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森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

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【具体例つき】学習塾の集客できるキャッチコピーの作り方

  • なぜ学習塾にキャッチコピーをつけるの?
  • どんなキャッチコピーをつけると学習塾に生徒が集まるの?
  • 学習塾のキャッチコピーの作り方を教えて!

大手の学習塾ではキャッチコピーを見ただけで、誰もが「〇〇塾だな」と即座に分かってしまうほどキャッチコピーが強く印象付けられていますよね。

学習塾が周知されるためにキャッチコピーは大きな役割を果たします。

ですが、学習塾経営者や塾講師のなかには「キャッチコピーの作り方が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、学習塾の生徒集めに有効なキャッチコピーの作り方を紹介しています。

実際に集客に成功した学習塾のキャッチコピーの事例も載せてあるので、キャッチコピーを作って学習塾の生徒を増やしたい方も、ぜひ参考にしてください。

目次

学習塾の集客にキャッチコピーを用いるメリット

キャッチコピーとは、売りたい商品やサービスを宣伝するときに人々の関心を集め注意を引くための文句のことです。

学習塾の集客にキャッチコピーを使用すると、競合する学習塾との違いや自分の学習塾の良さを簡潔に伝えることができます。

ここでは、学習塾にキャッチコピーを用いるメリットを3つ紹介しますね。

キャッチコピーの書き方のコツをこちらの記事にまとめているので、あわせてチェックしてください。

メリット①付加価値を演出できる

学習塾にキャッチコピーをつけると、学習塾の付加価値を演出し集客効果を高められます。

他の学習塾とは違うことをキャッチフレーズで表現することが大切です。

近頃では、勉強を教える以外の付加価値をアピールする学習塾が増えているので、どんな付加価値を付ければ生徒や保護者に注目されるのかをよく考える必要がありますね。

短文のキャッチコピーのなかで付加価値を分かってもらえれば、競合の学習塾が多くても選ばれやすくなります。

メリット②特徴を伝えやすい

学習塾の特徴を伝えやすいのもキャッチコピーを使うメリットです。

キャッチコピーは短い文を使い余計な情報を入れずに、学習塾の特徴だけをシンプルに表現できますね。

学習塾を探す生徒や保護者の多くは塾の特徴を重視します。

なのでキャッチコピーを見て希望に近い塾と感じたら関心を持ってもらえますよ。

キャッチコピーにしっかりと学習塾の特徴を表示して興味を引き、塾の詳しい情報を見てもらえたら、問い合わせや入塾につながる可能性も出てきます。

メリット③記憶に残りやすい

キャッチコピーは人の記憶に残りやすいところも学習塾の集客に使用するメリットです。

一般的に商品の宣伝にはさまざまなキャッチコピーがつけられていますが、知らず知らずのうちに覚えているフレーズがたくさんありますよね。

自分の学習塾のキャッチコピーにも語呂の良いリズミカルなフレーズを取り入れれば、人の記憶に残りやすくなりますよ。

記憶に残り思い出してもらいやすくなるので、問い合わせや体験入学などのアクションにつながり入塾してくれる期待が持てます。

問い合わせを増やしたいと考えている方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【5ステップ】学習塾のやる気を引き出すキャッチコピー作成手順

ここからは、学習塾のキャッチコピーの作成手順を紹介します。

学習塾に生徒を集めるためのキャッチコピーは分かりやすく作るのが大切です。

加えて、ターゲットの心に刺さるキャッチフレーズを作るために、アピールしたい相手や内容を具体的にイメージしましょう。

5つのステップに分けて詳しく説明します。

手順①誰に伝えるのかターゲットを絞り込む

学習塾のキャッチコピー作りで最初に行うのは、マーケティングの基本であるターゲットの絞り込みです。

学習塾が狙うターゲットのなかから、集客したい相手を絞り込んでいきましょう。

塾生を増やしたいからといって、大勢の人に向けてキャッチコピーを作るのはおすすめできません。

具体的なひとりの人物像であるペルソナを決めた方が、キャッチコピーを見聞きした際に自分事としてとらえてもらえます。

集客効果があったキャッチコピーの事例でも、ターゲットを明確にしたキャッチコピーを作り想定通りの生徒の集客に成功していましたね。

自分の学習塾の方針や指導できる内容から、どんな生徒を集めるべきかを考え、誰に伝えるかを決めることが重要です。

手順②何を1番アピールしたいのかを決める

次に、何を1番アピールしたいのかを決めましょう。

ターゲットの悩みから学習塾の強みをリストアップして、ターゲットに合わせて1つに絞っていきます。

たとえば勉強のやり方の違いやユニークな先生の存在をアピールしたり、今までの実績専門教科が教えられることなどは強みになりますね。

アピール例を詳しく紹介するのでみていきましょう。

【アピール例】独自の学習法がある

学習方法を学習塾選びの基準にしている人に向けては、学習塾独自の学習法があることをアピールすることをおすすめします。

学校や他の学習塾との差別化を訴えると、集客に効果的なキャッチコピーを作れますよ。

最初に紹介したキャッチコピーの事例でも、集団塾との差別化を図る独自の学習法がうまく表現されていましたね。

集団塾と個別塾の違いや個々に寄り添う姿勢が、短文のキャッチコピーで良く伝わってきます。

「ここに通わなければ習えない」と感じてもらえるように、独自の学習法をキャッチコピーに取り入れてください

【アピール例】個性的な講師がいる

勉強が楽しくないと感じている生徒に向けては、個性的な講師がいることをアピールすることがおすすめです。

学校の先生のことが苦手だったり学校の勉強についていけない生徒には、勉強が楽しいとは思えないケースが多く、成績に悩んでいる人もいます。

なので、学習塾に勉強を楽しく教えてくれる先生がいれば、生徒も楽しんで勉強してくれますよね。

「楽しそう」という理由で学習塾を選ぶ生徒もいますよ。

ユニークな講師がいることをキャッチコピーでアピールすれば、生徒だけでなく子供に楽しく勉強して欲しいと願う保護者の心にも響きます

【アピール例】何かに特化している

何かに特化していることも学習塾の強みになります。

特化している部分をアピールしていきましょう。

自分の学習塾の得意とする教科や、入塾して欲しいと狙う年齢層に向けて、特化している部分をキャッチコピーに入れてアピールすることが大事です。

【アピール例】圧倒的なノウハウと実績がある

自分の学習塾の持つノウハウや実績のアピールも大切です。

なぜなら圧倒的なノウハウや実績がある学習塾には、生徒や保護者から信頼が寄せられるからです。

偏差値の高い有名な学校の出題傾向を把握して、合格者をたくさん輩出していることをアピールしていきましょう。

志望校合格を目指す生徒や保護者から「結果を出してくれる塾」という印象を持ってもらえます。

さらに説得力を増すためには、実績を数値化するのが効果的です。

キャッチコピーに合格率や合格人数を数字で入れると伝わりやすくなります。

ノウハウや実績を持つ影響力は大きく、具体的に伝えるほど信頼性を高めますよ。

手順③どんなふうに伝えるのかを考える

3つめの手順では、ターゲットに効果的に伝える方法を考えていきます。

誰に伝えるか何をアピールするかが決まっても、ターゲットに響かなければ良いキャッチコピーを作ることはできません。

ターゲットは何を求めているのか、ニーズの本質はどこにあるのかをリサーチして、より効果的なキャッチコピーの型を選びましょう。

ここでは、学習塾の良さを充分に伝えるためのキャッチコピーの5つの型を紹介します。

【キャッチコピーの型】ベネフィットをうたう

ベネフィットとは、体験によって得られる恩恵のことを指します。

学習塾で学んだ後にどんな未来が手に入るのかが分かるキャッチコピーを作りましょう。

たとえば「成績が上がる」「勉強習慣が身につく」など、学習塾で勉強した後に良い結果や明るい未来が得られることを伝えていくことが大切です。

「志望校合格」という分かりやすい言葉もよく使われますよね。

「この学習塾を選んだら〇〇になれる」と見た人に想像してもらうことで、自分の学習塾に関心を持ってもらうことも可能です。

【キャッチコピーの型】セリフで呼びかける

学習塾に通う現役の塾生の声をキャッチコピーに取り入れ、セリフで呼びかけることもキャッチコピーの型です。

近年では、何でも口コミで判断する人が多いので、塾生の声はキャッチコピーのなかで口コミのような役割をします。

リアルなセリフを使うことで学習塾を探している生徒の共感を生み、親近感を持たれることにも期待できますね。

【キャッチコピーの型】答えが知りたくなるように問いかける

強く主張するのではなく、相手に問いかけるキャッチコピーの型もあります。

人には問いかけられるとどうしても答えを知りたいと思う心理が働きます。

なので、キャッチコピーを見た人が答えを知りたくなるように問いかけると「答えが知りたい」という感情をくすぐることができますよ。

答えが気になるターゲットは、早く知りたくてチラシやホームページを思わず読んでくれます。

問いかけ型のキャッチコピーによって自然に学習塾の詳細情報へと導くことができ、学習塾に興味を持つきっかけが作れますね。

【キャッチコピーの型】限定性や希少性を打ち出す

キャッチコピーで限定性・希少性を打ち出すことも型のひとつです。

「残り僅か」「少人数制」と言われると、今すぐ行動しないと損をするかもという気持ちになる人もいます。

なのでその心理的効果を狙ったキャッチコピーで学習塾への集客が期待できますよ。

限定することや希少性を持たせたキャッチコピーで集客に成功した事例を見ても、人数制限や残り僅かという言葉が有効なことが良く分かりますね。

学校の長期休みに「夏季/冬季限定、〇人まで受付」といった特別講習に使うこともできます

希少性に惹かれる原理を詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

【キャッチコピーの型】ターゲットの不安を取り除く

学習塾の入塾に不安を抱える人には、不安を取り除く言葉でキャッチコピーを作ることが有効です。

学習塾に通いたくても費用に対する不安から入塾に踏み切れない人もいますよね。

「成績が伸びなければ返金」「無料テスト実施中」など、費用面で安心材料があれば申し込みのハードルを下げられます

手順④「誰に」「何を」「どんなふうに伝えるのか」3つの要素をかけ合わせる

4つめの手順は、ここまでの作成手順で説明した3つの要素「誰に」「何を」「どんなふうに伝えるのか」を合わせてキャッチコピーの内容を決めていく作業です。

ここでのペルソナは、中学1年生の男子/成績は普通より少し下/真面目に勉強してるのに成績が伸びず悩んでいる生徒を想定します。

勉強をしているのに成績が伸びないのは勉強効率が悪いことが考えられますよね。

なので、キャッチコピーの内容は効率の良い勉強方法や勉強のコツを掴むための学習方法をアピールする必要があります。

そして勉強が好きになったり成績を上げることができる、ということを伝えていきましょう。

手順⑤シンプルかつリズミカルにまとめる

最後にキャッチコピーを仕上げていきます。

キャッチコピーは、シンプルでリズミカルにまとめると見た人の印象に残るフレーズになりますよ。

先程決めた内容の要点は、中学1年生の男子生徒が勉強のコツを掴んで勉強好きになることです。

簡潔にまとめて表現してみます。

「コツが分かれば好きになる」

作成手順通りに進んだ結果、このようなキャッチコピーを作ることができました。

誰に向けて何をどう伝えるのかを明確にしていけば、キャッチコピーを作りやすくなりますよ。

語呂の良いフレーズを使うことも大切です。

学習塾の集客に効果のあったキャッチコピー事例を紹介

ここでは、学習塾の集客に効果があったキャッチコピーの事例を紹介します。

どの事例にもそれぞれの学習塾の特徴がひと目で分かるキャッチコピーが使われていて、結果的に生徒や保護者からの問い合わせや入塾につながっていますよ。

どんなキャッチコピーを使えば学習塾の生徒集めに成功するのか、具体的な例をみていきましょう。

実例①集団塾と明確に差別化を図ったキャッチコピー

個別指導で丁寧に教えます

キャッチコピーのターゲットは?
  • 男女の小中学生
  • 寄り添うような親切な指導を求める子や保護者
  • 成績を上げたい・変えたいという意欲のある子
なぜキャッチコピーが必要だったのか?

集団塾との違いをはっきりさせたかったので、個別指導というワードをいれました。

わかるまで教える、やりたい分野に付き合う姿勢があるということを丁寧という言葉でひっくるめて表現しました。

キャッチコピーの成果は?

多くの個別指導を必要とするお子さんが体験に来てくれるようになりました。

集団塾の授業についていけないお子さん、勉強していてわからないことが多く困っているお子さん、学校の勉強とは別に受験勉強を進めたいお子さんなどです。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

実例②限定することで希少性を持たせたキャッチコピー

少人数制 定員制 残り僅か

キャッチコピーのターゲットは?

医学部予備校専門なので、現役生、浪人生

なぜキャッチコピーが必要だったのか?

少人数約12名ほどのアットホームな医学部予備校を目指したためです。

キャッチコピーの成果は?

ホームページや資料請求、SNSで発信したところ、毎年「まだ枠があるのか?」という問い合わせが多くなり、定員枠を少しだけ超えて、集約を得ることができました。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

実例③国語に特化していることをうまく伝えたキャッチコピー

文庫本が教科書

キャッチコピーのターゲットは?

勉強のなかでも国語に苦手を感じていて、中堅程度の私立中学受験を考えている小学3年~6年生までの保護者

なぜキャッチコピーが必要だったのか?

「わが子が自宅で本を全く読まなくて困っている」「国語力がないから他の教科の成績も上がらない」といった悩みや不安を抱えた保護者様が非常に多いことがアンケートや面談などでわかったから。

キャッチコピーの成果は?

文庫本をじっくり授業で読ませるというキャッチコピーに関心を持たれた方が予想以上に多く、「HPを拝見して」という体験授業の申し込みが増えた。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

実例④気軽さをアピールして入塾へのハードルを下げるキャッチコピー

無料学習相談承ります(先着10名様まで)

キャッチコピーのターゲットは?

体験授業はハードルが高いと感じる高校生と保護者

なぜキャッチコピーが必要だったのか?

無料体験などは何度も行っていたが、授業を受けることへのハードルが高いと感じたから。

先着とすることで急がないとという感じにしたかったから。

キャッチコピーの成果は?

入塾希望に関わらず、とりあえず相談に来られる保護者の方がいた。

高校生向けの学習塾だが、高校進学前の中学生も来ました。

実際は10名まで来なかったが、2週間程度でキャンペーンを終了しました。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

実例⑤ターゲットを明確にしたキャッチコピー

「ニガテを理解する」 無料相談会実施中!

キャッチコピーのターゲットは?

高1~高2で全く学習ができていない生徒

なぜキャッチコピーが必要だったのか?

まだ塾を決めていない高1・高2生を集客したかったから

キャッチコピーの成果は?

定期テスト終わりにキャッチコピー入りのビラを配布し、10名程度の保護者様から問い合わせいただきました。

※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。

どの広告が効果的?学習塾のキャッチコピーの使いどころとは

キャッチコピーの効果的な使い方として、チラシ/ホームページ/ランディングページでの活用をおすすめします。

たとえばキャッチコピーはチラシを見た人の目に入りやすいため、簡潔で分かりやすいキャッチコピーを入れておくと、見た人をひきつけられますよ。

学習塾に関心のある人なら細部までチラシを読んでくれて、問い合わせの可能性も出てきます

Webを使い塾探しをする生徒や保護者の目にも触れることになるので、興味を持ってもらえれば直接問い合わせにつながる可能性も高いですよ。

どの広告を使うにしてもキャッチコピーを使った宣伝を続けていれば、「今は学習塾に興味がない」という人にも覚えてもらうことができますね。

キャッチコピーをより効果的に活用できる学習塾の集客方法は、こちらの記事で紹介しています。

まとめ

この記事では、学習塾のキャッチコピーの作り方を紹介しました。

最後に簡単にまとめます。

  • キャッチコピーは塾の特徴をシンプルに表現できる
  • 学習塾のキャッチコピー作りでは最初にペルソナを決める
  • 他の塾との違いを表現するキャッチコピーを作る
  • 学習塾のキャッチコピーでベネフィットや生徒の声を届けていく
  • 問いかけるキャッチコピーを使うと答えを知りたい人に塾の情報を見てもらえる
  • 学習塾のキャッチコピーは簡潔にリズミカルに作ると覚えてもらいやすい
  • 学習塾のチラシやホームページなどでキャッチコピーを使うと集客効果がある

学習塾にはそれぞれの特徴があり、伝えたいことも塾ごとに違いがあります。

この記事を参考にして、自分の学習塾では何をアピールしたいのかをよく考えてキャッチコピーを作ってくださいね。

こちらの記事では、キャッチコピーについての基本をまとめているので参考にしてください。

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