、商品やサービスを買ってもらうためだけのものを指します。宣伝をする際はユーザーにメリットがあるものを入れるのがコツです。
たとえば商品の活用方法やよくある質問と解決方法、お客さまとのエピソードなどがあります。
企業の成功事例をみるとわかりますが、商品と一緒にレシピを投稿していたり、「〇〇が当たるキャンペーン」など、ユーザーに役立つ情報を入れて投稿していますよね。
商品やサービスの紹介とユーザーのためになる情報をバランスよく投稿するのがおすすめです。
運用ポイント④言葉使いに気を付ける
Facebookは他のSNSと比べて、ややフォーマルな使い方が多いです。
なのでビジネス用のアカウントで砕けた言い回しは、基本的に使わないほうが良いでしょう。
柔らかい表現やユーザーに近い表現をしたいときはTwitterがおすすめです。表現の仕方とFacebookの雰囲気を合わせるのも運用のポイントですよ。
Twitter(ツイッター)の特徴
Twitterは約4500万人が使っているSNSになります。140字以内の文章で気軽に投稿できるのが特徴です。
また他のSNSに比べて情報の拡散力があるのも特徴ですよ。良いことも悪いことも拡散されるので、悪い情報でアカウントが炎上しないように気をつけましょう。
Twitterのアカウントを運用する際のポイント3つについて解説していきます。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています。
運用ポイント①何について発信しているのかを明確にしておく
何をしている人で何を発信しているのかなど、プロフィールを充実させておくのが運用のポイントです。
Twitterの運用では、あなたのツイートからプロフィールを見てフォローしてもらう流れをつくります。何について発信している人なのかが明確になっているほうがフォローもされやすいですよね。
またプロフィールページのなかで、常に一番上に表示させておく固定ツイートというものがあります。プロフィールや宣伝、イベントの告知などに効果的に使うようにしましょう。
運用ポイント②リツイートキャンペーンで認知拡大
Twitterの運用ではリツイートキャンペーンを利用して認知拡大を目指しましょう。
リツイートキャンペーンとはTwitter上のキャンペーンです。アカウントをフォローしてもらい、投稿にリツイートしてもらうことが参加条件となりますよ。
参加をして抽選に当たると、ユーザーがプレゼントをもらえる仕組みです。
リツイートキャンペーンをやるときは、Twitter社のガイドラインに気をつけてください。違反をした場合には、アカウントをロックされたり、凍結させられることもあります。
規則を守ってリツイートキャンペーンを活用し、認知度を高めていきましょう。
運用ポイント③ツイート頻度は高めの設定
Twitterはフロー型のSNSなのでツイートが下に流れていきます。タイムラインの流れが速いのでトレンドを意識しながら、ツイートをしていきましょう。
ツイートの頻度は高めの設定がおすすめです。
なぜならTwitterの上位表示される条件のなかに、Twitterの利用頻度というものがあるからです。タイムライン上で露出頻度が高くなるためには、ツイートをたくさんしましょう。
Instagram(インスタグラム)の特徴
Instagramは動画や画像がメインのSNSです。
ビジュアルに特化したSNSということから、「インスタ映え」といわれる写真を投稿するワードも生まれています。10〜20代にユーザーが多いのが特徴ですね。
Instagramは個人アカウントとプロアカウントの設定ができます。プロアカウントもクリエーターアカウントとビジネスアカウントに分かれますよ。
企業でアカウントを作るときはビジネスアカウントを選びましょう。
次にInstagramの運用のポイント4つについて解説していきます。
こちらの記事でInstagramの運用について詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
運用ポイント①写真で世界観を統一する
Instagramはビジュアル重視のSNSです。
投稿する画像や動画の世界観を統一しましょう。
投稿に統一感がないとファンは増えません。
どの投稿のあなたを信頼すべきか迷ってしまうからです。
背景の色や音楽、写真や動画の映し方など一貫性のある写真や動画を投稿してください。
さらにホーム画面を見ただけで、商品やサービスのイメージが伝わるようにすると良いでしょう。
Instagramの運用では統一感を意識するのがコツです。
ファンを増やすのに大切なエンゲージメント率については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
運用ポイント②ハッシュタグを活用する
ハッシュタグをうまく活用するのもInstagramの運用の大事なポイントです。
なぜならハッシュタグ検索によって自分が欲しい情報を探す人が多くいるからです。ひとつの投稿に最大30個までハッシュタグをつけることができますよ。
最初は自分のアカウントと似ている他のアカウントを探してみましょう。そのアカウントがどんなハッシュタグをつけているかを見て、真似してみるのがおすすめです。
#(ハッシュタグ)を活用して、Instagramを効果的に運用してください。
運用ポイント③ストーリーズの投稿は積極的におこなう
ストーリーズとは24時間で自然に消えるスライドショー形式の投稿です。動画と画像を投稿でき、気軽に投稿できるのが特徴です。
通常24時間でストーリーズは消えてしまいますが、フォロワー1万人を超えるとハイライトから過去のストーリーズを見ることができますよ。
Instagramの特徴であるストーリーズの投稿は積極的におこないましょう。
なぜならストーリーズなら、スワイプで商品やサービスのページに飛べるからです。
ユーザーはキーワードや商品名で検索する必要がないため購買意欲を保ったまま、商品やサービスの情報にたどり着きます。
ちなみにInstagramの投稿の文章部分にURLを貼ったとしても、リンクとして機能しないので注意してください。
Instagramのストーリーズを活用して、ユーザーとコミュニケーションをとりましょう。
Instagramからブログへの誘導の仕方は、こちらの記事を参考にしてください。
運用ポイント④予約機能で定期的な投稿
予約機能はアカウントをビジネスアカウントにすることで使用することができます。
予約機能とは、予約などをできるアクションボタンを設置できる機能です。
予約機能を使うことでターゲットがInstagramを利用している時間に投稿できたり、定期的な投稿ができるなど効率的な集客につながります。
LINE(ライン)の特徴
LINE(ライン)は全国で約9200万人が利用している、メッセージインフラといえるSNSです。
友達同士のメッセージのやり取りはもちろん、ビジネスシーンや会社内でのメッセージでも利用する人が増えています。
グループを作ることにより複数の人数で会話できるのも特徴ですよ。
ビジネスにおけるLINEの運用のポイントを4つ解説します。
運用ポイント①リッチメニューを活用する
リッチメニューとはLINE公式アカウントのトーク画面の下部に設置できるボタンのようなメニューです。
LINE公式アカウントはLINE for Businessから開設ができますよ。
リッチメニューを設置することによって、視覚的にサービスや商品の購入につなげることができます。
LINEを運用するときはリッチメニューの設置がおすすめです。
運用ポイント②抽選機能でゲーム的要素を取り入れる
抽選機能とはクーポンの一種で、抽選に参加して当たりがでた人にクーポンが送られるサービスです。
キャンペーンなどをおこない当たりを無料クーポンなどにすると、新規のお客さまを捕まえることができますし、既存のお客さまも楽しむことができます。
後半に紹介しているLINEのリッチメッセージは、ブロックされやすいデメリットがあります。
抽選機能を活用して定期的にクーポンを配布するとお客さまが飽きないので、ブロックされるリスクを回避できますね。
運用ポイント③簡単なお問い合わせにはAI応答メッセージ
AI応答メッセージは友達からのメッセージに対して、AIが自動で適切な返信をしてくれるシステムです。
AI応答メッセージの活用で、簡単な質問などに回答する手間が省けます。ですが、事前に回答を設定しておく必要があるので注意してくださいね。
さらにAIが回答できない場合は手動での返信が必要です。
毎回質問されるお問い合わせに関してはAI応答メッセージの活用が便利ですよ。
運用ポイント④リッチメッセージを配信する
リッチメッセージとは吹き出しのなかに、画像や動画とテキストを同時に入れるメッセージです。
テキストだけではわかりにくいものも、画像や動画と一緒にすることでわかりやすく、かつ見やすいものになります。
ただしリッチメニューと違い、リッチメッセージは固定されないので注意してください。
【成功事例】SNSをうまく使い分けている企業の事例
次にSNSをうまく使い分けている企業4社の事例を紹介します。
大手企業の成功事例を紹介していますが、個人事業主が真似したいポイントが多くありますよ。SNSを運用する際の参考にしてくださいね。
成功事例①モスバーガー
モスバーガーは最初、テレビを見ない若年層に向けてスマートフォンサイズの広告を始めました。
そして結果的には、動画から流入してきたECサイトの注文件数が1.3倍にも伸びました。その後もSNSの特徴をうまく使い分けて集客に成功しています。
たとえばリアルタイムに情報を発信できるTwitterの強みから、モスバーガーのTwitterでは、その日新発売の商品などの商品を多く紹介しています。さらに1日に何回もツイートをして、効果的に集客をしていますよ。
またInsragramはきれいな商品カットを多く投稿して、目にも美味しい商品が並びます。
「#私の好きモス」キャンペーンでは、好きなモスメニューをSNSに投稿するだけで商品をプレゼントするなども行っています。
モスバーガーはFacebookも活用しており、SNSを効果的に運営して集客に成功している事例です。
- モスバーガーのインスタ「@mosburger_japan」
- モスバーガーのツイッター「@mos_burger」
成功事例②KIRIN
KIRINは新商品の認知度向上に4大SNSを使っています。
KIRINのTwitterでは運用のポイントで紹介したリツイートキャンペーンを行っていますよ。KIRINの商品の写真投稿や「いいね」をするという簡単な条件で参加できます。
フォローのしやすさからKIRIN(キリンビバレッジ♪)は2022年7月現在、Twitterで133万人ものフォロワー獲得に成功しています。
KIRINのInsragramには、新商品のチラシのような写真が多く投稿されています。思わず「インスタで見た新商品だ!」とお店で手に取りたくなるような、きれいなカットが並んでいますよ。
SNSを活用してコメントを促す投稿をしているので、顧客の声を多く聞くことにも成功しています。
- キリンビバレッジのインスタ「@kirin_beverage」
- キリンビールのツイッター「@Kirin_Brewery」
成功事例③味の素
味の素のInstagramでは、美味しそうな料理の画像が投稿されています。投稿されている写真は、実際に味の素の商品を使ったレシピで作られた料理です。
味の素の商品を使うレシピを投稿することによって、商品の購買につなげています。
味の素のFacebookではFacebookのフォーマルなイメージから、商品よりも手前の環境に配慮した活動など企業努力に関しての情報を多く投稿しているのが特徴です。
ちなみに味の素はこの記事で紹介している4大SNSの他にも、Pinterest/Linked In/YouTubeの3つのSNSを使っています。
味の素はそれぞれのSNSの特徴を生かし使い分けに成功している事例です。
- 味の素のインスタ「@ajinomoto.co.jp」
- 味の素のツイッター「@ajinomoto」
- 味の素のピンタレスト「@ajinomotoparksocial」
- 味の素のYoutube「味の素KK公式チャンネル(AJINOMOTO OFFICIAL)」
成功事例④ドミノ・ピザ
ドミノ・ピザはTwitterとInstagramを運用しています。
Twitterで商品紹介・キャンペーンはもちろん、リツイートやコメントで顧客の生の声を聞けるように工夫をしています。
ドミノ・ピザのInstagramの投稿はピザを食べるシーンが多く、文章で割引や半額などのキャンペーンのお知らせをしています。ユーザーの食欲を写真でかきたて、食べたくなった瞬間を逃さない工夫をしていますね。
さらに各SNS限定の情報を配信し、それぞれのSNSをフォローしてもらう工夫をしています。
ドミノ・ピザが使用しているSNSは2つと他の企業と比べると少なめですが、SNSをうまく使い分けている成功例です。
- ドミノピザのインスタ「@dominos_jp」
- ドミノピザのツイッター「@dominos_JP」
個人事業主や中小企業がSNSを使い分けるときの注意点
プライベートでSNSを活用して慣れている方のなかには、同じように使っていれば大丈夫と考えている方もいますよね。
ここでは個人事業主や中小企業がSNSを使い分けるときの注意点を3つ解説します。
思わぬ落とし穴にはまらないよう、順にみていきましょう。
注意点①目的を見失わない
1つ目は目的を見失わないようにすることです。複数のSNSを使う場合は、それぞれ何のために運用をするのか目的を明確にしましょう。
ここまで紹介してきたようにSNSは使い分けが重要です。
たとえば整体や接骨院などのクリニックの宣伝やホームページのような使い方をするのであれば、信頼性が高いFacebookの活用がおすすめです。
どのSNSと相性が良いのかは業種や発信したい内容によって異なります。目的をしっかりと持ち、SNSごとの特徴を活かした使い方をしてください。
注意点②炎上に注意
2つ目は炎上に注意が必要ということです。
特にTwitterは140文字という比較的少ない文字数での広告・投稿をしなければなりません。そのため伝えたい情報と表現した内容にズレが生じるケースが多く、炎上しやすくなっていますよ。
Twitterは拡散力が強いので表現方法には注意しましょう。
注意点③同じ内容の投稿にしない
最後の注意点は異なるSNSで同じ内容の投稿にしないことです。
Facebookならややフォーマル、Twitterは情報が流れるスピードが速く、Instagramは動画や写真の投稿が中心といったようにSNSは特徴が異なります。
なので連携ツールを使って全てのSNSで同じ投稿をするのではなく、SNSごとに合わせた画像や動画、文章を投稿したほうがより集客につながりますよ。
まとめ
個人事業主が広告でSNSを使う際の使い分けについて解説してきました。最後にこの記事のおさらいをします。
- 4大SNSのFacebook/Instagram/Twitter/LINEには、それぞれに異なった特徴がある
- 広告や宣伝でも目的によってSNSを使い分ける必要がある
- 各SNSごとに効果的に運用するためのコツがある
- モスバーガーやKIRIN、味の素やドミノ・ピザなど、SNSを使い分けて成功している企業の事例は多い
- SNSを使い分けるときは目的を持つこと、炎上に注意すること、投稿の内容といった3つの注意点がある
SNSを使って集客をするにはまず、SNSの特徴を掴むことが大切です。そして、そのターゲットに効果的にアピールしていく必要があります。
SNSをうまく使い分けて個人ビジネスの集客につなげてくださいね。