【2022年版】アメブロは商用利用できる?個人起業家が利用するメリット・デメリット
- アメブロでアフィリエイトをすると削除されるの?
- アメブロの商用利用はNG?
- アメブロで集客するメリットやデメリットが知りたい!
アメブロは月間来訪者数7,500万人、月間ブログ投稿数が550万件と、国内最大級のブログサービスです。
利用者が多いので、アクセス数を稼ぎやすいアメブロをビジネスにとり入れたいと考えている方は多いですよね。
しかし、「アメブロは商用利用が禁止されている」と聞いたことはないでしょうか。
アメブロは本当に商用利用ができないのでしょうか。
そこで今回は、アメブロの商用利用の方法や、メリットやデメリットを詳しく解説します。
「アメブロでは集客できない」という言葉だけで判断してしまい、ビジネスチャンスを逃してしまうのはもったいないことです。
アクセス数の多いアメブロで商品の宣伝やセミナーの告知が行えたら、より多くの人に知ってもらうことができるはずですよね。
この記事を読んで、アメブロを上手に活用したビジネスを始めてみましょう。
【2022年】アメブロは商用利用できる!アメブロでできるビジネスを紹介
アメブロは商用利用が可能です。
アメブロの運営元である株式会社サイバーエージェントはかねてから、「すべての商用利用を禁止しているわけではない」としています。
アメブロが商用利用を禁止しているといわれるようになったのは、2012~2015年にかけて運営側からある日突然閉鎖されるブログが増えたためでしょう。
そこで、アメブロで集客を行っていたブロガーの間では「アメブロの商用利用はNG」と認識されてしまったようですね。
しかしアメブロが禁止しているのは、あくまでも利用規約に抵触した場合のみとなっています。
それでは、利用規約に違反しない状態で、アメブロを商用利用するにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、アメブロでできる商用利用とその方法について詳しくご紹介します。
アフィリエイト(Ameba Pick)
アメブロでは2018年12月25日に利用規約が一部改訂され、アフィリエイトが可能となりました。
ですが、2020年4月2日に再び規約が改訂され、現在はAmeba Pick以外のアフィリエイトは禁止となっています。(※1)
アメブロではアフィリエイトが全般的に行えないのではなく、Ameba Pickであれば行えますよ。
他社のアフィリエイトサービスを貼り付けると、ブログを削除されてしまうので注意してください。
Ameba Pickを使うときは、記事投稿画面の「記事を書く」を開いてAmeba Pickのボタンを押して商品を選ぶだけです。
操作がとても簡単なので直感的に使うことができますよ。
(※1)Ameba ヘルプ『他社アフィリエイトの利用はできますか』
商品やサービスの販売・宣伝
アメブロでは商品やサービスの販売・宣伝を行うことができます。(※2)
たとえば自身のハンドメイド作品を記事で紹介したり、販売しても問題ありません。
また、自身が運営する販売サイトのリンクや、minneなどのマーケットショップのURLを貼りつけてもOKです。(※3)
商品の販売や宣伝を行うときは、かならず問い合わせができる状態にしておきましょう。
問い合わせフォームがあるとよいですが、コメント欄やメッセージを開放しておくだけでも、アメブロの商用利用のガイドラインをクリアできます。
ただし、アフィリエイト目的の商品の宣伝や販売リンクの貼りつけはNGなので注意してください。
セミナーやメールマガジンの宣伝
アメブロでセミナーの告知や申し込み、メルマガ登録への誘導も行うことができます。(※4)
問い合わせフォームの設置やコメント欄やメッセージを開放して、読者が問い合わせできる状態にしておきましょう。
また、セミナーやメルマガの申し込みによって得た個人情報は、法令を遵守する必要があります。
「個人情報の保護方針」や「特定商取引法に基づく表記」を明記するなどの準備があるので、よくわからないままセミナーやメルマガの告知を始めてしまうことのないようにしましょう。
(※4)Amebaヘルプ『メールマガジンやセミナー等の宣伝をしてよいですか』
個人起業家がアメブロを活用する4つのメリット
ブログで収益を得ている人のなかには、「ビジネスに強いブログサービスは他にあり、アメブロを利用する意味はない」という声もあります。
アメブロは私的な日記を公開しているケースが大半で、ビジネスの主軸として利用している人は多くはありません。
しかし、これからブログでビジネスを始めてみたいと考えている方には、アメブロの利用には以下の4つのメリットがあります。
それぞれを詳しくみてみましょう。
メリット①集客につながる
冒頭でもお伝えしたとおり、アメブロは日本で最大級のブログサービスであり、利用者がとても多く、アクセス数が稼ぎやすいブログです。
また、アメブロを利用して成功しているブロガーは、アメブロをSNSのように使っています。
つまり、アメブロが集客の最終地点ではなく、あくまでもTwitterなどのように情報の拡散の場として使っているのです。
集客のためには記事を読んでもらうことや、ブログの存在自体を知ってもらうことがとても大切ですよね。
ランキング上位になると、多くの人の目に留まりやすくなり、記事を読んでもらえるようになりますよ。
アメブロで集客するコツについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
メリット②ブランディングができる
ブログは長文を掲載できるので伝えたいことを余すことなく書くことができます。
なので、アメブロは「あなた」を表現するための場になりますね。
さらにブログは投稿した記事は消えずに残ります。
複数の記事を読むことで、自己表現はしやすくなりますし、読者はより「あなた」という人を理解できるようになります。
ブログに限らずインターネットビジネスを成功させるには、自分で自分を表現するセルフブランディングは必要不可欠です。
ブランディングの意味や効果的な手法については、こちらの記事に詳しく掲載しているので参考にしてください。
メリット③簡単・手軽にブログを作成できる
アメブロはブログを初めて開設する人や、パソコンやスマホの操作があまり得意ではないという人でも使いやすいブログサービスです。
無料で会員登録を行うと、ログイン後はブログ管理画面がトップページになるので、「ブログを書く」を選んで投稿画面に切り替えてください。
タイトルを入れたり実際に記事を書くなどの手順は、特にマニュアルがなくても見てわかる仕様となっています。
文字サイズの変更や装飾、画像の添付、YouTubeの貼りつけなども直感的に行うことができますよ。
ブログ集客に強いと言われている有料ブログは、操作が難しく、ブログ初心者がいきなり上手く使いこなすことができません。
ブログの立ち上げにてこずってしまい、ブログ集客そのものを諦めてしまうのは本末転倒ですよね。
初心者の場合は、まずはアメブロでブログのおおまかな使い方などをマスターしてから、他のブログサービスに移行するのがおすすめです。
ブログサービスについてこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
メリット④他のサービスと連携できる
アメブロはTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSと連携することができます。
特にTwitterは拡散力が高いため、ブログ集客を行うなら利用するのがおすすめです。
アメブロの設定画面でTwitterのアカウントを許可しておけば、記事の投稿画面でTwitterとの連携を選ぶことができますよ。
また、アメブロの記事内にリンクを設置すれば、WordPressへ誘導できます。
利用者数の多いアメブロをSNS的に使い、実際の申し込みや問い合わせなどはWordPressで行っているというブロガーも多いですよ。
アメブロとSNSを連携させる方法やWordPressとの同期について、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
個人起業家がアメブロを活用する3つのデメリット
アメブロはブログ初心者には使いやすいサービスですが、ビジネスでアメブロを利用するときは、次の3つのデメリットを知っておくことが大切です。
具体的にどういうことなのか解説しますね。
デメリット①運営側に権利がある
アメブロでいくら記事を書いても、それが自分のものになることはありません。
これはアメーバ利用規約の第12条(知的財産権等)に明記されています。(※5)
アメブロで書いた記事は、アメブロの運営元であるサイバーエージェントに帰属します。
そして、この規約では「アメブロの宣伝告知などの目的」で「あらゆる態様で利用できる」となっていますよね。
たとえば、自分の書いた記事が他のメディアなどに勝手に掲載されたら、「私が書いた記事を許可を得ずに掲載している」と抗議したくなりますよね。
しかしこのようなケースでもアメブロの宣伝になるような内容であれば、アメブロを利用する時点で同意したとみなされてしまいます。
(※5)Ameba利用規約
デメリット②SEOに弱い
アメブロユーザーの多くは、アメブロ内のランキングを重視しています。
そのためSEO対策よりも、アメブロランキング対策をしている人が多いのです。
さらにアメブロ内の記事検索はジャンルやハッシュタグから安易にできてしまうので、SEO対策をしなくても見てもらえると考えている方もいますよ。
また、アメブロの記事の多くが私的な日記であることも、SEOに弱いと言われる理由でしょう。
つまりSEO対策では「(ブログを読む)ユーザー目線」に立った記事を作成することが大切なので、私視点を重視する日記で検索上位表示を狙うのは難しいのです。
しかし、そもそものアメブロのドメイン自体は強く、決して「アメブロ=SEOに弱い」というわけではありません。
アメブロを使っていても、「ユーザーの視点に立ち、悩みに寄り添った記事」を書くことで対処は可能といえますよね。
実際に、きちんとSEO対策をとっている記事は検索エンジンの上位に表示され、そちらからのアクセス数も多いですよ。
アメブロのアクセス数を上げるSEO対策については、こちらの記事でご紹介しているので参考にしてください。
デメリット③読者から「怪しい」と判断されるケースがある
アメブロは私的な日記を公開しているユーザーが多いため、ビジネスの匂いに敏感で警戒心が高い人が多いです。
アメブロは商用利用が不可と勘違いしている人も多く、「商売をしている」というだけで、ユーザーから信頼を得るのがやや難しい側面があります。
また、利用規約の改定によって、以前まではOKだったことが今回からは違反となる可能性もありますよね。
古い情報のままでアメブロを運営をしていると、ユーザーからは「違反をしているビジネスブログ」と認定されてしまう可能性もあります。
アメブロを商用利用するときは、規約をしっかりと守り、クリーンなイメージを維持することが必要です。
アメブロを商用利用するときに注意すべき3つのポイントとは?
アメブロは、「これからブログ集客を始めてみたい」と考えている方や、「アメブロをSNSのように利用したい」方にはおすすめです。
無料で操作がしやすいなど、初心者でも使いやすいツールですよ。
アメブロは「Ameba利用ユーザーに害を与えるコンテンツを禁止」していますが、その定義は細かく表示されていません。
つまり、利用する側が十分に気をつけないと、ある日突然ブログが削除されてしまうこともあります。
アメブロを商用利用するときには、次の3つのポイントに注意してください。
注意点①読者にとってわかりやすいブログにする
記事を読んで商品やサービスに関心を持っても、どこに問い合わせをすればよいのかわからないと困ってしまいますよね。
アメブロの規約でも商用利用の場合は、問い合わせ先の明記やコメント欄・メッセージを開放して、問い合わせができる状態にしておくことが決められています。
もちろん、問い合わせ先の明記やコメント欄でもよいのですが、ユーザーの立場になって考えると、「問い合わせフォーム」が設置してあると便利で親切に感じますよね。
注意点②過度な煽り文句はNG
「絶対に儲かる」「絶対に痩せる」「必ず成功する」など根拠のない情報の発信はNGです。
また、アメブロではネットワークビジネス(マルチ商法)の勧誘や宣伝は規約違反となりますよ。(※6)
ネットワークビジネスは法律的には合法(ねずみ講はネットワークビジネスとは違い違法です)なのですが、アメブロではネットワークビジネスに強引に勧誘するケースなどがあることから、勧誘だけではなく宣伝も利用停止の対象としています。
この他に有名人の画像を使用して「〇〇さんも愛用!」といった宣伝もNGです。
こちらは著作権法にも触れることなので絶対に止めましょう。
(※6)Ameba利用規約 第13条(禁止事項)(4) 当社の承諾のない商業行為の①
注意点③嘘をつかない
当然のことですが、嘘の情報を掲載するのは止めましょう。
嘘をつくのはアメブロの商用利用云々以前に、商売としてNGですよね。
一般的な常識として、消費者には正しい情報を伝えることが義務です。
情報を掲載するときは念入りに下調べを行うだけではなく、政府機関や企業のホームページなど信頼に値する情報元から仕入れるようにしてください。
まとめ
アメブロは商用利用が可能ですが、使い方にはメリットやデメリット、注意点があることがわかりました。
最後にこの記事の要点をまとめます。
- アメブロではAmeba Pickならアフィリエイトが可能
- ブログ初心者にも使いやすい操作性
- アメブロはSNS的に使ったり、他のSNSと連携させるとよい
- アメブロ記事でもSEO対策を行うべき
- フォームやコメント欄などで、いつでも問い合わせができる状態にする
アメブロをブログ集客に利用するときは、ユーザーの立場に立って誇張や嘘のない記事を書くことが大切です。
SEO対策を行えば検索にも強くなりますし、元々アメブロ内への拡散力が高いため、ランキング上位になると多くのアクセス数が見込めるようになりますよ。
アメブロのメリットを活かした利用を意識してみましょう。