ブログ記事が圧倒的に書きやすくなるリサーチ術!やり方・注意点を解説
- ブログを書くのにリサーチは必要?
- ブログ記事のネタのリサーチ方法を知りたい!
- リサーチするとブログ記事が早く書けるようになる?
何となくブログを書き始めてしまうと書く内容に困ったり、一生懸命書いたのに誰にも読まれないといった失敗をしてしまうケースがあります。
このような失敗の原因にはリサーチが関係していますよ。
今回は、ブログ記事を書きやすくするリサーチの方法や注意点などを紹介していきます。
リサーチの方法を学べばネタ切れの心配がなくなったり、ブログ記事を書くモチベーションの維持もできるはずです。
それでは、ブログ記事には欠かせないリサーチについてみていきましょう。
リサーチ不足だとブログ記事が書けない理由は?
リサーチが不足していると手にしている情報は少なくなるため、内容のある記事を書くことができません。
ブログ記事に読者が求めているのは「知りたいことを教えてくれる」「悩みや問題の解決を手助けしてくれる」記事です。
ブログ記事では自分が書きたいことよりも、読者が知りたいことや抱えている悩みに重点をおく必要がありますよ。
しっかりとしたリサーチから読者のニーズに応える記事のテーマや内容を見極めて、ブログ集客につなげていきましょう。
ブログ集客が増える記事の書き方のコツについての詳しい内容はこちらの記事を参考にしてください。
ブログ記事を書く前にリサーチをする5つのメリット
ブログ記事で大事なのは読者に共感をしてもらえるような記事を書くことです。
そのためには文章力よりも、リサーチの力が必要となります。
「リサーチなくして良質な記事は書けない」としているブロガーも多くいますよ。
ここではブログ記事を書く前にリサーチをするメリットについて具体的に紹介していきます。
メリット①知識を深めることができる
ブログでは自分の趣味や興味の範囲ではないものも記事に取り上げることがあります。
知識を持っていない状態で書いた記事は、どこかで聞いたことのあるような内容にしかなりません。
何より自信を持って情報を届けられませんよね。
記事を書く前にリサーチで多くの情報を収集できれば、実際に経験はしていなくても、知識として深めることができます。
またリサーチ内容を事前にまとめておくことで、自分の経験と照らし合わせて読者に正確な情報を伝えられるのです。
メリット②最新の情報を得られる
情報は一度収集したらそれで終わりではなく、常に更新されています。
ブログに掲載している情報が古いままだと、読者から不信感を持たれてしまうので注意しましょう。
たとえば、一昔前までは「プールの後は洗眼器で目をよく洗う」のが常識でした。
しかし現在は目を傷つける可能性の方が高いため、洗眼器は使われていません。
リサーチは知識を深めるだけではなく、新しい情報を得て、自分がこれまで持っていた情報や知識の正確性を確かめることにもつながります。
メリット③SEOに強い記事になる
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、SEOに強いとはSEO対策がされている記事を指します。
SEO対策を簡単にいうと、検索エンジンから高い評価を得て上位に表示されやすくする対策です。
アクセス数の多い競合ブログやサイトをリサーチすると、検索されやすいキーワードや読者が知りたがっている情報を得られます。
リサーチによって得た情報を元に、自分が持っている知識を加えたりオリジナリティをだせるので、SEOに強い良質な記事にできるのです。
ただし、得た情報をそのまま記事にするのはNGですよ。
読者は検索キーワードでヒットした記事を次々に読んでいきますよね。
そのときに同じ内容の記事を見つけたら、確実に「真似をしただけ」と判断されます。
記事後半で詳しく紹介していますが、そもそもコピペは違法ですので注意してください。
SEO対策でもリサーチは重要です。
メリット④ネタ切れに困らなくなる
SNSや質問サイトなどをリサーチすれば、どんな悩みを持つ読者が多いのか、需要のあるネタがわかります。
年齢や性別などによって抱えている悩みは千差万別ですから、ターゲットを変えたり、解決する問題を変えるだけでネタは尽きないですよね。
更新頻度の高いブロガーの多くは、リサーチによって得た新しいネタを記事にしていますよ。
リサーチで得たネタが記事に出すタイミングとして「今」ではないと判断した場合でも、次回以降に繰越せます。
リサーチで得たネタは決して無駄にはならないですし、溜めておくことで更新が止まる不安を抱えることがなくなりますよ。
ネタ切れで悩んでいるなら、こちらの記事も参考にしてください。
メリット⑤記事が早く書けるようになる
リサーチをして情報をまとめておくと、記事完成までの時間を短縮できます。
リサーチした情報を元に構成を作れば見出しに沿った文章を作成するだけなので、書くことに集中できるからです。
見出しごとに文章を作成していくなかで、もう少し肉付けしたことがあれば、リサーチしてまとめておいた情報を見返せば良いだけなので無駄な時間を使わずにすみますよ。
ブログ記事を早く書きたい方はこちらの記事も参考になさってください。
ブログ記事のためのリサーチは3種類ある
そもそもリサーチ(research)には調査や研究という意味があります。
一般的にインターネットでリサーチをするときは、「自分が知りたいこと」を調べるのではないでしょうか。
しかし、ブログ記事のリサーチはそれだけでは足りません。
ここでは、ブログ記事のために必要な3種類のリサーチについて詳しく紹介していきます。
①正しい情報を得るためのリサーチ
記事にしたいと考えているジャンルに対して経験があり、豊富な知識を持っていれば、リサーチをしなくても読者の求める深い内容の記事が書けるでしょう。
しかし自分がこれまで触れたことのないジャンルであれば、多くの情報を得るためにリサーチは必須となります。
「なんとなくこんな感じだったはず」程度の知識で書いた記事は、誤った情報を発信してしまう原因にもなりますよね。
リサーチは自分の知識を増やすだけではなく、持っている知識が正しい情報であるか確認をしたり、古い知識を新しい知識にアップデートするために必要です。
②ライバルを研究するためのリサーチ
ブログ記事のリサーチで欠かせないのがライバルの研究です。
検索上位になるブログにはそれなりの理由があります。
「文章が上手い」「読者のニーズに応えた内容となっている」「デザイン性に優れていて見出しを含めた構成が読みやすい」など、学ぶべき点は多数ありますね。
ブログ集客に成功しているブロガーの記事をリサーチすると、さまざまな影響を受けますし、刺激にもなります。
ライバルたちの「参考にしたい!」と尊敬する部分を吸収しながら、自分らしさを付け加えていくことが大切です。
③読者ニーズを理解するためのリサーチ
ブログの核となるのは、読者の悩みや抱える問題です。
なので読者の需要がどこにあるのか、リサーチする必要があります。
読者のニーズに応えるためのリサーチは、サジェストワードの発掘にもつながり、読者が興味を持ちやすいタイトルや見出しをつけやすくなりますよ。
Yahoo!やGoogleの検索窓に1つだけ検索ワードを打ち込むと、次を入力する前に関連した言葉が並びますよね。
これをサジェストワードといい、読者が検索する頻度の高いものを検索エンジン側が候補として表示してくれる機能になります。
サジェストワードを利用すれば、読者が求めていることをピンポイントで知ることができますよ。
たとえば「換気扇」と打ち込むとGoogleでは続いて「掃除」「フィルター」「電気代」の順で表示されます。
サジェストキーワードから、換気扇で検索する人は換気扇の掃除やフィルターのことを調べているのがわかりますね。
サジェストワードをタイトルや見出しに入れることで、読者の求める情報を提供しているブログであるとアピールもできます。
読みやすいブログの構成や見出しの作り方については、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。
記事を書きやすくするリサーチの方法を5ステップで紹介
読者に共感してもらえるような読みやすい記事を書くためにもリサーチは大きな役割を果たしてくれます。
リサーチでネタを見つけられるメリットがあることもお伝えしてきましたね。
リサーチのメリットを活かすには、リサーチのやり方が大切です。
ここでは、記事を書きやすくするためのリサーチの方法を順を追ってみていきましょう。
【大前提】リサーチの前にやっておきたいキーワード選定
記事を書きやすくするためのリサーチの前に、キーワード選定が終わっているのが大前提です。
キーワードの選定では、読者のニーズを反映させることが重要になりますよ。
先ほど紹介したサジェストワードを利用して、読者のニーズを把握した上でキーワードの選定をしましょう。
ブログのキーワードの選び方については、こちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
STEP①選定したキーワードで検索をかける
それでは、実際に記事を書きやすくするリサーチの方法をおこなっていきましょう。
まずは、選定したキーワードで検索をしてください。
このとき、シークレットモードでの検索をおすすめします。
通常の検索では過去に検索した結果が反映されるため、検索結果に偏りが生じる可能性があるからです。
シークレットモード(Google chrome)はWindowsなら[Ctrl]+[Shift]+[N]キー、Macなら[command]+[shift]+[N]キーを押すとすぐに立ち上がりますよ。
SETP②上位表示されたライバルサイトを分析する
次に選定したキーワードで検索した結果、表示された上位のライバルサイトを分析しましょう。
分析を行うのは上位10位までのサイトで構いません。
Googleの場合、検索1ぺージ目に表示されるのは上位6〜12位くらいまでとなっています。
一般的に読者の多くは検索2ページ目、3ページ目まで見ないといわれているので、10位までのサイトやブログをリサーチすれば読者のニーズや傾向がつかめますよ。
サイトの分析のためにブログ記事を読むときには、次の2点に注意してください。
【コツ】目的をもってライバルサイトを読む
ライバルサイトの記事を読む目的は読者のニーズを知りつつ、オリジナリティがだせる部分を見つけることです。
ライバルサイトの記事を読むときはただ読むのではなく、大事な点が後からでもわかるように必ずメモをしてください。
ただし、記事を読みこみすぎてしまうと、実際に自分が文章を書くときにライバルサイトの内容や表現に似すぎてしまうことがあります。
そのような事態を避けるためにも、記事のリード文に注目しましょう。
リード文とは本文に入るまえに、記事の内容についておおまかな説明をしているものです。
読者の悩みについて触れている内容が多いので、リード文を読むだけで読者の悩みを知るという目的を果たすことができますよ。
【コツ】全体の流れをつかんでから読む
ライバルサイトのリサーチでは冒頭に表示されている見出しや目次に目を通し、記事全体の流れを把握してから読むことをおすすめします。
記事が読みやすくなるだけではなく、知りたい情報にすぐにアクセスすることができるため時短にもつながります。
読者が多いブログは文章が上手いだけではなく、見出しのつけ方や記事全体の構成も優れているのでそちらも参考にできますよ。
STEP③読者の悩みを知る
ライバルサイトやブログの分析が終わったら、次に読者の悩みを深く探っていきます。
思い込みで記事を書いてもアクセスにはつながりません。
読者のニーズを知るには、読者の悩みを正確に知る必要があるのです。
たとえば「換気扇/掃除」のキーワードから、読者は「換気扇の掃除の詳しい方法が知りたいのだな」と考え、専門的な洗剤や道具を取り揃えて徹底的に綺麗にする方法を記事を書いたとします。
しかし、実際に多くの人が知りたがっていたのは「換気扇の掃除を楽にできる方法」だとしたら、記事の内容は見当違いなものになってしまいますよね。
このように自分の考えている読者の悩みや問題と実際のニーズが違うケースがあります。
リサーチでは、自分と読者との考えにズレがないか分析してください。
では読者の悩みを知るためにはどのようなことをおこなうとよいのでしょうか。
【コツ】質問サイトを活用する
読者の悩みを知るためにブロガーの多くが利用しているのが、Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどの質問サイトです。
質問サイトは悩みを抱える人が利用しているので、読者の本当の悩みを知ることができます。
質問サイトを利用すれば、自分とは異なる性別や年齢、職業の人の悩みを知ることもできますよね。
30代男性会社員の人が10代女性学生の人の悩みを想像するのは難しいですが、質問サイトではたくさん見つけることができますよ。
そのため、30代男性会社員であっても、10代女性学生の悩みをテーマにした記事を書くことができるようになります。
また、10代の悩みに30代の人が寄り添うことで、10代ではなかなか見い出せない答えを、経験値から導くこともできるでしょう。
【コツ】読者の欲求の分類を意識する
ブログ記事を書くときにどの欲求を満たすための記事を書くのか、方向性を決めておくと読者の悩みを見つけやすくなり記事が書きやすくなります。
- 知りたい
- 行きたい
- やりたい
- 購入したい
欲求と一口に言っても、このように欲求のタイプは異なり欲求の満たし方は変わるからです。
また、質問サイトは性別や年齢、職業などが異なるさまざまな人が集まりますよね。
生活や環境などの背景が違えば同じ悩みであっても、根本的に悩んでいることは違っていたりします。
たとえば表向きの悩みは「痩せたい」だとしても、実はその裏側に「自分に自信がないから痩せて自信を持ちたい」という欲求があったりします。
痩せる方法を記事にするだけではなく、「自信を持ちたい」という部分も含めて解決できる記事を書けば、読者からはより共感を得ることができますよね。
読者の欲求には、読者が気がついている「顕在ニーズ」とまだ気がついていない「潜在ニーズ」があることも覚えておきましょう。
読者が気がついていない欲求も指摘して満たしてあげることで、ブログ記事の価値がより高くなります。
STEP④正確な情報を集める
次にブログ記事に書く情報の正確性を高めます。
インターネットは簡単に情報を得ることができる便利なツールですが、得た情報はすべて正しいとは限りません。
なかには間違った情報もあるため、リサーチでは正確な情報を集めることが大切です。
具体的には公的機関や公式サイト、企業のホームページなどから情報を集めるのがよいでしょう。
正確な情報を集めるには次のような方法もあります。
【コツ】実際にアンケートをとる
TwitterやInstagramなどでアンケートをとる方法がおすすめです。
あなた自身が発信したアンケートであれば、得られた情報はまだどこにも掲載されていない新しいものとなりますよね。
商品のサービスや感想について、実際に使用したことがある人の口コミをブログに載せると信頼度も高まりますよ。
アンケートはSNSだけではなく、クラウドソーシングサービスでもおこなえます。
より多くの生の声を集めることで、情報の正確さだけではなく、オリジナリティのある記事を書くことができますよ。
Instagramの運用については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
2023年7月よりTwitterはX(エックス)へ名称を変更しています
【コツ】公式に問い合わせをする
わからないことを直接公式に問い合わせてみるのもよいでしょう。
公式サイトへのお問い合わせした情報があると、読者の信頼が高まります。
公式への問い合わせをするときは常識の範囲内でおこなってください。
商品やサービスに対して真摯に向き合いましょう。
STEP⑤リサーチした情報を反映させる
最後にリサーチした情報をもとにブログ記事を作成します。
メリットでもお伝えしましたが、リサーチしながら記事を書いてしまうと、情報が整理できないので書き上げるまでに長い時間がかかってしまいます。
リサーチをしているときは重要なことをメモするだけにとどめて、ブログ記事を書き始めるのはリサーチが終わってからにしましょう。
このような手順を踏むと、記事に流れができるので文章が書きやすくなります。
【注意】ブログ記事のリサーチで気をつけるべきこと
ブログ記事のリサーチで得た情報を、そのまま使うことは避けるべきです。
得た情報は必ず精査してください。
また、使い方にも十分な配慮が必要となります。
ブログ記事のリサーチで気をつけるべきことをみていきましょう。
①情報は信用性の高いものを選ぶ
近年はブログ記事に対して専門性や権威性が求められるようになっています。
公的機関や公式サイトのような情報元を参考にしたり、出典元として記載することで、記事に対する信頼性を高めることができますよ。
たとえば「ウォーキングは健康に役立つので、毎日歩きましょう」と書くよりも、「厚生労働省では1日1万歩の歩数を理想しており、歩いて身体運動を増加させることで生活習慣病の発症を数%減らす効果が期待できるとしています」と書いた方が情報への信用度が増しますよね。(※1)
一方で根拠が不明瞭なサイトを引用してしまうと、記事の質やブログに対する信頼は下がってしまいます。
そのため、リサーチで得た情報はむやみに引用せず、サイトの記事が正しいものなのかをしっかりと見極める必要もあります。
(※1)厚生労働省「身体活動・運動」
②インターネットだけに頼らない
情報はインターネットだけではなく、専門書(本)や新聞などからも得ることができます。
専門書や新聞は社会的に信頼度の高い情報元といえるので、参考にした場合は出典元として記載するのがよいでしょう。
また、インタビュー記事なども情報を得る手段として利用することができますよ。
ブロガーの多くは情報をインターネット上で探しているため、どうしても記事の内容が似たり寄ったりになってしまいます。
しかし専門書や本、インタビューなどを取り入れればオリジナリティのある記事を書くことができますね。
特にマーケティングや経営ノウハウなどをまとめた本は多くありますよ。
こちらの記事でSNSマーケティングが学べるおすすめの本を紹介しているので、参考にしてください。
③引用するときは著作権に注意する
他者の著作物を引用するときは、著作権法のルールに従いましょう。
引用さえすれば、他者の文章や画像を自由に使えるというわけではありません。
たとえば文章を丸ごと引用するのはコピペ(コピー&ペースト)であり、引用とはみなされません。
コピペは著作権法違反となるため、絶対に行わないようにしましょう。
著作権法に触れないためには、自身の著作物と引用した著作物が区別されていることや、引用元を明記するなどさまざまな方法があります。
著作権法違反となると、場合によっては損害賠償や刑事罰の対象となるため、十分に気をつけてください。
リサーチしたら文量が増えすぎた!ブログ記事の文字数の目安は?
ブログ記事があまりにも長い文章になってしまうと、読むのが面倒になったり、知りたい情報がどこに記載されているのかわかりにくくなってしまいますよね。
記事の内容などにもよるため一概には言えないものの、ブログの記事は3,000文字程度にすると読みやすいですよ。
ブログ記事は3,000文字がおすすめの理由については、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
まとめ
読者の共感を得る読みやすい記事を作るには、リサーチが欠かせないことがわかりましたね。
それでは最後にまとめます。
- リサーチ不足では読者が求める良質なブログ記事は書けない
- リサーチによって知識を深め、最新の情報を得ることができる
- リサーチは情報の正しさを確認するためにも必要
- リサーチはネタ切れを防ぎ、構成の作成にも役立つ
- 質問サイトのリサーチは必須
- 引用元の著作物に注意
ブログ集客に成功しているブログの多くは、しっかりとしたリサーチがされています。
良質な記事にするためにも、コツコツとリサーチをおこないましょう。