ブログとSNSの違いとは?メリット・デメリットをまとめ解説
- ブログとSNSは何が違うの?
- SNSがあればブログは必要ないのでは?
- ブログとSNSではどちらの方が集客に向いているの?
ブログもSNSもWebを通じて利用できるメディアに変わりはありません。
だからこそ、同じようなツールを複数使う必要はないと考える方も多いのでしょう。
しかし、ブログとSNSは似て非なるものです。
両者の違いをしっかりと理解できれば、メリットを享受できるだけではなく、デメリットをカバーしながらの運用も可能になりますよ。
今回はブログとSNSの違いや、それぞれのメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
ブログはSNSに含まれる?「ブログ」「SNS」「ホームページ」の違いを解説
ブログはWeb Log(ウェブログ)の略でWeb上の記録という意味になります。一般的にはWeb上で公開される日記という認識を持つ方が多いですよね。
一方のSNSはSocial Networking Serviceの略で、Web上で人と人を結び、コミュニケーションができるツールと認識されています。
そのため、狭義的に言うとブログとSNSは別物となりますね。
しかし広義的には、ブログもSNSに含まれると考えられるでしょう。
なぜならブログはコメントやトラックバック機能があるので、運営者とユーザーまたはユーザー同士でのコミュニケーションが可能だからです。
Web上で情報発信や集客、コミュニケーションが行えるツールにはブログとSNS以外にホームページもありますが、この3つには明確な違いがあります。
ブログ/ホームページ/SNSの違いを詳しくみていきましょう。
ストック型のメディア「ブログ」
ブログには私的な日記をWeb上で公開するもの(個人ブログ)と、ユーザーに有益な情報の発信や求めているサービスを提供するビジネスブログ(アフィリエイトブログ)があります。
個人ブログとビジネスブログは目的や役割などの違いはありますが、ブログは総じてストック型メディアと呼ばれています。
ストック型メディアとは、発信した情報が蓄積するのが特徴ですよ。
また、時系列に情報が掲載されているので、新しい記事から古い記事に遡ることができ、検索性に優れています。
なお、ビジネスブログはブログ型ホームページとも呼ばれています。
ブログ型ホームページについては詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考になさってください。
ストック型のメディア「ホームページ」
ストック型メディアにはブログの他にホームページがあります。
ホームページとは本来、企業や個人のWebサイトのトップページや、ブラウザを開いて最初に表示されるページのことです。
しかし現在は、Webサイト(トップページの他にサイトの説明ページや各記事、問い合わせページなどをまとめたもの)全体を指していますね。
ホームページはブログやブログ型ホームページとは違い、情報が時系列で掲載されていません。
知りたい情報や読みたい記事をユーザーが探しだす必要があり、アクセスを集めにくい傾向があります。
そのためホームページで集客を増やすにはSNSとの連携が欠かせません。
ホームページ集客に効果的なSNSの連携方法については、こちらの記事で解説しているのでぜひ参考になさってみてください。
フロー型のメディア「SNS」
ストック型メディアのブログやホームページに対し、SNSはフロー型と呼ばれています。
フロー型メディアでは情報が流動的(flow=流れる)で、フィード上に長く留まっていません。
SNSでは出来事をリアルタイムで知れますが、時間の経過とともに新しい情報が上がり、古い情報はどんどん下へ押し下げられていきます。
なので後から情報を見つけようとしても難しくなってしまいますよね。
しかしSNSの特徴を効果的に活用できれば、多くの方から反響を得られるケースもあります。
たとえばSNSは次のような使い方もできますよ。
「個数を誤って注文してしまい大量に商品が余っているので助けてください!」とSNSに投稿したところ、多くの人がその商品を購入してくれて赤字を回避できたというニュースを耳にしたことはありませんか。
また、飼い犬が行方不明になったときに素早くSNSに情報をあげたことで、近くにいた人が見つけて知らせてくれた例もあります。
常に最新の情報を発信や受信ができるSNSは、個人ビジネスの場では欠かせないツールです。
SNSを個人ビジネスで活用する方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考になさってください。
ブログ・SNSのメリットデメリット比較まとめ表
ブログとSNSのメリット・デメリットを表にまとめました。
次の見出しで詳しく説明していくので、ここでは簡単にみていきましょう。
ブログ | SNS | |
---|---|---|
過去の投稿 | 資産となる | 新しい情報に埋もれていく |
情報量 | 多い | 少ない |
スキル | ライティングスキルが向上する | 特になし |
リスク | すぐに結果がでない | 炎上の可能性がある |
専門的な知識 | 必要なケースがある | 不要 |
トレンド | △ | ◎ |
投稿の簡単さ | △ | ◎ |
集客 | 〇 | 〇 |
拡散力 | × | ◎ |
正確性 | 〇 | △ |
ブログの特徴からみる4つのメリット
日本では2000年代前半に、ブログの一大ブームが起こりました。
当時はインターネットの利用にはパソコンを使うのが主流で、キーボードを操作して文章を作成するのが前提でした。
そのため、ブログは長文の記事を掲載するのに向いています。
しかし、ブログのメリットはそれだけではありません。
ブログは記事を書けば書くほど、ブログ自体の価値が高まります。
つまり、自分のブログを自分で磨き上げていくことができるのです。
いわば、ブログは定期預金をしているようなものといえるでしょう。毎月コツコツと貯金を続けることで、資産を築くことができるのがブログの特徴ですね。
それでは具体的に、ブログのメリットをみてみましょう。
ブログのメリット①過去の記事は資産となる
ブログに投稿した記事はずっとWeb上に残り続けるため、月日が経過していても情報を求めているユーザーに届けることができます。
ブログのアクセス数上位の記事は、必ずしも新規記事とは限りません。
1年も2年も前の記事がアクセス数1位となるケースもありますよ。
また、関連記事をリンクしておけば、興味を持ったユーザーがリンクした記事を読んでくれますよね。
複数の記事の内容に共感をしてもらえると、ユーザーは「自分の得たい情報を的確に発信してくれているブログ」に対して信用を高めてくれるようになります。
そうなると今度は新しい記事が投稿されるたび、ユーザーはわざわざ訪問して記事を読んでくれるようになるのです。
検索で偶然ヒットしたからではなく、過去の記事で得た信頼によって、ファンができたということにもなりますよね。
ブログにファンができて、ある程度のアクセス数が確保できると、記事の投稿の頻度が下がってもアクセス数は下がらず安定した状態を保てるようになります。
ブログのメリット②ターゲットへ有益な情報を届けやすい
ブログは文字数に制限がないので、伝えたいことを余すことなく説明できます。
SNSでは文字制限によってやむを得ず文章を省略することがありますね。
そのため説明が不十分となってしまうケースもありますが、ブログではそのような心配はありません。
またターゲットによっては、文字だけではなく写真や図などを取り入れて視覚的に分かりやすい方が伝わりやすい場合もありますよね。
ブログは文字以外も柔軟に対応することができます。
このように文字数制限もなく、写真や図などのデザイン性もだせることからブログの記事の内容は濃くなりやすいです。
SNSは短文や画像で簡潔に情報を発信できるのがよい点です。
しかし詳しく知りたいこと、丁寧に説明を聞きたいことなどは物足りなさや信憑性を疑ってしまうような投稿もありますよね。
ブログはWeb上のツールでは硬派なイメージを持たれており、SNSの情報よりも信用度が高い傾向にありますよ。
ブログのメリット③ライティングスキルが向上する
どんなことでもコツコツと続けることで、少しずつ能力が上がっていきます。
ブログも同じで、記事を書き続けていくうちにライティングスキルは上がっていきますよ。
この場合のライティングスキルとは、単に文章を書くのが上手くなるというだけではありません。
アクセス数の多い記事を分析してユーザーの求めている記事がわかれば、「読みたい」と思ってもらえる記事を書きやすくなりますよね。
また、記事を読み返してみると、漢字が多い文章は読みにくいことに気づくこともあります。
適度にひらがなを使ったり文章の間に行間を入れるなど、視覚的に読みやすさを心がけることもブログのライティングスキルの向上に繋がりますよ。
アクセス数が多いブログは、元々文章を上手く書ける才能を持っている人が運営しているわけではありません。
文章はスポーツと同様に、鍛えることでさまざまなスキルを身に着けることができるのです。
ブログの文章力を鍛える方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考になさってください。
ブログのメリット④上位表示されれば集客につながる
ブログの記事はGoogleやYahoo!の検索エンジンにインデックス(保存)されています。
そのため、検索で引っかかればブログを訪問してもらえますし、上位表示されればさらにアクセス数を多く獲得することができますよ。
検索エンジンで上位表示されるには、ユーザーにとって有益な記事を書くことが大切です。
アクセス数が多く、ユーザーの満足度が高いブログは、検索エンジンで上位表示されやすくなりますよ。
また、ブログが検索エンジンで上位表示されるにはSEO対策も不可欠です。
ブログ集客やSEO対策方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので併せてご覧ください。
ブログの特徴からみる3つのデメリット
ブログ集客を始めてみたものの、思うような収益が上がらずに途中で挫折してしまう方は多いです。
ブログ集客を軌道に乗せるためには、あらかじめデメリットを知っておき、対策を講じる必要がありますよ。
ここではブログの特徴からみるデメリットを3つご紹介していきましょう。
ブログのデメリット①書くのに時間がかかる
文章の内容や構成などを特に気にすることなく、自由気ままに書いたブログでは集客はできません。
集客に繋がるアクセス数を増やすには、ブログの内容はターゲットの悩みや疑問に寄り添うものであり、読みやすいような工夫が必要ですよ。
言葉遣いにも気を配り、フランクすぎたり堅苦しくなりすぎないような配慮も大切です。
つまり、集客目的のブログの記事にはさまざまなことに注意がいるため、書くのに時間がかかります。
ブログを開設した当初は意気込みがあっても、長く続けるにはなかなか根気がいる作業ですよね。
だんだんと更新頻度が下がってしまい、やがて更新すらされなくなるケースは珍しくありません。
しかし更新が止まったまま放置されているブログは、記事の質が良くてもユーザーからの信用を得ることは難しいです。
ブログの運営では、ある程度定期的に記事が更新されることが大切になりますよ。
ブログの記事を書く時間をまとめてとれないという場合には、要点を掴んで素早く書く方法を知っていると便利です。
最速で記事を書く方法についてはこちらの記事を参考になさってみてください。
ブログのデメリット②すぐに結果がでない
ブログを始めたばかりの時は、記事が検索エンジンで上位表示されることはないので、なかなかアクセス数は増えません。
記事を書き続けてもアクセス数が増えないと、モチベーションが上がらずめげてしまいますよね。
また、ブログはSNSのような気軽なコミュニケーションツールというわけではないので、記事に対するリアクションが薄い場合もあります。
ブログを始めてしばらくはアクセス数が少なく、ユーザーからのリアクションがない状態が続きます。
しかしそれをある意味であたりまえと考え、すぐに結果を求めないことが大切ですよ。
人気ブロガーも最初は同じ状態からスタートして今に至っています。
ブログ運営には小さな一歩の積み重ねでコツコツ育てる気構えが必要です。
とは言え、いくら毎日記事を投稿したとしても、ユーザーに興味を持ってもらえない内容であれば意味がありません。
記事を量産してもアクセス数が増えない場合には、こちらの記事を参考に問題点や改善点を確認してみましょう。
ブログのデメリット③知識が必要なケースがある
SNSはアプリをインストールした後、登録の手続きを進めていくとすぐに使用ができるケースがほとんどですよね。
しかし、ブログを個人で開設するには、ドメイン取得やSEO対策などを自分でやらなくてはいけない場合があります。
さらに、一から自分でブログを作るなら、HTMLのコードを覚えなくてはいけません。
HTMLとはHyper Text Markup Languageの略で、簡単に言うとWebサイトの構成を定義するための言語やタグになります。
Web上のブログやホームページの多くはHTMLによって作成されていますよ。
HTMLがよくわからなくても、ある程度自由自在にカスタマイズできる無料・有料ブログがあるので、絶対にHTMLを知らないといけないということではありません。
ですが、ブログはSNSと比べて「運営をする」という意識や知識が必要です。
SNSの特徴からみる3つのメリット
日本でSNSの概念が世の中に認知されたのは、2004年からサービスが開始されたmixiと言われています。
そして、iPhoneの発売やTwitterが日本でのサービスを開始したことで、爆発的に利用者を増やしました。
2022年の日本のSNS利用者は8,200万人で、普及率は82%にも及びます。(※1)
SNSがここまで広がった背景には、SNSの情報の拡散の速さや一早く流行をキャッチできることが関係しています。
そしてそのようなSNSのメリットは、実はブログ運営にも大きな影響がありますよ。
ここでは、SNSのメリットについて詳しくみていきましょう。
(※1)株式会社ICT総研 2022年度SNS利用動向に関する調査
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
SNSのメリット①SNSには拡散力がある
SNSでは個人の投稿がある日突然、大勢の人に知られ、いわゆる「バズった状態」になることがあります。
特にTwitterは利用者が多いことや、リツイートやリプライといった機能の使いやすさによって、瞬く間に情報が拡散していきますよね。
最近はTwitterでバズった情報(投稿)を、テレビなどのマスメディアが取り上げることが増えてきました。
SNSの拡散力の高さを個人ブログの宣伝に利用する価値は十分にあるでしょう。
記事とはまったく関係がない投稿でもそれを面白いと思うユーザーが増えると、どんな記事を書いているのか読んでみたいとブログにアクセスしてくれるようになりますよ。
もちろんブログの記事をSNSで紹介(案内)するという使い方もできます。
SNSの拡散力を効果的に活用すれば、効率よくブログ集客ができますよ。
SNSのメリット②トレンドを早くキャッチできる
SNSはWeb上で人と気楽に繋がれるため、自分の趣味や興味のあること、ファッションが近い人などをフォローすることが増えますよね。
そして、フォローした人の投稿はタイムライン(※2)によって、いつでも最新のものを見ることができます。
たとえば食が趣味の人なら、「〇〇町に新しいレストランがオープン」という情報をすぐに手に入れることができますよ。
待ち時間が苦手な人は「今現在、待たずに入れます」という情報を得て、すばやく行動に移すことができますね。
SNSならトレンドを取りこぼさずに、手に入れることができます。
トレンドに敏感になることは個人ブログを運営する上で欠かせないことです。
古い情報しか知らない人が書いたブログを信用する人はほとんどいません。
ブログは一度書いたら終わりではなく、常に新しい情報を発信できるように過去の記事を見直したり修正する必要があります。
そのためには、常にトレンドを意識しておくことは大切ですよ。
(※2) タイムラインとは情報(投稿)を時間の経過によって時系列に表示したもの
SNSのメリット③集客しやすい
人は商品やサービスを購入するとき、家族や友人など身近の人から得た情報ほど信じやすいですが、それだけではより多くの人に商品やサービスを売ることはできません。
しかし、SNSを通じてファンを増やすことで、多くの人に商品やサービスを知ってもらう機会を得ることができます。
SNSはまったく知らない人の投稿でも気軽に「いいね!」を押したり、リツイートやリプライをすることができますよね。
顔や名前も知らない人からでも共感を得ることができ、さらにファンになってもらえるのがSNSの強みになります。
SNSで集客を成功させるコツについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考になさってください。
SNSの特徴からみる3つのデメリット
拡散力があり、トレンドを掴みやすいSNSは若い世代を中心に利用者が多く、誰もが気軽に使い始めている印象があります。
しかしSNSにはメリットだけではなく、当然ながらデメリットもあります。
ブログと同様にデメリットを把握していないと、思わぬ落とし穴に落ちてしまう可能性がありますよ。
ここではSNSの特徴からみるデメリットを、3つに絞ってご紹介します。
SNSのデメリット①情報が埋もれてしまう
情報が更新されるスピードが早いSNSは、情報の新鮮さが勝負となります。
そのため、古い情報はどんどんと埋もれてしまうのがデメリットです。
利用者が多く、短文や画像を使って気軽に投稿できることで、投稿の量が多いのも情報が埋もれやすい理由の1つとなりますね。
またSNSの投稿は検索エンジンに反映されにくいので、検索をしても上位表記されません。
検索では見つけにくい点もSNSのデメリットです。
SNSのデメリット②嘘の情報もある
SNSで情報が拡散されやすいのは、リツイートやリプライといった機能の面だけではありません。
ユーザー側に「スピードが命」という意識が高いため、受け取った情報を精査せずにそのまま流してしまう人が多いこともあるでしょう。
情報を受け取ったとき、本来であればその情報が正しいものなのか、信用できるのかなどをしっかりと調べる必要があります。
これまでメディアの中心を担ってきたテレビや本・雑誌などは、裏取りをしたり専門家の意見を入れるなどして正しい情報を伝えるのが前提でした。
しかし、SNS上では「みんなが言っていたから」といった、身近な友達や職場の他愛もない会話のようなイメージで憶測に近い情報が拡散されてしまいます。
そのため、信憑性のない噂話や嘘の情報を拡散してしまうケースもあるのです。
SNSで得た情報はすぐに鵜呑みにせず、しっかりと精査して正しいものなのか判断しましょう。
SNSのデメリット③炎上のリスクが高い
SNSでは良い意味のバズりだけではなく、悪い意味のバズりも起こります。悪い意味でのバズりは炎上と言われるものになりますね。
ほんの軽い気持ちで投稿したことが、瞬時に世の中に晒され批判の的となってしまいます。
炎上で怖いのは、氏名や住所などを特定されて個人攻撃されることではないでしょうか。
しかもそれは本人の発信した情報が元になるだけではなく、まったく見ず知らずの人の勘違いや憶測が元となる可能性もあります。
ある日突然、SNS上で多くの人から言われなき批判や非難を浴びる危険性は、SNSを行っているすべての人にあるといえるでしょう。
ブログとSNS使い分けのポイントは「デメリットをカバーできるか」
SNSは情報が時系列で並び、新しいものがトップに表示され古いものはどんどんと流れてしまいます。
しかしブログは反対に記事を保存しておけるため、過去のものでも遡って読むことができますよね。
またブログを始めたばかりのときは検索エンジンの上位に表示されにくいですが、SNSにブログのリンクを貼ることで多くの人の目につき、読んでもらいやすくなります。
このように、ブログとSNSは足りない部分を補う形で利用することが大切です。
ブログだけ運営をしているとデメリットはデメリットのままですが、SNSと連携することでデメリットを解消することができますよ。
特に初心者がブログ集客を行う場合は、SNSを利用しない手はありません。
集客にブログ×SNSがおすすめな理由はこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
SNSなし!ブログとSNSを連携しないワケとは?
ブログとSNSの連携は、双方のデメリットの解消ができるのでおすすめですが、だからと言って必ずブログとSNSを連携する必要はありません。
なぜなら扱うツールが多くなると、その分ブログにかけられる時間が少なくなってしまうからです。
SNSはブログに比べて更新の頻度が高いため、必然的に費やす時間も増えてしまいますよね。
SNSの更新に時間をとられすぎて、ブログの更新がままならなくなってしまっては本末転倒です。
まずはブログの記事を書いたり投稿する時間をしっかりと確保しましょう。
記事を書き続けていくうちにコツが掴めるようになるので、同じ作業を行っても効率的に動けるようになります。
ブログとSNSの同時進行に不安がある方は、ブログの運営が安定したタイミングでSNSを始めるのがおすすめですよ。
ブログとSNSを効果的に運用できるコツを紹介
ブログとSNSは同じようなものと認識されがちですが、両者には明確な違いがあることをこれまで解説してきました。
そして、これらのツールを情報発信や集客に利用するには、それぞれの違いを知るだけではなく上手く使い分けることが大切です。
ここでは、ブログとSNSを連携して効果的に運用するためのコツをご紹介します。
慣れているSNSからはじめる
ブログに連携するSNSは、最初は1つにしましょう。
あれこれと手を出してしまうと、使い方を覚えたり更新作業に時間がとられてしまい、作業が苦痛になってしまうのでおすすめできません。
また、最初に使うSNSはこれまで使用していて慣れているものがよいでしょう。使い方を覚える必要がないので、すぐにブログと連携して運用することができますよ。
それぞれの役割を明確にする
ブログと連携するSNSが決まったら、それぞれの役割を明確にしておきましょう。
たとえばTwitterでは記事の宣伝のみを行い、ブログはサービス申し込みや商品の販売のみを行うと決めておけば、ユーザーはわかりやすいですよね。
商品やサービスに興味を持ってくれたユーザーが「Twitterで申し込めばいいの?資料請求はどこでするの?」と困惑することがなくなります。
ブログとSNSは役割を明確にしてから連携するのがコツです。
時間を決めて取り組む
ブログとSNSを連携して運用するときは、投稿の時間をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
たとえば調査の結果から、Twitterでは以下の時間帯のツイートがリツイートされやすいという結果がでていますよ。(※3)
- 平日5時/11時/15時/20時
- 休日8時/12時/14時/16時
平日5時のツイートがリツイートされやすいのは、6〜8時頃は朝の通勤や通学時間のため、SNSを利用するタイミングであるからでしょう。
同様に11時のツイートはその後の昼休憩、15時は学校が終わる時間帯であり、会社でも休憩をとる人がいますよね。20時は帰宅後の時間帯だからと推測できます。
この調査結果を見ると、ツイートをするタイミングは実際に利用者が増える時間帯の少し前がよいと言えますよね。
SNSはこの時間帯を目安に投稿を行うと、人の目につきやすくなりますよ。
また、投稿時間が決まっていれば、それ以外の時間は記事の作成などを行うことができますよね。
作業にメリハリができるので、だらだらと記事を書き続けたり、SNSに費やす時間が増えてしまうことがなくなりますよ。
SNSを選ぶならどれが良い?拡散力が強いSNS4選
SNSと一口に言ってもさまざまなタイプがあります。
ブログと連携するSNSはどれが良いのか、自分には何が合っているのかよくわからないという方は多いでしょう。
そこでここでは、ブログと連携するのにおすすめのSNSをご紹介します。(※4)
なお、各SNSのアルゴリズムや拡散方法の違いについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
(※4)各SNSの利用者数や利用率については、「総務省令和2年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を参照しています
おすすめのSNS①Twitter(ツイッター)
Twitter(ツイッター)はSNSのなかでは、LINEに次いで利用者が多いツールです。
LINEは元々知り合いと繋がるケースが多いのに対し、不特定多数と気軽に繋がることができるのがTwitter(ツイッター)の特徴です。
拡散力はSNSのなかでもトップで、匿名で投稿ができますよ。
文字は140字までの制限がありますが、画像や動画を投稿することもできます。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
おすすめのSNS②Instagram(インスタグラム)
Instagram(インスタグラム)は画像の投稿に特化しているSNSです。
文字を投稿することもできますが、スマホでも見やすい文字サイズを選ぶ必要があるので注意しましょう。
利用者は10〜20代の女性が多いので、性別や年齢層がターゲットと合致する場合は特におすすめですよ。
おすすめのSNS③Facebook(フェイスブック)
Facebook(フェイスブック)は実名で投稿をするため、記事の内容が精査されていることが多いです。
コメントが炎上しにくいのもFacebook(フェイスブック)の特徴ですね。
また、利用者層の中心が30〜50代と他のSNSに比べて年齢が高めという特徴があります。
さらにわずかですが女性よりも男性の方が利用率が高く、ビジネスを主とした使い方がされているのもFacebook(フェイスブック)ならではです。
おすすめのSNS④You Tube(ユーチューブ)
10〜60代への調査の結果、他のSNSに比べて全年齢層の利用率が高いのがYouTube(ユーチューブ)です。
なかでも10〜30代の利用率が高くなっています。
ですが最も利用率が低い年齢層の60代でも、You Tube(ユーチューブ)利用率が58%を超えています。
テレビと違い、投稿された動画を好きな時間に見ることができるのが人気の理由となっていますよ。
ブログみたいなSNSなら「note(ノート)」がおすすめ
ブログとSNSの連携ではなく、ブログとSNSの機能を兼ね備えたツールを使いたいという方におすすめなのが「note(ノート)」です。
ブログを一から自分で構築するとなるとHTMLやCCSを理解したり、ドメイン取得やサーバーのレンタルなどが大変ですよね。
note(ノート)なら登録をすればすぐにブログを投稿することができますよ。
また、SNSのように文字数140字未満の短文の投稿ができるので、長文を考える時間がないときでも気軽に記事投稿を行うことができます。
さらに、note(ノート)ではコンテンツの有料販売も可能ですよ。
収益を直接ブログから上げることもできますし、いくつかの記事をまとめてメルマガのようにして有料マガジンを販売することもできます。
まとめ
ブログとSNSはWeb上で利用ができるツールという共通点があるものの、メリット・デメリットは真逆の性質を持っていることがわかりました。
最後に、この記事の要点をまとめます。
- ブログはストック型メディア、SNSはフロー型メディア
- ブログは過去記事を蓄積し、資産にすることができる
- ブログは長文で濃い内容をユーザーに届けることができる
- ブログは書くのに時間がかかり、すぐに結果が出にくい
- SNSは拡散力があり、トレンドを掴みやすく、集客しやすい
- SNSは情報が埋もれやすく、嘘の情報や炎上に注意が必要
- ブログは検索性に優れるが、SNSは検索エンジンにほとんど表示されない
- ブログとSNSを連携することで集客アップが見込める
ブログとSNSを連携することで双方のメリットを得られるだけではなく、互いのデメリットを解消することができますよ。
まずは使い慣れたSNSを1つ、ブログと連携して情報発信や集客の効率アップに繋げてみましょう。