【例あり】心に響くエステサロンのキャッチコピーの作り方
- エステサロンにキャッチコピーは必要?
- 自分のエステサロンにぴったりのキャッチコピーが思い浮かばない
- エステサロンのキャッチコピーってどうやって作ったらいいの?
エステサロンの集客力をあげるのは、「エステティシャンとしての技術を磨くこと」や「最新のマシンを導入すること」だけではありません。
エステサロンの集客力アップでおすすめしたいのがキャッチコピーを作ることです。
印象的なキャッチコピーを作ればエステサロンの魅力を効果的にアピールできるので、コストをかけずに集客力をあげられるからです。
この記事ではエステサロンの魅力が伝わるキャッチコピーの作り方を紹介しています。
エステサロンで使用されたキャッチコピーの実例を紹介しながら、エステサロンのコンセプト別にキャッチコピーの作り方をまとめました。
この記事を読んで、あなたのエステサロンの魅力を伝えるキャッチコピー作りを学んでいきましょう。
【大前提】エステサロンのキャッチコピーのポイントは共感してもらえること
エステサロンのキャッチコピーを作る上でまず考えないといけないポイントは、お客さまに共感してもらうことです。
共感できるキャッチコピーはお客さまが自分ごととして捉えられるので、集客につながりやすくなるからです。
数あるエステサロンの中から「安いから」という理由ではなく、共感できるといった価値の高さで選んでもらえるエステサロンになれますよ。
エステサロンを始めたきっかけや、なぜ今行っている施術を提供しようと考えたのか、エステサロンのコンセプトになる部分をもとに共感してもらえるキャッチコピーを作りましょう。
キャッチコピーの考え方と書き方のコツはこちらの記事も参考にしてくださいね。
【コンセプト別】エステサロン・エステティシャンのキャッチコピーの作り方
一口にエステサロンと言っても、フェイシャルエステやボディケア/痩身/脱毛/リラクゼーションなどさまざまな種類のエステがあります。
なので、自身のエステサロンのコンセプトや、ほかのエステサロンにはない強みをしっかりと伝えられるキャッチコピーを作ることが大切ですよ。
キャッチコピーは一度作って終わりではありません。
例えば季節によってお肌の悩みは変わるので、よりよいキャッチコピーを作るためには定期的な見直しが必要です。
ここではコンセプト別にエステサロンのキャッチコピーの作り方を紹介します。
コンセプトに合わせておすすめのキャッチコピーの型も紹介するので、自身のエステサロンに合った型を知って活用してくださいね。
コンセプト①「若返り」編:エステサロンのキャッチコピー
今よりも若く見られることを目指してエステに通う人は多いですよね。
そこで、あなたのエステサロンに通えば、若返りに対する根本的な悩みや不安を解決できるとキャッチコピーで伝えましょう。
若者層をターゲットにするのか、年配層を狙うのかによって、同じ「若返り」というコンセプトでもキャッチコピーは変わります。
若返りをコンセプトにしたときにリサーチすべき内容やおすすめのキャッチコピーの型を次の項目で紹介するので、参考にしてくださいね。
若返りを求めるターゲットの隠れたニーズを探す
「若返りをしたい」というニーズは同じでも、お客様それぞれが抱える悩みや本質の不安はさまざまです。
例えば、同じ30代でも出産後の主婦とキャリアウーマンでは若返りに対する悩みやエステに求めるものが違いますよね。
「子どものことばかりだから自分のためにゆっくり時間を使いたい」と考えているのか「美容部員として働いているから疲れを見せたくない」と考えているのかで、エステに求めるものが変わります。
なので、若返りをコンセプトにキャッチコピーを作る場合には「なぜ若返りをしたいのか」、心の底にあるニーズを探すことが重要です。
隠れたニーズをリサーチするためには利用者にアンケートを取ったり、質問サイトを利用するのがおすすめですよ。
ターゲット層の隠れたニーズによってキャッチコピーは変化するので、きちんとリサーチしましょう。
おすすめの型:ベネフィットを伝えるキャッチコピー
- いつまでも綺麗なママでいるためのエステ
- 自分史上最高のワタシを手に入れよう!
若返りの場合は、エステに通うことでお客様が得られるベネフィットを伝えるキャッチコピーがおすすめです。
ベネフィットを伝えることによって、お客様はなりたい自分や未来の幸せをイメージしやすくなり、施術を受けたいと感じるからです。
キャッチコピーでベネフィットを伝えるためには、若返りエステで得られるポジティブな未来をアピールするといいですよ。
あなたがリサーチした悩みや、お客様が現在抱えている不安を解決した後にどんなプラスの変化があるのかをキャッチコピーでイメージさせてあげましょう。
コンセプト②「綺麗になる」編:痩身エステのキャッチコピー
エステに通いたいと思う層には、綺麗になるための痩身エステも高い需要がありますね。
痩身エステの場合はどのくらい痩せられるのか、具体的な実績や施術メニューをキャッチコピーに盛り込むとターゲットに響きやすいです。
お客様の痩せたいという期待に応えられることをキャッチコピーで伝えましょう。
それでは、痩身エステのキャッチコピーの作り方をみていきましょう。
ターゲットが綺麗になりたい理由を探す
痩身エステの場合は、お客様がなぜ綺麗になりたいのかを探って、その理由からキャッチコピーを作りましょう。
痩せて綺麗になりたいと思う理由は「結婚式がある」「夏に水着を着たい!」「代謝をよくして太りにくい身体作りがしたい」など、ターゲットによってさまざまです。
例えば「この夏に水着を着たい!」と思っている人に「半年で太りにくい身体を作ろう!」というキャッチコピーでは響きにくいですよね。
お客様の印象に残るキャッチコピーにするためには、ターゲットのニーズとエステサロンの強みがマッチするようなキャッチコピーを作る必要があります。
あなたの勝手な思い込みではなく、ターゲットが変えたい未来や得られたら嬉しい変化といったリアルな声をリサーチして綺麗になりたい理由を探していきましょう。
おすすめの型:数字を使った説得力のあるキャッチコピー
- 夏までにマイナス5キロ!
- 3ヶ月でウエストを5センチ細くしよう
痩身エステにおすすめなキャッチコピーの型は具体的な数字を入れたキャッチコピーです。
「夏までに痩せる!」「ウエストが細くなる」などの曖昧な目標よりも、数字を使うことでお客様はより具体的な未来をイメージできますね。
痩身エステに通う方は結果を重視する傾向が強いので、数字を使って説得力を持たせましょう。
ただし、具体的な数字を掲げる場合はその目標に満たなければ意味がありません。
あまりに根拠のない数字ではお客様から不振がられて逆効果になってしまいます。
数字を使ったキャッチコピーを使う場合は、嘘や誇張がないように注意が必要ですよ。
コンセプト③「美容と健康」編:エステサロンのキャッチコピー
一般的には、「健康=ジムで運動」というイメージが強く、エステサロンで健康が手に入ると考える人は少ないでしょう。
なので、エステサロンでも健康が手に入ることをお客様に気づかせるキャッチコピーが有効です。
あまり知られていない美容と健康の共通点やポイントをキャッチコピーに盛り込むことで、お客様の興味関心をかき立てることができますよ。
美容と健康に興味のある層を取り込むキャッチコピーの作り方を詳しくみていきましょう。
お客さまに気づきを与えられるポイントを探す
美容と健康をコンセプトにしたエステサロンの場合は、お客様に気づきを与えられるポイントを探しましょう。
エステは外面の美しさを求めるために行くものという印象を持つ人が多いので、健康を求めてエステサロンに通う人は少ないでしょう。
そこで外見だけでなく、生活習慣や食事の見直しをバックアップしているなど健康美を手に入れられることをアピールするとエステの必要性が伝わります。
エステ業界ではエステで健康美が手に入るのは当たり前かもしれませんが、一般的にはあまり浸透していません。
エステによってターゲットの健康面の不安や悩みを解決できることをキャッチコピーでアピールするとお客様の心を捉えやすくなりますよ。
お客様が知らなかった知識を与えることで顧客の印象に残るキャッチコピーを作るのがポイントです。
おすすめの型:常識を否定するキャッチコピー
- 外見だけじゃない!あなたの健康はエステで変える!
- 健康美を作るならジムよりもエステ!
健康と美容という一般的には結びつきにくいワードで印象に残るキャッチコピーを作るには、常識を変えるようなキャッチコピーがおすすめです。
強い言葉を使ったキャッチコピーは顧客の目を引きやすくなり、常識を否定されることでお客様は「なぜなの?」と感じて興味を持ってくれますよ。
ただし、否定する言葉は強い印象を与えるので、否定ばかりのキャッチコピーではお客様の信頼を失いやすくなります。
否定した先にきちんと答えを明示することで顧客はより詳しい内容を知りたくなりますよ。
コンセプト④「隠れ家」編:プライベートサロンのキャッチコピー
プライベート感を売りにした隠れ家的なエステサロンも人気ですね。
プライベートサロンは顧客が人目を気にしなくていいので、通いやすい特徴があります。
しかし、プライベートサロンは個人経営のお店がほとんどなので、料金形態や施術内容が分かりにくいことがあります。
そのため、どんな層をターゲットにしているのか、どんな施術が可能なのかをキャッチコピーで伝えると顧客は来店しやすくなりますよ。
それでは、隠れ家エステサロンのキャッチコピーの考え方をみていきましょう。
お客さま視点でサロンのメリット(特徴)をリサーチする
プライベートサロンのキャッチコピーを作る際は、お客様目線で自身のプライベートサロンが選ばれている理由をリサーチすることが大切ですよ。
プライベートサロンなので、隠れ家的であることを強みとしてアピールしようと考える方もいるでしょう。
確かに隠れ家的なプライベート感をエステサロンに求めるお客様もいます。
しかし、隠れ家ということをアピールするだけでは集客につながりません。
なぜなら、エステサロンに訪れるお客様の目的は美しくなることだったり、リラクゼーションだからです。
プライベートサロンは個人経営で施術者がひとりのことが多いので、いつも同じレベルの施術が受けられるなどお客様の視点から考えたメリットがたくさんあります。
お客様があなたのエステサロンを選ぶのはなぜなのかをしっかりとリサーチしてからキャッチコピーを作れば、ターゲットに刺さるキャッチコピーになりますよ。
おすすめの型:呼びかけるキャッチコピー
- 日々の疲れを癒しませんか?
- 今日もお疲れ様です!たまには自分にご褒美をあげませんか?
隠れ家的なエステサロンはお客様に呼びかけるキャッチコピーがおすすめですよ。
日常生活での疲れを癒したい人など、ターゲットを明確に絞ることでピンポイントに呼びかけることができます。
呼びかけるキャッチコピーは呼びかけてきた相手に心を許しやすくなるという効果があるので、プライベート感のあるエステサロンにはぴったりですね。
【キャッチコピー集】エステサロンのキャッチコピー・キャッチフレーズ例
ここでは実際のエステサロンで使用されたキャッチコピーやキャッチフレーズを紹介します。
どんなキャッチコピーを使ってターゲット層にアピールしているのかを見てみましょう。
キャッチコピーを使ったことによる成果も掲載しているので、キャッチコピー作りの参考にしてくださいね。
実例①男性をターゲットにしたエステサロンのキャッチコピー
今日から素肌以上、化粧未満
- キャッチコピーのターゲットは?
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- エステに恥ずかしさや抵抗感を感じていた男性
- 健康志向の高い男性
- なぜキャッチコピーが必要だったのか?
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エステに対して「女性だけが利用するものだ」「男がエステなんて女々しい」という印象を変えたかったからです。
- キャッチコピーの成果は?
-
30代半ばの男性利用者が増加しました。
また、エステに対する抵抗感が減少したという意見もありました。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例②お客さまの幅を広げた脱毛サロンのキャッチコピー
子供でも痛くない脱毛サロン
- キャッチコピーのターゲットは?
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- 小学生
- 高校生
- 大学生
- 親子
- なぜキャッチコピーが必要だったのか?
-
ターゲット年齢を下げることで、入りにくいと思われているエステサロンを誰でも気軽に入りやすいサロンと思ってもらうために考えました。
- キャッチコピーの成果は?
-
今までは20代以上のお客さんが中心でしたが、10代のお客さんが増えました。
「子供でも痛くない脱毛サロン」というキャッチコピーが効いた結果だと思います。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
実例③エステサロンが出来る事をアピールしたキャッチコピー
未来のお肌を変える お肌への自己投資
- キャッチコピーのターゲットは?
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- 20代~40代の女性
- 美容に興味があり美意識が高い人
- なぜキャッチコピーが必要だったのか?
-
エステは年代が上の方が受けるものというイメージを変えたかったからです。
若い年代の方にも、今のうちからお肌に自己投資をしてほしいという思いを込めて、お肌のケアをしようと思ってもらえるようなキャッチコピーにしました。
- キャッチコピーの成果は?
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ターゲットとしていた20代~40代の若い年代の方の来店が増えました。
※上記の内容は独自アンケート調査をもとに制作されています。
キャッチコピーでエステサロン・エステティシャンの集客力は変わるのか?
エステサロンの強みやコンセプトが伝わる魅力的なキャッチコピーを作れば、お客様の印象に残り、集客効果が期待できます。
エステサロンは大手から個人経営のものまで数多く存在するので、キャッチコピーでエステサロンの魅力が伝わればより選ばれやすくなるからです。
エステサロンのコンセプトを明確にすると、お客様の心に響くキャッチコピーが考えやすくなります。
キャッチコピー以外のエステサロンの集客方法についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
まとめ
最後にこの記事の内容をまとめます。
- エステサロンのコンセプトによってキャッチコピーの作り方は変わるが、大切なのは顧客に共感してもらえること
- 「若返り」がコンセプトのエステサロンはターゲットのニーズを探り、顧客が得られるベネフィットをアピールするのがおすすめ
- 「痩身エステ」ならターゲットの綺麗になりたい理由をもとに、具体的な数字で痩せられることを強調する
- エステで得られる「健康美」をアピールするなら、顧客に気づきを与えて常識を否定する型がよい
- 「プライベートサロン」は顧客目線でサロンが選ばれる理由を探り、ターゲットに呼びかけると効果的
新規顧客の開拓やエステのターゲットを広げたいときなど、キャッチコピーを活用してより多くの人に関心をもってもらいましょう。
エステサロンのコンセプトにあったキャッチコピーの作り方をマスターすることで、あなたのエステサロンの魅力が効果的に伝えられますよ。