SNS集客で成功する4つのコツ!個人事業主におすすめな集客方法
- SNS集客って個人事業主でもできるの?
- 投稿しても反応がないしフォロワーも増えないなぁ・・・
- 毎日発信してるけど同じようなことばかりだし続けられるかな?
SNSは誰でも参加できるという意味では参入障壁はかなり低いですが、その中で成功している人はわずか数パーセントしかいません。
ではSNSを使った集客を成功させている人と失敗している人の違いは何なのでしょうか?
それはずばり「SNS集客の本質を理解できているかどうか」です。
失敗している多くの人は、SNSの運用に多くの時間をさいているのにもかからず、その分の成果を得られていません。
あなたがもしSNS集客に悩んでいるならば、この記事を読むことでSNS集客の基本を理解することができます。
SNSでは集客できない?悩みの原因と解決法
SNSでの集客がうまくいかない原因は、ライバルと比べてしまい独自の発信ができていないことや、自分の商品やサービスに合わないSNSで発信していることなどが挙げられます。
また、なぜSNSで集客しているのか、その運用目的を見失っていることも一因と考えられます。
ここでは集客できない原因を詳しく解説し、どのように解決できるかを見ていきましょう。
SNS集客を成功させるには、まずこれらの原因を取り除きましょう。
原因①他の人と比較しすぎてしまう
同業者のSNSはつい見たくなってしまうものです。
たくさんの投稿に「いいね」がつき、大勢のフォロワーで賑わっているのを見ると「自分のSNSってなんなんだろう・・・」と落ち込むこともありますよね。
しかし、そのSNSで素敵な情報を発信している人も最初からうまくいっていたわけではないはずです。
あなたと同じように悩んで、どうしたらたくさんの人に見てもらえたか考えたことでしょう。
現在賑わっているSNSの多くは急に現れたわけではなく、時間をかけて育てられてきたものです。
そのためフォロワーや投稿数を比べても仕方ありません。自分らしい投稿や発信を心がけましょう。
【解決法】他人のSNSは参考程度に
比べても仕方ないと分かってはいても、ライバルの存在は気になりますよね。
もしライバル店のSNSを見るなら、参考にするポイントは3つに絞りましょう。
1つ目はその店のターゲットです。
お店やフォロワーのプロフィールを見れば、ターゲットがどの年齢層で社会的にどんな立場の人なのかということがわかります。
また、自分と同じターゲット層であれば、どんなアプローチの仕方をしているのか、投稿の雰囲気など良いところを探してみましょう。
2つ目はどのSNSを使っているかということです。
プロフィールに他のSNSのリンクが貼られていれば、併用しているSNSもわかりますね。
3つ目はどうやってアカウントの伸ばしているのかということです。
たとえば、時間をたっぷりかけて情報の多い投稿を作りこんでいるのか?プレゼントキャンペーンなどでアカウントフォローを促しているのか?などです。
効率の良い集客をするには、どのSNSを選ぶかが重要になります。フォロワーの多さや、賑わい方などを参考に、結果の出ているSNSを利用するのもいいですね。
あるいは、SNS広告を使って未開拓なアカウントにリーチしていることもあります。
一概にフォロワーが多いアカウントといっても、どうやってフォロワーを獲得したのかはアカウントによって異なります。
なので、プロフィール欄にあるフォロワーの数だけを見て、自分のアカウントと比較してみたり、投稿を真似したりしても意味がありません。
自分らしさを失わないためにも、ライバルの動向はあくまでも参考ということを忘れないでくださいね。
原因②活用するSNSが合っていない
自分では、ライバル店に引けをとらない素敵なSNSができていると思っていたのに、今ひとつ顧客が増えないとしたら、それはそのSNSに自分の商品やサービスに対してのニーズが少ないということです。
平日の朝に居酒屋の呼び込みをしても集客にはつながりませんよね?
自分の商品やサービスと相性の良いSNSを選ばなければ、人のいないところで看板だけを持ち、相手が話しかけてくるのを待っているようなものです。
自分の商品やサービスに合ったSNSを活用してこそ、新しい出会いや相乗効果が期待できるのです。
【解決法】想定するターゲットに合わせたSNSを選ぶ
自分の商品やサービスを利用してほしい、こんな人に知ってほしいと思う人物を想像してみてください。
あなたの想像した人物がたくさんいるSNSを選べば、集客効果は上がります。
しかし、主要SNSはそれぞれの特性から利用者の目的も違うため、その中からどのSNSに自分のターゲットがいるのか、ハッシュタグなどの検索機能を使ってリサーチしましょう。
そうすると、あなたの商品やサービスを必要としている人がどのSNSに多いか見えてきます。
発信する先に相手がいないことには誰にも届きません。
SNSの向こうにいるターゲットを明確にし、その人に向けて発信しましょう。
ターゲット選定のやり方が分からないと悩んでいる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
原因③フォロワー獲得が目的になっている
「フォロワーが多ければ、たくさん見てもらえるし拡散してくれる」というのは間違いではないでしょう。
しかしそのひとりひとりがあなたの仕事やサービス内容に興味を持ち、利用したい、応援したいと思ってくれているのでしょうか?
人気のバロメーターをフォロワー数で測ることはできません。
なぜなら、フォロワーの中には投稿内容にさして興味がないのにフォローしている人もいるからです。
というのも、SNSではこちらが「いいね」やフォローをしたお返しとして、社交辞令でいいね返しやフォローバックする人も実に多いのです。
そのため、フォロワーの数ではなく質、つまり本当に応援してくれているファンを増やすことが集客を成功させるポイントといえます。
このとき、ファンを増やすためにはセルフブランディングがとても重要になります。
セルフブランディングについて詳しく知りたい方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
【解決法】運用の目的を再確認する
あなたの商品やサービスを知ってもらい、必要としている人に利用し続けてもらうことがSNS集客の目的です。
せっかく見に来てくれても、自分の困りごとの解決策や興味を持てる投稿がなければ、フォローどころか「いいね」さえもらえません。
まずはターゲットのニーズを満たす投稿で、あなたのお店やあなたのサービスを気に入ってもらうことが大切です。
そしてあなた自身にも興味を持ってくれる人を増やしてこそ、SNS集客は成功するのです。
集客にSNSを使うメリット・デメリット
ここではSNSを使うことのメリットとデメリットを知り、失敗のない運用をしていくためのポイントをお伝えします。
SNSのメリットは手軽に始められることです。
集客やマーケティングツールとして使われることが多く、SNS側もそれにあわせてサービスを充実させてきています。
その一方で、SNSは日本のインターネット利用者の80%以上が使っているサービスということもあり、良いことも悪いことも、一度火がつくとあっという間に広がります。
失った信用を取り戻すにはたいへんな時間と労力が必要です。
最大限メリットを生かすためにも、デメリットを理解した上で運用していきましょう。
SNS集客のメリット
SNSでの集客は商品やサービスへのブランディング効果が高く、共感してくれた人が口コミで拡散してくれるため宣伝力も高いというメリットがあります。
また、SNSは基本無料なので、元手がかからないというのも大きいですね。
これらのメリットを最大限に生かし、たくさんの人に見てもらえるSNSを目指しましょう。
では、一つずつ詳しく見ていきますね。
メリット①ブランディングしやすい
ブランディングとは、あなたの商品やサービスのイメージをさまざまな手段で相手に伝え、他のものとは違う価値があると認識してもらうことです。
SNSは店舗名やロゴマークを視覚的に訴えるだけではなく、ハッシュタグで興味や関心を共有できるため、コンセプトや商品、サービスのイメージを伝えやすいですよね。
具体的にはターゲットとしている人の年齢層や、高級志向かコスパ重視かといった商品やサービスの質、また清潔感や安心感といったイメージを相手に伝えることができます。
それに加え、全体的な色調や投稿する写真であなたの目指すイメージを示せば、それに価値を感じる人、つまりあなたがターゲットとしている人に届くのです。
ライバル店との差別化を図り、自分の思い描くイメージへコントロールできるのがSNSの魅力です。
興味のわく投稿や丁寧なコミュニケーションで、愛着を持ってもらえれば良い顧客が増えていくでしょう。
メリット②口コミで拡散してもらえる
SNSはあなたの商品やサービスを実際に利用した人だけではなく、これから利用してみたいと思っている人も発信してくれる可能性があるので、質の良い宣伝効果が期待できます。
口コミを投稿してもらい、その人のフォロワーに興味をもってもらえれば「どこの店?」「雰囲気いいね!」などとSNS上で会話が展開され、広告の役割を担ってくれるのです。
知っている人の「いいね」は知らない人の「いいね」と比べて信頼度は格段に上がります。
ですから、SNSで投稿されやすいような、お店の雰囲気作りをするのも良いですね。
また、SNSのつながりは友達の友達だったり、学校や会社の友人、ビジネス関係の知人などつながりはさまざまです。
このようにSNSは数珠つなぎのようなもので、宣伝してくれる人がどのようなつながりのある人かはわかりません。
うまくいけば驚くような集客効果があるかもしれませんよ。
Instagramのいいねについて、こちらの記事をぜひ参考にしてください。
メリット③コストがかからない
SNS最大の魅力は、インターネット環境があれば誰でも無料で始められるところです。Facebook広告など一部有料なものもありますが、情報の発信だけならば基本お金はかかりません。
また、SNSを利用して集客やマーケティングをおこなう企業が増え、そのニーズに合わせてSNSの機能も増えています。
たとえば、ツイッターで「スペース」という音声コミュニケーションサービスが実装されたように、既存の機能だけではなく新しい機能も取り入れ、自分にあった発信ツールにしていけるところもSNSの良いところですね。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
SNS集客のデメリット
次はSNSでのデメリットを考えてみましょう。
結果がでるまでに時間がかかってしまうこと、拡散力が高いため不用意な発言や思い込みの投稿で炎上する可能性があること、この2つが大きなデメリットといえます。
デメリットの回避が大きな結果につながるので、上手に利用していきましょう。
デメリット①結果がでるまでに時間がかかる
あなたが企業などのビジネスアカウントをフォローするきっかけは何でしょう?
自分のタイムラインに流れてきた投稿が目に留まり、他の投稿やプロフィールを見て心を動かされるものがあったからではないでしょうか。
SNSでの発信は、まず興味を持ってもらえるようプロモーションしている段階です。
SNSを始めたからと言って急に成果に結びつくわけではありません。
最初は手ごたえを感じられずあせってしまいますが、中長期的な運用が必要だと理解した上でフォロワーの反応を見ながら自分が楽しんで投稿しましょう。
楽しさの共有は共感につながりやすいため、集客への第一歩といえます。
デメリット②炎上する可能性がある
軽はずみに発信してしまったことが多くの人を傷つけ大炎上することがあります。
あわてて削除してもスクリーンショットを撮られたりしていたら簡単に拡散されてしまうのがSNSの怖いところです。
ネガティブな発言や不確かな情報の投稿は避けましょう。
投稿する前にフォロワーの立場に立って、「自分だったらどう感じるかな?」と客観的な視点を持ってみるといいですね。
集客に使うと効果的なSNSはコレ!おすすめ5選
数あるSNSの中から、初心者でも操作や運用が簡単で効果のあるものを5つご紹介していきます。
どのSNSも名前を知らない人はいないくらい有名ですよね。
ここでは、それぞれのSNSの特徴と、集客に向いている商品やサービスについて解説していきます。
もし相性のいいSNSが複数ある場合は、組み合わせて運用すれば相乗効果も期待できますね。
まずは自分の商品やサービスはどのSNSと相性がいいのか、現在利用しているSNSとの相性はどうなのか参考にしてみてくださいね。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
【Instagram】視覚的にアプローチできるインスタ
インスタグラムの特徴は、なんと言っても写真です。
それに加え、ストーリーズやリール動画もあるので、視覚的なアプローチが得意です。
これにより「かわいい」「かっこいい」「おしゃれ」というイメージがひと目でわかります。
利用者は10代・20代の女性の利用者が多く、フォトジェニックな投稿は注目されやすいですね。
女性の利用者が多いことから、気軽に楽しめてコスパも良いメイク、ファッション関連の商品やサービスが向いています。
また、インスタグラムはSNSの中で拡散力は低いですが、「ショップ機能」があるためインスタグラム内で見た商品をそのまま販売できるというメリットがあります。
しかし日本ではまだインスタクラム内での決済はできません。
そのためECサイトの経由は不可欠ですが、他のサービスに誘導することなく販売ができるのは利用者にとっても利便性の高い機能と言えますね。
またFacebookと連携するという利用条件を満たす必要もありますが、連携すれば一度にインスタグラムとFacebookの両方でショップ展開できるので幅広くリーチできるのも魅力的ですね。
インスタグラムで集客したいと考えている方は、こちらに有料級の情報をまとめましたので確認してみてください。
【Twitter】拡散力の高いツイッター
情報の拡散に向いているのがツイッターです。
こちらも10代・20代のユーザーがメインですが、インスタグラムと比べると男性の比率が高くなっています。
またアニメや音楽といった専門分野の詳しい知識を持つ利用者が多いのが特徴です。
写真や動画の投稿もできますが、インスタグラムほどのクオリティは求められません。
ツイッター集客で重要なのは140文字以内で心に刺さる言葉をつぶやくことなのです。
また、ツイッターにはハッシュタグ文化が根付いています。
そのためツイートする際に関連する分野や投稿内容のキーワードを「 #〇〇 」と入れることで、ターゲットが閲覧してくれる機会が増えます。
その他にも「いいね」や「リツイート」という拡散を期待できる機能があり、特にリツイート機能は拡散力が高く、リツイートされるツイートは共感を呼びやすいのが特徴です。
一般の人が何気なくつぶやいたひとことに、何百回ものリツイートと何万個ものいいねがつくこともあるのです。
人が思いつかない画期的な新商品や、こだわりぬいた逸品などもリツイート率が高い傾向にあるので、ツイッター向きといえそうですね。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
【LINE公式アカウント】幅広い世代が利用しているライン
顧客とのコミュニケーションにはラインがおすすめです。
SNSの中で登録者数9,200万人と、アクティブユーザー数が群を抜いています。
「ラインやってない人っているのかな?」と思うくらいほとんどのスマホユーザーはラインをインストールしているイメージがありますよね。
ライン公式アカウントを活用すればひとりでは手が回らない販売促進を、ワンストップでできるため頼れる片腕となりますよ。
例えば、クーポンやショップカードの発行、メッセージの一斉配信、トークの自動返信などは個人事業主にとっては助かる機能です。
ラインの公式アカウントをフォローしてもらうことで販売を促進するさまざまな活動を展開できるのは、経営者には魅力的な機能ですね。
ただ、ライン公式アカウントはまず友だち登録してもらうことから始まります。
そのため、他のSNSや店頭チラシやポップに「LINE友だち募集中」といった広告を載せる必要があります。
ラインのみでの集客は難しいですが、一度登録してくれた人への販売促進ツールとしては最も効果が期待できるでしょう。
【Facebook】実名登録で信頼性が高いフェイスブック
信頼や実績といった点でもっとも安全性が高いのがフェイスブックです。
ラグジュアリー感、プレミアム感といった、ワンランク上の商品やサービスを求める利用者が多いですね。
若い世代の利用が少ないため、落ち着いた大人の社交場といった雰囲気があります。
30代から50代のビジネスマンや個人事業主の方が多く、商品やサービスの価値を認めてもらえれば大きなビジネスチャンスにつながる可能性もあります。
実名制のため口コミの信頼度も高く、悪意のあるコメントも少ないので、他のSNSに比べると安心して運用できるのもフェイスブックの良いところです。
長いお付き合いができる集客を考えるなら、フェイスブックがおすすめですよ。
【YouTube】ネット検索にも強いユーチューブ
「○○○ やり方」などと検索をすると、必ずユーチューブ動画がヒットします。
ユーチューブは娯楽からクリエイティブまで、幅広いジャンルの動画を見ることができます。
また、アクティブユーザー数もラインに次いで多く、世代も10代から60代とこちらも幅広いのが特徴です。
ユーチューバーという配信のプロが活躍するSNSですが、ターゲットや目的が明確であれば、素人でも効果的な集客ツールとなります。
なぜなら商品やサービスを映像を使って分かりやすく伝えられるのはもちろんのこと、あなたが出演することであなた自身の魅力も存分に伝えられるからです。
楽器の手入れ方法を紹介する楽器店の店長や、法話チャンネルを持つお寺の住職など、動画を見てその人のファンになりお店へ足を運ぶという方もたくさんいるようです。
編集作業やサムネイル作成など多少のスキルは必要ですが、ターゲットに一番響きやすいSNSといえます。
【個人事業主におすすめ!】失敗しないSNS集客の4つのコツ
リスクを避けることでSNS集客が成功へと導かれます。
目的を明確にすることで、共感してもらえる投稿ができます。
また、SNSを目的によって使い分け、継続して発信することで集客への流れを掴めるのです。
失敗しないためのポイントを押さえることで、質の良い発信ができ集客へとつながっていくでしょう。
ではひとつずつ見ていきますね。
コツ①目的を明確にする
まずはSNSを利用する目的を明確にしましょう。
SNSを窓口にした集客か、商品やキャンペーンなどの情報拡散かなど、それぞれの目的によって取るべき対策が変わってきます。
また、何をしたいかを明確にし、発信の内容にズレや矛盾がないように気をつけることも大事です。目的のはっきりしないSNSは見る人に何の印象も残らないからです。
自分が誰に何をしたいのか、ターゲットにどういう行動をとってほしいのかをしっかりと思い描くといいですね。
具体策1:ターゲットを絞り込む
ターゲットを想定するときは自分の商品やサービスをどんな人に利用してもらいたいのか年齢、性別、悩みなどから細かく設定しましょう。
想定した人物はどんな人でしたか?
その人はあなたの商品やサービスを必要としている人、つまりあなたが顧客になってほしい人です。
その人物のために情報を発信するならば、どのSNSを使うか、どのようなコンセプトで発信していくかなどおのずと決まります。
そしてその一人の人物を思い発信した情報は、同じ境遇や悩みを持つ多くの人の心にも届きます。
ターゲットを明確にすることで、無駄のない集客ができるのです。
具体策2:どんなアクションを起こしてほしいのか
webサイトを見に来てほしい、実店舗に来店してほしい、情報を拡散してほしいなど、ターゲットに求めることはいろいろありますよね。
SNSを見てどのようなアクションを起こしてほしいのかを常に思い描いておきましょう。
しかし直接的に「来て!」「見て!」「拡散して!」と言うのは一方的なイメージを与えるため、あまり効果を期待できません。
ターゲットが「行ってみたい」「見てみたい」「自分はこんないいことを知っている」と他の人にも教えたいと思えるような、感情に訴えかける発信をすることが肝心ですね。
コツ②共感してもらえる投稿をする
フォロワーの求めていることに応えるのもSNSの大きな役割です。
自分の商品やサービスを利用してほしい人の悩みをリサーチして「それわかる!」といった共感や、困りごとの答えを用意しておきましょう。
売り込むことに重点を置いていては信頼を得られません。
フォロワーが関心を持っていることに意識を向け、信頼関係を築くことが大事です。
信頼関係を築くには、ラポールスキルを高めることが大切です。ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
具体策3:フォロワーの立場に立って発信
ずっと悩んでいることへの共感や、今困っていることの素早い解決は、フォロワーとの距離を縮めてくれます。
あなたと共通の悩みがあれば、他人事とは思えずリツイートやシェアをしてもらいやすくなります。
また商品やサービスの購入方法や予約システム、お店の住所や電話番号、休業日などを定期的に発信していれば、いつでも最新の情報が得られるようにブックマークやプッシュ通知の登録がされるでしょう。
相手にとって有益な情報を提示することで、SNSへの信頼がお店やあなたへの信頼につながるのです。
フォロワーがますますファンになってくれるよう、目線を合わせた投稿を心がけましょう。
具体策4:人間味のある投稿を心がける
あなた自身の魅力を伝えることも大切な発信です。
お仕事を始めたきっかけや、今までに顧客からかけてもらった言葉など、あなた自身のことを自分の言葉で伝えれば、さらに共感してもらえます。
何気ない日常の1コマのような投稿は、あなたとフォロワーの距離を縮めてくれるでしょう。
また相手の悩みや質問に答える形で商品やサービスを紹介したり、「お役立ち情報」として発信するなどの工夫も大切ですね。
SNSはあくまでもコミュニケーションツールととらえ、フォロワーとの信頼関係を築きましょう。
コツ③SNSを目的によって使い分ける
あなたのやりたいことによって選ぶSNSが変わります。
SNSには多くの情報があふれています。
そのため見る側もある程度情報を絞り込むので、自分にとって興味や意味のないものはどんどんスルーされてしまうのです。
ですから、目的に合ったSNSを選ばないと、効果がでるどころか何もなかったことになってしまいかねません。
実店舗に来店してもらいたかったり、販売促進や宣伝だったり、目的により適切なSNSがあります。うまく使い分けたり併用したりして、効果的に運用していきましょう。
- クーポンやキャンペーンには「ツイッター」「ライン」
- 商品やサービスを伝えるのには「インスタ」「フェイスブック」「ユーチューブ」
- 各SNSを連携させる
- SNSとブログやWEBサイトを組み合わせる
具体策5:クーポンやキャンペーンには「ツイッター」
新規顧客や潜在顧客の開拓にはツイッターでの投稿がおすすめです。
キャンペーンの告知やクーポン情報はリツイートなどで拡散しやすく、多くの人の目に触れることが可能です。
プレスリリースや最新情報を発信したいときは、ツイッターを積極的に使うと良いですね。
ただし、ツイッターで情報を拡散するためには「バズる」ようなネタや、ある程度の情報拡散力(フォロワーや認知度)が必要になります。
いきなりツイッターだけでアカウントのフォロワーを増やすのは難しいので、他のSNSやWEBサイトと合わせて活用することがおすすめです。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
具体策6:商品やサービスを伝えるのには「インスタ」「フェイスブック」「ユーチューブ」
視覚的に訴えることができるインスタやフェイスブック、ユーチューブは、商品やサービスを実際に見てもらうのと同じくらいの説得力があります。
画像や動画を通して世界観を伝えたり、疑似体験してもらったりすることで、商品やサービスの良さをより的確に伝えることができるのです。
特にフェイスブックユーザーの求めるものは高品質であることが多いので、そこで拡散されるということは良いものだと認めてもらえたといえるのではないでしょうか。
このように商品サービスがいかに魅力的であるかアピールできれば、ターゲットの購買意欲を刺激するのに効果的なSNSです。
具体策7:顧客やファンとのつながりを強くする「LINE」
ラインは日本人のほとんどが日常的に利用しているSNSです。
特に家族間や友人・知人間でコミュニケーションツールとして利用されているので、顧客やファンとつながりを強くして、距離を近くしていきたいときに利用すべきSNSと言えます。
ただし、他SNSやWEBサイトを通じて関係値をつくれていない状態で、LINE登録を促したとしても、定期的に届く通知に嫌気がさして、すぐにブロックをされてしまう可能性も高くなります。
まずは他SNSであなた自身やあなたのビジネスの認知を広げて、LINEに誘導するような流れで集客につなげていきましょう。
具体策8:各SNSを連携させる
SNSは併用することで、相乗効果が期待できます。
例えば、文章がメインのツイッターとラインには、視覚効果のあるインスタやユーチューブを組み合わせるのが効果的です。
特にユーチューブは、フォロワーが文字情報だけでは物足りないと感じる部分を補ってくれるので、どのSNSと組み合わせて使っても相性がよいですね。
また、連携する際にSNSによっては同じ内容の投稿を自動でほかのSNSで投稿できるサービスもありますよね。
自動投稿は便利ですがSNSによってユーザー層が異なるため、投稿内容や言葉遣いなど、そのSNSに合わせる必要があります。
ですから、同じ内容でもSNSごとに、ひと手間加えて投稿するようにしましょう。
具体策9:SNSとブログやWEBサイトを組み合わせる
ブログやnoteなどで商品を扱っているならば、SNSで集客しそちらへ誘導すると収益にもつなげることができます。
プロフィールにURLを貼ったり、商品の写真にタグ付けしたりすることでECショップへ誘導できるのは便利ですよね。
ブログやWEBサイトはいわばホームのようなものです。
SNSの投稿やプロフィール欄だけでは伝えきれない詳しい商品やサービスの内容を知ってもらうために、SNSと連携させることが大事です。
SNSという窓口からブログやWEBサイトに誘導できれば、集客という目的は成功したといえますね。
SNSで集客してブログの収益につなげる効果的な方法はこちらの記事で詳しく解説していますよ。
コツ④継続して発信する
商品やサービスを知ってもらうため、毎日コツコツと発信し続けることが大切です。
しかし仕事が忙しく投稿する時間がとれない、体調が悪くて今日は休みたい、そんな日もありますよね。
もちろん体調の悪い時はしっかりと休みを取ることが大切ですね。
ただし、あなたが休みを取っている間も競合のアカウントや競合企業は常に情報発信を続けています。
だからこそ、「継続的に発信できる仕組み化作る」ことがSNSで集客するためには必須になるのです。
仕組みを作るために必要なことは主に2つです。
具体策10:予約投稿でリズムを崩さない
継続的に発信していくためには、情報発信のリズムを作ることです。
毎日朝を来たら歯磨きをするように、寝る前にお風呂に入るような感覚で週間化することができれば、SNSの情報発信が苦痛ではなくなります。
ただし、毎日同じ時間にSNSを更新することはできないという人がほとんどですよね。
なので、予約投稿ツールを積極的に使って1週間に数時間だけSNSに集中する時間を作って作業してみてください。
具体策11:時間のかかる一部作業を外注化する
数年前に比べてSNSが増えてしまい、複数のSNSを更新しようとするだけで数時間の時間が奪われてしまうと感じる方もいるでしょう。
その一方で経営者や責任者としてさまざまなタスクを抱えていて、SNSだけに時間を使うことはできないのが現状。
そんな方はぜひ時間のかかる一部作業を外注化することに取り組んでみてください。
たとえば、インスタグラムの投稿を作る場合、以下のようにタスクを分けることができます。
- 投稿の内容を考える
- 投稿の内容に沿った写真や画像を用意する
- 写真や画像を加工して投稿素材にする
- 投稿内容に沿ったテキスト(文章)を作る
- 予約投稿の設定を行う
これらの内、一部作業は外注化することができはずです。
1~4は自分で行って5だけを外注化しても良いですし、1だけを自分で行って、実働が必要な2~5までを外注化しても良いでしょう。
そうやって、SNSを1回更新するのにかかる時間を10分の1に減らすことができれば、10日に1度しか更新できなかったSNSが1日に1度の更新になり、10倍の速度でSNS集客が成長します。
具体的にSNS運用をどうやって外注化するのかについてはここでは触れませんが、弊社が開催するWEBセミナーで案内してます。
ぜひWEBセミナーに参加してみください。
まとめ
SNS集客ができない理由とその対策法やコツを解説してきました。
最後にこの記事のポイントをまとめます。
- SNSで集客する際は、集客の目的を明確にする
- 集客の目的によってSNSは使い分ける
- 集客ターゲットの共感を得られる投稿をする
- 投稿に反応がない場合は分析・改善をおこない継続して発信する
- ライバルと比較しすぎない
SNS集客で何よりもまず大切なことはお客様ファーストであることです。
そのうえで集客のコツを知り実践することで、あなたのSNSは集客のできるSNSに育っていくでしょう。
あなたの商品とサービスを必要としてもらい、すべてのお客様に心地よさと満足を届けてくださいね。