【初心者向け】効果的なインスタグラム(instagram)の運用方法まとめ
- 集客にインスタグラムを使いたいけれど、始め方がよくわからない
- 初心者でもわかりやすいインスタグラムの運用方法が知りたい
- インスタグラムの運用がうまい人のコツを教えてほしい
今やインスタグラム(Instagram)は、企業のマーケティングツールとして欠かせない存在となっています。
しかし、インスタグラムを使っているからといって、どの企業も必ず集客に成功しているとは限りません。
インスタグラムは集客のために利用できるツールにすぎなく、重要なのはいかにインスタグラムを上手に使いこなすかなのです。
そのため、「競合企業がすでにインスタグラムを始めている状態で、今さら自社が始めても遅いのでは」と心配する必要はありません。
もちろんそれは企業だけではなく、個人事業主やフリーランスでも同じことですよ。
そこで今回は、インスタグラムの運用の始め方や、インスタグラム運用のコツについて詳しく調べてみました。
Instagram(インスタグラム)運用がおすすめな理由とは?
今の時代は、企業や個人事業主が自社の商品やサービスを宣伝・広告するために、SNSを使うことが常識となっています。
SNSには利用者数が最も多いツイッター(Twitter)を始め、フェイスブック(Facebook)やライン(LINE)など数多くありますね。
では、そのなかでどうしてインスタグラムの運用がおすすめと言えるのでしょうか。
インスタグラムの運用のメリットには、主に次の3つの理由が挙げられます。それぞれの理由を詳しくみていきましょう。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
理由①インスタグラム(Instagram)は費用対効果が高い
費用対効果とは、宣伝や広告を行うために使用した費用に対し、どのくらい効果があったのかという意味になります。
「費用対効果が高い」というのは、かけたコストに対して効果が大きかったということになりますね。
インスタグラムは日本国内における月間利用ユーザー数が3,300万人を越えています。
世界では10億人以上のユーザーがいるといわれており、全世界の7人に1人がインスタグラムを利用していることになりますよ。
利用者数が多ければ、それだけ商品やサービスを多くの人に知ってもらえるということになり、集客から購入につながりやすくなりますよね。
つまりインスタグラム(Instagram)は費用対効果が高い、ということになるのです。
理由②ビジュアル重視のためユーザーに届きやすい
インスタグラムはツイッター/ラインに並ぶ3大SNSの1つですが、他2つと大きく違うのは「写真がメインのSNS」ということです。
商品やサービスの特徴を文字で表現するよりも、写真で実物を見た方がすんなりと伝わりますよね。
また、センスのよい写真であれば、それがそのまま企業やお店のイメージアップにつながります。
他のSNSよりも写真を重視しているため、お客さまに伝わりやすいのがインスタグラム運用をおすすめする理由の1つです。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
理由③ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい
インスタグラムでは、さまざまな方法でユーザーとコミュニケーションを取ることができますよ。
たとえばDMやコメント/ストーリー/インスタライブなど、目的に合わせて選ぶことができます。
インスタグラムはSNSのなかで利用者数満足度が1位のツールとなっていますが、ユーザーと気軽にコミュニケーションが取れることもその理由の1つですね。
【初心者向け】Instagram(インスタグラム)運用の始め方を5ステップで紹介
集客にはインスタグラムの運用が不可欠であることがわかれば、次は実際にインスタグラムを運用してみようとなります。
ですが、インスタグラムを初めて使う方や、SNSそのものに不慣れな場合はどのように始めたらよいのかよくわからないと悩みますね。
そこでここでは、初心者でもわかりやすいインスタグラムの運用方法を5ステップにまとめました。
ステップ1から順を追って詳しく解説していきましょう。
ステップ①運用目的を決める
まずは、インスタグラムを運用する目的を明確にしましょう。
「競合各社がインスタグラムを始めているから」「なんとなくやった方がよいと思ったから」といった理由でインスタグラムを始めても、それが成果に結びつくことはほとんどありません。
なぜならインスタグラムは、あくまでも手段に過ぎないからです。
大切なのは「何のために運用するのか」をはっきりと決めることですよ。
フォロワー数を増やして顧客の間口を広げたいなら、毎日積極的な宣伝や広告が功を奏するケースもあります。
しかし、洗練されたブランドイメージを作り上げたいなら、過度な宣伝活動はかえってマイナスにつながる恐れがありますよね。
インスタグラムを活用する目的が決まれば、おのずとその目的を達成するための施策が見えてきます。
企業活動では、KGIやKPIの設定が必須です。
KGIとはKey Goal Indicatorの略で「重要目標達成指標」という意味があり、KPIはKey Performance Indicatorの略で「重要業績評価指数」という意味になりますよ。
たとえば「新商品の売上目標は月100件」をKGIにすると、KGI達成のために「新規顧客を3,000人開拓する」というのがKPIになります。
インスタグラムの運用でも企業活動と同様にKGI/KPIの設定が重要で、目的に合わせた施策を立てる必要があります。
ステップ②ターゲットを設定する
次にどんな層に向けて発信をするのか、ターゲットを設定してください。
インスタグラムは10~20代の利用が最も多いですが、30代~50代の利用も増えています。
それならばターゲットを10~50代と幅広くすれば、より多くの人がインスタグラムを訪れてファンになってくれたり、フォローしてくれると考えますよね。
しかし曖昧なターゲットの設定では、購入に至るまでの集客を見込むことはできません。
なぜなら、10~50代のターゲットのなかには男性もいれば女性もいて、学生もいれば社会人もいるからです。
また、同じ20代男性であっても職業や年収が違えば使えるお金の金額も変わりますし、生活様式が異なりますよね。
ターゲットを広く設定してしまうと、その分多種多様な人に対して情報を発信する必要になり、結局は「何を伝えたいのか」がわからなくなってしまいます。
ユーザー側もほしいと思う情報を得られないため、アカウントに興味を持ってくれなくなります。
それよりもターゲットを細かく設定することで、ターゲットに向けたピンポイントの情報を提供することができますよ。
アカウントを訪れる母数は少なくなっても、購入に至る熱量の高い人から確実に買ってもらえる方が、結果として売上は高くなります。
ステップ③アカウントの方向性を決める
次に決めるのは、インスタアカウントの方向性です。
アカウントの方向性とは、言い換えればコンセプトや世界観とも言えますね。
インスタグラムは写真が中心のSNSなので、写真のクオリティーやセンスがよいということは大前提になります。
大前提を踏まえた上で、購入してほしい商品やサービスに合った雰囲気を作ることが重要になりますよ。
さらにその雰囲気とは企業側が見せたいものだけではなく、ユーザーが求めているものを感じ取ることも大切です。
たとえば料理に関する情報を探しているユーザーがいたとして、そのユーザーが「カフェ飯のような映える料理の作り方を知りたい」のか、「お母さんが作ってくれるようなほっこりとした家庭料理が知りたい」のかによって心が動くものが違うはずですよね。
どのような世界観を持って情報を発信していくのか、始めるまえに決めておきましょう。
ステップ④ビジネスアカウントを開設する
次にビジネスアカウントの開設です。
個人事業主やフリーランスであっても、インスタグラムを商品やサービスの集客に利用したいなら、個人アカウントではなくビジネスアカウントを開設することをおすすめしますよ。
なぜならビジネスアカウントになると、主に次の3つの設定を新たに行うことができるようになるからです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
【設定】インスタグラム(Instagram)の広告掲載
広告掲載では、インスタグラム内に有料で広告を出すことができるようになります。
商品やサービスがユーザーの目に留まりやすくなるので、フォロワーの新規獲得や売上アップにつながりやすくなりますよ。
集客では知名度や認知度を高めることが大切です。
ビジネスアカウントを開設して、広告掲載をすれば、多くのユーザーに情報を届けられますね。
【設定】インスタグラム(Instagram)のビジネスプロフィール
ビジネスプロフィールでは電話やメールボタンを設置できるので、ユーザーと直接やり取りが行えるようになります。
また、お店までの道順や位置情報を表示できるようにもなりますよ。
ビジネスプロフィールでインスタグラムのコミュニケーションの取りやすさを最大限に活用できますね。
【設定】インスタグラム(Instagram)のインサイトの閲覧
インサイトの閲覧のインサイトとは、インスタグラムに搭載されている分析ツールのことです。
クリック数などの数字を随時確認することができるので、改善点が見い出しやすくマーケティングに役立てることができますよ。
ビジネスアカウントはインスタグラムで集客を行うなら、メリットが多いものになります。
個人アカウントと迷っているなら、ビジネスアカウントを選ぶことをおすすめします。
ステップ⑤プロフィールを設定する
最後にインスタグラムのプロフィールを設定しましょう。
ビジネスにインスタグラム(Instagram)を利用する場合、投稿記事にばかり力を注いで、プロフィールはあまり気にしないという企業は多いです。
しかし、投稿を気に入ってくれたユーザーにフォロワーになってもらうには、プロフィールの充実が欠かせません。
プロフィールからは誰が運営しているアカウントなのか、どんな情報を発信して、誰とつながっているのかがわかります。
ユーザーは投稿記事を含めて、それらの情報を元に自分と世界観が似ているのかどうかを判断するため、プロフィールをしっかりと作成するようにしましょう。
インスタグラムの集客に効果的なプロフィールの作り方については、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【フォロワー数アップ編】認知度拡大に効果的なInstagramの運用方法5つ
インスタグラムによる集客を成功させるには、なによりもまずはアカウントの存在を知ってもらうことが必要になります。
それでは、アカウントの認知度を拡大するには何をすればよいのでしょうか。
ここでは、より多くの人にアカウントを知ってもらうためのインスタグラムの運用方法を5つご紹介します。
- 運用方法①いいね!やコメントでユーザーとのコミュニケーションを増やす
- 運用方法②高品質な写真や画像を使用する
- 運用方法③投稿にメンションを付けてプロフィールに誘導する
- 運用方法④リール投稿でフォロワー以外にも表示させる
- 運用方法⑤ハッシュタグ選定で見つけてもらいやすくする
運用方法①いいね!やコメントでユーザーとのコミュニケーションを増やす
投稿記事にコメントがついたらいいね!を返したり、投稿記事内容に質問を含ませてユーザーからのコメントを意図的にもらえるようにすると、コミュニケーションが取りやすくなります。
もちろん、ユーザーの投稿にいいね!をしたり、コメントをするのも有効ですよ。
また、インスタグラムならではの機能にストーリーズがあります。
ストーリーズは24時間で投稿が消えるため、ユーザー側も気軽にアクションを行うことができます。
ストーリーズにはアンケートや質問BOXが設置できるので、コミュニケーションも取りやすいでしょう。
さらに、インスタライブもおすすめです。
インスタライブはユーザーが長くアカウントに留まる上、質問やコメントを行えるので親密度を高めることができます。
このようなコミュニケーションが成立すると、アカウントに対するユーザーの関心は一気に高まり、フォローしてもらえる割合は上がりますよ。
インスタグラムに限らず、SNSで集客を行う場合にはユーザーとのつながりを深めることが欠かせません。
投稿に対するユーザーの反応を「エンゲージメント」と言います。
いいね!やコメントは、投稿に強い関心を持ったり、心を動かされたからこそ起きる行動ですよね。
エンゲージメント率が高いほど、多くのユーザーが反応を示してくれたということになります。
運用方法②高品質な写真や画像を使用する
インスタグラムは「写真共有SNS」と呼ばれるくらい写真に特化したツールのため、使用する写真や画像には細心の注意を払う必要があります。
ユーザーの目に留まりやすい、高品質な写真や画像を撮るには、次の3つを重点的に考えて撮影をしてみることをおすすめします。
- 見やすい構図
- 背景をすっきりさせる
- メッセージに合わせた加工を行う
適当に撮ってアップした写真がバズることは稀にあります。
しかし、インスタグラマーとして活躍する人の多くは、上記の3点に気をつけながら写真を撮ることで、ユーザーの関心や興味をひいていますよ。
運用方法③投稿にメンションを付けてプロフィールに誘導する
インスタグラムのメンションは、通常投稿やストーリーズに投稿した写真にアカウントを紐づけられる仕組みです。
メンション(mention)には「言及する」「話題に挙げる」といった意味がありますよ。
紐づけするアカウントは「@」+「ユーザーネーム」で表示されますが、メンションは他人のアカウントしかできないと考えている方も多いようですね。
メンションは自分のアカウントも可能となっていて、投稿に自分のアカウントをメンションすると、そこからプロフィール画面に飛んでもらうことができますよ。
前項でも触れましたが、ユーザーからフォロワーになってもらうにはプロフィールに目を通してもらうことが必要です。
そのためにはストーリーズや通常の投稿に自分のアカウントをメンションして、プロフィールに誘導することが大切です。
運用方法④リール投稿でフォロワー以外にも表示させる
リール投稿とは最大90秒までの動画を投稿できる機能のことです。
ストーリーズとの大きな違いは、ストーリーズはフォローしているユーザーの投稿しかタブに表示されませんが、リール投稿ではフォロー外の投稿もタブに表示がされます。
そのため、リール投稿を使えばフォロワー以外にもアカウントの存在を知ってもらいやすくなりますよ。
またリール投稿にはリミックス機能があり、好きなリール動画とコラボ―レーションすることができるので、ユーザーとのコミュニケーションの幅が広がりやすくなります。
運用方法⑤ハッシュタグ選定で見つけてもらいやすくする
ハッシュタグがよく使われるSNSにツイッターがあります。
ツイッターにおけるハッシュタグは、主にリアルタイムに起きている出来事や話題の共有に使われることが多い傾向にありますよね。
一方のインスタグラムの場合は、趣味や嗜好を表したものや、コミュニティーの名称をハッシュタグとして使うことが多いです。
たとえば「#K-POP好きの人と繋がりたい」「#ダイエット部」など、一目で趣味や属性がわかるハッシュタグを使うと、同じ趣味や属性を持つ人とつながりやすくなります。
ハッシュタグはインスタグラムだけではなく他のSNSにもある機能ですが、インスタグラムの活用においてハッシュタグは極めて重要な役割を担っていますよ。
インスタグラムでは1つの投稿に最大30個までハッシュタグが付けられます。
しかし多くの目に留めてもらうためには、「ただたくさん付ければよい」というわけでもありません。
まずは、大まかに次の3つをテーマにして、基本となるハッシュタグを考えてみましょう。
それぞれ詳しく説明していきますね。
- アカウントに関すること
- 投稿記事に関すること
- 広く認知されていて検索数が多い言葉
「アカウントに関すること」とは、企業や商品/サービスの名称やブランド名になります。
アカウントがどのような属性なのかを伝えられるものがよいでしょう。
「投稿記事に関すること」は、ファッションに関する内容なら「#春物」「#チュニック」など投稿内容に見合ったハッシュタグを考えます。
そして3つめの「広く認知されていて検索数が多い言葉」は先ほどお伝えしたような「#ファッション好きな人と繋がりたい」「#おしゃれさんと繋がりたい」など多数のユーザーが使っている人気のハッシュタグになりますね。
これらを大きな柱とし、あとはそれぞれに関係する言葉を盛り込んだハッシュタグを付け足すと雑多になりにくく、アカウントの情報や属性が伝わりやすくなりますよ。
インスタグラム開始直後に投稿数が多いハッシュタグばかりを使っても、他の投稿に埋もれてしまい、なかなかユーザーの目に留まることができません。
それよりも、最初は投稿数が少ないハッシュタグを使ってトップ投稿になった方が、探してもらいやすいと言えるでしょう。
なお、投稿に対する反応(エンゲージメント率)が上がると、ハッシュタグ選定で選ばれやすくなり、新規ユーザーの取り込みがしやすくなりますよ。
これまで、インスタグラムはツイッターなどに比べて拡散力がやや劣るSNSと言われていましたが、近年は若い世代を中心にインスタグラムでの情報検索が主流になりつつあります。
インスタグラムのハッシュタグは、時代が「ググる」から「タグる」へと変わるなかで、集客により欠かせないものへとなっています。
【集客力アップ編】売上向上に効果的なInstagramの運用方法5つ
いくらインスタグラムにたくさんのフォロワーがついても、商品やサービスを購入してもらえないと売上は上がりません。
商品やサービスを購入してもらうには、商品やサービスに関心の高いユーザーにピンポイントで情報を届けることが必要ですよね。
さらに、購入意欲が高まったユーザーに対して、わかりやすい道筋(購入までの手順)を示すことも大切です。
そこでここでは、売上を上げるために効果的なインスタグラムの運用方法をご紹介します。
- 運用方法⑥インスタ広告でターゲット層にアプローチする
- 運用方法⑦Instagram動画で外部リンクへ誘導する
- 運用方法⑧ジオタグ(位置情報)をつけてアクセス数を増やす
- 運用方法⑨ショッピング機能を使って購入までの流れを一元化する
- 運用方法⑩インフルエンサーマーケディングでユーザー目線のPRをする
運用方法⑥インスタ広告でターゲット層にアプローチする
インスタグラムはその特性から、同じ趣味や属性を持つ人とつながりやすいため、ターゲットを絞りやすいメリットがあります。
その上でインスタ広告を活用すれば、ユーザーの好みや興味に合った情報を提供できるので、商品やサービスをより身近に感じてもらえるでしょう。
また、インスタ広告はフォロワーだけではなく、フォロワー外のタイムラインにも表示されるため、商品やサービスの拡散にも役立てることができますよ。
運用方法⑦Instagram動画で外部リンクへ誘導する
インスタグラムでは、様々な箇所に外部リンクを貼ることができます。
具体的にはプロフィールやストーリーズ、インスタ広告です。
なお、投稿やインスタ動画からは直接、外部リンクに飛ぶことはできません。
投稿やインスタ動画から外部リンクに誘導するには、一旦プロフィールを経由する必要があります。
投稿やインスタ動画から外部リンクへ誘導する場合には、「プロフィールのURLから購入サイトへ移動できます」などの文言を添えておくのがよいでしょう。
運用方法⑧ジオタグ(位置情報)をつけてアクセス数を増やす
ジオタグ(位置情報)とは、デジタルカメラやスマートフォンの写真や動画に付加される緯度/経度を示すメタデータのことです。
インスタグラムではハッシュタグ検索以外に、ジオタグ(位置情報)での検索も多く行われていますよ。
投稿した写真や画像にジオタグ(位置情報)をつけておくと、検索したユーザーは別途地図アプリを起動してお店の場所を調べる必要がありません。
そのため、簡単にお店までのアクセスを知ることができます。
こうした手順の簡素化は、ユーザーの購買意欲を削ぐことなく購入まで誘導することができますよね。
自宅で撮影した写真や画像にジオタグ(位置情報)を付けてしまうと自宅が特定される恐れがありますので注意しましょう。
ですが、インスタグラムの仕様ではデジカメやスマホで撮影した写真や画像を投稿しても、位置情報は自動的に削除されているので心配はありません。
運用方法⑨ショッピング機能を使って購入までの流れを一元化する
2018年に導入されたショッピング機能(※)が進化し、現在は投稿にタグ付けされた商品タグをタップすることで、商品詳細ページから自社ECサイトへの誘導が可能となっています。
以前までは検索で辿り着いた商品やサービスに興味を持っても、購入するためにはECサイトを検索して探す必要がありました。
これでは手間がかかるため、ユーザーの購買意欲が低下してしまい、結局購入に至らないケースも多くありました。
ですが、インスタグラムのショッピング機能を利用すれば、流れに沿って購入までスムーズに辿り着けます。
(※)ショッピング機能はビジネスアカウントのみで設定が可能です。
運用方法⑩インフルエンサーマーケディングでユーザー目線のPRをする
インフルエンサーマーケティングとは、SNSで大きな影響力を持つ「インフルエンサー」に商品やサービスの紹介を行ってもらうことをいいます。
これまでは、企業がユーザーに対して売りたい商品やサービス宣伝や広告、メッセージを配信していましたよね。
しかし、インフルエンサーマーケティングでは、商品やサービスを使用するユーザー側の目線で商品やサービスを知ることができます。
商品やサービスに対する共感性が高まるだけではなく、信頼を置いているインフルエンサーが紹介しているため安心感も得ることができますよね。
インフルエンサーマーケティングを行うことで商品やサービスがより多くのユーザーに拡散されやすくなり、購買意欲の高いユーザーに届けやすいといったメリットがあります。
【ブランディング編】価値の向上に効果的なInstagramの運用方法3つ
「インスタ映え」という言葉が一般化されていますが、それは写真や画像に対する評価だけではありません。
「インスタ映え」の写真や画像をより多く投稿している企業や個人についても、センスがよい、おしゃれであるという評価を得ているということになります。
今や、インスタグラムはブランディングに欠かせないツールの1つと言えるでしょう。
ブランディングとは単に企業や個人をブランド化するものではありません。
マーケティングの手法として、企業や個人によいイメージを持ってもらうことで、熱量の高いファンを増やすことを目的としています。
それでは、そのようなファンを増やすための「インスタ映え」の写真や画像は、どのように投稿するのがよいのでしょうか。
ここでは、企業や個人の価値を向上させるために効果的なインスタグラムの運用方法をご紹介します。
SNSを活用したブランディング戦略については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考になさってください。
運用方法⑪投稿の構図や順番を整える
写真や画像を見ていて、「他とは違う」と感じるときには構図にヒントがある場合が多いです。
ここでは主に用いられる中央1点構図と3分割法をご紹介しますね。
中央1点構図は日の丸構図とも呼ばれ、文字通り写真や画像の真ん中に被写体が来る撮影方法です。
被写体自体に強いインパクトがあったり、被写体をしっかりと目立たせたいときに使用するのがおすすめです。
次の3分割法は、画面を縦横3分割の合計9分割にし、被写体を分割したラインや交点に配置をする手法になります。写真や画像に余白ができることで、センスのよさを感じさせることができますよ。
構図が決まったら、続いて背景に他のものが映りこまないようにしましょう。
画面内に被写体以外のものが映っていると多いと情報過多になり、被写体(伝えたいもの)がぼやけてしまいます。
運用方法⑫一貫性のある情報発信をする
ブランディングでは一貫性がとても大事です。
ユーザーから持ってもらいたいイメージがブレていると、それを受け取るユーザーは企業に対するブランドイメージを持つことができません。
途中でイメージを大きく変えるようなことを行ってしまうと、ユーザーに魅力を理解してもらえないだけではなく、信頼を失ってしまうことにもつながります。
これは先にお伝えした「投稿の構図や順番を整える」にも通じるものです。
投稿する写真ごとに構図を変えるのではなく、構図はできるだけ同じにしておくと、簡単に統一感を出すことができますよ。
投稿の順番にもこだわることで、投稿一覧を見たときにアカウントのイメージを掴みやすくなります。
運用方法⑬テーマに合わせて複数のアカウントを持つ
1つのアカウントで複数のテーマを取り扱うと、世界観がバラバラになりブランディングが失敗しやすくなります。
1つのアカウントでは、1つのテーマに絞って情報を発信するのがよいでしょう。
また、同じ商品やサービスでも、ターゲットが違えば作り上げるべき雰囲気も変わるはずです。
Tシャツを売りたい場合にターゲットが20代女性と50代男性では価値観や求めているものがまるで違うはずだからです。
複数のテーマを扱いたいときやターゲットが異なるケースでは、それぞれ別のアカウントを立ち上げた方が世界観を確立しやすくなります。
インスタ運用のコツ!インスタ運用がうまい人の共通点とは?
- ビジネスアカウントを使用する
- ハッシュタグの活用
- 積極的にコミュニケーションをとる
- 世界観の統一
趣味や日常を綴るのなら個人アカウントで十分でしょう。
しかし、集客のためにインスタグラムを使うならビジネスアカウントを選んでください。
また、投稿にはトップ表示されやすいハッシュタグをつけてユーザーの目に留まりやすいようにし、いいね!やコメントをくれたユーザーとはコミュニケーションを図ることも大切です。
投稿する写真や画像は統一性を持たせ、複数のテーマを扱わずに1つに絞り込むようにしましょう。
中小企業向けのインスタグラム(Instagram)の活用方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考になさってください。
初心者の注意点!インスタ運用がうまくいかない人の共通点とは?
- アカウント運用の目的が不明確
- ターゲットを設定していない
- 写真や画像の質が低い
インスタのアカウントを運用する目的によって、運用の方向性は変わります。
フォロワー数増加なのか商品やサービス購入なのかブランディングなのか、アカウントを開設するまえに運用の目的を明確にしましょう。
インスタのフォロワー数が多いからといって、それが直接売上につながるわけではありません。
大切なのは商品やサービスを必要としているユーザーに情報が届くことです。
ターゲットを細かく設定するほど、興味のある商品やサービスがわかりやすくなります。
そして、インスタには魅力的な写真や画像が溢れています。
何も考えずに撮った写真や画像を見てもらえるほど簡単ではないので、質のよい写真や画像を投稿するために、構図や加工を考えながら質を上げていきましょう。
インスタグラムで集客できない原因と解決法については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考になさってください。
まとめ
初心者向けのインスタグラムの効果的な運用方法をご紹介しました。
最後にこの記事の要点をまとめます。
- ビジネスアカウントを開設し、充実したプロフィールを作成する
- ユーザーとコミュニケーションをとり、エンゲージメント率を高めることが大切
- ハッシュタグにはアカウント関連/投稿関連/検索数が多い言葉/を盛り込む
- リール投稿やインスタ広告、インスタライブを積極的に使用する
- 統一感のある写真や画像の選定、レイアウトを行う
インスタグラムは情報発信のツールから、検索して商品やサービスを認知してもらい、購入に至るまでが完結できるツールへと変わっています。
ユーザーの「欲しい」という気持ちを逃さず購入に繋げられることが、インスタグラムでの集客が成功する大きなポイントと言えるでしょう。