事例から学ぶ!心に響くヨガ教室のキャッチコピーの作り方
- ヨガ教室の集客ができない
- ヨガ教室のキャッチコピーってどう作るの?
- ヨガ教室のキャッチコピーの事例が知りたい!
キャッチコピーは集客に役立つと理解していても、集客力の上がるキャッチコピーの作り方に悩みますよね。
こちらの記事ではヨガ教室のキャッチコピーを質問形式で作っていきます。
自社のヨガスクールの特徴や質問の答えから、キャッチコピー作りが簡単にできますよ。
ヨガ教室のキャッチコピー事例もまとめているので、ぜひ参考にして集客力を上げていきましょう。
集客力アップ!ヨガ教室のキャッチコピー・ネーミング例を大公開
近年はヨガの健康面や精神面での効果などがメディアでも取り上げられ、性別や年齢を問わずニーズがあります。
そのため、キャッチコピーを作る際は幅広い層からターゲットを絞る作業が大切です。
ヨガ教室のキャッチコピーは、ターゲットや提供するサービスが明確になっていることが成功のカギになっていますよ。
ではヨガ教室のキャッチコピー成功事例をみていきましょう。
実例①ベネフィットを伝えるキャッチコピー
心も身体も前向きに、ヨガを通して旅をする
- キャッチコピーのターゲットは?
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- 女性
- 20代前半〜30代後半
- 運動好き
- 旅行好き
- アウトドアな人
- なぜキャッチコピーが必要だったのか?
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キャッチコピーを通して、ヨガの心を前向きにする効果を伝えたかったからです。
心が少し疲れてしまっている方や、コロナの影響で海外旅行が気軽に行けなくなってしまった人に向けて、このキャッチコピーにしました。
- キャッチコピーの成果は?
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痩せたいという理由の人よりも、気分転換をヨガに求める生徒さんが集客できました。
「心も身体も自由になって、ヨガを通して前向きな気持ちになって欲しい」というコンセプトが刺さったようです。
レッスンも、ヨガ発祥地インドを思い描くような内容にしていて好評です。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例②参加のハードルを下げるキャッチコピー
気軽だから続く
- キャッチコピーのターゲットは?
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若年層
- なぜキャッチコピーが必要だったのか?
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「続かないから行かない」とする方が多かったので、「続けることは難しいことではない」と伝えたかったからです。
不安をキャッチコピーで解消して、ヨガ教室に通いやすくする狙いもあります。
- キャッチコピーの成果は?
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男性の生徒さんが増えました。
気軽にといったキャッチコピー、来店しやすかったようです。
「お試し感覚で行ってみよう!」と考えてくれたようで若い方も増えました。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
質問から考える!ヨガ教室のキャッチコピー・キャッチフレーズの作り方
こちらでは6つの質問の答えを使って、ヨガ教室のキャッチコピーを作っていきます。
見た人に明確に伝わるものがないキャッチコピーでは集客できません。
集客につながるキャッチコピーを作るために、自社のヨガスクールならどう答えるか考えてキャッチコピーを作っていきましょう。
- 質問①「理想のカラダを手に入れる」その先にある未来とは?
- 質問②自分のヨガ教室だけが持つ特徴は?
- 質問③生徒が自分のヨガ教室を選んでくれた理由は?
- 質問④ヨガ教室に通うと何ができるようになりますか?
- 質問⑤ヨガ教室に通うとどんな悩みが解決できますか?
- 質問⑥どれくらいの時間で目標を達成できますか?
キャッチコピーの書き方のコツなどはこちらの記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
質問①「理想のカラダを手に入れる」その先にある未来とは?
- 「理想のカラダを手に入れる」その先にある未来とは?
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自分の気持ちと対話しながらポーズ(アーサナ)を行うため、見た目だけでなく精神の安定やストレス解消にもつながってきます。
続けていくことでご自身の中心がクリアになり、これまで悩んでいた人間関係も良くなるなど多岐にわたってヨガの効果が現われますよ。
上記の答えを活かすと下記のようなキャッチコピーになります。
- どうして最近こころまで軽いの? 悩まないわたしの作り方 〇〇ヨガ
「精神の安定につながる」というヨガの特徴から、「悩まなくなる」「心が軽くなる」などの生徒が得られるベネフィットをキャッチコピーで伝えましょう。
ベネフィットを伝えるときは「作り方」や「〜の方法」など検索の際に使う用語や疑問形を活用するのがおすすめです。
不安や悩みを解決する際に検索するのが一般的となった現在では、検索の言葉は馴染みがあるからです。
疑問形では疑問が投げかけられたように感じて、自分で一度考える作業が生じるので自分事として考えてもらいやすくなります。
検索をして気になるタイトルや答えがありそうな記事をクリックするように、答えとなるキャッチコピーがあれば目をとめてくれますよ。
見た人の印象に残り、自社のヨガスクールに通うことで未来が良い方向に向かうと感じさせるキャッチコピーを作りましょう。
質問②自分のヨガ教室だけが持つ特徴は?
- 自分のヨガ教室だけが持つ特徴は?
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出産経験があるヨガインストラクターが多いことです。
「妊娠中の体の不調を楽にするヨガを教えられる」「出産時の呼吸法をアドバイスできる」などの強みがあります。
上記のような自分のヨガ教室だけが持つ特徴をキャッチコピーに組み込むと、下記のようなキャッチコピーになります。
- 呼吸法やヨガで妊娠中の辛い時期を笑顔に。出産経験ありのヨガインストラクターがサポート!
自社ヨガ教室だけが持つ特徴を伝えることで、生徒がつきやすく他店に流れにくいキャッチコピーになり差別化が図れますよ。
独自性のある特徴は、生徒からすると「他のヨガ教室では得られない価値」になるからです。
例えば紹介しているキャッチコピーは教えられること以外にも、出産経験のあるインストラクターが多いという特徴を活かして、「妊娠中の辛さがサポートできる」ことを伝え価値を高めています。
自社について何が特徴になるのか深掘りして考え、他社にはない「選ばれるポイント」を探してみましょう。
質問③生徒が自分のヨガ教室を選んでくれた理由は?
- 生徒が自分のヨガ教室を選んでくれた理由は?
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仕事で腰痛など体の調子が悪くなったことから、当ヨガスクールを選んだという生徒さんが多いです。
他にも「会社帰りに通いやすいため帰宅する前にリフレッシュしたい」という方が多いですね。
それらを踏まえてキャッチコピーを作ると、下記のようになります。
- 会社帰りに「わたし」を開放させる 〇〇ヨガ
ヨガ教室を選ぶ理由の「会社帰りに寄れる」「帰宅前にリフレッシュ時間が持ちたい」という生徒のニーズを汲んだキャッチコピーです。
さらに「シャワー室完備」「予約なしで立ち寄れる」というオファーがあると、ニーズに合ったアプローチとして集客につながりやすくなります。
自分のヨガ教室を選んだ理由で出てきた要素は、他店とすでに差別化できていて他の生徒の集客にもなり得る魅力です。
実際のニーズを活用すれば、ズレのない生徒の本当に求めている言葉をキャッチコピーに盛り込めますよ。
ただし、「雰囲気がいい」ということがアンケートの回答にあった場合には、曖昧すぎるのでそのまま使わないように注意しましょう。
インストラクターの和やかな雰囲気がいいのか、施設の清潔感のある雰囲気がいいのかなど、ヨガ教室のどの部分が「雰囲気がいい」と思われているのかを明確にする必要があります。
質問④ヨガ教室に通うと何ができるようになりますか?
- ヨガ教室に通うと何ができるようになりますか?
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呼吸法によって心が落ち着いたり、目の前のことに集中できるようになったり、対人関係がよくなったりします。
これまで眠りが浅かった方も、よく眠れるようになるなど体質改善になったという声もいただいています。
この点をふまえてキャッチコピーを作ると下記のようになります。
- あの子 ヨガをしてからよく眠れるって言ってたけど 〇〇ヨガ
上記の答えの「よく眠れるようになる」の得られるメリットを使って、ヨガが解決の手立てになることを伝えましょう。
他には「集中力が上がる」「対人関係がよくなる」「心が落ち着く」といったことがメリットに挙げられますね。
ただし、ヨガの効果について「〇〇になった」という文言は景品表示法違反にあたるため使用できません。
伝聞などの表現を使って、効果を伝える方法をとりましょう。
セリフ調のキャッチコピーにすることで見た人は自分が会話の中に入っているように錯覚するため、キャッチコピーの存在に気づきやすくなります。
その際は「なんだか調子がいい」という曖昧な言葉ではなく「眠り」「集中力」などシンプルな言葉を使い、これまで興味がなかった方にでもわかりやすいキャッチコピーにしましょう。
質問⑤ヨガ教室に通うとどんな悩みが解決できますか?
- ヨガ教室に通うとどんな悩みが解決できますか?
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体の悩みや心の悩みなどにも効果が期待できます。体の悩みとしては肩こりや腰痛の改善などが挙げられます。
ヨガでは呼吸法や瞑想などを通じて自分の心の中心に意識を向けるため、人間関係で悩んでいた方も徐々に心が動じずぶれにくい状態になってきます。
そこからキャッチコピーを作ると、このようになります。
- わたし気づいたの 彼に合わせてばかりだったって 自分をみつめる大切な時間に 〇〇ヨガ
「人間関係の悩みを解決したいからヨガに通おう!」と考える生徒は少ないですよね。
なので、自分のヨガ教室で解決できる悩みを洗い出し、意外性のあるものをキャッチコピーに盛り込むのがおすすめです。
キャッチコピーで自分の悩みをヨガが解決できると生徒に気づいてもらえれば、解決方法に「ヨガ教室に通う」といった新たな選択肢を増やせ、教室に対する興味を高められます。
上記のキャッチコピーでは「周りに合わせてばかりいるため自分の気持ちに向き合えていない」と悩む方へ、「自分と向き合うならヨガ教室でヨガをしよう」と伝えています。
男性の場合、「上に合わせてばかりだった」「会社にあわせてばかりだった」と組織に対しての悩みをキーワードを使いましょう。
ファミリー層の場合は「子ども」や「家族」などのキーワードを使うことで、それぞれのターゲットに刺さりやすいキャッチコピーに変えることができますね。
質問⑥どれくらいの時間で目標を達成できますか?
- どれくらいの時間で目標を達成できますか?
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週1回 1時間ほどのコースを1か月間続けると、慢性的な肩こりや腰痛などが緩和されたと実感できるようになります。
それを踏まえてキャッチコピーに活かすと、下記のようなキャッチコピーになります。
- つらい肩こりや腰痛に まずは1か月おためし 〇〇ヨガ
見た人は短い期間で達成できることに魅力を感じやすいため、このように「まずは〜週間」や、「〜ヶ月おためし」のキャッチコピーを使いましょう。
その際は、その期間通うことで慢性的な痛みを緩和させられることを伝えると効果的です。
ただし、誇張や嘘はNGです。
「〜になりました」「〜できます」という文言は先ほどお伝えした通り、景品表示法違反になるので注意してくださいね。
キャッチコピーに活用すべきヨガ教室・スタジオの4つの特徴
ヨガ教室の特徴をキャッチコピーに活用する方法をお伝えします。
「限定性」や「専門性」などの特徴をキャッチコピーに活かすことで、ご自身のヨガスクールの生徒を満足させ、他社に流れにくくすることができますよ。
では見ていきましょう。
【限定性】男性限定・女性限定のヨガ教室
「男性限定」や「女性限定」とキャッチコピーで謳うことで、自分事として捉えることができ、検討しやすくなります。
「女性限定」とすることで、女性の「男性の目を気にせずヨガをしたい」というニーズに応えるキャッチコピーになります。
男性向けにキャッチコピーを作る際は「男性インストラクター常駐」「男性限定のコース多数ご用意」など、ヨガ教室へ入るハードルを下げてあげるのがおすすめです。
たとえば LAVAでは男性向けのヨガを展開し、「LAVA男 LAVAはホットヨガに取組む男性を応援しています。」というキャッチコピーで男性の入りにくさを軽減しています。
ターゲットを限定する以外にも「季節限定」「初心者限定」などのキーワードはキャッチコピーに活用しやすく、行動を促しやすいキーワードになりますよ。
「寒い季節の冷え性対策ヨガ」や、初心者用には「体が硬くても大丈夫!初心者向けマンツーマン指導コース」なども考えられますね。
教室の集客に役立つ「限定性」「希少性」についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
ぜひ参考にしてくださいね。
【実績】講師・インストラクターの実績
講師やインストラクターの実績もキャッチコピーに活用できます。
というのは、マーケティング用語での「権威付け」になるためです。
例えば「フリーで無資格のインストラクターのヨガスクール」と「全米ヨガアライアンス認定取得インストラクターのヨガスクール」を比較した場合、しっかりした印象が持てるのは資格のあるインストラクターの教室ですね。
ヨガは精神的な面も影響するため「担当するインストラクターに信頼感を持ってもらう」というのはとても重要なポイントです。
「〇〇資格取得」や「〇〇年実績ありのヨガ講師が専任」などのキーワードを使い、ヨガ教室に信頼感を持たせましょう。
【条件】立地の良さ
立地の良さや通いやすさも、キャッチコピーに活かすべきキーワードです。
ヨガスタジオを選ぶ基準のひとつに、「立地の良さ」を重視する人が多くいます。
そのため「アクセス◎ 駅から近い」「会社帰りに行ける」「近くて無理なく通える」など、立地の良さをキャッチコピーでアピールしましょう。
立地が良いヨガ教室は周辺に競合も多いと考えられるので、立地の条件を伝えるキーワードのほかに、ターゲットのニーズに応える付加価値もつけるのがおすすめです。
たとえば「シャワー室完備」「ヨガマットやタオルなど無料貸し出し」などが、付加価値として考えられますね。
反対に目立たない場所にある場合には、立地の良さよりも「人の目を気にせずのびのびとヨガができる」などのメリットのほうが刺さりやすいです。
立地ごとに異なるキャッチコピーを使って、より引きのあるキャッチコピーを作りましょう。
【専門性】ヨガの種類
ヨガの発祥はインドですが現在は多くの流派に分かれたり、流派を跨いで現代の需要に応じて作られた「ホットヨガ」や「マタニティヨガ」など多くの種類があります。
しかし、多くの方はヨガを選ぶ際はヨガの種類によって選ぶというより「こうなりたい!」「この痛みが緩和されるといい」など悩みやニーズによって教室を選びます。
そのため、「悩みを解決できる〇〇ヨガ」などの悩みからヨガの専門性に導いていくキャッチコピーが効果的です。
例えば、
- 服のサイズが変わったと思ったら やっぱりおすすめはホットヨガ 汗をかいて新陳代謝アップ
この場合、「服のサイズが大きくなった」「体形が変わった」という悩みからアプローチして、温かい部屋でヨガをすることで新陳代謝のアップや脂肪燃焼が期待できるホットヨガをすすめるキャッチコピーになっています。
他にも骨盤のゆがみに悩みを持つお客様には寝たままで行える骨盤矯正ヨガ、筋力アップをしたいお客様にはパワーヨガなども考えられますね。
それぞれの悩みからヨガの種類を当てはめてアプローチしていきましょう。
まとめ
キャッチコピーについて事例や特徴などから考えてきました。これまで紹介してきたことをまとめてみましょう。
- キャッチコピーを考える際はお客様が得られることから考える
- 教室の特徴や選ばれた理由を強みとしてキャッチコピーに活かす
- 目標達成までの早さは目を引くポイント
- ヨガ教室のキャッチコピーは限定性を打ち出しやすい
- 教室は習う場なので先生やお店の実績/専門性をキャッチコピーに活かす
- 景品表示法違反になるため誇張や嘘の表現を使わない
キャッチコピーではターゲットの悩みや目標を探り、ヨガ教室が提供できることを伝えることが大切です。
自店を知りターゲットのニーズを知ることで、集客につながるキャッチコピーを作ってくださいね。
キャッチコピーについてもっと知りたい方はこちらの記事でも詳しく載せています。ぜひ参考にしてください。