運営者プロフィール

森谷俊之

LibRu代表取締役

個人・小規模事業者向けのマーケティング・ブランディングのコンサルタント/セールスコピーライター

経営者の3つの課題「お金がない、時間がない、人材がない」は、シンプルな仕組みで解決できます。集客から販売までを自動化して、ビジネスを成長させていくための仕組み構築を支援します。

記事カテゴリー

人気記事

【中小企業向け】インスタグラムの活用方法!集客やブランディングに役立つ

  • インスタグラムで企業や商品を多くの人に知ってもらいたい!
  • インスタグラムの上手に活用して、フォロワーやファンを獲得したい!
  • インスタグラムアカウントの活用法が知りたい!

若者世代を中心に利用者を増やしているインスタグラムは、情報発信だけでなく情報収集の場としても活用されています。

また、インスタグラムをきっかけに爆発的なヒットとなった商品が数多く生まれたことにより、多くの企業が広告宣伝の場として活用を始めました。

そこでこの記事では、インスタグラムで自社の商品やサービスの認知度をあげる方法や、どのように活用してマーケティングやブランディングに役立てていくのかを詳しく解説してまいります。

ぜひこの記事を参考にしていただき、自社の商品やサービスを広めるきっかけをインスタグラムで作りましょう。

目次

中小企業こそInstagram(インスタグラム)運用した方がいい理由とは?

インスタグラムは、中小企業こそ運用をおすすめします。

なぜなら本来なら予算がかかってしまうことが、コストを抑えてできるからです。

ここでは中小企業こそInstagramを運用すべき理由をより詳しく、5つ紹介していきます。

理由①広告宣伝費を抑えて集客できる

大手企業のように予算はかけられないけれど、効果のある宣伝をしたいならインスタグラムがぴったりですよ。

ビジネスアカウントはほとんどの機能が無料で使えますし、費用がかかるのは広告のみなので低予算で宣伝できるからです。

Instagramの投稿は写真だけでなく、動画も可能で、以下のような名称で呼ばれていますよ。

  • フィード投稿:通常の写真投稿
  • リール投稿:短い動画投稿
  • ストーリーズ:スライドショーのような投稿

例えばリール投稿では、飲食店ならイチオシメニューの調理過程などを投稿すると「おいしそう」というだけではなく、プロの技を見ることができるというエンターテイメント性もあるので関心は高まりますよね。

「真似できないけれど、真似してみたい」「実際に店舗で見て、それを食べてみたい」と思ってもらえれば、集客につながるでしょう。

ストーリーズは24時間で自動的に消えてしまいますが、その特徴を利用して期間限定のタイムセールやキャンペーンの告知に使うと効果的です。

インスタグラムのさまざまな機能を活用し、ユーザーを楽しませる仕掛けをすることで、興味を持ってもらい、コストをかけずに集客につなげできましょう。

こちらの記事で、インスタグラムの集客効果と成功事例をご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

理由②企業や商品の認知度を上げられる

インスタグラムの日本国内における月間アクティブユーザーは約3300万人です。(※1)

利用者は10代〜20代の若い世代が多く、流行に敏感で誰よりも早く良いものを見つけたいと常にアンテナを張っています。

利用者の多くは、良いと思ったものや気になった投稿には「いいね」をつけたり、あとで見返すことができるよう保存したりしています。

投稿に対し「いいね」や保存、コメントといったアクションをしてもらえれば発見タブに表示される確率が上がる仕組みになっているため、フォロワーではない新しいユーザーに見てもらえる可能性が増えるのです

また投稿やハッシュタグの内容から、ターゲットとなるユーザーの発見タブに表示されるようになります。

インスタグラムは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」をミッションとして掲げています。

そのため、類似性のあるアカウントを見ているユーザーとあなたの投稿を近づけてくれるのです。

投稿に興味を持つ可能性のあるユーザーに伝わるため、認知度は上がりやすいでしょう。

つながりがなくても商品やサービスに興味があるユーザーにアプローチできる仕組みは、インスタグラムならではの魅力です。

(※1)Meta社 Instagramの国内月間アクティブアカウント数

理由③顧客育成につながる

Instagramでは商品やサービスの紹介だけではなく、ユーザーからの質問や提案、要望を聞いたり、良いものであれば取り入れていきましょう。

ユーザーと良い関係性を築くことで、ユーザーからフォロワー、顧客、ファンと関係を成長させていけるからです。

良質な投稿や魅力的なコンテンツを心がけることで、ユーザーはアカウントを見るのが楽しみになってきます。

他にもアンケートやクイズなどといった、ユーザー参加型のアクションを取り入れたり、コメントに返事したりすることでコミュニケーションを図るのもおすすめですよ。

また、こちらからユーザーをフォローしたり投稿に「いいね」をつけることも、親密度や信頼をはぐくむ手段となります。

顧客育成することで、ファン化したユーザーの個人アカウントから商品やサービスについての投稿がされるようになると、さらなる拡散につながるメリットもありますね。

ユーザーとの距離が近いインスタグラムだからこそ、親密度を高めて顧客育成につなげることが可能ですよ。

理由④ブランディングに役立つ

インスタグラムは画像や動画の投稿がメインなので視覚的に訴えることができるため、ブランディングに効果的なSNSとなっています。

文字にすると伝わりづらいことでも、画像や動画であればひと目で理解してもらえます。

例えば「ふわふわのオムライス」をアピールしたい場合、文字だけではどんなオムライスなのか、ふわふわとはいったいどんな感じなのか伝わりにくいですよね。

これが写真や動画だと色、形、大きさ、ソースの種類、そしてふわふわ感を一瞬で理解できるだけでなく、「おいしそう」「食べてみたい」などの共感につながります。

また、他のお店では見たことないようなものであれば、独自性といった付加価値も与えることができますね。

投稿写真のコンセプトやイメージを統一することで、こちらの意図するブランディングがユーザーの中で確立されていきます。

商品やサービスの価値を視覚的に訴求できるインスタグラムはブランディングに欠かせない存在です。

中小企業のブランディング戦略はこちらの記事で詳しく解説しています。

企業のブランディング事例をたくさん紹介しているので、参考になさってみてくださいね。

理由⑤マーケティングに活用できるビジネスアカウントがある

インスタグラムのアカウントをビジネスアカウントに切り替えることで、マーケティングに役立つ機能や情報を取得できます。

例えばビジネスアカウントにすると投稿ストーリーズ広告を出せますよ。

他にも、プロフィールにワンクリックで電話やメールができるボタンを設置できます。

ユーザーから企業に対するアプローチのハードルが下がり、利用や購入までの導線がわかりやすくなりますね。

ユーザーとのコミュニケーションがスムーズにできれば、アカウント運用だけではなく企業全体に対する評価や改善点の発見にもつながるでしょう。

さらに、ビジネスアカウントではアカウントを分析できる「インサイト」という機能があります。

アクセス数、フォロワーの増減だけでなく、「いいね」や保存、投稿に対するアクションの数も確認することができます。

どのような投稿に興味が集まるかや、キャンペーンを告知したときのユーザーの反応などインサイト分析を活用すれば、状況に応じての施策を練ることもできますね。

企業で運用するならビジネスアカウントでの運用をおすすめします。

【中小企業向け】Instagram(インスタグラム)の活用方法7つ

中小企業アカウントでインスタグラムを活用する方法として、最適な7つの方法をお伝えしていきます。

この7つをしっかり実践できていれば、インスタグラム運用の効果は確実に出てきます。

では、ひとつずつ具体的に解説してまいりますね。

活用法①ハッシュタグ検索で集客する

インスタグラムでは投稿に「#(ハッシュマーク)+キーワード」をつけると、その投稿はハッシュタグによって分類されます。

ハッシュタグ検索では、キーワード別に分類された中からユーザーに適した投稿が選ばれ表示される仕組みになっているので、関連性のあるキーワードを入れるのがおすすめですよ。

ただ、人気のあるハッシュタグは投稿数も多いため競争率が高く、表示されても一瞬で消えてしまうケースがあります。

したがって、商品名やサービスの形態だけでなく、どんな人に見てほしいかをハッシュタグとして取り入れ、ターゲット層に届くよう工夫することが大事です。

ハッシュタグ検索で目に留まれば投稿を閲覧してもらえますし、さらに興味を持ってもらえればアカウントにも訪問してくれるでしょう。

ハッシュタグをつけて投稿してもらうことは、認知拡大につながる大きなチャンスですので、ぜひ取り入れてくださいね。

それでは、ハッシュタグについてもう少し深く掘り下げていきます。

プロフィールに企業や商品のハッシュタグを記載する

プロフィールに企業名や商品名のハッシュタグを記載しておくことで、アカウントのコンセプトやアピールしたいことを、ユーザーと簡単に共有できます。

ハッシュタグを共有するメリットは、ユーザーが企業や商品について投稿するとき、そのハッシュタグを使ってくれる可能性が高くなることです。

例えばハウスメーカーのアカウントで「#○○住宅」と企業名を記載していた場合、展示場見学や工務店についての投稿につけるハッシュタグの候補として選ばれやすくなります。

さらに「#一年中快適な温度」といったように、わかりやすい特徴を記載しておけば、一年中快適な温度で過ごせる住宅を探しているユーザーにも、投稿を見つけてもらうチャンスが増えるでしょう。

企業名や商品名、特徴など、多くの人に知ってほしいことや企業として注力していることハッシュタグとしてプロフィール欄に記載しておくと、どういった企業なのかどのような商品を扱っているのかが伝わりやすくなります

プロフィールはアカウントや企業や商品の顔となる部分ですので、世界観を損なわないハッシュタグを選びましょう。

インスタグラム集客に効果的なプロフィールの作り方は、こちらの記事で解説しています。

オリジナルハッシュタグを作る

オリジナルハッシュタグとは、独自性の強いものを指します。

ハッシュタグの中でも100件未満の登録しかないスモールキーワードに分類される言葉や、企業名、商品名を用いるとよいですね。

オリジナルハッシュタグを共通認識にすることで、UGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)に活用されやすくなり、ブランディングや認知拡大につながるでしょう。

ユーザーが今日食べたランチを撮影し、店名やメニュー名、場所などにハッシュタグをつけて自主的に投稿したコンテンツがUGCです。

そこにオリジナルハッシュタグをつけてもらえれば、お店やメニューの特徴が投稿者のフォロワーに拡散され、さらなる認知につながります。

また特定のハッシュタグをつけて投稿してもらう「ハッシュタグキャンペーン」をおこなうとUGCの促進につながり、オリジナルハッシュタグのさらなる拡散と認知拡大が期待できますよ。

アルゴリズムに理解されやすいよう関連性を持たせる

インスタグラムにおけるアルゴリズムとは、フィードや発見タブで表示される投稿の順序を決める仕組みのことで、ユーザーの属性や趣味嗜好に合わせて個別に設定されています。

ですので、関連性のあるキーワードを多く使えば、アルゴリズムによる投稿の特性に対する理解がされやすくなり、需要のあるユーザーへの表示順が高くなるでしょう。

投稿内容、アカウントに関連していて、なおかつターゲット層へ届くような、統一性、独自性、親和性のある言葉をハッシュタグにすると効果的です。

例えば、東京でラテアートでかわいくデザインされたカフェラテが1杯500円で飲めるカフェであれば「#happy」や「#かわいい」など投稿内容のイメージを広義的に捉えたビッグキーワードに加え、「#東京」「#ラテアート」など、場所や目的がはっきりしているミドルキーワードを設定します。

そして企業名や店舗名、「#ワンコインカフェ」など独自性の強いスモールキーワードで関連するワードを洗い出していくとわかりやすいでしょう。

関連性のあるビッグ、ミドル、スモールキーワードをそれぞれバランスよく入れることで、検索上位になる確率やラテアートに興味のあるユーザーの発見タブに表示される確率があがりますよ。

活用法②リール投稿で購買意欲を高める

動画を投稿するときは、リール機能を使います。

ストーリーズでも動画を投稿することはできますが、24時間で消えてしまうことや投稿者のアカウントとフォロワーのホーム画面にしか表示されないことから、大勢の人に見てもらうにはリール投稿がおすすめです。

さらに、リール投稿は再生画面が大きく表示されるので、通常の写真投稿よりも大きく見やすく映すことができます。

また、写真に比べて動画は動きがあるので、ユーザーは使用感などのイメージがしやすくなり、商品やサービスの価値をより強く感じてもらえるでしょう。

よくあるリール投稿の例として、美容院に来店した顧客の悩みを聞き、カットの様子から素敵に仕上がり大満足の表情までをまとめた動画があります。

同じ悩みをもつ人はこのリール投稿を見て「この美容院なら自分の悩みも解決できるかもしれない!」「この人にカットしてもらいたい!」という気持ちになりますよね。

このように、自分と重ね合わせて疑似体験することで、ユーザーの購買意欲は高まるのです。

リールにもハッシュタグをつけることができるので、投稿内容や見てほしい人にあわせたハッシュタグをつけてくださいね。

活用法③インスタ広告でコンバージョンにつなげる

ビジネスアカウントではインスタグラム広告を利用することができます。

料金は自分で設定が可能で、一般的な広告よりも低予算でできるところが魅力のひとつですね。

広告は予算以上に配信されることはないので、安心して利用できます。

インスタグラムでの広告は、性別、年齢、ユーザーの関心など細かくターゲティングをして出稿できるので、商品購入や会員登録などのコンバージョンにつながりやすく、費用対効果が高いのが特徴です。

フィード、発見タブ、ストーリーズ、リール、ショップタブで表示されるので、投稿だけでは届けきれないターゲット層へのアプローチに効果的です。

広告の運用は分析と改善を繰り返し配信を続けていくことにより、ターゲットにより近づける良質なものとなっていきます。

良質な広告でターゲットからの反響を高め、商品購入やフォロワー獲得などの成果につなげましょう。

活用法④プロフィールへのリンクを貼りフォロワー獲得につなげる

投稿した写真や動画にプロフィールのリンクを貼れば、そこからアカウントを見てもらうというネクストアクションにつなげることができます。

投稿に表示されているアイコンをタップしてもプロフィールに飛ぶことはできるのですが、あえて投稿画像に貼ることでユーザーの興味をひくと同時にストレスなく移動してもらうことできます。

プロフィール欄に誘導できれば、必然的に他の投稿も目に入るため、魅力を感じてもらえるよう準備しておくことも大事ですね。

プロフィールや他の投稿にも興味を持ってもらえれば、フォロワーになってくれたり顧客として店舗を訪れてくれるでしょう。

ホームページのリンクをプロフィールに貼っておけば、そこからホームページを閲覧してくれる可能性が高まりますよ。

このようにプロフィールに誘導するための手段として、投稿にリンクを貼ることはフォロワー獲得に有効ですね。

活用法⑤ストーリーズのアンケート機能でコミュニケーションをとる

ストーリーズにはアンケート機能が備わっています。

例えば開店10周年の記念セールを告知したときに、来店してくれるかというアンケートをとることで、セールの印象を強く残せるだけでなく、フォロワーの企業やイベントに対する興味や意欲を分析できますよ。

イベントが近づいてきたころにアンケート結果を発表し「スタッフ一同おまちしています!」などのメッセージをそえれば、広告色が薄いけれど印象に残る広告としても使うことができますね。

他にも質問を受付けたりクイズを出したりすることもできるので、コミュニケーションをとりながらユーザーのニーズを把握することもできます。

ストーリーズの機能をうまく活用し、細やかなコミュニケーションをとれれば、ユーザーとの距離が近くなりフォロワーになってもらえる可能性は高くなるでしょう。

インスタグラムのフォロワーの伸び悩みを解決する方法は、こちらの記事でも詳しくご紹介していますよ。

活用法⑥トンマナを統一した投稿でコンセプトを伝える

トンマナとは、投稿や写真、文章表現などのイメージを統一し、アカウント全体のトーンを合わせるためのルールのことです。

同じ商品を撮った写真でも、構図や色合い、背景などで全く違うものに見えてしまいます。

企業や商品、サービスをイメージしたカラーや雰囲気を設定することで「らしさ」という個性を持つことができますし、印象に残りやすいですよね。

例えば、無印良品のアカウントはシンプルな写真で統一されており、企業のコンセプトと合致して「無印良品らしさ」というブランディングに成功しています。

企業や商品のイメージやコンセプトにぴったり合ったトンマナで、インスタグラムでのブランディングを成功させましょう。

SNSを活用したブランディング戦略を、こちらの記事で詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

活用法⑦インスタグラムで採用活動をする

SNSの普及により、就職活動する人たちが得られる情報量は格段に増えました。

それにともない企業側も間違った情報や誤解が拡散しないよう、公式発表として正しい情報を配信しています。

インスタグラムでの採用活動の役割として一番重要なことは「会社の雰囲気」「社員の人柄」「労働環境」を求職者に伝え、「この企業で働きたい!」と思ってもらうこと、つまり採用ブランディングをすることです。

HPや会社案内などにある概要は固い言葉で難しく、ピンとこないことが多いですよね。

しかし、働いている人の様子や仕事の内容、どのような雰囲気の中で働くのかがわかれば、企業理念や企業方針が視覚的に見えてくるものです。

また、社員に一日の過ごし方をインタビューするのもよいでしょう。

入社したらどのような一日を過ごすのかを想像しやすいですし、実際の過ごし方を紹介するので、入社後に自分がやっていけるかのバロメーターにもなります。

働き方や職場の雰囲気をわかった上で応募してくるので、入社後の「こんなはずじゃなかった」というようなミスマッチも少なくなります

Instagram(インスタグラム)をビジネスで活用するときの3つのコツ

こちらでは、インスタグラムをビジネスで活用する際に押さえておきたいコツをご紹介します

この3つのコツをしっかり押さえることで、インスタグラム運用がスムーズにおこなえます。

それでは、それぞれについて詳しく説明してまいりましょう。

コツ①インスタ運用におけるKGIとKPIを設定する

KGIとは、Key Goal Indicatorの略で「経営目標達成指数」のことです。

インスタグラム運用では目的をしっかりと設定することが重要です。

例えば、新作ケーキの販売実績を1ヶ月で100件達成する、といった具体的な目標を設定するのがKGIです。

インスタを運営するうえで企業を知ってもらうこと商品を知ってもらうこと良い人材と出会いたいなど、さまざまな目的の中から最終的に達成したい目標をしっかり設定しておきましょう。

対してKPIは、Key Performance Indicator「重要業績評価指数」と訳され、KGIを達成するための過程がしっかりおこなわれているかを評価するものです。

例えば販売実績を100件達成するためには、ユーザーにどのようなアクションを起こさせなければいけないかを分析し、そのアクション数の達成を目標とするものです。

KGIという大きな目的のためにタスク化された日々の業務がKPI、とイメージするとわかりやすくなりますね。

大きな目的だけでは何をすべきか見失ってしまいますが、KPIの設定によりやるべきことや道筋がはっきりし、小さな達成を重ねることでプレッシャーも少なく業務にあたれます。

KPIが達成できなかった場合も細分化してあるため、どの時点で問題があったかを分析しやすく設定数の変更などの軌道修正も簡単にできますね。

目的に合わせたKGIとKPIの設定は、インスタグラムを活用していくための道しるべともいえます。

コツ②運用体制を整えて定期的に投稿する

中小企業でのインスタグラム運用は選任というわけにいかず、他の業務をおこないながらの兼任という方が多いですよね。

なので、誰がいつ、どのくらい投稿するかという運用体制の確立が重要です。

投稿のペースやスケジュールはもちろん、アカウントの目的やターゲット、トンマナを設定し全員で共有しましょう。

できれば投稿する人と、データを分析し運用改善する人を役割を分担することをおすすめします。

インスタグラムだけではなく、SNSのトレンドは移り変わりがはやいのでユーザーの興味関心を集めるコンテンツやハッシュタグ、コメント、反応を分析し、次の投稿に活かせるよう常にブラッシュアップしていく必要があるからです。

ひとりが他業務と兼任でおこなうには負担となってしまいますので、複数人で運用体制を整え定期的に投稿ができるような仕組み作りをしましょう。

コツ③競合のアカウントを分析する

競合アカウントと同じような投稿なのに、いいねの数が倍くらい違うときがありますよね。

そんなときは、相手のアカウントを分析してみましょう。

言葉の使い方や改行の仕方、ハッシュタグの選び方、写真の撮り方など、人の目に留まる確率が高くなるポイントを知ることができます。

もちろん自社アカウントの分析も重要です。

プロフィールの閲覧数や投稿の保存数などを分析し、投稿に足りない要素を探してください。

分析で見つかった改善点を修正していくことで、よりユーザーとエンゲージメントの高いアカウントへと成長していくことができます。

また、分析を通じて他社にはない独自の強みを見出せる可能性もあります。

通常の投稿だけではなく、アカウント自体の分析を繰り返し、常にアップデートし続けていくことが重要です。

中小企業がインスタ運用で気をつけるべきポイント3つ

インスタグラムを運用する中で気をつけておきたい注意点がありますよ。

この3つの注意点に気づいていないと、運用がうまくいかないばかりか企業に損失を与えてしまう可能性があります。

情報の拡散は、良いことだけではなく悪いことも広まるということを忘れないことが大事ですね。

それでは詳しくみてまいりましょう。

注意点①世界観がブレないように統一する

複数の社員が投稿や制作に携わる場合、個人のクセがでてしまいます。

イメージやコンセプトとかけ離れてしまわないようある程度のルールが必要です。

先ほどお伝えしたトンマナもルールのひとつになります。

構図や撮影場所、写真の加工方法などを統一することで、企業イメージや商品、サービスの世界観を表現できるのです。

また、文章表現にも気をつけましょう。

友達の投稿を見てるような文章や、緊迫したニュース投稿のような文章ですと、興味や親近感が湧きづらいですよね。

文章はいくつかのテンプレートを準備して、伝えたいことの方向性がブレないようにしましょう。

さらに、表現や語尾を統一することで投稿内容に統一性を持たせることができます。

目的の違う投稿を混在させるなら、カバー画像に特徴を持たせ、ひと目でわかるようにすると良いでしょう。

企業の紹介、商品やサービスの紹介、採用情報、イベントやキャンペーンのお知らせなど、ユーザーが読みたい投稿を拾いやすくなります。

投稿の順番を整えておけば、同じテーマの投稿を縦ならびに表示できたり、市松模様のように見せることもできますよ。

インパクトを持たせたい、強調したいという写真であればグリッド投稿もおすすめです。

ひとつひとつの投稿だけでなく、アカウント全体でコンセプトを明確にすることで、どこを見ても矛盾のないように整えれば、世界観が統一され企業のイメージを伝えやすくなりますよ。

注意点②すぐに効果を期待しない

インスタグラムに限らず、SNS運用は期待した成果を達成するまでに時間がかかります。

まずは商品やアカウントの存在を知ってもらうことから始めましょう。

興味を持ってもらえるような魅力的なコンテンツを発信し続けることで、徐々にフォロワーが増えていきますので、継続することが大事です。

中長期的な視野を持ち計画的に取り組むことが結果へとつながりますよ。

戦略をたてて運用、分析、改善を続けることで、より良いアカウントへと育てていきましょう。

注意点③炎上のリスクに気をつける

SNSは、言葉遣いを間違えてしまうだけで炎上するというリスクがあります。

炎上はアカウントだけではなく、企業にも大きな損失を与えますので、不快感を与えることや、不適切な投稿がないよう細心の注意を払いましょう。

ひとりで黙々と携帯やパソコンで投稿していると忘れがちですが、画面の向こうには何千万人のユーザーがいることを常に意識していてくださいね。

また、宣伝色の強い投稿も炎上の可能性があります。

一方的な発信はフォロワーにとって魅力的なコンテンツとは言えませんよね。

こうした炎上リスクを避けることが、投稿の質の向上にもつながります。

まとめ

最後に、インスタグラムの活用のポイントをまとめます。

  • インスタグラムは広告宣伝にかかる費用を抑えながら企業や商品の認知度を高められる
  • ユーザーとの距離が近いため、ブランディングや顧客育成がスムーズにおこなえる
  • ハッシュタグやリール投稿を活用し、より多くの人の目に触れることができる
  • 顧客だけではなく人材発掘といった点での集客も見込める
  • 運用体制を整え、無理なく長く運用することで成果を期待できる

ユーザーとの距離が近く、アクションやコメントでの反応がダイレクトに伝わってくるインスタグラムは、運用体制を整えることで企業宣伝のひとつの方法として価値を高めていけます。

この記事でお伝えしたことを実践していただければ、目的を見失うことなくコツコツ進んでいけるので、インスタグラム運用は成功するでしょう。

企業でのインスタグラム運用の体制を整えて、人気アカウントへと育てていってくださいね。

目次