ブログは実名と匿名どっちがいいの?両方やって分かったデメリット
- ブログを始めて、副収入を得たい!
- でも、実名でする勇気が出ない・・・
- 匿名でするとしたらどんなメリットやデメリットがあるの?
ブログの勉強をして、さっそく作成に取りかかったけれど、、、プロフィールを決めるときに手が止まっていませんか?
実名と匿名どっちにしようかと悩んでしまう人は多くいます。
実名にするか、匿名にするか、さまざまな不安や悩みがあるかと思いますので、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット・デメリットが分かれば、自分が納得いくブログ運営が出来るようになりますよ。
ブログは実名と匿名どっちがいいの?
ブログ運用を始めるとき、実名でやるべきか?匿名でやるべきか?と悩む方が多いでしょう。
実際に、私自身も10年以上ブロガーとしていくつものブログを運用していて感じることがあります。
それは「ブログは実名でやった方が圧倒的にメリットがある」ということです。
しかし、今まで情報発信をしてこなかった方にとって、ネットに自分の名前をさらして何かの意見を述べることに抵抗感を感じることは仕方ありません。
そこで、「ブログを匿名でやるべきか?実名でやるべき?」の疑問について考える上で、抑えておきたい1つのポイントがあります。
本質的な議論:あなたの存在を読者に覚えてもらいたいか?
抑えておきたいポイントとは、読者にあなたの存在を覚えてもらいたいか?という点です。
たとえば、あなたがよく見るテレビやYoutubeチャンネルに出ている人を誰かに紹介するとき、どのように紹介するでしょうか?
9割以上の人は「テレビに出ている●●さん」「Youtuberの▲▲さん」と紹介するはずです。
つまり、あなたも誰かの存在を記憶するときに『名前』を少なからず、記憶装置の1つとして使っているのです。
なので、もしあなたが特定の誰かに商品を販売したり、情報を届けたいと思うならば、「実名」を選ぶべきです。
といっても、実名をネットにさらすのは怖いと感じるでしょう。
ここで安心していただきたいのが、実名が必ずしも本名である必要はないということです。
実際に芸能人が芸名を使うように、ブログ運用するなら「ニックネーム」で良いのです。
大切なこと:覚えやすい名前を付けよう
名前を付けるとき、最も重要なことは「覚えやすさ・伝わりやすさ」です。
たとえば、一般企業のブランド名では3文字~4文字程度の短い単語をよく使われています。
- ラクスル
- ぐるなび
- 楽天
- リクナビ
- アップル
- docomo
- アマゾン
他にも、ビジネス界隈でほとんどの方に認知されている「堀江貴文」さんであっても、テレビやYoutubeに出ているときは『ホリエモン』というニックネームで呼ばれます。
日本人の名前は漢字を使っているため、フルネームは読みにくかったり、覚えにくことが多いので、ぜひ覚えやすい名前(ニックネーム)をつけるようにしてみてください。
実名でブログを書くメリットとは?
- そもそも、実名と匿名では何が違うの?
- 何も考えず実名に設定した場合の注意点は?
そんな疑問に対して、実名でブログを書くときのメリットとデメリットを解説したいと思います。
実名のメリットには以下の2つがあります。
それぞれについて解説します。
実名だと信頼されやすい
信頼性を得ると、仕事を頼みたい人からも連絡が来るようになります。
実名であるため、個人的に依頼しやすくなり、ビジネスと繋がりやすくなります。仕事を頼みたい!と思ってもらうために、実名は有効です。
連絡を取合う際にも、個人的なメールなどを使用することができ、スムーズです。
実名なので、現実での自己への評価につながる
実際に仕事をした際に、現実社会での自己への評価につながります。
自分が役に立った、仕事を成し遂げた、という達成感ややりがいにつながり、ブログを長く継続することができます。
また、顔出しすることでさらに信頼を得ることができます。
実際に、クラウドソーシングサービスにおいてプロフィール写真があるかないかだけでも、案件を受注できる数に影響が出ています。
顔を出していなくても、イラストであったり、その人の特徴を表現する写真であっても、スカウトが増えたり、契約を取りやすくなるという効果が得られています。
実名でブログを書くデメリットとは?
実名ブログには、以下のデメリットがあります。
それぞれについて紹介をしていきます。
本人だと身バレする
単純に、本人と特定されやすく、身バレするということです。
職場の人にバレると恥ずかしい、会社にバレずに運営したい、と思っている方は、実名では難しいですよね。(副業が認められていない会社の場合など)
私の場合、自分の名前が変わっているので、実名・フルネームを使うと一発でバレてしまいます。検索したら日本に1人しかいない名前ですから…。余談でした。
キャラクター性を持たせにくい
下手なことを言えない、ふざけられない、キャラ性を持たせられないということです。
そのため、内容に気を遣う必要がありますね。
責任が重くなるというと、堅苦しいかも知れませんが、キャラクターに扮することができない分、しっかりとした内容を書く必要があります。
ブログでの活動が、現実世界に影響してくる
「身バレするほど有名になることはないだろう」とか、「炎上するほどの内容を書くわけでもないだろう」と言われるかもしれませんね。
このネット社会では、変なことを考える人もいるわけで、悪用などが心配な人は、実名にするのはお勧めできません。
炎上することはない、と思っていても、何等かの事件に巻き込まれる可能性や、人違いで疑われる可能性もあるのです。
実名のメリット・デメリットが見えてきたでしょうか。
次に、匿名にするメリット・デメリットについて考えていきましょう。
匿名でブログを書くメリットとは?
匿名にした場合は、実名にした場合とは逆だと考えればいい?
簡単に言えば、その通りです。匿名のメリットとデメリットを見てみると、自分に合うのはどちらか分かってきます。
匿名でブログを書くときのメリットは以下です。
それぞれについて説明します。
キャラクター性を持たせることができる
本人とはバレにくいため、キャラクター性を表現できます。
なりたい自分(実際とは違う設定)にもなれるのです。
ブログをどんな人に読んでほしいのか、どんな自分を表現したいのか、明確に内容を決めておくことで、名前を決めるときにも悩まずに済むかもしれません。
キャラクターとしての名前やイラスト・写真が引き立つようなブログになると、より読者には魅力的に見えるでしょう。
自由度は抜群で、特定のターゲットに向けて発信する場合にとても有効だと言えます。
世代や趣味などを読者に合わせることもできますね。特に年齢や性別は、現実と違っても誰も文句は言いませんし、なりたい自分になれますよね!
現実世界とは切り離して活動できる
実名のときとは反対に、ブログはブログ、現実世界での本業は本業、といった形で、
切り離して考えることができます。
活動にメリハリが出ます。
好きなことを発言できるというのも魅力ですね。
匿名でブログを書くデメリットとは?
匿名のデメリットは以下です。もうおわかりですよね。
といったところでしょうか。それぞれについて説明します。
信頼性は薄くなる
実名よりも信頼性は薄くなる。ということです。
匿名の場合、肩書きや人脈を使えないため、ブログを始めたばかりの頃はアクセス数が1桁の状態が続くと予測されます。
仕事の依頼も、なかなか来ないでしょう。
ただし、読者もまた、現実とは違う場合が多く、本当に伝えたい人に伝わっているのか?という点でも、
お互いに、信頼や親近感は薄いと言えるでしょう。
現実世界での自己への直接評価は得られない
もしも匿名で有名になったり、高い評価を得られた場合に、自分自身の評価とは結び付きにくく、やりがいを感じられない可能性があります。
匿名にする、とひとことで言っても、そのネーミングにも迷いますよね。
センスのない名前をつけて、あとから恥ずかしい思いをすることも…。友人や家族に紹介したくなっても、「なぜその名前にしたの?」と聞かれて、しっかり答えられるような名前にしたいものですね。
わざわざ名前を考える時間が必要なのも、デメリットと言えるかも知れませんが、逆に、名前を考える時間も楽しいと思えれば、メリットなのかも知れません!
ここまでの話を聞いても、まだ実名にすることの不安や心配として、危険性についても話していきたいと思います。
次に、実名にすることの注意点と、実名ブログは危険なのか、について話したいと思います。
実名ブログの注意点とは?
実名ブログの注意点として、副業を行う場合には、手続きや規則を確認する必要があります。
例えば、
- 本業の会社が副業可能か(条件など)
- 機密保持業務やデータ管理などの就業規則
の確認です。
また、プロフィールには、本業(〇〇企業に勤めています など)を記載していたとしても、社外活動ですので、副業との一線を引くことが必要です。
実名ブログは危険?実名で炎上した具体例
実名でブログをするのは、ネットに本人だとバレてしまい、危険なのでは?
前述したように、信頼性を得られる点ではメリットと思える実名ですが、個人情報が流出しやすくなることに着目すると、不安ですよね。
実名登録をすることによって、不用意な発言をした場合に、自分だけでなく家族やその関係のある人物まで特定され、誹謗中傷される可能性があります。
また、他の誰かがなりすましを行い、自分の発言かのように悪意のある内容を書いたり、犯罪予告などに悪用される場合があります。
多くの人が利用しているFacebookでは、顔写真、在籍校、出身、勤務先なども登録するため、多くの情報が分かってしまいます。
中でも10代の若い世代は、加減が分かっていないため、炎上事件につながった例も多くあります。
実際に線路に立ち入り炎上してしまった例をみてみましょう。
(総務省 総合通信基盤局 消費者行政第一課 インターネットトラブル事例集より抜粋)
『学校帰りに友人と3人で制服のまま線路に立ち入り、大はしゃぎする写真を撮影、仲間に見せようと、SNSにアップした。その後、あっという間に特定され、学校名や名前が晒され、警察に通報された。鉄道営業法違反等の罪で家裁に送致され、学校には講義の電話やメールが相次いだ。』
身内だけに見せるつもりが拡散され、大炎上することもある不適切な写真や動画、度を越えた悪ふざけや悪意のある投稿ですね。
アルバイト中に不衛生な行動をする動画をアップする「バイトテロ」も記憶に新しいですよね。
「デジタルタトゥー」と称されるほど、ネットに刻まれた情報は半永久的に残ります。未来の自分やその周りの人を苦しめることのないよう、正しい利用に努めたいですね。
実名で運用する場合の注意点
SNSであれば、公開設定を変更するなどして、アカウント管理をしっかり行うことでもリスクを抑えることができますが、ブログではどうでしょうか。
自分の名前がインターネット上にある、という人は、日々増え続けています。
仕事関係だけでなく、何らかの賞をとった、役員になった、寄付をした、など、実名が出る機会は生活の中に溢れているのです。
実名がネットに出ること自体が危険なわけではなく、その実名に伴う環境や情報が問題なのです。
実名での運用で、リスクを回避する対策について話します。
匿名が主流のコミュニティには参加しない
悪用される危険性が高くなる。
批判や反論をしない
思いもよらないところで誹謗中傷につながる恐れがある。
身体的な特徴を連想させる文章を書かない
健康状態などを知られることでも、弱みに付け込んだ内容を言われたり、病院を特定されるなどの可能性がある。
家族関係を書かない
女性であれば、1人暮らしと分かるのは危険。また、子供がいることも、誘拐事件などに発展する恐れがあるため避けたい。
現実の生活に結びつかないようにする
自宅や職場を明かすことなく、生活時間帯がわかるような内容も書かないようにすることで、人物像を分かりにくくする。
実名ブログについて、不安を煽ってしまったでしょうか?
そんな危険があるなら、匿名にしよう。と思ったかも知れませんね。
次に、匿名ブログにする注意点や危険について話します。
匿名ブログの注意点とは?
匿名ブログの注意点は、自由だからといって、何でもありではないということです。
例えば、医師や弁護士、専門家などの職種を名乗ることです。
それらは詐欺罪などに問われる危険があるので、決して行ってはいけません。
匿名で自分をキャラクター化するとき、仮に身バレしてしまったとしても、読者から驚かれてしまったり、幻滅されないような程度にする必要があります。
覚えてもらいやすく、親しみやすく、自分の納得いくキャラクターを作成できるといいですね。
匿名ブログは危険?
会社にバレないように匿名にした場合、身バレすることが最大の危険と言えます。
身バレしないためにはどうしたらいいの?
匿名にする場合の危険性と対策について話します。
匿名でも、実名と同じことが言える
匿名をいいことに何でも書いていると、先に述べたように、情報がネットに拡散し、人物を特定されてしまう可能性があります。
一生涯の傷(デジタルタトゥー)になりかねません
書きたいことが書けない?
書きたいことがあるのに、身バレが怖くて書けない…なんてこともあるかも知れませんね。
匿名なので、名前や性別、住んでいる場所などは、書かない限りはバレないと思われます。
書きたい内容を先に決めておくことが大切です。
副業が会社にバレないようにするための対策例を紹介します。
普段通りの生活をする
普段はふつうに、普段通りの会社で勤務して、アフェリエイトで収入を得る。
というサイクルであれば、何かを売買するわけではないので、氏名や住所を記載する必要はありません。
休日にブログ記事を何枚か作成しておき、毎日少しずつアップしていけば、無理なく続けられますし、普段は仕事をしているので、ブログ活動との切り替えができます。
アフェリエイトで副収入を得る
アフェリエイトは、雑所得という分類になりますが、確定申告の時に内部通算が可能なので、負担にならない程度で掛け持ちすることもできる。というメリットがあります。
匿名で運用する場合に、無料のブログサイトを使用することがあるかと思いますが、その場合はアフェリエイトを禁止している場合もあるので、そこは注意が必要です。
とは言っても、書きたいブログを書くほうが断然に楽しいはずなので、やはり自分にあった名前を選択し、楽しく続けられることが理想ですね。
匿名ブログの作り方とは?
ちなみにですが、実名ブログ(収入を得たい場合のブログ運営)であれば、「WordPress」がおすすめです。
全世界で採用されており、アフェリエイトなど、ブログで利益を求める場合には最も選ばれています。
匿名ブログの作り方
ブログを作ると言っても、さまざまな方法があります。
- 無料のレンタルサービスを利用
- (個人の日記や趣味のサイトが多め)
- ドメインを取得し、レンタルサーバーで構成するもの
- (企業サイトやビジネス目的が多い)
- 選択するものによって、アフェリエイトの自由度や、SEO対策の違い、サイト内での売買の制限などが違ってきます。
一般的に、無料のブログサービスを利用している人が多いかと思いますが、自分で独自ドメインを取得して、レンタルサーバーでブログを作成するほうが、楽しみの幅は広がります。(有料:年間約3000円~10000円)
無料でブログを作成するときには、メールアドレスさえあれば、IDを取得してすぐに開設することができます。
検索エンジンにヒットしやすいかしにくいか、ビジネスがしやすいかしにくいか、などの違いはありますが、開設する分には特に変わりありません。
作り方の手順
- メールアドレスを登録する。
- (ネット回線よりも、ウェブメールを使用するのがおすすめ)
- ブログサービスを選ぶ。
- (次におすすめのサービスを紹介します)
- デザインやテーマを決める。
- ターゲットやキーワードを決める。
- 記事作成に取り掛かる。
- (何を書きたいのかメモしておくとよい)
- 記事が書けたら、ブランディングを構築する。
- (ブランディングとは、商品やサービスに対しての共通イメージを認識させること)
- 記事を公開する。
無料のブログサイトであれば、すべて運営会社におまかせできます。
しかし、SECに弱い、広告が多い、アフェリエイト禁止も多い、などのデメリットもあります。(なので、副収入を得たいならそれなりに、有料版への登録で投資することが必要)
匿名でブログを開設するならおすすめのサービスは?
実際、ブログサービスは数百ありますので悩みますよね。
「ブログを作成したいけど、たくさんありすぎてわからない。」という声もよく目にします。
最新のブログサイト比較から5つほど抜粋し、紹介します。
はてなブログ
- アフェリエイト:〇
- 独自ドメイン:×(有料版なら〇)
- 運営会社:株式会社はてな
コメント:開設が簡単。「はてなブックマーク」という機能により、被リンクを受けやすくなります。
一定のSEO効果があり、集客して利益を上げたい方におすすめです。有料版では、広告なしで独自ドメインもとれるというのも魅力です。
FC2ブログ
- アフェリエイト:〇
- 独自ドメイン:×(有料版なら〇)
- 運営会社:FC2,Inc.(アメリカ)
コメント:アメリカ発のブログサービスで、閲覧者が多いのが特徴です。
カスタマイズ性が高く、オリジナリティを出すにはおすすめです。
1か月更新しないままだと、広告が自動的に掲載され、ブログを開いたとたん大きな広告が目に入るため、読者ががっかりしてしまいます。
更新し続けられる人におすすめです。
gooブログ
- アフェリエイト:×(有料版なら〇)
- 独自ドメイン:×
- 運営会社:NTTレゾナント株式会社
コメント:画面の作りがシンプルで分かりやすく、初心者に優しいです。
簡単に編集ができます。SNS連携機能があるので、同時投稿ができます。
写真を共有することも可能。ただし、その際には身バレに注意。
Amebaブログ
- アフェリエイト:△(一部許可あり)
- 独自ドメイン:×
- 運営会社:株式会社サイバーエージェント
コメント:会員同士の交流(コミュニティ)を行うのにおすすめです。
ブログというよりは、SNSに近い感覚で、趣味や悩みを共有できたり、発信したりすることができます。
芸能人が多く使っていることでも有名ですよね。
Tumblr
- アフェリエイト:〇
- 独自ドメイン:〇
- 運営会社:Tumblr,Inc(アメリカ)
コメント:アメリカ発のブログ型SNS。
全世界で4億人以上利用しており、文章だけでなく、写真や音声、動画、イラストなどを自由に投稿することができます。
海外ユーザーが多いのが特徴ですが、人目を気にせずに投稿しやすいという空気があります。
顔を見せずに匿名で運営したい場合におすすめできます。
デザインもおしゃれなものが多いです。
数あるサービスの中から、5つ抜粋してみました。他にもたくさんのサイトがありますので、検索してみてください。
自分に合ったブログサービスを見つけるためには、ブログ開設の目的や必要な機能、管理や運用のしやすさなどについて比較検討し、最も条件に合ったものを選ぶことが大切です。
まとめ
ブログを作成するにあたり、実名と匿名の両方にメリット・デメリットがあります。
- 実名のメリットは信頼性、デメリットは身バレする。
- 匿名のメリットは自由、デメリットはビジネス向きではない(信頼性が薄い)。
- 結論としては、どちらでもよい。名前よりも、内容が大切。
副業としてブログを立ちあげるなら、どんな目的なのか、誰に読んでほしいのかを明確にして、自分に合った名前を決めてください。
どんなテーマであっても、自分が書きたい内容の記事を書き、楽しく続けられるといいですね!