インスタグラム(instagram)の集客効果とは?10個の成功事例から学ぶ
- インスタグラムで自分のお店や商品を知ってほしい!
- 人気のあるインスタグラムってどうやって成功したの?
- インスタグラムを多くの人に見てもらえるコツが知りたい!
インスタグラムでの集客を成功させるには、いくつかのコツやポイントがあります。
ポイントを押さえた投稿をすれば、必ずターゲットに届く、効果的な集客ができますよ。
この記事では、インスタグラムでの集客に成功している10のアカウントのご紹介と、そこから学べるアカウント運用のコツやノウハウをお伝えしています。
ご自身の事業に合ったインスタグラム運用がわかり、実践していくことで集客効果のある人気アカウントにできますよ。
ぜひ最後までご覧くださいね。
なぜインスタ集客が効果的なのか?理由は3つ
ツイッターやユーチューブなど、他のSNSに比べてインスタグラム集客が効果的な理由は3つあります。
インスタグラムが他のSNSよりも集客に向いている理由を詳しくみていきましょう。
理由①ユーザー層が拡大している
これまでインスタグラムは20代〜30代の女性がキラキラと充実した日常を投稿しているというイメージがありました。
しかし、総務省の令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書によると、現在では40代と50代の利用率がアップしています。
さらに男性の利用率も増えたことで、年齢と性別どちらの層も利用者が拡大しているのです。(※1)
これまでターゲットにしづらかった年齢層にも、商品やサービスを紹介するチャンスが増えるため、集客で大きな効果が期待できます。
また、インスタグラムで自身の投稿をするだけではなく、ハッシュタグを利用して気になるお店や商品などの検索をするユーザーも増えています。
お店や商品のアカウントから発信する情報だけでなく、実際に利用した人のリアルな感想を知ることができるため、参考にする人が多いと考えられますね。
投稿内容の充実とハッシュタグの工夫次第で、集客や認知拡大にますます効果を発揮してくれるでしょう。
新しい顧客層を開拓できれば、新規フォロワーの数も増えますね。
(※1)総務省 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
理由②ユーザーの購買行動に繋がりやすい
インスタグラムの公式によると、インスタグラムのアクティブユーザーの内半数に近い人が「毎週インスタグラムを利用して買い物をしている」と回答したとしています。(※2)
写真や動画でダイレクトに魅力が伝わることと、口コミの信頼があることがインスタグラムでの購買率の高さにつながっていると考えられますね。
多くの個人が「おいしかった」「みんなにも教えたい」「また来たい」というポジティブな理由で投稿をします。
なかでも実際の知り合いや友達のインスタグラムの投稿は信頼度が増しますよね。
また、自分がフォローしているインスタグラマーが使っているなどの理由で商品を衝動買いする人も多いようです。(※3)
使い方や使い心地、使用後の効果などを詳しく紹介する動画をみれば自分も試してみたいし、憧れている人と同じものを使ってみたいという気持ちにもなります。
インスタグラムのショッピング機能では商品紹介の投稿にURLタグが付けられるため、簡単に購入サイトへ誘導できますよ。
商品やサービスと出会い、詳しく知って購入する、という流れをインスタグラムだけで完結できる手軽さが購買行動を起こしやすい要因のひとつですね。
(※2)Meta 適切なInstagram戦略の策定
(※3)PR TIMES 『Instagramショッピング機能に関する調査』
理由③写真や画像メインで訴求力が高い
「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、どれだけ言葉で説明されてもわからなかったものでも、一度みればすぐにわかるものです。
視覚からの情報はそれだけ印象に残るということなので、インスタグラムで商品やサービスを紹介すれば強いアピールとなるでしょう。
例えば、取扱説明書を読んでもまったくわからなかったエアコンの掃除方法が、動画をみたとたん、簡単にできるようになりますよね。
映像からの情報は実際に使っている様子から自分が利用したときのイメージがしやすく、便利さや快適さ、満足度など「自分が使ったらどう思うか」ということまで想像できます。
ビジュアルメインのインスタグラムは、商品やサービスのよさが伝わりやすく、ユーザーに効果的なアプローチができるのです。
【成功事例:企業編】Instagram(インスタグラム)集客の成功の秘訣
ここではインスタグラムを成功させた7つの企業を紹介します。
どの企業にも共通しているのは「ユーザーの幸福度が上がる」「企業として愛されている」ということです。
また、「自分もやってみたい」と思わせる参加型のキャンペーンや「この場所に身を置きたい」という願望、「もっと知りたい」という好奇心は、発信から時間が経っても人の心を刺激するため、どの企業の投稿も長期間に渡って拡散され続けています。
それぞれの企業の特徴と、ユーザーの心を刺激し続けるコツを参考に、自分に合った集客スタイルを確立していきましょう。
- 成功事例①【Haagen-Dazs(ハーゲンダッツ)】
- 成功事例②【Starbucks(スターバックス)】
- 成功事例③【IKEA(イケア)】
- 成功事例④【DAISO(ダイソー)】
- 成功事例⑤【MUJI無印良品】
- 成功事例⑥【Visit Japan(ビジットジャパン)】
- 成功事例⑦【CHIPPRUSON(チップルソン)】
成功事例①ハーゲンハートで認知拡大【Haagen-Dazs(ハーゲンダッツ)】
ハーゲンダッツは「幸せだけで、できてる」という通り、見るだけで笑顔になり、食べると幸せな気持ちになるアイスクリームです。
紹介するハーゲンハートは「ハーゲンダッツを開けたとき、稀に現れるくぼみの形がハートに見える」と多くのファンがSNSに投稿したのがきっかけとなり、企業がキャンペーンとして企画しました。
2016年の夏にはじまった「幸せのハーゲンハート探し」は、「ハートが現れるといいことがある」と宣伝し、くぼみの形に合わせた占いなど、楽しめる要素も盛り込まれました。
キャンペーン開始から6年経った今でも色褪せることなく「#ハーゲンハート」をつけて投稿されつづけています。
ハーゲンダッツの事例は、ファンからアイデアをもらい、それを膨らませてキャンペーンを展開した成功例です。
ハーゲンハートの企画は既存のファンの満足度を高めたり、新規ファンの獲得につながっていますね。
成功事例②スタバのある日常をオシャレに発信【Starbucks(スターバックス)】
多くのユーザーが新商品や訪れた店内を投稿しているスターバックスは、今年で日本上陸25年を迎えたシアトル系コーヒーショップです。
スターバックスのアカウントは新作ドリンクの紹介をしていますよ。
その他にもイベントシーズンの特別メニューや、自宅でおいしいコーヒーを淹れる方法など、役立つ情報が多く見応えがあります。
また、ストーリーズでアンケートやクイズをおこない、ユーザーとコミュニケーションを図っていますよ。
投稿のフォーマットを提供してお題を投げかけUGCにつなげたりする工夫は、すぐに取り入れられそうな集客テクニックです。
投稿では、日常とスターバックスという組み合わせもよく見られます。
待ち合わせのおともに、花火をしながら、くつろぎの時間に、とさまざまなシーンを切り取った投稿は、ユーザーの日常としてイメージがしやすいですよね。
他にも、ストーリーズで紹介した商品にリンクを貼り、アカウント内の投稿へ誘導するなど「いつ出たの?」「詳しく知りたい!」というユーザーの気持ちに応えるような工夫もされています。
ユーザビリティを第一に、役立つ情報と華やかな投稿が並ぶスターバックスのアカウントは、ファンの憧れであり投稿のお手本となっていますね。
成功事例③キャンペーンで話題性アップ!【IKEA(イケア)】
イケアは、ハイセンスなのにリーズナブルな家具や雑貨を販売するスウェーデン発祥の家具量販店です。
イケアの投稿は、商品の紹介だけではなく部屋のレイアウトとしても参考にしたいアイデアが満載ですよね。
子ども部屋などは特にユニークなセンスが光っていて、大人が「子どものころ、こんな部屋だったら楽しかっただろうな」と思うような配置や雑貨が並べられています。
このような「新生活」や「遊び」など、テーマに合わせてイケアの商品を使っている様子を、ハッシュタグをつけて投稿するとプレゼントがもらえる、といったキャンペーンもおこなっています。
ハッシュタグキャンペーンは、フォロワーではないユーザーへのリーチと、まだ紹介しきれていないたくさんの家具や雑貨を広めてもらうのに役立ちます。
ユーザーにとっては、実際に使っている家具や雑貨を見ることができるので、よりリアルな視点で商品を検討できますね。
他にも、季節に合わせたインテリアが紹介されているので、投稿を見て「そろそろ冬支度かな」「クリスマスツリーのオーナメントを買いに行こう!」と思うユーザーも多いのではないでしょうか。
扱っている食品のオリジナルレシピもあり、「作ってみたい」「食べてみたい」と買いに行きたくなりますよね。
「おもしろい!」「参加したい!」と思えるキャンペーンを展開し、ファンを楽しませることで、さらなるファン獲得を成功させているよい事例です。
成功事例④カタログのように分かりやすい商品紹介【DAISO(ダイソー)】
100円ショップのダイソーは、幅広い商品と「本当に100円!?」と驚くようなクオリティの高さで人気です。
商品のファンも多く、商品を使った感想や、本来の使い方以外のアレンジ使用法、お買い得の商品といった情報を個人で発信している人もいます。
ダイソーの投稿の特徴は、商品の魅力がひと目でわかりやすく伝わることです。
表紙の役割も果たす1枚目の写真をみるだけで、どのような商品を紹介しているのかわかるので、目当ての商品を探すカタログのように使えて便利ですよね。
話題になった商品は品切れになることも多いことから、よい商品を見つけたら「売切れてしまう前に」と、すぐに最寄のダイソーへ買いに行きたくなる人も多いでしょう。
投稿写真は、おしゃれな商品は洗練された空間に、かわいらしい商品はよりかわいらしさが伝わるようにと、それぞれの商品のポテンシャルを最大限に見せる工夫がされています。
顧客に商品を知ってもらうためのわかりやすいアカウント設計と、商品の魅力を伝えることを最優先にする投稿で、ダイソー独自の世界観が確立されています。
成功事例⑤統一された世界観でファンを魅了!【MUJI無印良品】
無印良品といえば「シンプル」とほとんどの人が連想するくらい、揺るぎないブランディングを確立しています。
インスタグラムもその期待を裏切ることなく、どの投稿も無駄のない洗練された投稿ばかりです。
無印良品は企業の方針として、ブランディングやマーケティングにこだわらず、投稿、店舗設計、接客などのすべてを、ユーザーや顧客とのコミュニケーションとして捉えています。
そのため、商品の紹介では「便利」「使いやすい」などの言葉は使っていないそうです。
感想まで書いてしまうと、その商品の説明はそこで完結してしまいます。
一番感じてほしい部分をあえて書かないことで、ユーザーが商品のイメージをふくらませたり、実際に商品を試してみるなどの行動につなげることができます。
先回りして言われるよりも自分自身で感じたり発見したりする方が、強く印象に残りますし愛着もわきますよね。
こうした「余白を作る」ことでアカウントからゆとりや豊かさが生まれ、ファンの期待を裏切らない世界観を作り上げることでエンゲージメントも高まっていくのです。
コミュニケーションにこだわった無駄のない投稿が商品の特徴とマッチし、無印良品のブランディングをさらに強めています。
丁寧でゆとりのある暮らしを想像させる投稿は、日々ファンを増やしています。
成功事例⑥ターゲットを絞ってニーズを捉えた【Visit Japan(ビジットジャパン)】
Visit Japanは、日本政府観光局(JNTO)がおこなっている、訪日外国人旅行者の増加を目的とした訪日プロモーション事業です。
日本を訪れたことはないけれど行ってみたい、日本に滞在中だけどどこに観光に行こうか、という外国人に向けて、文化、自然、アクティビティなど旬の観光スポットを投稿しています。
外国人向けに発信しているので、日本のアカウントですがプロフィール、キャプション、ハッシュタグ、すべてを英語で表記しています。
ターゲットに合わせた言語を用いることで、より注目されやすくなりますし、わかりやすく伝わりやすいコンテンツとなっていますよね。
幻想的な風景や魅力的な建物の写真や、興味をそそるキャプションで、日本人でも「行ってみたい!」と思える投稿が満載です。
過去に上げられたストーリーズは地域別にハイライトにまとめられているので、宿泊先の地方の見所が見つけやすいのもよい工夫ですね。
海外に向けて日本の魅力を発信する、というコンセプトがはっきりとしているため、ブレのないコンテンツとなり、多くの外国人旅行客から指示されているアカウントとなっています。
成功事例⑦多くのフォロワーを獲得!街の小さなパン屋【CHIPPRUSON(チップルソン)】
自家製天然酵母と厳選素材で「おいしいの一歩先」をめざしているチップルソンは、個人経営の小さなパン屋さんです。
現在はパンを作ったときのみSNSを通じてお知らせをする不定期販売ですが、すぐに売切れてしまう人気ぶりです。
チップルソンの投稿は、販売しているパンのことだけではなく、店主自身のことや偶然出会った素敵な景色、描いた絵などがあり、店主の人柄や繊細な感性が感じられますね。
店舗の様子やパンを作っているところなども投稿されているので、作り手の顔や製造の環境が見られて安心できるというところもあります。
機械に頼らず手作業で作ることにこだわり、「おいしい」「安全」「丁寧」を心がける店主のパンには熱狂的なファンも数多くいるようです。
焼きたての香りがしてくるようなパンと、手入れの行き届いた店舗やキッチン、店主の人柄がチップルソンの世界観を作り上げ、人気アカウントへと成長しました。
単なる購入者ではなく、ずっと応援し続けてくれるファンになってもらうことも、インスタグラム集客に欠かせない要素のひとつですね。
【成功事例:個人編】有名インスタグラマーから学ぶインスタ集客成功の秘訣
次の成功事例は、個人のインスタグラムとしての発信でありながらも話題となり、有名になった3人の方の紹介です。
どの投稿も自分が好きだと思うものやこだわり、枠にはまらない自由な発想があり、その独創的なコンテンツが多くの人の共感を呼んだのではないでしょうか。
企業のアカウントと共通するのは、ユーザーが「やってみたい」「できるかも」と思えるような共感できるアイデアがあるということです。
では、それぞれのアカウントの特徴を見ていきましょう。
個人がインスタグラムで集客して売り上げを立てる方法は、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。
成功事例⑧日本中をおしゃれにするのが夢「げんじさん」
ファッション系インスタグラマーのげんじさんは、メンズファッションのコーディネートを投稿しています。
リーズナブルな服をシンプルに着こなす提案は、大学生を中心とした若い男性に人気があります。
また、コーディネートだけではなく、女性が喜ぶプレゼントやデートに向いているカフェの紹介など、見た目だけではなく中身のオシャレ度が上がる投稿もされているので、参考にしている男性は多いのではないでしょうか。
げんじさんの投稿は、最初のページにキャッチコピーがあるものが多く、興味をそそられるのも特徴です。
「TPOに合わない服はモテない」「こういう服や小物は女性から好まれない」など、男性なら知っておきたい情報もたくさんあります。
「日本中をオシャレにするのが夢」というげんじさんは、自社ブランドを立ち上げているにもかかわらず他のブランドも多く紹介しています。
利益優先ではなくオシャレ優先の姿勢や、高価なものがすべてではないとオシャレのハードルを下げてくれているのをみると、げんじさんの夢が叶うよう応援したくなりますよね。
このようにげんじさん自身がとても素敵な人なので、男性だけではなく女性ファンも多くいます。
すぐに実践できるアイデアや役立つ情報が満載のげんじさんのアカウントは、服やデートに悩んだときに頼れる存在として長くファンに支持されています。
成功事例⑨企業ともコラボする人気の料理研究家「山本ゆりさん」
山本ゆりさんは、レシピやエッセイを執筆したり、多くのテレビ番組に出演したりと、ひっぱりだこの人気料理研究家です。
企業とのコラボレーションも多く、企業で扱う調味料を活かした料理や、商品を使って作るオリジナルレシピなども数多く手がけています。
山本さんの料理のコンセプトは「どこにでもある材料で誰にでもできる料理」だそうです。
どの投稿の料理もオシャレなのですが、ほっこりとした家庭の温かみが感じられるごはんで、「今日の夜ごはんは、これを作ろう!」と思えるものばかりです。
また、山本さん自身ユニークな人柄で、レシピの途中でツッコミを入れたり、内容にまつわるエピソードがあったりと、レシピを読んでいるはずなのにおもしろいエッセイを読んでいる感覚になるのも、彼女の感性があればこそではないでしょうか。
読んでおもしろいレシピ、手軽に作れるおしゃれな料理、食べておいしいごはんは、家事に育児に追われる主婦だけではなく、ひとり暮らしで自炊を始める人にもピッタリですよね。
料理の腕前やアイデアはもちろんですが、魅力的な山本さんの人柄もあって、たくさんの人や企業を集めているのでしょう。
成功事例⑩インスタ写真をきっかけにプロの写真家へ転身!「Hiroaki Fukudaさん」
最後は、趣味で始めたインスタグラムに投稿した写真がきっかけとなり、プロの写真家へと転身したHiroaki Fukudaさんの事例を解説いたします。
Hiroaki Fukudaさんは趣味探しをしているとき、たまたま見つけたインスタグラムのアプリを見て「携帯電話でこんな素敵な写真が撮れるんだ!」と衝撃を受けました。
そこから写真やカメラ、撮影方法など、あらゆることを独学で学んでいったそうです。
本人の感性やセンスもさることながら、独学という手探りの状態で努力を重ね才能に磨きをかけていくことは、並大抵のことではなかったでしょう。
仕事をしながら投稿を続け、フランスのブランデー製造メーカーのレミーマルタンからオファーがきたことをきっかけにプロに転身されました。
インスタグラムの投稿は現在も続けられており、風景や人物を中心に独創的な作品が並んでいます。
その場所の息づかいまで聞こえてきそうな臨場感や、行ったことがないはずなのに帰りたくなるような憧憬を覚える作品は、これからも多くの人の心を揺さぶり続けることでしょう。
Hiroaki Fukudaさんは自分のスタイルを貫き通すことでブランディングを確立し、今もファンを増やし続けているのです。
Instagram(インスタグラム)の集客効果とは?メリットを分かりやすく解説
インスタグラムは写真や画像がメインですので、飲食や美容、アパレル、フラワーショップなど、視覚的に訴求力のある業種にはぴったりです。
例えば「縦が25センチ、横が40センチで持ち手がながめの青いバッグ」といわれてもピンときませんよね。
しかしモデルがバッグを持っている写真を見るだけで、大きさや色味、自分に合うかや使い勝手などまで瞬間的にわかります。
つまり言葉で説明するよりも商品やサービスに対して、理解してもらいやすいというわけですね。
ユーザーが他の企業と比較検討もしやすく、他社にはない特別感や魅力を感じてもらいやすいのも特徴です。
では、このメリットがどのような効果をもたらすか、詳しくみていきましょう。
メリット①商品やサービスの認知拡大につながる
インスタグラムでは、企業から個人まで毎日たくさんのユーザーが投稿しています。
ですので、フォロワーや投稿数が少ない始めたばかりのアカウントを知ってもらう方法があるのか、たくさんの投稿に埋もれてしまうのではないかと不安になりますよね。
しかし、インスタグラムには、あなたのアカウントに興味を持ってくれそうなユーザーの目に触れるよう投稿やリールを近づけてくれる仕組みがあります。
例えばユーザーがフォローしているアカウント、いいねや保存をした投稿などから興味を持ちそうなコンテンツを分析し、発見タブなどで優先的に表示してくれるのです。
このような仕組みはインスタグラムのコンセプトである「大好きな人や大好きなことと、あなたを近づける」を体現していますね。
ポイントを押さえた投稿をすることで、商品やサービスを知らなかった人にも認知されていくでしょう。
さらに、ユーザー自身がハッシュタグ検索をおこない気になる投稿を探すこともありますので、商品やサービスに関係するハッシュタグをつけることが大事です。
ハッシュタグを工夫したり、キーワードを入れたキャプションをつけるなどすれば、フォロワーにつながりそうなユーザーへ近づくことができます。
ただ、どのSNSでもいえることですが、効果がでるまでには時間がかかります。
あせらずコツコツと続けていくことが、大手企業や有名人に劣らない認知拡大につながるのです。
インスタグラムの運用は、中長期的な視点を持ち丁寧な投稿を続けましょう。
メリット②ブランディングによって競合と差別化できる
ブランディングは、顧客が企業や店舗、商品、サービスに対してどのような価値を持つかを決める大事な戦略です。
安さが売りのお店で急に高級品を扱っても売れませんし、高級店で安価なものを扱ったら「ニセモノかもしれない」と信頼を失いかねませんよね。
一度ついたイメージを変えるには、よほど大きなインパクトがないと難しいものです。
ですから、顧客に持ってほしいイメージをはっきりと決め、そのイメージを守り期待に応えることで、ブランディングをより強いものにしていくことができます。
インスタグラムでも、イメージに合った投稿やトンマナを意識したり、独自のハッシュタグを拡散するなどブランディングに役立つ施策があります。
視覚から訴えられるインスタグラムでのブランディングは、より強いイメージを持ってもらえますよ。
SNSを活用したブランディング戦略についてはこちらの記事で、インスタでブランディングをするときのコツはこちらの記事でそれぞれ解説しております。
成功事例もあわせて紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
メリット③顧客のファン化につながる
インスタグラムは、ユーザーとの関係を構築しやすく、さらに関係を深めることにも向いています。
なぜならコメントやDMでコミュニケーションを図ることができるからです。
さらに質問やアンケートなどを通して顧客のニーズを把握し、その結果を商品やサービスに素早く反映できると、お客さまの満足度を高められます。
自分の意見が取り上げられたり、参考にしてもらえたりすると、より強く愛着がわいたり、信頼感が増したりしますよね。
ファンとは商品を応援して愛用してくれる人ですので、他社が類似品を発売しても簡単に乗り換えたりせずリピート購入してくれます。
さらに自分の周りにも商品を薦めたりと良質な口コミ評価を広げてくれるため、ひとりでも多くのファンを増やしていく必要がありますよ。
ユーザーとの距離が近いインスタグラムだからこそ、顧客の不満や要望を聞き改善するチャンスが得られますし、企業や商品の魅力を深く伝えることができますよね。
インスタグラムでは顧客満足度を高めることができ、ファン化を促進させられます。
Instagram(インスタグラム)の集客効果を高める4つのコツ
ここからは実際の集客で高い効果があるコツをお伝えします。
- コツ①UGSのリポストでコンバージョン率向上につなげる
- コツ②インスタキャンペーンでフォロワーを獲得する
- コツ③ストーリーズをハイライトにまとめ、外部リンクへ誘導する
- コツ④インサイト分析を使ってPDCAサイクルを回す
これらのことはインスタグラムを運用していく上でも特に重要なポイントですので、しっかりと押さえてくださいね。
ではそれぞれについて詳しく解説していきます。
コツ①UGCのリポストでコンバージョン率向上につなげる
UGCとはユーザー生成コンテンツのことで、商品やサービスについての口コミやレビューなど、ユーザーが発信する評価のことをいいます。
商品やサービスの信頼度を上げたい、第三者の感想を知って興味を持ってもらいたいというとき、UGCを企業がリポスト(再投稿)して情報を拡散すれば、購入を検討しているユーザーへの後押しにもなるでしょう。
企業発信の広告よりも実際に使っている人の感想は親近感がありますし、共感しやすいですよね。
また、リポストされたユーザーは自分のレビューを取り上げてくれたことをきっかけに企業に対して親近感をいだき、エンゲージメントが強くなります。
そこから、より濃いリピーターやファンになるといった可能性も考えられますよ。
例えば「実店舗への来店」を最終目的とするならば、UGCのリポストは店舗を訪れた顧客の投稿や、店舗限定の商品を紹介している投稿を選ぶと効果が高いでしょう。
インスタ集客ではユーザーの評価を企業が再投稿することで拡散し、集客の目標達成に活用するのです。
コツ②インスタキャンペーンでフォロワーを獲得する
インスタグラムでフォロワーを獲得するには、キャンペーンを展開すると効果的です。
例えばキャンペーンの展開では以下のような効果が期待できますよ。
- 新規フォロワーの獲得
- 認知向上やUGCの生成
- 既存フォロワーのファン化
キャンペーンの条件設定や募集方法、ハッシュタグ設定などに落ち度があるとトラブルや炎上のもとになってしまいますので、慎重に計画を立てることが大事です。
成功事例で紹介したハーゲンダッツやイケアのように、参加するユーザーが楽しめて、その投稿を見た他のユーザーも楽しさを共有できるといったキャンペーンなら、より大きな効果があるでしょう。
キャンペーンの参加条件を「フォロワー」とすれば、参加希望のユーザーがフォローしてくれます。
さらに、キャンペーンが拡大し多くの人の目に留まれば、企業や商品の認知拡大だけではなく、より大勢の参加者、フォロワーの獲得も期待できるでしょう。
キャンペーンでの投稿をリポストやリプライ、いいねをすることで、フォロワーとのエンゲージメントが高まり、ファン化につながります。
また、リポストされた投稿などを閲覧したユーザーにも興味を持ってもらえると、さらなる新規フォロワーを呼び込めるでしょう。
このように、インスタグラムキャンペーンは2段階でのフォロワー獲得のチャンスと、既存フォロワーとのエンゲージメントを高めてくれる可能性が期待できます。
集客やブランディングに役立つインスタグラムの活用方法はこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
コツ③ストーリーズをハイライトにまとめ外部リンクへ誘導する
公式アカウント、またはフォロワーが1万人以上という条件つきで外部リンクの設置ができたストーリーズですが、2021年10月に撤廃され、誰でも設置できるようになりました。
これにより、ストーリーズで商品やサービスを紹介し、その写真や動画にリンクを貼れば、ワンタップで購入サイトや予約サイトに誘導できるようになったのです。
24時間で消えてしまうストーリーズですが、ハイライトにまとめておけば、いつでも見ることができます。
取り扱い商品をカテゴリー別にまとめておけば、カタログのように見てもらえますし、見たい情報や目当ての商品が見つけやすく、ユーザーの利便性もいいですよね。
ストーリーズそれぞれに外部リンクが貼ってあれば、その分だけ購入サイトに誘導できるチャンスにもなりますので、ぜひハイライト機能を活用して、いつでも閲覧可能にしておくのがおすすめです。
ハイライトはプロフィール欄のすぐ下に表示されますので、アカウントのイメージに合わせたカバー画像やタイトルのフォントを意識しておくと統一感も出せますよ。
コツ④インサイト分析を使ってPDCAサイクルを回す
行き当たりばったりや、たまたまを狙うような「運任せ」の運用では効果は出ません。
インサイト分析を使ってアカウントの強みだけでなく弱点の追求もすることが運用向上の鍵となります。
ですからPDCAサイクルを回し、良いところはさらなる強みに、弱点はすぐ補えるようなフォローと、強みに転換できる打開策を考えていく必要があります。
PDCAサイクルとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったものです。
計画を実行した結果を必ず評価をし、改善した計画を立てそれを実行、評価をして改善し計画を立てと何度もサイクルを回すことで、より良い方向へ運用していけます。
インサイト分析は、どの部分が弱いかが数字で見えるので、改善箇所とその後の評価もわかりやすく示してくれます。
常に分析をしてPDCAサイクルを回し続けることで、集客力のある良質なアカウントへと成長していくでしょう。
まとめ
インスタグラムで集客するにはブランディングで差別化を図り、アカウントの認知拡大につなげることが大事です。
その上で、以下のようなことに気を配りながら運用を進めていきましょう。
- キャンペーンやハッシュタグなどは慎重に計画を立てコツコツと続ける
- 信頼性の高いUGCを活用して顧客とのエンゲージメントを高める
- PDCAサイクルを回し分析と改善を繰り返す
100社あれば100通りの集客の方法があります。
自分の企業にあったインスタ集客のやり方を見つけましょう。
長く愛される企業、長く愛されるアカウントとなり、インスタグラム集客を成功させてくださいね。