アメブロとワードプレスの3つの違いとは?メリット・デメリット解説
- アメブロとワードプレスはどう使い分ける?
- アメブロとワードプレスの違いについて知りたい!
- アメブロとワードプレスのメリット・デメリットは?
ブログを始めるときに、多くの人がアメブロとWordPressのどちらを利用するか迷うのではないでしょうか。
アメブロとWordPressは同じブログというカテゴリーに分けられますが、実は性質が異なります。
なのでアメブロに向いている人、WordPressに向いている人がいますよ。
この記事ではアメブロとWordPressの違いについて解説していきます。
また、アメブロとWordPressどちらかを選んだ際のメリット・デメリットも紹介しますね。
自分に合ったブログサービスを選べば集客や収益化など、スムーズなブログ運営ができるはずです。
この記事を読んで、どちらのブログがあなたに向いているかを見極めてください。
アメブロとWordPress(ワードプレス)どっちを選ぶ?3つの違いを解説
アメブロは株式会社サイバーエージェントという会社が運営しているコミュニケーションサービスです。
わかりやすく言えば、TwitterなどのSNSに近いものと考えられますよ。
一方WordPressは簡単に言うと、プログラミング言語などの専門的な知識がなくてもホームページを作ることができるツールです。
より詳しくアメブロとWordPressの3つの違いをみていきましょう。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
違い①集客の仕組み
アメブロとWordPressは集客の仕組みが違います。
アメブロは先ほどお伝えしたとおり、ブログと言ってもSNSに近いため、集客もSNS集客に近くなりますよ。
SNS集客とは同じSNS内のユーザーを集客することです。
なのでアメブロは、同じアメブロユーザーの集客に強いのが特徴です。
ですがGoogle検索にはアメブロは上位表示されにくく、WordPressと比較するとアメブロとSEOの相性はイマイチです。
反対にWordPressは、悩みを解決したり知りたい情報を提供するなどが目的のブログです。
そのため集客は、コンテンツ集客となります。
コンテンツ集客とはユーザーに有益なコンテンツを投稿し続け、Googleなどで検索され集客をすることです。
なのでWordPressはSEOと相性が良く、Google検索で上位表示されることをアメブロよりも狙いやすいのが特徴です。
違い②運営者
アメブロとWordPressは運営者が違います。
先ほど、アメブロは株式会社サイバーエージェントという企業が運営しているとお伝えしました。
なので、自分のブログを作っても運営者は株式会社サイバーエージェントとなります。
一方WordPressは自分独自でブログを作るためのツールです。なので運営者はブログを作った本人ということになります。
建物で例えるなら、アメブロは賃貸マンション(他の人から間借りしている)、WordPressは一戸建て(自分で所有している)というイメージです。
運営元が株式会社サイバーエージェントのアメブロはやりたいことが制限されることがあります。
ですがWordPressは自分で運営するため、やりたいことが制限されることはありません。
違い③サービス形態
アメブロとWordPressはサービス形態も違います。
アメブロはサイバーエージェントが展開している「ブログ作成サービス」です。
ブログ作成サービスとは、登録するだけで手軽に始められるブログです。
他には、はてなブログやFC2ブログなどがあります。
一方WordPressはブログを自分で作成するためのツールです。
サービス形態という観点からですと、「ホームページ作成サービス」と言えます。
つまりアメブロではブログサービスを利用してブログを書くのに対し、WordPressは、いちからブログを自分で作り上げて書くといった違いがあります。
ブログ作成サービスに興味のある方はこちらの記事もチェックしてくださいね。
【比較】アメブロとWordPress(ワードプレス)の違いまとめ表
次にアメブロとWordPressの2つを詳しく比較していきますね。
アメブロ | WordPress | |
---|---|---|
集客のしやすさ | △ | ◯ |
運営者 | 株式会社サイバーエージェント | 自分 |
サービス形態 | レンタルブログサービス | ホームページ作成サービス |
コスト | 無料 | ドメイン取得やレンタルサーバーに費用がかかる |
向いている人 | 手軽にブログを始めたい人 | 集客や収益を上げるなど商用利用目的の人 |
ビジネスの形態や人にもよりますが、より手軽さを求めるならアメブロが適しています。
一方で自由度の高さを求めるなら、WordPressを選ぶほうがストレスなくブログ運営ができるでしょう。
それぞれのメリット・デメリットや違いをしっかりと理解して、ブログ運営に役立ててくださいね。
アメブロを選ぶ3つのメリット
アメブロを選んだときのメリットは3つあります。それは次のとおりです。
ここで3つのメリットについて詳しく解説していきますね。
メリット①コミュニケーションの輪が広がりやすい
アメブロはアメブロのユーザー同士がつながりやすくなっています。
たとえばアメブロではジャンルがわかれているので、共感できるブログを書いているブロガーさんを見つけやすいです。
また公式ジャンルを設定してランキングに参加するだけで、新しい読者を増やすきっかけを簡単に作れますよ。
さらにアメブロはSNSと似ている部分があるので、連携することでコミュニケーションの輪を広げられる可能性が高いです。
SNSではアメブロと同じように、共通の話題や趣味があったり、情報発信に共感できる人同士が互いにつながってコミュニケーションを楽しんでいますよね。
つまりSNSとアメブロを連携して、SNSで獲得しているファンにもアメブロに気づいてもらうことでより効率的な集客が見込めるのです。
アメブロとSNSを連携をさせる方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
メリット②簡単・手軽にできる
アメブロは会員登録をするだけですぐに始めることができる手軽さもメリットのひとつです。
たとえばアメブロを始めるときは以下の4つの登録が必要になりますが、どれも特別な準備を必要としません。
- アメーバID
- パスワード
- 性別
- 生年月日
アメーバIDとは、アメブロを始めるにあたって必要な個人IDのことです。
自分で好きなIDを決めて登録するだけなので、誰でも簡単に取得できますよ。
このようにアメブロは手軽に登録でき、簡単にブログ作成ができるのがメリットのひとつです。
アメブロのはじめ方についてはこちらの記事を参考にしてください。
メリット③集客に使える独自機能がある
アメブロには集客に使える「いいね」「フォロー」「リブログ機能」といった独自機能があります。
- 「いいね」は、良い記事に「この記事はいいですね」と伝える機能
- 「フォロー」は新しい記事を投稿したときに、フォローをしてくれている読者に通知が行く機能
- 「リブログ機能」は、自分のブログ記事に他の人のブログ記事を貼り付けられる機能
たとえば共感できる記事をリブログすると、自分の読者がリブログ先の記事を読みにいくだけではなく、リブログ先の読者が自分のアメブロを読みにきてくれるケースもあります。
リブログ機能を使えば読者間の交流が期待できるので、集客にもつながりますよ。
ただしリブログを受付けていない方もいるので、ルールやマナーを守って機能を活用してください。
アメブロで集客するコツやツールについてはこちらの記事を参考にしてください。
アメブロを選ぶ2つのデメリット
アメブロを選ぶデメリットもあります。
アメブロとWordPressの違いでもお伝えしたように、アメブロの運営者は自分ではありません。
なので「商用利用できなくなる可能性がある」「ターゲットがいない」といったデメリットがあげられます。
この2つのデメリットについて詳しく解説していきますね。
デメリット①商用利用できなくなる可能性がある
1つ目のデメリットは「商用利用ができなくなる可能性がある」です。
2018年12月25日からアメブロ内で商品の販売、アフィリエイトは解禁されましたが、それ以前は禁止されていました。
アメブロの方針がかわり、商用利用ができるようになったのです。
それを踏まえると現在は商用利用はできますが、運営の方針が変わっていきなり商用利用ができなくなる可能性があります。
アメブロの方針を決めるのは、運営者である株式会社サイバーエージェントです。
アメブロが運営方針の変更で消されたり、商用利用が禁止されたりするなど、権利が自分にないことで生じるデメリットがありますよ。
アメブロの商用利用についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
デメリット②ターゲットがいない
2つ目のデメリットは「ターゲットがいない」です。
アメブロのユーザーのなかに、自分の想定するターゲットがいない場合もあります。
アメブロの読者は基本的にアメブロユーザーが多いので、読んでくれる人が限定されるからです。
たとえば公式ジャンルを確認すると、子育てブログは4万人以上のブロガーが参加していますが、不動産投資では570人ほどのブロガーしかいません。
子育て世代の20代〜40代女性は読者に多くいると予想ができる一方で、不動産投資のターゲットとなる30代〜50代男性の読者は少ないと考えられますよね。
つまりアメブロユーザーの集客に強いといったメリットを活かそうと考えても、そもそものターゲットがアメブロユーザーのなかにいない可能性があるのです。
WordPress(ワードプレス)を選ぶ3つのメリット
次はWordPressを選ぶメリットをみていきましょう。
WordPressは自分でブログを作るため、ブログを自由に活用できるのがメリットです。
より詳しく3つのメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
メリット①自由度の高いブログが作れる
WordPressは自由度の高いブログを作ることができます。
なぜならブログの運営者が自分なので、制限されることがないからです。
逆にアメブロは運営者が株式会社サイバーエージェントという企業なので、デザインのカスタマイズなどのできることの制限があります。
またアメブロの規約により制限がつくことも多いです。
なので、WordPressはアメブロよりも個性的なブログを作ることができますよ。
メリット②集客しやすい
Google検索などの流入が見込めるため、WordPressは集客しやすいです。
SEO対策を行うことで、検索での上位表示をされることも可能です。
検索で多くの集客を目指している人には、アメブロよりもWordPressのほうがおすすめですよ。
メリット③ブログ記事が資産になる
WordPressで作ったブログ記事は資産になります。
アメブロは運営者がサイバーエージェントなのでブログがいきなり消されることがあります。
ですがWordPressは運営者が自分なので、勝手にブログを消されてしまう心配がありません。
またSEO対策を行った良質なブログ記事は検索で上位表示をされるため、更新をしていけば中長期的なブログ集客が見込めます。
ブログ記事の書き方ついて興味のある方は、こちらの記事を参考にしてください。
WordPress(ワードプレス)を選ぶ2つのデメリット
WordPressは自由に作れたり、資産になるなどの良いメリットがありました。
ですが、WordPressにもデメリットがあります。
ここでは、WordPressを選んだ際の2つのデメリットについて解説をしていきますね。
デメリット①始めるための準備が必要
デメリットの1つ目は、WordPressを始めるためには準備が必要なことです。
準備には「レンタルサーバーの申込み」「WordPressのインストール」などいくつかの手順があります。
難しいことはないですが、初めての人はある程度時間がかかってしまいます。
WordPressを始めるための準備にはこちらの記事も参考にしてください。
デメリット②コストがかかる
2つ目のデメリットはコストがかかるということです。
WordPress自体は無料ですが、初期費用としてドメイン取得やレンタルサーバーの費用がかかります。
レンタルサーバーは毎月、数百円程のレンタル料がかかるのが特徴です。
その他にも機能を拡張するためのプラグインが有料のケースもあります。
無料のレンタルサーバーもありますが、機能などが制限されていますよ。
なので無料のレンタルサーバーは集客や収益を上げるのには向いてません。
商用利用の場合は、レンタルサーバーやプラグインなど有料のものをおすすめします。
両方を活用しよう!アメブロとWordPress(ワードプレス)は併用がおすすめ
ここまでアメブロとWordPressの特徴や違い、メリットデメリットについて解説をしてきました。
結論としては、アメブロとWordPressを併用して運営することがおすすめです。
それぞれ異なった特徴があるため、それぞれのデメリットを補いあったり、メリットをさらに生かした活用をするとよいでしょう。
以前はアメブロにワードプレスのリンクを貼ることは禁止されていましたが、現在はそれができるようになっています。
なので、リンクを貼って効率良く集客することも可能です。
アメブロとWordPressの同期の仕方については、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
アメブロとWordPressの違いや特徴、それぞれを運営する際のメリット・デメリットについて解説してきました。
この記事で紹介してきた内容をまとめます。
- アメブロとWordPressは同じブログでも特徴が異なる
- アメブロは手軽に始めることができる
- WordPressは商用利用に向いている
- アメブロとWordPressは併用して運用するのがおすすめ
アメブロとWordPressは特徴が異なるので、それぞれの特徴をしっかり把握することが大切です。
自分にあったブログを選んで、上手にブログ運営をしていきましょう。